要件を言おうか

カネとかジンセイとかいろいろ

【今年の振り返りと来年の抱負】今年もだめでした(怒)


今年の振り返り。

無駄に歳を重ね、無策に動き回り、無様な悪足掻きを繰り返し、結果、今年も実りない1年となってしまった。

底意地の悪いしんまウォッチャーは嘲笑し、友人各位は冷めた眼差しで筆者を眺め、ブログ仲間はもはや無関心。

そんな恥多き1年を晒そう。

【前回の振り返りはこちら】

 目次

 

行政書士試験という絶望

 


令和5年度の行政書士試験を受けるため、1年間勉強をし続けた。今年に入ってから試験日まで、勉強しなかった日は1日たりともない。
だが、自分が望んだ成果は得られなかった。

自己採点した所感では、ギリ合格かギリダメかの瀬戸際ラインで、合否が出るまでまな板の鯉状態である。

試験を終えて後悔したことは2つある。

一つは、もっと六法を活用すればよかったこと。
もう一つは、試験終了5分前に記述の間違いに気づき、必死に修正するも間に合わなかったこと。

1年間、尋常ならざる闘志を行政書士の勉強にぶつけ、「何がなんでも勝つ!!ぜってえ人生変える!!」と息巻いていたのに、言動と結果が一致していない。
実に滑稽である。


こんな有様だから、筆者は試験が終わってからずっと意気消沈している。

資本主義社会で成功するには、「リスクを取る」か「スキルを身につける」か、しかないというのが筆者の持論である。

これまではずっとリスクを取る方針だったが、全くうまくいかなかったので、仕方なしにスキルを身につける方針に切り替えた。これが2021年の冬。

勉強などまともにしたことがないので、自分に勉強ができるのかわからなかった。
だから最初は自分が興味ある分野で勉強しようと思い、まず経済の勉強をし、その次にお金(FP)の勉強をした。

ある程度勉強の仕方というものがわかってきたので、人生を変えるための勉強、すなわち資本主義社会で成功しえるスキルを身につけようということで、行政書士の勉強に取り組みだした。これが2022年の秋。

考え方自体、大きく間違ってると思わないが、誤算だったのは、筆者があまりにもアホだったことだ。
そして絶望しているのが今。
無理無理プリン。

 

トレーディングという狂騒


この世で一番儲かるのはトレードである。
なぜなら、トレードは金で金を売買するようなものなので、余計な中間コストがないからだ。

だから筆者は再びFX市場に舞い戻ってきたわけだが、目にも止まらぬ速さでで退場となった。

 

アホである。

もっとも、最小ロットでやっていたし、実験的に意味合いも強かったのでショックはほぼない。

この敗北で得た知見をまとめると、

1. トレードで勝つには人間の本能に逆らう必要がある
2. 感情が死んでる人は強い(合理的に行動できるので)


以上になる。

トレードで勝利するには、システマチックに行動するか、人間性を捨てるしか道はない。
絶叫と発狂がデフォルトの筆者には、それは到底無理である。

 

レンスペ2号店撤退という顛末

 

 

今月でレンスペ2号店を撤退した。
実に1年11ヶ月運営したことになる。

なんだかんだ初年度も黒字で、今年も黒字運営だった。
利益こそ少ないが、手間もかからないのでわりかし良いビジネスだった。

だが撤退した。騒音問題を解決することができなかったからだ。

筆者の会議室は住居用のマンションの一室の中にある。
こう書くと、普通の方々は眉をひそめるかもしれない。

なんか知らんけど、会議室ってビルとかに入ってるものじゃないの?」と。

だが、現在は小型の会議室が増え、それらの会議室は住居用のマンションの一室で運営されることは珍しくない。
現在、レンスペ清掃の仕事で請け負っている会議室は3つあるが、3つとも住居用マンションの一室で運営されている。
なので、マンションの一室で会議室をやること自体はそう珍しいことではないのだ。

筆者の会議室は鉄筋コンクリートだが、道路沿いマンションなので、元々一定の騒音があるため住民に騒音耐性があると考え、この物件なら騒音問題は生じないと踏んだ。しかし現実は違った。

ちょくちょく話し声がうるさいとクレームが入り、何度も壁ドンされるようになってしまった。
管理会社と相談し、デシベルアラートを設置し、壁に遮音&吸音シートを貼り付け、ゲストには最大限の注意を促したが、状況は改善をみなかった。

パーティースペースなら騒音は日常茶飯事だが、会議室で騒音が発生することはかなり稀だと思っていたが、現実は異なっている。なぜか。

しばらく筆者には理由がわからなかったが、単純な結論に達する。もしかして、相当に神経質な住民がいるのではないかと。

そう考えた根拠は、ゲストから、「普通の話し声なのに壁ドンされた」という連絡が一度や二度ではなく頻繁にあったからだ。
また、部屋に入室する際、ずっとこちらをガン見してくる老婆がいたという報告もあった。

そうなってくると、その住民に直接交渉して納得してもらうくらいしか打てる手はないが、住民同士の直接交渉は新たな火種を生みかねない。

別に管理会社からは出てけとまでは言われてないし、このままその都度対応して誤魔化しながら、ぬけぬけとレンスペを運営しようとも思ったが、それだと確実に顧客満足度は下がる。
また、その住民が仮に神経質な方だろうと、その人の平穏な生活を侵害していい道理はない。

となれば、出てくる答えは「撤退」以外ない。
筆者がレンスペを運営する目的は金儲け以外にないが、さすがに誰かに迷惑をかけてまで金を儲けるわけにはいかない。

こうして撤退が決まった。

ちなみに、撤退目前にキーボックスがぶっ壊れ鍵屋さんを呼んだり、契約や更新の都合で1ヶ月空家賃を払わなければいけなくなったりで、今年の利益がかなり削れた。神は死んだ。

結局、レンスペを2店舗運営したわけだが、どちらもうまくいかなかった。
1店舗目は単純に売上不振。2店舗目は騒音問題。
ブチ込んだ100万円はほとんど回収できず、人様に迷惑をかけ、何の社会貢献性もないままクローズ。無念の極み。

もうね、3店舗目作るとしたら、ヤクザ事務所風貸し会議室にするわ。
象牙の置物とか虎の剥製とか置いておけばいいんでしょ?
普通に貸し会議室やるより繁盛するかもしれない。

 

韓国デビューという幻想

 

これは去年の話だがブログには書いてなかったので記録しておく。

2022年2月。当ブログに韓国の某テレビ局からメールが届く。

内容は、日本と韓国のZ世代について特集をやるらしく、その日本代表としてしんまさんを取材させてほしいというもの。
なんでも、筆者のブログを見て、就職せずにいろんなビジネスに手を出している姿が、彼らのアンテナに引っかかったらしい。

筆者がZ世代の日本代表として出演するとなれば、あまりのイメージの悪さから、日本の国益を大きく損ないそうではあるが、そんなのは筆者の関知するところではない。快諾した。

まず2度の電話取材をしてもらった。
そこで聞かれたのは、筆者のこれまでの簡単な経歴や、ブログに書いたビジネスの話など。
そして、筆者の部屋や、筆者が仕事している姿を撮らせてくれと言われた。
ふふん美容室行こうかな、服買おうかな。とるんるん気分で撮影を楽しみにしていたら、スタッフさんから電話があった。

「しんまさんのプロフィールは大変魅力的なのですが、やっぱりしんまさんで企画化は難しいかもしれません。なので今回は一旦見送らせてください。こちらから持ってきた話なのにすいません」

味がしなくなったガムを吐き捨てるかのようなテンションでそう言われた。

全然好きでもない女に告白され、とりあえず付き合ってみたものの、「なんか違う。ごめん別れよっか」と言われた気分である。こっちは本気になりかけていたのに。
こうして晴々しい韓国デビューは幻となった。
日本政府から圧力かかったんですかね?

筆者は落胆したが、しんまウォッチャーはさぞ安堵しただろう。
日本の恥を晒さなくてよかったと。

こうして日本の国益は守られた。

 

2023年の総括と2024年の抱負

 

絶叫と発狂を繰り返し、順調に狂人としての地位を確立していった2023年。

無論、そんな狂人を相手してくれる奇特な女などいるはずもなく、クリスマス当日は当たり前の如く仕事だった。
職場で先輩が有馬記念を見ていたが、ものの見事に三連複を外していた。
先輩の絶望の悲鳴が職場に木霊する。あまりの惨めさから筆者も悲しくなってくる。

仕事の帰り道。暗い街をイルミネーションが照らす。どこからかクリスマスソングが鳴り響く。スーパーのみならず、コンビニですらクリスマスケーキを売り出す節操のなさは、もはや「当たり前」の光景となった。

キリストの末裔共が勝手に作った「クリスマス」という文化に、カップルたちはどっぷり浸かる。
凄まじい勢いでコンドームは消費され、何億ガロンもの精子が飛び交い、ラブホテル経営者が狂喜乱舞する中、筆者は義憤の涙を流し、薄汚れたオンボロアパートに帰宅する。

少しでも陰鬱さを晴らそうと、NHKの人気番組、「チコちゃんに叱られる!」のパロディAV、「チコツちゃんにシコられる!」を観ることにした。チコちゃんにもNHKにも叱られそうだが、知ったことではない。

本作は、チコツちゃんの、「恥に骨と書いてチコツってゆーのー」という衝撃の自己紹介から始まる。

主要キャストは、チコちゃんにそっくりな姿をしたチコツちゃんと(被り物の完成度が無駄に高い)、霜降り明星のせいやに激似男優の野島、ベテラン男優森林原人、はあちゅうの元旦那しみけん、の4人である。
メンバーが濃すぎる。これが面白くないわけがない。

ちなみに、肝心のチコツちゃんの中身は佐倉絆である。有り体にいってかわいい。

本作最大の笑いどころは、女性の潮吹きは妊娠しやすくするために起こる現象という論が紹介され、その流れでチコツちゃんが、「清水(しみけん)は嫁さん塩吹かせて妊娠させたんだもんね」とぶっ込んだことだ。嫌でも、脳内にはあちゅうの潮吹きシーンが再生され、画面越しにぶははと爆笑した(はあちゅうごめんなさい)。

笑いどころもある上に、AVとしての完成度も高く、抜きどころもしっかりあるという、ふざけた企画のくせ中々にハイクオリティな作品。
「どこで本気出してんねん!」とメーカーにツッコミを入れたくなる。

こうして、去年から一切進歩していない、最悪のクリスマスを過ごした筆者であった。
一体お前は聖なる夜に何をやっているんだと。

あらためて確信したが、この世に奇跡など一切ない。

オタクに優しいギャルは幻想だし、貧乏人と結婚する女子アナはいないし、停止モノAVは実際に停止していない。

「停止モノと謳ってるくせに、なんかこの子めっちゃ瞬きしてないか?」

そう思ったことは一度や二度ではない。
是非ともファクトチェックセンターの、厳正なるファクトチェックを期待したいところである。

この世は、奇跡もロマンもへったくれもなく、あるのは圧倒的なる現実である。

成功したければ、非情で無情な現実をしっかりと受け止めて、それを踏まえた上で行動するしかない。
筆者の現実は、金もない、学もない、品性もない、女もいない、ないない尽くしであるが、その現実を受け止めて生きていくしかないのだ。


好きな小説家に中山七里がいる。
中山七里は、図書館にある本全てを読破するほどの読書少年だったが、小説家デビューは48歳と遅い。
だが、そこから10年あまりで出した冊数は60を超える。
とにかく、とにかく筆が早いのだ。
その上、医学、法医学、司法、音楽、金融、とジャンルも幅広い。

中山七里が、これだけ幅広いジャンルで量産を続けるのは、自分に作家としての才能がないことを自覚してるからだ。

自分に才能がないからこそ、作家として生き残るため、とにかくありとあらゆるジャンルで手数を打つ。
膨大な読書量、一度読んだ内容は忘れない特殊技能、平均睡眠時間2時間、食事をほぼしない、という常人には真似できないスタイルが、量産を可能にしている。

筆者には中山七里の真似は到底できないが、「手数を打つ」という根本部分の戦略は参考にできる。

FXも、カプセルトイビジネスも、プロブロガーも、ジョイコンリペアも、レンスペも、何もかも失敗に終わったが、何度失敗しても意に介さない恥知らずの精神を忘れず、今後も手数を打っていく。筆者が取れる戦略は、もうそれくらいしか残されていない。

 

おわりに

 

底意地の悪いしんまウォッチャーの嘲笑が自尊心を打ち砕き、友人各位の冷めた眼差しが心臓を貫き、ブログ仲間の無関心さに脳髄が哀しみの痙攣をみせる。

心身共に無事致命傷だが、それでも人生は続いていく。

しんまウォッチャーは、やや憐れむような顔をしながら言うかもしれない。

なあしんま。お前は金がほしいんだろ?お前みたいな、スキルもキャリアも学歴もない人間でも、手っ取り早く稼げる仕事があるぜ。お前、大津市行ってこい。大津市の原発除染作業員になれ。お前みたいなノースキルアラサーでも月給60万保証してくれて、寮まで完備してくれるみたいだぜ。休みは月5日しかないみたいだが、それくらい頑張れるだろ。社会貢献性もあるしな。これだけで年収720万。お前はバカなんだから、もう余計なことはするな。原発除染作業員になれ」と。

しんまウォッチャーに同情されるなど実に業腹だが、マグロ漁船よりは、まだいいかもしれない。
行政書士試験だめだったら一考の余地はある...かも...。

ともかく、来年は、来年こそはもっとましな1年にしたい。

【彼らに慈悲があるならば】令和5年度行政書士試験を受けてきました

令和5年度行政書士試験を受けてきた。

本記事では、試験を受けた所感と、本試験に挑むまで約1年間勉強した悪足掻きの記録を書いていく。

目次

 

試験の結果はどうだったのか?

 

・基礎法学 さっぱりわからない
・憲法 さっぱりわからない。自己採点したら全問不正解(憲法の条文全て暗記したのに条文問題を落とすというミス)
・行政法 意外に簡単かと思ったが自己採点したらわずか13問しか正解しておらず無事瀕死
・民法 めちゃくちゃ簡単だった。1問しか落とさず
・多肢選択式 こちらも1問しか落とさず
・商法&会社法 可もなく不可もなく
・記述式 3問とも簡単だと思ったが、試験終了5分前に重大なミスに気がついて、必死に修正を試みようとするも、ちゃんと文字が書けたかを確認する間もなく試験終了の合図と共に強制終了し無事瀕死
・一般知識 明らかなサービス問題と難問が混在しており、とりあえず足切りラインは回避(一般知識は個人情報保護法と文章理解以外対策はしなかった)

結果、記述抜きの自己採点は146点である。
※行政書士試験の合格点は180点以上です。

これはかなり絶望的な数字といえる。記述が3問ほぼ全て完答しているので、前述したミスが災いしなければ十分合格圏内だが、記述式の採点はブラックボックスなので大いに不安は残る。

記述抜きで170点を取ることを目標にしていたのに、見事このザマである。

敗因は思った以上に行政法につまづいたのと、憲法が1問も取れなかったことだ。
情けないったらない。

模試自体は計10回受けたが、毎度民法と記述でつまずていたので、筆者は民法と記述対策を中心に勉強していた。
自己採点するにその成果は確実に出ているが、憲法がこれだけ難しかったのも、行政法でつまずくのも想定外である。

行政法に関しては、地方自治法を除きほぼ条文を暗記していたし、模試でも行政法の点数は満点取ることも珍しくなかった。
練習で結果を出しても本番で結果を出せないのなら何の意味もない。

こうして、長く苦しい1年がやっと終わったと思ったが、合否が出る来年の1月末まで、また胃がキリキリする思いをせねばならなくなった格好だ。死刑執行の先延ばしである。

しんまウォッチャーはニヒルな笑みを浮かべながら言うかもしれない。

「そもそもよう、FP2級すら落ちてるお前が行政書士とか片腹痛いのよ。お前に残された道はそう、狩猟免許よ。最近秋田でクマ被害が多発してるそうだから、クマさんと組んず解れつの激闘を繰り広げてこいよ。クズVSクマなんていうドキュメンタリーそうそう見れないから期待してるぜ」と。
相変わらず手厳しい。

いつもの筆者なら顔を真っ赤にして猛反論しているかもだが、意気消沈している今のメンタルだと、「クマかあ・・・。クマ撃ちの女ならぬ、クマ撃ちのクズとして世に出るのもそれはそれでアリかも。私人逮捕系ユーチューバーの次は、クマ捕獲系ユーチューバーが時代のトレンドか」と、見事しんまウォッチャーの口車に乗せられてしまうだろう。捕獲どころか捕食される結末しかないだろうに。

 

ラスト1ヶ月の悪足掻き

 


勉強期間は大体1年。総勉強時間はちゃんと計算していないのでわからないが、確実に1000時間以上は勉強したことは間違いない。
行政書士は最低でも800~1000時間の勉強時間が必要とされるので、ひとまず最低ラインはクリアしたかと思う。

仕事がある日は2~3時間勉強し、休日は6時間勉強。
今年に入ってから試験日まで勉強しない日は1日もなかったとはいえ、ずいぶんとのんびりした勉強計画だったかもしれない。

自分の甘さを突きつけられたのは、9月に初めて模試を受けた時の点数がわずか126点だった時だ。

この時の絶望は計り知れなかった。
あまりにも悔しくて机に何度も頭を打ちつけたものである。
これでは微塵も合格できる可能性がないじゃないかと。

ここからネジを巻きなおし、明確化された、「記述」と「民法」という弱点克服のためにリソースを割いた。
悪足掻きが実り、模試でも合格点に達することができるようになった。

試験ラスト1ヶ月に突入すると、仕事がない日は毎日8~9時間、ラスト2週間は10~11時間勉強した。

勉強時間確保のため、一切の家事を放棄し、昼飯はもっぱらカップ麺、夜は適当に鍋の素に野菜をぶっ込みかっ喰らい、部屋の掃除は2ヶ月間全くせず、蜘蛛が這い回りカメムシが飛来しホコリ舞い散る部屋で、発狂しながら勉強していた。

それらの奮闘虚しく、記述抜きで146点。
死に物狂いの悪足掻きが今無に帰そうとしている。まいったね。

部屋中の至る所に付箋を貼っていた

 

彼らに慈悲があるならば

 

行政書士の受験資格に、「品性」という要件はない。故に、資本主義社会のねじれが生んだ欲深きマネーモンスターである筆者でも、受験可能である。
なので、誰彼構わず行政書士の門戸を開いている総務省の懐の深さに、全力でつけ込んでやろうという算段だった。(行政書士の管轄省庁は総務省です)
行政書士になればがっぽり儲けられるぞと。

総務省の善意を全力で利用する形で行政書士の勉強を始めたわけだが、やはり不純な動機は見透かされる。
行政書士試験に「一般知識」という科目が設けられているのも、基礎的な教養がない筆者のような、ならずものを振り落とすためなのかもしれない。全ての人を広く受け入れてると見せかけて、その実しっかり選別しているのだ。


筆者の生活など、いうなら、日の光の当たらない薄汚い下水道で息を潜めるように生き、上流で暮らす者たちの食べかすや糞尿が唯一の食料であり、誇りも希望もへったくれもないドブネズミのようなものである。
たまにマッチングアプリと呼ばれる地上に出たと思えば、「年収500万円以下でアプリやる根性がすごいね」「ドブネズミはドブに帰れ」「え?身長159センチ?たぬかなさんホビット一匹捕獲しました。そちら送ります」と尊厳を蹂躙する暴言が、銃弾のように浴びせられる。
地上、こわい。

糞尿のみならず、屈辱感にもまみれる有様とも、行政書士資格を取ればおさらばできると思ったが、人生そううまくいかないものである。

今はただ、採点者がドブネズミの悲しき惨状を斟酌してくれることを切に願うばかりだ。

行政書士受験生のモチベーションが上がる2冊

これまで勉強をしてこなかった筆者からすれば、勉強のモチベーションを保ち続けることは実に困難だった。

特に行政書士の勉強を始めたばかりの頃の筆者は、その難易度の高さからまるで勉強が捗らず、怒りのあまり過去問集を殴りつけ、テキストを投げつけ、「こんなクソ問題わかるかオイ!!」と咆哮し、自身の無能さを出題者に責任転嫁する有様だった。

というわけで本記事では、筆者の勉強のモチベが上がった書籍2冊紹介しよう。
これらを読めば、勉強に四苦八苦してる人も今日から過去問集に暴行を働くことはなくなるだろう。

目次

 

①260万部売れた壮絶半生記

 


あまりにも有名なので知ってる人も多いであろう、大平さんの「だから、あなたも生きぬいて」。

本書は大平さんが弁護士になる前、どのように人生を歩んできたかが書かれているのだが、その半生が実に壮絶である。

大平さんは中学1年生の時、クラスのボス的な女子生徒に目をつけられてから人生が暗転する。
クラスの皆からの無視に始まり、聞こえるように悪口を言われる、机に卑猥な言葉が書き込まれる、用を足していたら上からバケツ一杯分の水を喰らう、など特に創造性もない安易ないじめが連日続いたそうだ。

耐えきれなくなった大平さんは登校拒否をし、親に相談し、学校側がとりあえずの対応をし、表面上はいじめは解決した。

大平さんが中学2年生になるといじめの首謀者だった女生徒とも別のクラスになり、新しいクラスでは親友と呼べる友達もできた。

これで大平さんは真っ当な学校生活を送れるようになるかと思ったが、当時生徒の家に女の声でいたずら電話がかかるという珍事件が流行ったことで、再び事態は暗転する。
なんと大平さんがその事件の犯人にされてしまったのだ。

よりショックだったのは、大平さんが親友だと思っていた人たちも、あっさり裏切り大平さんを犯人呼ばわりしたことだ。

いじめを受けたことよりも親友たちに裏切られたことがショックで、悔しさのあまり怒りのあまり、大平さんはその日のうちに怒りの遺書をしたためると、河原で割腹自殺を図る。

飛び降りや首吊りなどは自殺方法としてポピュラーだが、あえて割腹自殺を選択したところに大平さんの強い怒りが読み取れる。

幸い大平さんは一命を取り留めたが、この割腹自殺は世間に衝撃を与え翌日の朝刊の社会面トップを飾ることになる。

そこからは転がるようにどん底に落ちていく。
非行に走り、理解のない親に暴行を働き、16歳で極道の妻になり、その有様は誰の目から見ても「悲惨」の一語に尽きる。

そうした悲惨な生活を送ってる頃、父の友人である大平浩三郎と偶然会い、これが大平さんの運命を変える人生の分岐点だったと言えよう。

浩三郎氏は元来子供好きで世話焼きだったため、大平さんに根気よく説教と説得を繰り返す。
大平さんはこれまで自分の人生において、自分と真剣に向き合ってくれる大人はいなかった。しかし、浩三郎氏は真正面から自分と向き合ってくれる。
浩三郎氏の熱意にほだされ、最初は反抗的だった大平さんも態度を軟化させる。

そこから己の悲運な人生を変えるべく「何か資格を取ろう」と決意し猛勉強を始めるのだった。

まずは宅建を取り、その次は司法書士を取り、そして最後には最難関の司法試験に一発合格。
簡単に書いたがこれはとてつもない偉業で、そもそも大平さんは中卒であり、まともな学力を有していない中でこの結果を叩き出したのだ。

弁護士になった大平さんは、まるでかつての自分を救うかのように青少年問題に取り組み、非行少年の更生に尽力している。

いじめから人生が狂い、荒れに荒れた生活を送っていた中、法律の勉強をし、最難関の司法試験に受かり、どん底から這い上がった。
このわかりやすい勉強による逆転ストーリーは、きっと多くの法律資格の受験生の心を打つだろう。

 

②日本一有名な行政書士の回顧録

 


漫画「カバチタレ!」の原作者として知られる田島隆さんは、おそらく日本一有名な行政書士であろう。

田島さん自身は海事代理士、行政書士、そして漫画の原作者として活動する方だが、その半生は大平さん同様壮絶で、その有様が本書に克明に記されている。

田島さんは大平さん同様いじめられっ子だった。
だが、田島さんの場合は家にも逃げ場がなかった。

家族仲は常に悪く毎晩父母の口論が始まり、父の母に対する暴力で喧嘩の決着がつく。
すると母は八つ当たりで子供達に暴力をふるい、当時小学生だった田島少年は「痛い!お母ちゃんやめて!痛い!お願いじゃけんやめて!」と必死に訴えるが、子に手を上げる親がそんな訴えを聞き入れるわけがない。
田島少年は無抵抗のまま母親からボコボコにされ続けた。

学校ではいじめられ、先生からも見放され、家ですら気が休まる場所がない。

元々破綻した家族だったので、田島さんが中学3年生の時に親は離婚。田島さんは母親に引き取られ、生活保護を受けるようになった。

なんとか高校に行くことはできたものの、「あんたの生活保護費が出ない」という理由で、田島さんは家を追い出され、家賃1万円の風呂なしアパートに15歳で一人暮らしをする羽目になる。
無論生活費と学費は全て自分で稼がねばならない。

しかし、田島さんが通っていた学校はバイト禁止だったので、隠れてバイトすることになったが、やはり学業とバイトの折り合いがつかなくなり、高校2年の1学期に中退することになる。

そこから先はもう散々な人生だ。

いろいろな仕事を転々とし、20歳で結婚もしたが、逮捕されたり、結局離婚したり、借金取りに追われたり、波乱万丈すぎる転落人生を送る。
常に貧乏だった田島さんは近所の沼でザリガニを釣り、墓地からお供えのおはぎを盗り、山で竹の子などの野菜を採り、日々の飢えをしのいだそうだ。

そしてとうとう首が回らなくなり夜逃げ。一時ホームレスに身を落とすことになる。
そこで田島さんは考える。一体何故自分の人生はこんな有様なのか。どうして自分がこんな酷い目に遭うのか。
そこで気が付く。全ての原因はカネがなかったことではないかと。

いじめられたのも、家族が崩壊したのも、離婚したのも、逮捕されたのも、元を正せば全てカネがないことに起因してるじゃないかと。

田島さんは自身の不幸な経験から、どこか自分の人生を諦めていたらしく、不幸な出来事を「まあしょうがないか」と受け入れていた。
だが、この時初めて「これからはカネを稼いでやる!カネは稼がにゃいかん。稼がなにゃウソだ!!」と、向上心が芽生えたそうだ。

ドラマ「カバチタレ!」の1話で、会社に不当解雇された女性が、内容証明の1発で不払いだった給料を勝ち取るシーンが描かれるが、実はこれは田島さん自身が経験した実話なのだ。

不当なことをする社長に法律の力で一矢報いることができた田島さんは、ここで法律に興味を持つ。法律はすごい!法律は大人のケンカの武器だ!と。

そして司法書士の勉強を始め、結果的に司法書士ではなく海事代理士の試験を受けることにし見事一発合格する。
晴れて海事代理士となった田島さんは、六畳一間のアパートで海事代理士事務所を開業する。

しかし、海事代理士の仕事だけでは生活が安定しない。
そこで行政書士試験を受け続け4回目で合格。
海事代理士のみならず行政書士にもなることができた。
田島さんは20代後半で年収は1000万円を突破し、自分を苦しめた貧困から見事脱却してみせた。

本書は271ページあるが、200ページまでひたすら辛い内容となっている。
読みながら、「一体いつ人生が好転するんだ!」と心がざわついた。
田島さんの人生のターニングポイントは、ホームレスまで落ちぶれて、そこで初めて自分の人生を真剣に考えたことだろう。
そして、中卒にもかかわらず、死に物狂いで勉強して日本一有名な行政書士にまでなった、成り上がった。

田島さんの人生は筆者の人生と重なる部分も多く、読むのが辛くもあった。
だが、勉強することの意義をこれでもかというほど感じられる本なので、行政書士受験生には是非とも読んでほしい。

 

勉強しか人生を逆転する方法はない

 

思えば筆者の人生は常に金がなかった。
幼少期から今に至るまで、金に余裕があったことが一度もない。

筆者が中学生の頃親に、「高校に行くか、家から出ていくか選べ。高校に行くなら家にいてもいいがその学費は全て自分で払いなさい」と告げられた。
実にワンダフルな2択だが、木村拓哉ばりに「ちょ、待てよ」と言ったとて待ってくれる親ではない。

というわけで、消去法的に自力で学費を稼ぎ高校に行く道を選んだ。

金がないくせに私立の高校に行ったもんだからべらぼうに学費がかかった。
バイト代は全て学費に消えた。
学校に行く定期代を払う金もなかったから、錆び付いたオンボロチャリで毎日8駅分爆走していた。
昼飯代もままらないから、ファミマの115円の長いシュガースティックパンと、友人各位に乞食をし空腹を凌いだ。

筆者はこの経験から、「世の中は金だ!」との極端思考に至り、様々な金儲けに手を出す。が、全て失敗に終わるところが筆者の無能さたる所以である。クソボケが。
その顛末は大体ブログに書いてあるので、人の不幸をつまみに酒が飲みたい人は一読あれ♪

こうして愚かな失敗を繰り返し続け、愚かなしんま青年が出した結論は、「勉強しか人生を逆転する方法はない」であり、それが筆者が今行政書士の勉強に全力投球している理由である。

行政書士になれば金と白ギャルが空からわんさか降ってくると確信してる筆者からすれば、大平さんや田島さんの逆転ストーリーは希望そのものなのだ。

 

おわりに

 


毎日膨大な過去問と向き合いトイレに重要条文の付箋を貼り、時にテキストを殴りつけた甲斐もあってか、現時点で商法以外の分野はかなり理解が及んだ。

 

大平さんのように、あるいは田島さんのように、試験に合格して、くそったれな人生にケリをつけ、タワマンに住み、橋本環奈と結婚し、圧倒的なる人生の勝者になりたいものである。

行政書士受験生の皆様、共に頑張りましょう!

なぜしんまは行政書士の勉強を独学で行っているのか?


行政書士受験生は独学か予備校に通うか、という2択を突きつけられる。
筆者は表題の通り独学を選択したので、なぜ独学を選んだかを書いていこう。

始めに言っておくと、有益な情報は一切ない。

目次

 

1. お金がないから

 

予備校に通うとなれば多額の資金を要する。
以下のアガルートさんが作成した資料によれば、高いところで26万円、最安プランだとしても5.5万かかる。
最安プランは最低限のサポートだけだろうから、最安プランを加味しないと大体平均の相場は20万円前後になる。

参考資料: 【2023年5月】行政書士の通信講座・予備校おすすめ6社を比較!費用や選び方も解説

爪に火を灯す生活をしている生粋の貧乏人である筆者に、それだけの金を投じる余裕はない。

行政書士試験が予備校に通わなければ受からない高難易度な試験なら、なんとか資金を捻出して予備校に通うかもだが、幸い行政書士は独学でも十分狙える資格なので、貧乏人の筆者に選択の余地はなかった。

もっとも、仮に金銭的余裕があったとしても、筆者は根が貧乏性なのでやっぱり独学を選ぶのかもしれないが。

 

2. 独学一発合格がしたいから

 

何かの選択を迫られた時、筆者は、「合理性があるか否か」を基準に判断する。
なぜなら、正しい選択は合理性から導き出されることがほとんだからだ。

しかし、筆者が本当に毎回合理的に行動できているならばもう少しましな人生を歩んでいる。
そうなっていないのは、筆者は合理性以外にも、「カッコいいかどうか」という基準があるら他らならない。

筆者は中身が生粋のオスなので、とにかくカッコいいものが好きで、自身の生き様もなるべくカッコいいものにしたいと考えている。(まるで想定通りな人生にはなっていないが)
だから選択基準が合理性の他にカッコよさが入ってくる。

筆者は行政書士試験において、予備校に通って受かるより、「独学1発合格の方がカッコよくね?」と考えたから独学の道を選択した。
そこに合理性は一切介在していない。

この時点でダメなニオイがぷんぷんするが、独学を選んだ理由に合理性がなくても、勉強のやり方に合理性があるならば、独学一発合格は決して夢ではないはずだ。
多分。

 

【おわりに】独学だろうが予備校に通おうが受かるどうかはその人次第

 

友人の女性の一人が行政書士受験生なのだが、彼女は筆者とは別で始めから予備校に通うという選択をした。
その結果、彼女は令和4年度の試験において惜しいところで不合格となってしまい、現在は行政書士法人で働きながら、引き続き受験勉強に励んでいる。

彼女は筆者よりもはるかに頭が良くしっかりした性格ではあるが、そんな彼女でも予備校に通って落ちたなら、筆者は予備校が受験の万能薬にはならないと思った。
もちろんこれは単なる一例にすぎないので、これだけで予備校が意味ないと断じることはできない。

実際、アガルートの行政書士の講座は、合格実績が56.17%と高い実績を出している。
※令和4年度の実績値
この数字が虚偽ではないなら確かに予備校に高い金を払うだけの価値はある。

しかし、それでも落ちる人は落ちるし、独学だろうと一発で受かる人は受かる。

結局は予備校派だろうが独学派だろうが、受かる人は受かるし落ちる人は落ちるので、独学と予備校どっちがいいのかというテーマに100%の正解はなく、その人個人のパーソナリティに合った選択をするのが最良という、灰色決着がこのテーマの妥当な結論と言えよう。

【2022年の振り返りと来年の抱負】今年も試練の連続でした

恒例の1年の振り返り。

当ブログでは毎年情けない失敗を晒し続けている甲斐あって、「しんまさんを見ていると自分よりまだ下がいると思って安心します!」とか、「バカのくせになんとか這い上がろうとして、でも結局うまくいかない様を見るとハイボールがより一層美味しく飲めます!」などの腹立たしい応援の声があるとかないとか。

今年はそうした奴らを見返せる内容になってるといいがどうだろうか。

目次

 

会計年度任用職員制度に全振り

 

賃金の底上げと社会保険料の恩恵を享受するため、4月から会計年度任用職員制度に労働時間を全振りすることにした。
詳しい経緯は以下記事に書いてある。

 


これにより、月の労働時間が平均110時間程度になり、見込んでいた年収250万円より多い金額で今年はフィニッシュできた。事業所得も合わせれば過去最高年収達成。
(最も、元が低いので大した額ではないが)

会計年度任用職員制度は制度上めちゃくちゃリスクがあるが、筆者はリスクよりリターンの方が大きいと踏んでここに懸けたが結果的にはよかった。

おかげさまで給与所得は前年よりはるかに増えたが、決して生活が楽になったわけではない。
なぜなら、急激な物価高、電気ガスの顕著な値上がり、雇用保険料の値上げ、と生活を圧迫する材料が増えたからだ。

それに対抗するべく、ガスは7~10月はほぼ使わず、冬が本格化しても暖房を使いたくないからイオンで買った1000円の格安ヒーターでどうにか凌ぎ、食事はなるべく自炊をし、自炊が面倒な時は閉店前のスーパーで値引シールがついた惣菜をハイエナの如く漁りに行くという貧困ムーブをかますのが常となった。

来年はもっとましな生活が送れるといいが。

 

レンスペ2号店オープンしたよ!

 


レンスペ1号店は見るも無残失敗。
人一倍負けん気が強い筆者はリベンジを誓い、今年の1月11日に2号店をオープン。

 


2号店をオープンしてもうすぐで1年経つわけだが、その結果はどうだったのか。

収益的なところでいうと、今月(12月)が普通にお客さんが入れば収支はトントンで終われたのだが、筆者の切なる期待を裏切りまあ入らない入らない。
なので、ちょいマイナスでフィニッシュと相成りそうである。

収益の伸びを見れば来年度は黒字で終われそうではあるが、突っ込んだ100万の回収は遠い。
つまり、黒字化はできるが高収益化は難しいということである。今後大きく伸びる可能性も低い。

以上のことから、筆者はレンスペビジネスは失敗だったと結論づけている。
当ブログで散々レンスペの可能性をイキり口調で熱弁してきたのにこのザマである。

 

恋愛は壊滅的

 

「そうだ、恋をしよう」と無謀な感情に突き動かされ、軽い気持ちでマッチングアプリを始めたら殺戮のバトルロワイアルが始まった。


イケメン中出し野郎に意中の子をぶん取られ江ノ島に傷心旅行をする羽目に。

傷心旅行中の筆者

 

マッチングアプリは基本的に男7女3という、女に圧倒的選択権がある世界なので、必然的に金も知恵も身長もない筆者は女の選択肢から外れることになる。
そのことに気がついた筆者はマッチングアプリを焼き捨てた。やる意味がないからだ。

12月某日。友人たちとささやかな忘年会を開き、筆者はその席で以下のような主張を熱弁した。

「世の女性に問いたい!株は安い時に買えというでしょ。いいですか?しんまという株は今最安ですよ!いずれ俺は必ず成功してしんま株は圧倒的な上昇をするわけ。その時にしんまを買いたいと言っても遅い。だから安い今に買えということですよ。なのになんで女性はすでに株価が高い成功している男ばかりに行くんですか?そういう男は競争激しいですよ?バカなんですかうぉらああぁぁ!!!!」

傍聴者は、「またしんまが無茶苦茶なこと言ってる・・・」と呆れ顔だったが、言ってることは間違ってないと思う。
どうですか、当ブログの女性読者さん。しんまという株に投資してみませんか?

 

行政書士に挑戦

 

今年した決断の中で一番重要なものは、間違いなく行政書士試験への挑戦だろう。

 


30年間生きてきた結論としては、資本主義社会で成功しようと思ったら「リスクを取る」「スキルを身につける」かの2択しかないということだ。

これまでの筆者は、リスクを取ることで資本主義社会でのし上がろうと思っていたが全て失敗に終わっているので、人生戦略を「スキルを身につける」に切り替える時だと判断した。なので行政書士。
来年11月の試験に向けて勉強中である。

恋愛とビジネスは不確定要素が大きいので、努力が必ずしも報われるわけではないが、勉強は正しい方向かつ正しい量を努力すれば必ず報われる。
そろそろ人生を変えたい。

 

2022年のまとめと来年の抱負

 

クリスマス。リア充共が愛を確かめ合ってる中、筆者は「緊急救命〔即ハメ〕性交センター」というVを鑑賞していた。

以下は冒頭のナレーションである。

容態急変。
射精が必要な患者が運ばれてきます。
もはや一刻の猶予もありません。
患者を救え。早く射精を。大至急スペルマの放出を。 的確で素早い判断、治療が要求されます。

複数ドクターによる連続射精誘導。
スペルマ0の時代がやってきています。
男性の精液自己放出能力が急落。このままこの状況が続けば繁殖停止による絶滅が待っています。
人類は絶滅危惧種なのです。


今すぐ射精しないと生死に関わるという患者が次々と緊急救命性交センターに運び込まれ、大浦真奈美、あべみかこ、成宮いろは、妃月るい、がドラマ「コード・ブルー」みたいな格好をして、あの手この手で患者をフィニッシュに導き、患者の命を救うというリアル笑ってはいけないストーリーだ。
設定からして奇想天外すぎである。

しかも最初は手術室っぽいところで治療(性行為)をしていたのだが、後半は廊下にある簡易的なベッドで致すという雑さが目立つ展開となってくる。

お笑いはボケに対してツッコミがいるからお笑いとして成立するが、本作品はひたすら主演キャストが真顔でボケ続けており、それに対して誰もツッコまないという地獄の時間が流れ続ける。これほど浜田雅功を欲したことはない。

その構図が一周して笑えるので、ガキ使の笑ってはいけないロス難民にはある意味打ってつけかもしれない。
家族団欒でひと笑い欲しい時に、「緊急救命〔即ハメ〕性交センター」はどうですか?

家庭の不和に繋がりそうな冗談はともかく、今年も今年とて最悪のクリスマスだった。
謎のVを鑑賞し謎の涙が頬をつたう。一体俺は聖なる夜に何やっているんだと。今年もこの有様なのかと。メリーブッコロス。

多少収入は増えたにせよ過剰な物価高で増えた分は相殺され、相変わらず家賃3万6000円のアパートで貧乏暮らしの筆者。
狂った隣人、レオパレってる薄い壁、隙あらば不法侵入を試みる大量のアリ共、最悪の住環境で今年も年を越すことになる。

一緒に年越し蕎麦を食べてくれる理解ある彼女くんは、筆者の妄想の中だけにしか存在せず、現実世界で真摯に筆者の話に耳を傾けてくれる女は、いつだって保険勧誘の老婆と相場が決まっている。

来年はこんな生活を変えたい。

そのための施策は以下の二つである。

1. 行政書士試験に合格
2. FXで爆儲け


1はともかく2はめちゃくちゃリスキーと思うかもだが、筆者なりに勝ち筋は見出したつもりだ。

 


半年間最小ロットで検証し続け、光が見えれば資金をブチ込み本格的に相場で戦おうと思う。

ちなみに、10月の介入で稼いだ収益は、日銀の長期金利引き上げという頼んでもないクリスマスプレゼントにより全て吹っ飛ばしたため、めでたく今年のFX収支はマイ転したことを書き加えておく。

いきなり前途多難となったが、最小ロットでやっているのでうまくいかなかったとて損失は知れてる。(我を失って生活資金全てを捧げるとかしなければ)
とにかく自分を信じてやってみるかしかない。

以上の2つが来年やることだが、やることよりやらないことを決める方が大事だという。
なのでやらないことも決めた。
それは「恋愛」だ。

残念ながら現状の筆者のことを好きになる女はまずいない。
いたとしてもそれは1万に1人とかいうレベルで、それだけの低い確率を追い求めて時間を投資することは賢い選択とは言えない。

確率を上げるための努力は正しいが、低い確率を追い求める行為は、西村ひろゆきに言わせれば「あたまの悪い人」に該当するのだろう。

無論そんなことは百も承知だったが、今年の自分はどこか諦めきれずもがいていた。が、書いてきた通りその結果は散々だった。

マックをやっていた関係上女友達は多いので、女友達たちに、「誰か女の子を紹介してよ」とお願いすると、以下の反応が返ってきた。


A子ちゃん「絶対に無理です」

B子ちゃん「しんまは理想高いから誰も紹介できないよ」

C子ちゃん「わかりました!友達あたってみますね!(その後音信不通)」


大事な友達を誰がお前なんかに紹介してなるものか、という強い信念が感じられる。
この友達思いの彼女たちの態度を目の当たりにして、流石の筆者も骨粗鬆症並に心がバキバキ折れ、「今の俺は恋愛をしている場合じゃない」と極めて冷静な結論を出せた。
ありがとう、友人各位。

というわけで来年は恋愛はしないこととする。

最も、相手からくる分にはやぶさかではない。
しんまという不良債権を上手に処理できる白ギャルさん、待ってます。

 

おわりに

 

結局今年も、性格の悪いしんまウォッチャーを喜ばす内容となってしまった。

とはいえ、絶望の2021年よりはましな1年だったと思う。
なんせ2021年は13年間働いたマックから追放され、レンスペ1号店はあえなく撤退、そのおまけと言わんばかりにメルカリ垢は凍結、失敗に次ぐ失敗に完全にメンタルが死んだ筆者は宅配嬢の胸の中で悔し涙を流すという、実に情けない年だったのだから。

たしか去年はマジで金がなかったので、花桶をひたすら6時間洗い続けるという、AIが台頭したら真っ先になくなるであろう仕事で日銭を稼いでいた思い出。

花桶を洗いながら、「絶対に成功してやる・・・!」と100万回は口にしたであろういつものフレーズをつぶやき、相変わらず今年もオンボロアパートから脱獄できていないのだから始末におえないが、それでも去年よりは良い1年にできたとは思う。

来年こそはきっと。

しんま的メンタルを安定させる3ヶ条

理解のある彼女くんも優しい家族さんも不在、おまけに金もないという有り様なのに、なぜ筆者のメンタルは比較的安定しているのか。
本記事では筆者が実施してるメンタル安定方法を3つ紹介する。

目次

 

1. 人生に希望を持つ

 

1940年。第二次世界大戦真っ只中の中、ポーランド南部オシフィエンチム市郊外に悪名高き、「アウシュビッツ強制収容所」が誕生する。

このアウシュビッツ強制収容所の悲惨さは、帝愛グループ「地下労働施設」の非ではなく、もちろん1日外出権などというオプションもない。
アウシュビッツ強制収容所に収容された者は、「労働力になる」「労働力にならない」という死の選別をされ、「労働力にならない」と判断された者は即ガス室行き、「労働力になる」と判断されても筆舌に尽くし難い過酷労働が待ち受けている。

昼食のスープが配られる時、懇意にしてくれていた将校が鍋の底にレードルを深く突っ込み、幾分か豆を多くすくいあげてくれた。
こんな些細なことがこの地獄の環境下ではとても嬉しいことだったらしい。

「異常な状況では異常な反応を示すのが正常なのだ」と強制収容所での体験をした、「夜と霧」の作者フランクルは言うが、ではそんな異常な状況でも強く前向きに生きられるのはどういう人なのだろうか。
それは、「人生に希望を持つ人」である。

強制収容所に収容されていた収容者たちは誰しも、「戦争の状況次第ではここから解放される」という希望を抱いていた。
だからこそ過酷な労働にも耐えられる。

しかし、収容所の新聞は収容者の期待を裏切る記事しかなく、「クリスマスには家に帰れるかもしれない」という細やかな希望はことごとく打ち砕かれる。

その結果、1944年のクリスマスと1945年の新年の間の週に大量の死者が出た。
これは、過酷な労働、飢餓、伝染病、疾患、では説明がつかない現象だった。
フランクルはこの現象を目の当たりにして、クリスマスに家に帰れるという希望にすがっていた人たちがその希望を失い抵抗力をもがれ死んでいったのだと推測する。

人は希望を失うと死ぬ。すなわち、逆説的に人は希望があればどんな困難にも耐えうることを指し示す。

筆者は人生においてほぼ全てのことで失敗しているが、それでも気が狂わないでいられるのは人生に「希望」を持っているからだろう。

 

2. 運動をする


アメリカの臨床心理学者ジェームズ・ブルーメンソールは、156名のうつ病患者を集めて以下のようなグループ分けをした。

① ゾロフトという抗うつ剤を服用するグループ
② 週に3回30分運動をするグループ
③ ゾロフトの服用と運動を両方行うグループ


以上のようなグループ分けをしてうつ病が回復するかを経過観察した。
4ヶ月後、実験の結果が明らかとなる。

被験者のほとんどがうつ病の症状が劇的に改善されたのだ。
重要なのが、運動だけして回復したグループとゾロフトだけを服用して回復したグループの数がほとんど変わらなかったことだ。

これはつまり運動は抗うつ剤と同じ効果があるということになる。しかも、何の副作用もなしに。

だがブルーメンソールは慎重だった。
本当に運動にそんな効果があるのかを確かめるため、被験者たちを引き続き経過観察することにした。
なぜならうつ病は再発することが多いから、長期でみないとその効果の真偽を判定できないからだ。

半年後、抗うつ剤だけを服用したグループの38%がうつ病を再発した。
だが、運動をしたグループの再発率はわずか8%で、再発率は10人に1人にも満たないものだった。
運動は抗うつ剤同等の効果があるどころではない。抗うつ剤以上の効果を発揮したのだ。

果たしてなぜ運動にこのような効果があるのか。
それを1から説明すると情緒な記事になるので結論だけ書くと、「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が関係してくる。

BDNFとは脳が生成するタンパク質で、脳細胞の増加、記憶力、健康など脳の様々な働きを促進する作用がある。
参考: 脳由来神経栄養因子-Wikipedia

うつ病で自殺した人の脳を調べると、BDNFの値が通常より低いことが確認されている。
また、神経症の患者もBDNFの値が低い傾向にあると言われている。
抗うつ剤を使用するとBDNFの濃度は上がり徐々にうつ状態が回復し、脳内でBDNFが正常に作られるようになる。

そして、ここからが大事なのだがこのうつ病の鍵となるBDNFは有酸素運動で増やすことができるのだ。
だから、運動をしたグループはうつ病が改善した。

効率的にBDNFを増やすには有酸素運動が適しており、具体的には「インターバルトレーニング」がいいらしい。
これは、「60秒激しく動いて60秒休む」を1セットとしそれを10回繰り返すようなトレーニングである。

また、運動はセロトニンとドーパミンの濃度を高めるので、これも精神の安定に大きく寄与する。

以上のように運動は人の精神にポジティブな影響を与える。

筆者は小中高ずっとサッカーをやっていたスポーツマンであり、現在は週3~5でランニング、縄跳び、シャドーボクシング、などの有酸素運動をしているのでそれがメンタルの安定に大きく影響しているのだと思われる。

ただ一つ断っておくと、この項のほとんどが「スマホ脳」で一躍有名となったアンデシュ・ハンセンの「運動脳」での知見が下地になっている。なので、ハンセンが間違っていれば自ずと筆者の主張も間違っていることになる。
(ハンセンは膨大な参考文献を載っけてはいるが、語学の問題により筆者はチェックしていない)

 

特に健康系の知識はその真偽が疑わしいものがたくさんあるので注意が必要である。
だが、運動をすると心身ともにスッキリするあの感覚は誰しも経験があるだろう。
だから、ここで書いた主張も大きくは間違っていないと信じたい。

 

3. 読書をする

 

人生に絶望したとき人が頼るものはなんだろうか。
友人、家族、恋人、ゲーム、映画。頼るものは人によって違うだろう。
筆者の場合それが本だった。具体的には小説だ。

小説を読むという作業は当たり前に集中力が要求される。
集中しないと風景描写や心情描写が頭の中でイメージされない。
だから、小説は映画などと違って物語への没入感が段違いなのである。

物語に没入すると辛い現実を忘れさせてくれる。ここではないどこかに連れて行ってくれる。

恥を晒すと、筆者はマックを追い出されたときかなり辛かった。

 


経済基盤が揺らぎなおかつ自分が13年間もいたマックというコミュニティから排斥されたことは、筆者のメンタルに大きくダメージを与えた。

その辛さを軽減してくれたのがやはり本だった。
そのときに読んだ本で記憶に残っているのが、ヘミングウェイの「老人と海」だ。


主人公の老人は漁師だがもう歳である。おまけに運にも見放されて84日間も不漁だった。
だが老人はそれでも諦めず再び漁に出て、そこで大物のサメとエンカウントする。
ようやく運が回ってきたか。だが、サメは手強い。ましてや老いた肉体には手に余る強敵だ。
当然の如く苦戦を強いられる。サメだけではなく照りつける太陽も老人の体力を奪う。
だが老人は勇敢だった。決して諦めなかった。肉体がボロボロになりながらも漁師としてのプライドを忘れることなく最後まで賢明に戦う。

おこがましいことは百も承知だが、その一生懸命な姿が筆者の状況と重なりメラメラと闘争心が湧いてきたものだ。
小説には現実を忘れさせてくれる魔法がある。小説には前を向かせてくれる不思議な力がある。

何も失うものがない筆者がかろうじて無敵の人になっていないのは、素敵な小説たちのおかげだろう。

 

近い未来メンタルは人為的にコントロールできるようになるかも話

 

私たちは皆「自分」というアイデンティを持っているし、自分の感情は自然発生的に生じるものだと思っている。
だが、人間の感情は人為的に操作できるらしい。

マッドサイエンティストと評された精神科医のロバートヒースは、脳深部刺激療法(DBS)を開発した。(最も公式にはこの治療方法は別の人が生み出したことになっている)

この治療方法は脳の機能不全を起こしている患者の脳に、特定の部位に電気刺激を与えることで症状の改善を図るという治療法だ。
現在ではパーキンソン病の治療に用いられている。

ヒースはこの脳深部刺激療法の実験で実に興味深い事実を目の当たりにする。
患者A-10の海馬に刺さった電極に電流を流すと、いつも穏やかなA-10の顔が突然歪み片目だけ白目を向きこう言うのだ。

「我慢できない・・・引き裂いてやりたい・・・殺してやる・・・先生、あんたを殺してやる」

突然殺意を向けられた医者たちは驚く。
電流のスイッチを切るとA-10は元どおりになり、強い殺意もどこかに消える。
平常心に戻ったA-10になぜそんな怒っていたのかを尋ねるとA-10はこう返す。

「どうしてあんなことを言ったのか分かりません。先生に恨みはありません。ただ、そこに先生がいたからです」

この実験でわかったことは、人の感情はスイッチ一つで操作できるということだ。
(怒りだけではなくポジティブな感情も脳深部刺激で生み出せることがわかっている)

参考: 闇の脳科学

今後、医学や科学が発展していけば運動などという面倒なことをせずとも、スイッチ一つでメンタルが安定する夢のような装置が開発され、病んでいる人が誰もいない世界ができるかもしれない。
それが理想的な未来なのかは筆者にはわからないが。

 

おわりに

 

偉そうにそれっぽいメンタル安定方法を書いてきたが、筆者がガチでへこんだときは、本記事で書いた方法論ではなく、もっと即効で効果が期待できる方法を取ってたかもしれない。

昨年、貸し会議室ビジネスが見事破綻したとき、筆者のメンタルはどん底まで突き落とされた。
そのとき筆者がメンタル回復のために取った行動は、「夜の蝶の胸の中でわんわん泣く」という実に情けないものだった。

 

おぱーいの持つ破壊力は計り知れず、正直お相手の女性は全然タイプじゃなかったが、そのたわわな胸のおかげで、筆者は即効で立ち直った。2つの意味で。

こうして即メンタルは回復したわけだが、流石にこの禁じ手を一般論として語ったら全ての女性を敵に回しそうなので控えざるを得なかった。
どれだけ理屈こねくり回しても、やはりおぱーいに勝るものはないのかもしれない。

【参考にした資料】
・ 夜と霧 新版
・ アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所 - Wikipedia

・ 【連載】よくわかるBDNF -基礎から臨床まで-「第3回 BDNFと精神疾患との関与(BDNF経路を介した可塑性の制御と精神疾患)」|siyaku blog|試薬-富士フイルム和光純薬
・ 運動脳
・ 闇の脳科学
・ 脳深部刺激療法 - Wikipedia

なぜしんまは行政書士を目指すのか

行政書士を目指すことを高らかに宣言したしんま13。



高校1年でようやくアルファベットを覚えたくらいアホな筆者が、なぜ難易度の高い法律系資格「行政書士」を目指すのか。
今回はその理由について書こう。

目次

 

稼げるスキルを獲得するために行政書士に

 


IT企業に勤めている友人がいる。
彼は筆者の2倍の年収を稼ぎリーマン生活を謳歌しており、一緒に遊ぶと金銭感覚の違いにいつも驚かされる。
一体なぜ彼は筆者の2倍の年収を稼ぎ出すことに成功してるのか。
その答えは実に単純だ。

稼ぐスキルを持っているからだ。

彼は勉強をしてプログラミングという稼げるスキルを身に付けたが、筆者は勉強などこれっぽちもしていないから当然稼げるスキルを何一つ有していない。

言葉を選ばずに言えば、筆者の労働者としての価値はそこら辺にいる高校生と何ら変わりない。
稼げるスキルの有無が友人と筆者に大きな違いをもたらす。

資本主義社会でリターンを得たければ、リスクを取るかスキルを身につけるかの2択しかないが、これまでの筆者はリスクを取ることに終始し、結果は散々たるものだった。
だから、稼ぐスキルを身につけるしかない。

そこで、稼げるスキルを模索したところ「行政書士」が目に留まった。

「行政書士!?なんか知らんけどかっこよくね?書類作成のプロ?ふーん原価かからないじゃん儲かるじゃね?なになに行政書士になって年商3000万円達成しました!?夢あるやん!?てかよくわからないけどモテそうじゃね??」

おおよそ知性を感じられない脳内会議を行った結果、行政書士を目指すに至ったわけである。

しんまの唯一の強みは「時間」があること

 

筆者のスペックを同年代の男と比較した時、残念ながらほぼ全ての面で負けてる。
そんな低スペック野郎だから、当然恋愛市場でも一切評価されない。
つい最近もマッチングアプリでとんだピエロを演じることになった筆者だ。


そんな筆者が唯一同年代の男に勝っているのが「時間」である。

通常のサラリーマンはフルタイムで働くため、最低でも月160時間の労働に加えて、残業時間がプラスされる。この過密スケジュールの中で勉強をしようと思ったら相当なる根気と努力が要求される。

そこへいくと筆者はパートタイムの会計年度任用職員のため、制度上月116時間までしか働けない。無論、残業も発生しない。
加えて、筆者の仕事は待機時間が長く、その待機時間中は勉強してもOKである。

なので、通常のリーマンと比較すると筆者は時間が有り余っている。

だからこの有り余っている時間を勉強に充てる。行政書士になるための時間に使う。
それが合理的な選択というものだ。

 

1年間も勉強できるのか?

 

法律系の知識が全くの0で行政書士試験に挑む場合、最低でも1000時間の勉強が必要になるという。
1年間で換算すると1日2.7時間ほどである。
しかし、さすがに休みも欲しいので週1回は休むとした場合、1日3.2時間勉強する必要がある。

果たして、自分がほぼ毎日コンスタントに3時間も勉強できるのかいささか不安である。
確かに筆者には時間はある。
だが、これまでろくすっぽ勉強してこなかった人間が突然1日3時間勉強しろと言われても、すんなりできるとは思えない。

ちなみに現在FP2級の勉強をしているが、週5で1日1時間程度しか勉強していない。

行政書士は、憲法、民放、行政法、商法、という法律を学ぶ資格なので、法律に触れたことがない筆者からすればかなり取っ付きづらいので、1時間すら勉強できないかもしれない。
実際テキストを数ページ読んでみたが、あまりにも難解で思わずテキストを窓から放り投げそうになったくらいだ。

すでに心折れそうだが、やると決めた以上やるしかないし、ここで頑張らないと筆者に明るい未来は多分ない。

ので、やります(涙)

 

おわりに

 

これまで勉強してこなかったツケがここにきてようやく回ってきた感がある。
思い返せば筆者が貧乏だったのは社会のルールを何も知らなかったからだ。
しっかり勉強していれば、もう少し早く貧乏から脱することができただろうし、女にもモテただろう。もっといろいろな体験もできただろう。

ドラえもんもタイムマシンも不在である現代において、過去を嘆く行為には何の意味もないので、結局今を精一杯生きるしかない。
筆者が今やらなければいけないことは、己の優位性を最大限に活かし勉学に励むことなのだ。

【人生プラン微修正】見込み年収250万円!?社会保険を徹底活用していきます( ;∀;)

以前以下の記事を書いた。


この記事での結論は、30歳になるまでに事業で一定の成果を上げられなかったら、人生プランを変更します、というものである。

筆者が30歳になるのはあと1ヶ月後であるが、残念ながらまだ事業に光は見えない。
引くほど無能すぎて相も変わらず苦戦中である。
なので、3月の段階でいろいろ動き、人生プランを微修正した。

本記事ではそのことについて書く。

目次

 

会計年度任用職員の枠をフル活用!社会保険に加入できたよ!

 

筆者は会計年度任用職員として月60時間程度働いていた。当然これでは生活がままならないが、今の役職では働ける枠は月60時間が限界だ。

筆者のようなパートタイム会計年度任用職員は、制度上月の働ける上限が116時間(週29時間)と決まってる。
より稼ぐためには、この枠をフル活用しなければならないが、現在の立場では無理。

ではどうすればいいか。筆者が出した答えは、同じ仕事を別の職場でもやる、というものだった。
つまり、会計年度任用職員の掛け持ちだ。

会計年度任用職員は4月1日から来年の3月31日まで任用なので、2~3月はハロワで会計年度任用職員の募集がたくさんあるので、上司の助けも借りてそこから筆者の条件に合致したところに応募し、無事採用となった。

なので、4月からは職場が2つになった。

こうすることで月の労働時間が約2倍になる。
すると、

・週の所定労働時間が20時間以上であること
・雇用期間が1年以上見込まれること
・賃金の月額が88,000円以上であること
・学生でないこと


という社会保険の加入要件も満たすため、十数年ぶりに社会保険に加入することができた。

国保から脱退し、社会保険に加入すると筆者は以下の恩恵を享受できる。

・傷病手当金があるので傷病リスクをヘッジできる
・労使折半なので国保より保険料が安くなる
・健康保険は給与所得のみが保険料の計算対象(つまり、事業所得はノーカウント)

※孤独限界アラサーである筆者に出産手当金や扶養制度は何の関係もないので省いています

普通の勤め人は当たり前すぎて理解できないかもしれないが、社会保険は国保と比較してはるかにメリットが大きい保険である。
その社会保険に加入できたことは筆者にとって凄まじき僥倖なのだ。

 

見込み年収250万円?会計年度任用職員制度の光と闇

 

「いや、人生プランの変更とか大仰なことをのたまっておいて、結局非正規のままじゃねーかよ!!」

いや、本当それ。
元々は事業の進捗状況から、正社員への道を検討していたが、結局会計年度任用職員という非正規公務員の立場に落ちくつ結果となった。

なぜ現状維持とも取られかねない選択をしたかといえば、筆者にとって会計年度任用職員制度は、恩恵が大きすぎたからだ。

一番大きな恩恵は期末手当(ボーナス)がもらえることである。

通常、民間であれば非正規社員にボーナスを支給することはないが、会計年度任用職員はそのボーナスが支給対象となる。(支給要件あり)

すると、筆者のような月の労働時間116時間以下に抑えられているパートタイム会計年度任用職員でも、期末手当を含めると年収250万円程度見込める。

この期末手当について書きたいことはいっぱいあるが、それを全て書くと本題から外れるので今回は割愛。

その他のメリットは以下の2つ。

1. 月116時間までしか働かなくていい
2. 待機時間に勉強と読書ができる


月116時間までしか働けないと嘆く会計年度任用職員は多いが、筆者は逆の思考をする。
月116時間までしか働けないのではなく、月116時間しか働かなくていいのだ。

普通のサラリーマンは残業が一切なくても月最低160時間働く中(1日8時間週5×4)、我々パートタイム会計年度任用職員は月116時間以下の労働ですみ、残業は原則ない。
それでいて、期末手当の存在により一定の収入ラインを確保できる。

2のメリットは言わずもがな。

無論、会計年度任用職員制度はデメリットがないわけではないが、筆者はそれ以上のメリットを感じているのでしばらくはこの制度のお世話になることとする。
(本当はデメリットにも言及したいけど、筆者の立場上それができないので悪しからず・・・)

業務委託契約でレンタルスペースの清掃事業を始めたよ!

 

清掃事業といえば格好がつくが、要はレンタルスペース清掃バイトを業務委託で請け負ったというだけの話である。

なぜこんなことを始めたのかというと、

1. 成功しているレンタルスペースのノウハウを盗める
2. レンタルスペースの会社とコネができる


といったところである。
一番はやはりノウハウ獲得の部分。
このノウハウを奪取できれば、筆者のレンタルスペース2合店に活かせる。

コネも大事。

筆者は基本的に臆病者故、今の職場から追放されるリスクも常に頭の片隅に置いている。(というか、会計年度任用職員は制度上そのリスクを常に考慮しておく必要がある)

今の職場からも追放された時、重要となってくるのが様々な会社とのコネだ。
こうしたコネを持っていれば、仕事を斡旋してもらえる率は上がり、野垂れ死ぬリスクを減らせるわけだ。

そんなわけで、実に打算的な理由で清掃業を始めた。
この清掃業で失われる時間と得られるリターンを天秤にかけた時、リターンの方が大きいと感じるので、しばらくはこの仕事も並行して行う。

 

徐々に給与所得を減らし、事業所得を上げていくよ!

 

個人事業主でもある筆者が社会保険に加入できたことは、計り知れないメリットがある。

なんせ、社会保険は労使折半なので、保険料の負担を半分雇用主に押し付けることができる。国保は全額負担なのに。

しかも、この労使折半という仕組み上、事業所得を保険料の計算対象に入れるわけにはいかない。
事業所得の分の保険料まで雇用主が負担せねばならないとなったら、ほとんどの会社が副業禁止にするだろう。だから、事業所得は保険料は計算の対象外にするしかなくなる。

したがって、筆者が取るべき経済合理的な選択は、徐々に給与所得を減らし保険料負担を抑え、事業所得を底上げしていくことだ。
こうすれば、社会保険を最低コストで維持でき、社会保険の恩恵を受けつつ事業拡大にまい進できる。

無論、事業拡大は長期的な視点で考えねばならないので、しばらくは給与所得を目標年250万円に設定しつつ、気長に事業の種を育てていく形にはなるだろうが。

これが、微修正した筆者の人生プランだ。

 

いびつな労使折半という仕組み

 

厚生年金の保険料18.3%、健康保険9.9%、雇用保険0.9%は、冷静に考えてバカ高い。
3つ合わせれば、実に29%にもなる。

その上、容赦無く所得税と住民税が引かれ、残った可処分所得を消費に回せば、今度は10%の消費税まで取られてしまう。
社会保険が労使折半じゃなければ、暴動が起きかねない徴収率である。

労使折半があるおかげで、給与所得者は保険料をそこまで高いと感じないのだから、労使折半とは、高額の保険料を巧妙に隠す極めて優れたシステムだと感心する。(雇用保険は厳密には労使折半ではありません)

筆者はそのシステムを逆に利用し、格安で社会保険を使い倒そうとプランニングしているわけだが、政府もバカではないので、どこかでこの制度にメスが入るだろう。

今はとにかくこの制度の歪みを徹底的に利用し、合法的に保険料を節約するのが賢い立ち回りになるのだろうが、こんな方法論が適法というのは、やはりどこか腑に落ちない。
それだけ労使折半がおかしな仕組みということなのだろう。

 

【まとめ】人生はつらいYO( ;∀;)

 

高校の通学路で、女子生徒を舐めますようにガン見している40代後半のオヤジがいた。

国家権力をデリバリーしてやろうと思ったが、「ただ見ている」だけでは罪に問えないので、仕方なしにその場を後にしたが、なんだかそのオヤジが未来の自分を暗示しているように思えた。

瞳は虚で、髪はボサボサ、服装はよれよれのトレーナー、ホームレスと見間違うほどの小汚い風体。ただ女子生徒を視姦するだけの存在に成り下がっているそのオヤジは、弱者男性の成れの果てのように見える。

筆者がこのままうだつの上がらない人生を歩み続けるなら、いつかそんなキモいオヤジになってしまう、そんな恐怖心を抱いた。

そうならぬように努力はするつもりだが、もしそのようなキモいオヤジになってしまったら、その時はみなさんの手で然るべき行政機関に引き渡してほしい。
それが、社会のため、そして筆者のためなのだから。

そんなわけで、先々のことを考えると人生が辛くなってくるから、メイド喫茶にご帰宅して、現実逃避してきた。

あまりにも筆者のにやけ顔がキモすぎたのでモザイク不可避だった

可愛らしいくまさんパフェが届くとメイドさんが、「おいしくなーれ♡もえもえきゅん」と魔法をかけてくれた。

ぶひついたにやけ顔でぶひぶひ言いながらパフェを喰らう筆者の姿は、公害レベルのキモさだが、ここではそれが許容される。

競争が強要される資本主義社会というディストピアから、唯一隔離されたユートピア、それがメイド喫茶だ。
社会の負け犬である筆者が、唯一負け犬であることを忘れられる場所。

これからも、人生が辛くなったら心がぶっ壊れる前に、ユートピアに訪れてかわいいメイドさんにたっぷり癒しをもらい、何とか生きていくしかないぶひ。

【参考にした資料】
会計年度任用職員制度について 総務省

たわわの炎上騒動が非常にばからしい

現実世界では到底ありえないような爆乳の女子高生が登場する漫画、「月曜日のたわわ」。

 

今、このたわわが凄まじき批判を浴びている。

経緯はこうだ。

4月4日。日本経済新聞に、「月曜日のたわわ」に登場するアイちゃんの全面広告が登場した。
「今週も、素敵な1週間になりますように」とのフレーズで、同漫画がPRされている。

すると、フェミニストを筆頭に、

「これは性的搾取だ」

「未成年を性的な目で見るなど言語道断!」

「性的な魅力で男性を応援する有害広告」

などボロクソの批判が向けられる。

広告を出したヤンマガは広告を出した意図として、「4月4日は今年の新入社員が最初に迎える月曜日です。不安を吹き飛ばし、元気になってもらうために全面広告を出しました」とコメントしている。

ハフポスもこの騒動に参戦。


ハフポスでは今回の件について3つの問題があるという。
それが以下。

1. あらゆる人が読む大手新聞にこのような広告が掲載されたことで、「見たくもない人」に情報が届いてしまった

2. 「異性愛者の男性が未成年の少女を性的な対象として搾取する」ことを肯定してしまった

3. 「広告のジェンダー平等化」を掲げてきた日経がこのような広告を出すことで、自己矛盾に陥ってしまった


3については日経の会社としての方針なので触れないが、1と2については苦言を呈するしかない。

ハフポスでは、「見たくない表現に触れない権利をメディアが守らなかった」ことが問題であると指摘しているが、これは奇妙な理屈だ。

この理屈が通るなら、読者の誰か1人でも、「こんな広告は見たくなかった!」と言えば、その広告は排除されることになるわけだが、そんな意見をいちいち聞いていてはメディア業が成り立たない。

また、逆説的に「見たくない権利」があるなら、「見たいものを見る権利」だって認められるはずだ。
この二つの権利は利害対立するため、メディア業はますます混乱に陥る。
どっちの意見を聞き入れてもイチャモンをつけられるのだから。

以上のように、「見たくない表現に触れない権利」などという便利なワードを出して、同広告を非難するのは、普通に考えて「イチャモン」にしか思えない。

2の、「異性愛者の男性が未成年の少女を性的な対象として搾取する」ことを肯定してしまった、とあるが、これも無理やりな論法だ。

筆者がたわわの広告を見る限りでは、「ああ!これは異性愛者の男性が未成年の少女を性的な対象として搾取することを肯定してしまってるわ!大変大変!」などとは微塵にも思わなかった。
ただ単に胸のでかい女の漫画がPRされているな、との感想しか出てこない。

「でも、それあなたの感想ですよね?」と、独特の煽り顔でロンパーキッズに突っ込みを入れられそうだが、それを言うなら「異性愛者の男性が未成年の少女を性的な対象として搾取することを肯定している!」と思うのも、その人個人の感想ということになる。

明らかに露出が多い、大胆なポーズを取っている、などの要素があればまだわからなくもないが、広告を見る限りではただ胸がでかい女子高生が描かれているだけだ。
これだけで、「異性愛者の男性が未成年の少女を性的な対象として搾取することを肯定してしまってる」と主張するのはやや厳しい気がする。

それでもロンパーキッズは、「胸がでかいことが性的な魅力を演出しているのだ!」と食い下がってくるかもだが、ならば胸がでかい女性は皆性的アピールをしていることになるので、それは胸がでかい女性に対するいわれなき差別になる。

とまあ、そんな感じでたわわ炎上騒動は、非常に滑稽に見える。
批判が全く論理的じゃない。

この手の騒動が起こるたびに筆者が思うのは、「なんでたかが漫画、たかがフィクションをそんな問題視するのか」ということである。

筆者が大好きな漫画「ゴルゴ13」では、ゴルゴは人を殺しまくってる。
あるエピソードでは、ゴルゴは凄腕の狩人を暗殺するために、その狩人の婚約者をレイプし、その時の音声を狩人に聞かせ、大いに動揺を誘い、無事暗殺成功するという話がある。

非常にひどい話だが、それもそのはず、ゴルゴは殺し屋だ。
我々とは違う倫理観で生きているため、そのような非道な振る舞いを行えるのである。
だからといって読者は、「今回のゴルゴのエピソードはひどすぎる!即刻出版差し止めせよ!」などというクレームは一切言わない。

なぜかといえば、読者は皆これがフィクションだとわかってるからだ。
このエピソードに感化されて女性をレイプしようとした読者も、多分いないだろう。
だってこれはフィクション、現実とは違うのだから。

にもかかわらず、内容がこと性的な話題になると、フィクションと現実の区別がつかず、やたらめったら規制しようとする者が出てくる。

ある識者はいう。「フィクションに感化されて、道徳的、倫理的に許されない行為を行ってしまう者がいる。だからそのような作品は規制すべきなのだ」と。

しかし筆者に言わせてみれば、フィクションに感化されてアホなことをする人は、そのフィクションに触れなくてもきっとアホなことをしていると思う。

我々大人がしなければいけないことは、有害なものを見せないという教育ではなく、有害なものを見ても大丈夫な教育をするべきではないか、と。
そう思わないですかね?

ちなみに筆者はたわわを読んだことはない。なぜなら巨乳より貧乳派だからである。

身も蓋もない幸福論について

埃にまみれ、アリに侵略され、ゴミだらけの家賃36000円のオンボロ木造アパートから、「幸せとはなんなのか・・・?」という哲学的な問いを繰り返す昨今。

このような思考展開をすることはすなわち、筆者が今現在幸福とは言い難い状態ということを指し示す。

このままでは悩みすぎて出家しかねないので、今回は幸福について真剣に考えることとする。

幸せに、なりたい・・・!涙

目次

 

世界一幸せな国「ブータン王国」の異変

 

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幸福から真っ先に連想されるのがブータン王国だ。通称ブータン。

ブータンは決して経済的に恵まれておらず、IMFの統計によれば2020年のGDPはわずか25億ドルである。日本円にしてわずか3100億円。
これは、筆者が13年間勤めた日本マクドナルドの、全店売上高の半分程度の金額である。
※ドル円124円換算。マクドナルドは2021年の売上高を参照。

大量のメタボを生み出すファーストフードの親玉程度にすら及ばない経済規模のブータン。だが、周知の通りブータンは世界幸福度ランキングでは長年上位に君臨している。

このことから、経済的な安定と幸福は結びつかないという結論が導き出せる。

ところが、そんなブータンが近年は幸福度ランキング圏外まで落ち込んでいる。
幸せな国が一転、不幸せな国になってしまったのだ。

その理由は一体なんなのだろうか。

探ってみると意外な事実が判明する。
それは外部からの情報だ。

ブータンは長らく鎖国政策を取っていたため、外部からの情報が全くといっていいほど入ってこなかった。

ところが、インターネットのインフラが整い、誰もが瞬時に世界中と繋がれるようになると、ブータンの国民は自分たちの置かれている状況を客観的に知ることになる。

その結果、「あれ?俺たち言うほど幸せじゃなくね?てか貧しくね?」と、隣の芝生が青く見え、破竹の勢いで幸福度が下がっていったのだ。

ネットが自由に使えるようになったということは、それだけ暮らしが便利になったはずなのだから、むしろ幸福度が増してもよさそうだが、現実は真逆の結果となる。

情報は時に人を不幸にする。情報の猛毒さをブータンの事例が教えてくれる。

我々にとっての不幸になる情報とは、やはりあいつしかいない。SNSだ。

 

人を不幸にするSNS

 

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筆者のTwitterアカウント。気が狂ってプロフ文が支離滅裂になってる。アイコンもキモい。

 

筆者が今不幸を感じている理由の一つはSNSであることは否定できない。

Twitterを開けば高知に逃亡したプロブロガーは勤め人をディスってくるし、うさんくさい起業家もどきはオシャンティーなディナーを楽しんでいるし、優生思想にかぶれたビジネスパーソンは我々無能のことを小馬鹿にしてくる。
貧乏人の居場所はどこにもない。

不愉快な情報に日々さらされていると、別段生活に困っているわけでもないのに、「俺って不幸かもしれない・・・」と、ブータンの国民と全く同じ心理状態に陥ってしまう。
いつだって隣の芝生は青く見える。

今更SNSを止めたところで、一度不愉快な情報を知ってしまった以上、もうどうにもならない。
となれば、この負の状況から抜け出すには自分の認知を変えるしかない。

人は人、自分は自分。そう言い聞かせ、認知をねじ曲げ、自分なりの幸福を追求することでしかおそらく光は見えてこないだろう。

とはいえ、言うはた易く行うは難しではあるので、今すぐにどうにかなるものではない。

もうフォローする人全員セクシー女優にしようかな。
松本いちかしか勝たん。

 

男はつらいぜよ

 

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生物の基本形は、オスが競争しメスが選択するといものだ。
これは我々人間も同じ話で、男は自分が好きな女に気に入られようと競争をし、女は多くの男からより優れた1人を選ぶ。

「男らしさから解放されよう」という運動が盛んな昨今だが、男が男らしさを捨てることは競争から降りることを意味し、競争から降りると社会的に没落していくことになる。

男は選ばれる立場にいる以上、選ばれるために絶対に競争に勝たなければいけないのだ。
そして、競争に勝つということは、経済的に成功することを意味する。

この手の話は、山田氏の「モテる構造 男と女の社会学」や、稲垣氏の「オスとメスはどちらが得か?」に詳しい。

「いや、別に俺モテるとかどうでもいいし」と、いけ好かないムッツリスケベ野郎はそう言うかもだが、多くの男にとって女に選ばれることは、自分の子孫を残したいという欲求が成就することを意味するので、そこに幸福感を感じるように脳がプログラムされている。

実際、配偶者がいる男と独身の男を比較すると、幸福度には大きな差が生じている。

男が幸福になりたいと思うならやはり競争に勝つしかない。稼ぐしかないのだ。
多様性が叫ばれる昨今だが、結局これが最強にして定番の幸福になる方法なのである。

 

金持ちになる方程式は至ってシンプル

 

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男が幸福になるには稼ぐのが一番手っ取り早いことはわかった。
ではどうすれば稼げるのだろうか?

めちゃくちゃ有名なので既知の方も多いかもだが、橘玲氏の、「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方 2015」から、金持ちの方程式を抜粋しよう。
その方程式は以下だ。

資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)

わずかこれだけである。
金持ちになるには、この方程式以外にない。

この方程式から、金持ちになるには以下の3つの方法しかないことがわかる。

1. 収入を上げる
2. 支出を減らす
3. 運用利回りを上げる


親が金持ちでもない限り、ほとんどの者は資産0からスタートする。
大した資産がないのに運用利回りを高めようとしても、たかが知れている。
100万を3%の利回りで回しても年3万円にしかならないのだ。

となると、我々は①の「収入を上げる」ことから始める必要がある。

我々は誰しも「人的資本」を有している。
人的資本とは経済学の概念で、ザックリいえば人1人の労働力にあたる。

この人的資本を労働市場に投入することで収入を増やすことができる。
つまり、たくさん働けということだ。

当然、何のスキルもなく、マックジョブやバックオフィス業務しかできない場合、労働力は買い叩かれるため稼げる金額はたかが知れている。
稼ぐためには勉強したり経験値を積み上げることで己の価値を高める必要がある。

そうすれば、人的資本の価値は高まり収入は増えていく。
筆者が今低賃金なのは、これまで己の価値を高める努力を怠ってきたからだ。

しかし、せっかく収入が上がったのに湯水の如く金を浪費しまくっては、いつまで経っても資産形成は不可能である。
だからこそ、②の「支出を減らす」は避けられない項目だ。

生涯における最も大きな支出は、在宅費用でも結婚費用でも教育費用でもなく、間違いなく税金だ。
このことから橘氏は、「最速の資産形成は税金を払わないことだ」と断言している。

これは何も脱税しろと言っているのではない。
日本の税制を徹底的に利用し、支払う税金を可能な限り0に近づけるということだ。

日本の税制は大きく歪んでおり、会社員と自営業だと同じ収入でも支払う税金に大きな差がある。
会社員は納税を会社が代行するため、節税の余地がほぼない。
だが、自営業は自分の収入と支出を自分で決め、自分で確定申告をするため、節税の余地が大きく残されている。

以上のファクトから、資産形成をしようと思えば会社員では圧倒的に不利という結論が導き出せる。

そうした要因から筆者は会社員以外の働き方をしているわけだが、だからといって会社員に利がないわけではない。

会社員の最大のメリットはなんといっても、「解雇規制」と「社会的信用」である。

ご存知、日本の会社員は解雇規制にガッツリ守られているため、簡単にはクビにはならず、圧倒的に立場が安定している。
不当に解雇すればすぐ労基が乗り込んでくるし社会的な糾弾も凄まじい。
この厳しい解雇規制のおかげで、どれだけ無能でもクビにならず、毎月定額のお金が銀行口座に振り込まれる。
これは凄まじきメリットだ。

そして、会社員は社会的信用があるので、銀行が喜んで金を貸してくれる。
古来よりサラリーマン向けの不動産投資本が、本屋の一角を占有しているのは、そうしたことが理由だ。

自営業は売上が不安定で、社会的信用などほぼ無いに等しい。

この2つに大きなメリットを感じるなら、会社員で戦うことを否定しない。

ともかく、収入を上げ、支出を減らし、残った金を適切な金融商品に投資することで、はじめて「お金に働いてもらう」を実現できる。
これが、一番真っ当な金持ちになる方法論だ。

筆者の今の状況に当てはめて考えると、金を稼ぎたければとにかく己の価値を高めるのが先決なのだと思う。

なんせ、筆者が今持ってる資格は漢検7級とATの普通自動車運転免許のみである。
ちなみに学歴は高卒。
ザ・ポンコツである。
これでは稼げるはずがなかろう。大西ライオンですら、「心配しかないさー」と言うに決まってる。

となれば、たくさん働き、たくさん勉強し、そして破産しない程度の小さなリスクを取り続けることが、筆者にとっての幸福になる手段なのだろう。
結局筆者の脳みそだと、これ以外の方法は考え付かない。

この記事を読んでる方も、自分の現状を正しく認識し、自分にとっての最適解を導き出して欲しい。

 

おわりに

 

筆者はあと2ヶ月で30歳になる。我が国ではおっさんになると人権はほぼ失われる。

公園を散歩していたら不審者扱い、親切心で迷子の子を連れて道案内すれば誘拐犯、満員電車で不意に女性の身体に接触すれば強制わいせつ罪、気になる女性にLINEを送れば「おっさん構文キモwww」とTwitterで晒し者。
惨すぎるったらありゃしない。

今よりさらに人生ハードモードになることが予見される以上、早いとこ経済的成功を実現し、なんとしても幸福を勝ち取らねばならない。

人生つら。。。鳥さんになりたい。。。ぴよぴよ。。。

【その他参考にした資料】
ブータンの統計データ - Global Note
経済 | ブータン政府観光局 公式サイト

【活動記録】2021年は圧倒的赤字でした。還付金いやっほー!

自営業者は毎年2~3月になると四苦八苦する。確定申告があるからだ。

夏休みの宿題をギリギリまでやらないタイプの筆者は、取引記録などろくにつけておらず、レシートも各所に散らばっており、もうしっちゃかめっちゃか。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言があるが、筆者の場合経験にすら学ぶことができていない。
毎年同じように確定申告に苦しみ、嘆き、ようやく申告書ができたと思ったら、「うそ。私の年収低すぎ」とおったまげる。

そんなわけで、個人ブログらしく久しぶりの活動報告です。

目次

 

2021年は圧倒的赤字でした

 

確定申告をしたことにより、2021年の個人事業の詳細な赤字額が判明した。
結論から言えば▲13万の赤字だった。

たかだか13万と思うかもだが、これは筆者が大好き松屋の牛丼並342杯に相当する金額である。
貧困と隣り合わせで生きている限界孤独アラサーとしてこれはでかい。

赤字の原因は散々ブログに書いてきた通り、貸し会議室事業への挑戦が原因だ。
こいつのせいでブログ収益、フリマ収益、全てを吹っ飛ばし、赤字でのフィニッシュとなってしまった。

圧倒的なる赤字を叩き出して良かったことといえば、確定申告を始めて以来、初めて還付金をもらえることだろう。
詳細な額は差し控えるが、儲かってなさすぎるせいでまあまあの額が還付される模様。
ありがたい。

なお、給与所得部門に関しては、マックを辞めたくせに、現在の職場からのありがたいオファーに加えてボーナスの圧倒的入金があったことにより、2020年の給与所得と差異はなかった。
神ような職場に感謝するしかあるまい。
能力は低いがプライドだけは誰よりも高いという、老害の極みみたいな上司が権力を持っているマックなど、マジで辞めてよかったと心底痛感。

したがって、去年はいろいろあったがひとまずどうにかなった。

 

ハロワに行って仕事決めてきました


説明が面倒だが、筆者はパートタイムの会計年度任用職員(非正規公務員)なので、制度上週29時間までしか働けない。
しかし、現在の職場の仕事だけだとせいぜい週15時間程度しか働ける枠がない。これでは足りない。
なので、別の職場の会計年度任用職員に申し込み無事採用となった。4月から勤務開始。

こうすることで、労働時間が週29時間に近づき、期末手当て(ボーナス)の基準額も上がるという算段である。

「だったらわざわざ会計年度任用職員じゃなくて、普通の民間のバイトでいいじゃん」と、至極真っ当なツッコミが予想されるが、民間バイトに自分の時間を投資するより、会計年度任用職員に時間を投資した方が投資効率が良い。給料良いし。
そもそも民間だと非正規にボーナスはない。

そんなわけで、会計年度任用職員制度を全力で利用させていただく格好に落ち着いた。

この、普通の人からしたら全く馴染みがないであろう会計年度任用職員制度は、非正規公務員たちからめちゃくちゃ批判されている制度だったりするのだが、筆者は運が良いことにこの制度の恩恵を最大限に享受しているので、特に文句はない。
というか感謝しかない。

というわけで、4月からは2つの職場を行き来することとなったので、最底辺の生活からは一旦卒業できそう。

 

2022年は個人事業をちゃんと伸ばすぞ!

 

給与所得の方はこれでひとまず安定路線に入った。
問題は個人事業の方だ。

個人事業の部門は3つある。

1.  ブログ
2. フリマ
3. 貸し会議室



ブログはジリ貧なのでこのまま放置、フリマはメルカリ凍結により瀕死、貸し会議室はコロナの影響をモロに被弾し苦戦中。
最悪じゃねーか!自分で書いて笑ってしまった。

まあ、ブログはもう何もしないが、フリマに関してはアイディア次第でいくらでも販売する商品の目処はつくので、ラクマオンリーでも月1万くらいの利益はキープできるため、このまましょぼく稼ぐ。

問題は貸し会議室事業。
直近の現状をお伝えしておくと、1月は2万の赤字、2月は5000円の赤字というスコア。

出店したエリアの状況的に、もとより長期戦のつもりなのでこの程度の赤字は想定の範囲内ではあるが、コロナという不確定要素の存在が悩ましい。

辛い赤字を忘れるために、最近はもう自己利用しまくっている。



当面は苦戦しそうなので、しばらくの資金稼ぎのためにとあるtoBビジネスを検討している。
「自分の時間をガッツリ投下する羽目になる」&「営業が必要」なのであまりやりたくないが、貸し会議室があまりにもうだつの上がらない営業成績であれば、選択肢から排除すべきではない。
来るべきタイミングが来たらブログに書く。

 

おわりに

 

2月ごろブログの手入れをした。そしたらなぜかアクセスが下がった。
当然AdSense報酬も下がった。
神から(Google)、収益の下落を心配するメールが届く。お前のせいだろ。

ブログ歴9年目に差し掛かる筆者ですらこのザマなのに、界隈に目を通してみれば未だブログに夢を見ている人がわんさかいる。
まあ、ブログでフリーランスを目指す人はさすがにもういないけど。。。
ではでは。

 

 

2022年に達成したい具体的な3つの目標を書く

以下の記事で大雑把な抱負を語ったが具体的に何をするかあまり書かなかった。

 


そこで本記事では、今年の具体的な「実現したい目標」について書くとする。

目次

 

1. FP3級取るよ!

 

マック退職に伴い果てしなく暇になった。
暇なので経済を勉強しなおしてた。

で、経済の基礎的な勉強が大方片付いたので、次は何か資格を取りたい。
そう考え「ファイナンシャルプランナー3級」の勉強をすることを決意。

こう書くと、

「FP3級なんて何の役にも立たないっしょ」

「FPは独占業務ないのにわざわざ取る意味www」

などと、どこらともなくアドバイスマウンティングおじさんがやってくる。
鬱陶しいので、アドバイスマウンティングおじさんを蹴散らしておくと、資格の有用性というより、

・勉強をする習慣を身につける
・効率的な勉強法を確立したい


の2つが目的なので、別にFPに拘っているわけではない。

これまでほぼ勉強してこなかったので、そんな筆者にとってFP3級はちょうどいい難易度というだけなのだ。

アドバイスマウンティングおじさんは迅速にヤフコメにお帰りいただきたい。

 

2. レンタルスペース3号店を出店するよ!

 

試算によれば、現在の2号店は最短1.5ヶ月で黒字化する。

2号店が黒字化し、3ヶ月程度様子をみて収益性に問題がなければ3号店をオープンしたい。

「もう少し様子見てからやったほうがいいんじゃない?」

と思うかもだが、筆者みたいにどん底にいる汚い野良犬が下手に守りに入るのが一番チャンスを逃す。
多少リスクがあったとしても、アクセルベタ踏みで攻めて攻めて攻めまくるべきなのだ。

しかも、レンタルスペースビジネスに取り組む人は急激に増えているので、あまりもたついていると狙っているエリアが取られてしまう。

なので、レンタルスペースビジネスはスピード感を持って進めたい所存。

 

3. 第二のスモールビジネスを立ち上げるよ!

 

ひとつの収入源に依存するのはとても危険である。

 


したがって、レンタルスペースビジネスをぶん回しながらも、このビジネスがぽしゃってもいいように第二の収益の柱を作る必要がある。

記事にも書いたがキャッシュに余裕はないので、必然的にカネがかからないスモールビジネスを選ばざるを得ない。
一体何がいいのだろうか。どんなビジネスがあるのだろうか。

迷ったら本を読めばいい。ということで事業家bot氏の「金儲けのレシピ」を読んでみた。

 

金儲けのレシピ

金儲けのレシピ

Amazon

 

本書は「こうすれば成功できる!なおソースは俺」という、ビジネス書界隈に溢れかえる駄本とは一線を画しており、あらゆる成功しているビジネスの事例を構造化しわかりやすく紹介している。

そんな本書で目を引いたのが「謎の資格を作る」という項だ。
いわゆる資格商法のことである。これはうまくいけば巨大利権になる。

実際、世には実用性が疑問視される資格が氾濫している。
(最もFPもそうかもしれないが)

一例を上げると、

 

・野菜ソムリエ
・キャリアコンサルタント
・フードアナリスト
・温泉ソムリエ


などなど、珍しいとこで「ペットロス検定」「定年力検定」なるものまで存在する。
民間資格を調べ始めると、まさに玉石混淆でみてるだけで楽しい。
※キャリコンは一応国家資格です

筆者の経験を活かして資格商法するなら、「マクドナルドソムリエ」というのはどうだろうか。

Q1 「スマイルくださいと言われた時の正しい対応を答えなさい」

Q2 「客同士が喧嘩した場合どのように止めるのが正しいか答えなさい」

Q3 「クレーマーが自分の髪の毛をドリンクに入れてイチャモンをつけてきた場合、どのようにこらしめるのが正しいか答えなさい」

以上のような問題をふんだんに用意し、多くのマクドナルドソムリエを爆誕させたい。どうだろう。
やはりマックに訴えられるだろうか?

ちなみにスマイルを要求された時の正しい対応は、笑顔で「ありがとうございます」と言うことだが、筆者はスマイルくださいと言われたら鼻で笑い「僕の笑顔もらってうれしいすか?」と答えていた。
そのくせ、女学生にスマイルを求められたら顔面の筋肉をフルに使い100万ドルの笑顔をお届けしていたのだからタチが悪い。
マッククビになって当然である。

冗談はともかく、なるべく元手がかからないスモールビジネスを年内に何個か作りたい。生き残るために。

 

【おまけ】彼女は作らないよ!

 

目標というか所信表明というか。

出典は忘れたが彼女ができた場合に発生する年間コストは50万円らしい。
月額換算すれば4万円ちょいで、これは筆者のオンボロ壁うすうすハウスの家賃3.6万円をはるかに凌ぐ金額である。

高すぎるだろ。

しかも女ってやつは記念日だの誕生日だのクリスマスだので、やたら物品を要求してくる傾向にある。

このがめつさに応えるためには、50万円とは別にいくらかの余剰資金を用意しておく必要もあるだろう。

人生のクオリティは、自分の時間と金をどこに配分するかで決まる。
時間と金を彼女に費やすことでそれに見合った幸福度を得られる人はいいが、そうじゃない人は女なんていうがめつい生き物に己のリソースを割くべきではないのだ。

無論、筆者は男前で男気があって金払いもよくて将来性もあって誰彼構わず好かれるナイスガイなので、交際の申し込みが後を絶たないのは圧倒的事実であるが、今年はあえて彼女を作らないことを目標とする。あえてね。

今年はビジネスと勉強に時間と金を注ぎ込みたい。
がめついマネーモンスターである女に、自分のリソースを割いている場合ではないのである。

とはいえ、どうしてもなんとしても「しんまと付き合いたい」と思う20代で美脚でスレンダー体系でアイドル顔の女性諸君に関しては、まあ別に筆者もやぶさかではないので、TwitterにDMをくれても無下にはしませんよ?

彼女に費やしてもいいと思う年間コストについては、応相談という形になるが、なるべく前向きに話を進めることを約束する。

別にまあこっちは積極的に彼女を作りたいわけでもなんでもないけど、どうしてもなんとしても絶対にしんまと付き合いたいという気骨ある女性がいるなら、それ相応の対応をしないとね。
なんたって筆者は男気で生きてますから。

 

まとめ

 

以上の合計3つが筆者の今年の具体的な目標である。
達成できるかできないかはわからないが、とりあえず旗を立ててみた。

なお、もし未達となった場合、何も触れずにぬるっとなかったことにする。

なので、「そういえばしんまFP3級ってどうなったの?」と聞かれても、「え?FPSっすか?やだなあ僕はFPSはやってないので3級とかそういう階級問われてもちんぷんかんぷんっすよ笑」とすっとぼとけるだろう。

これ以上自己肯定感の暴落を進行させるわけにはいかないのだ(震え)

そのくせ、目標達成したあかつきには「俺すごすぎ。圧倒的天才じゃん」と大々的にイキるだろうが、それはまあ大目に見て欲しい。

ひとつの収入に依存するのはとても怖い。ノースキルアラサーの末路

インフルなエンサー共が口をそろえて言うのは、「ひとつの収入に依存するのは危険!」ということだ。

ひとつの収入に依存するということは、その収入先がなくなった時生活が破綻することを意味する。
会社の収入だけに依存している場合は、給料という人質を取られているため、無理難題を吹っかけられても拒否できない。

こうした背景を利用してインフルなエンサー共は「収入源を複数持て!副業しろ!ついでに俺のサロンに入れ!あと有料noteも買ってね」とクロージングを仕掛けてくる。

インフルエンサーのふてぶしさはともかく、筆者もひとつの収入に依存するのはとても危険なことだと思ってる。

目次

 

一度たりとも人生が安定したことがない

 

良い大学に入って良い会社に入って着実にキャリアアップをしていく、というのがレールに敷かれた人生なのであれば、筆者は頼まれてもいないのに勝手にレールから降り我が道を突き進んできた。

高卒で就職先を2ヶ月で退職、以降ずっとバイトを掛け持ちしたりビジネスしたりして生活している。

当然、キャリアなど何もないし、生活が安定したことも一度たりともない。

今月20万円の給料がもらえたからといって、来月も同じ20万円もらえるとは限らない。
なんならFXに手を出したがために、給料マイナスなんていう月もあった。

バイトの収入は安定せず、ビジネスは当たるか外れるわからない。

こうした経験をするとより「ひとつの収入に依存するのは危険」と感じるようになる。
いや、もはや怖い。ひとつの収入に依存するのはとても怖い。

 

うまくいかない時こそ収入源を増やす努力を

 

経営学が専門であるロンドン・ビジネススクール准教授の「フリーク・ヴァーミューレン」は、「業績不振時は収入源を増やせ」と説く。

これは、苦しい時にはコアビジネスに集中せよという教えに真っ向から異を唱える主張だ。

なぜフリークはこんな主張をするのか。

その理由はこうだ。

業績不振時はどんなビジネスであれ、ひとつのビジネスだけじゃ会社を支えていくには不十分なケースが多い。
会社が生き残るためには様々な収入源を持つ必要があり、ひとつのビジネスに集中するより、新たな収益源を探し、作り出すことにリソースを注いだ方がいい。

小さな収入でもいい。あまり成長が見込めなくてもいい。
今は生き残りを賭けた戦いなのだ。贅沢は言ってられない。

様々なビジネスを持つことは、特定のビジネスへの依存を減らすためリスクヘッジになる。
そして、それは企業の将来の基盤を作ることにもつながる、とフリークは言う。

参考: 「やばい経営学」63p/~不況時に目を向けるべきはコストより売り上げ~


これはあくまで経営の話ではあるが、人生にも当てはまる。

今現在安定している人でもいつ危機が訪れるかわからない。
危機に備える最良の方法は、収入源を分散しておくことなのだ。

無論、これは全てのケースに当てはまるわけではなく、場合によっては選択と集中よろしく、ひとつのことに特化した方がいいこともある。
自身の状況を鑑みて選択するべきだろう。

そんなわけで筆者は貸し会議室事業に注力しながらも、同時進行で次なる金儲けのタネを探している真っ最中だったりする。

仮にこの貸し会議室事業がうまくいったとしても、その成功がいつまで続くかわからないし、何よりまた失敗したら経済的ダメージが計り知れないからだ。

貸し会議室事業に100万円以上の資金を突っ込んでるので、キャッシュに余裕はない。
ただ、貸し会議室は自身の労力をさほど必要としないので、労働力というリソースは有り余っている。

となれば、多少の労力が要求されても、元手がかからない(もしくは少額)ビジネスを選ぶ必要があるということになる。

何がいいっすかね?
今のところ特に何も考えついてない。

 

ノースキルのアラサーはマジでやばい

 

思えばこれまでマックジョブしか経験してこなかった。

【マックジョブとは】
スキル不要で誰でもできる仕事を指す。
ドナルド帝国で知られるマクドナルドに由来するスラングで、実際にマッククルーであった筆者にはうってつけの表現である。つら。


何のスキルの蓄積もないまま29歳になってしまった。
この事実は非常に残酷である。

なぜならこの歳で何のスキルもないとなれば、市場価値は0に等しく、残ってる仕事は社会的立場が低く低賃金かつきついものだけだからだ。

若いならまだいい。無限の可能性に満ち溢れているから、将来性を買ってもらえるチャンスにありつける。
若くもないノースキルのアラサーは、無限の絶望が広がっているだけ。きっつー。

この絶望から抜け出す方法は筆者が考えるに2つしかない。
リスクを取るか、スキルを身に着けるかだ。

ちなみにこうした状況を利用した無責任なプロブロガー共は、

「これからの時代はプログラミングですよ!」

「ほとんどの仕事はAIに奪われますよ!だからプログラミングプログラミング!」

「え、まだプログラミング勉強してないの?時代に取り残されますよあなたw」

などと、煽りに煽り高報酬なプログラミングスクールアフィをキメてくる傾向にある。
煽ってる本人は大してプログラミングなどできないくせに。

ともかく、プログラミングにせよ何にせよ需要のあるスキルを持っている人は、仮に収入源がひとつしかなくとも何とかなる。つぶしがきくからね。

一応、筆者は今現在の戦略は「リスクを取る」方針ではあるが、何らかのスキルを身に付けたいとも思う。
それがプログラミングなのかはわからないが、ある程度市場価値の高いスキルは欲しい。
それがあれば、もう少しましな人生になるだろうから。

あー橋本環奈と付き合いてぇ。

 

 

陰謀論にハマる人はバカなのか?

昨年はマック退職に伴い果てしない余暇が発生し、本を読みまくった。
本を読んだならしっかりアウトプットしておこうということで、今回は橘玲著作の「無理ゲー社会」から陰謀論にまつわる興味深い話を紹介する。

 

大前提として、進化論を研究している学者たちが口を揃えて言うのは、「我々の脳みそは1万年前と対してして変わっていない」ということである。

この考えをベースにした時、荒唐無稽な陰謀論にハマる人たちの正体が掴めてくる。

目次

 

闇の政府を信じるQアノン

 

Qアノンとは、この世界に「ディープステート」と呼ばれる闇の政府が存在するとされる陰謀論である。

Qアノンは、

「政界やメディア、金融界は子どもの性的人身売買を行う悪魔崇拝者に操られている」

と主張し、ドナルドトランプはそうした闇の政府と戦っている英雄であると考えている。

アメリカ連邦議会議事堂を占拠したトランプ支持者たちも、Qアノン信仰者が多くいたという。

無論、闇の政府の存在が客観的に証明されたこともないし、トランプが闇の政府と戦っているという事実も、筆者が知る限りない。

「いつの時代だって頭のおかしい奴はいる。そんな奴らは放っておけばいい」

と言いたくなるが、橘玲氏いわくそもそも我々の頭は陰謀論を考えるようになっているらしい。

 

科学で考えない脳

 

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科学の世界を生きる我々にとって、科学で思考するのは当たり前だと思っている。

飛行機を見て「あれは魔法で飛んでいるんだ!」と言う人は1人もいない。
ほとんどの人が、飛行機はエンジンの推進力と翼が作る揚力で浮くのだと理解する。

しかし、人類が生きてきた歴史を考えてみれば、科学がない時代の方が長かった。
科学的な世界が確立したのはせいぜい400年前で、それ以前の我々は非科学的な世界を生きてきたのだ。

雨が降らなければ雨乞いをしたし、大規模なウィルスが人類を襲った時はただ神に祈ることしかできなかった。

我々人類は、この世界に巻き起こる理不尽不条理を正しく理解できていないなかった。
そして、理不尽不条理がなぜ巻き起こるのか理解できないと、それはとても怖い。
なぜなら、対処しようがないからだ。

この不安から逃れるために我々人類は、あらゆる理不尽不条理に「意味」と「説明」を求めた。
しかし、科学がない世界で理不尽不条理に向き合おうとすると、それは必然的にな神秘的、呪術的な方向に行かざるを得ない。

こうして世界中そこらに神話と宗教が生まれた。
したがって、我々人の脳はそもそも科学で考えるようにはできておらず、非科学的に考えるように設計されている。

それは科学的概念が当たり前となった今でも、変わらない。
意識的には科学で思考するように努めようとするが、無意識下では未だ神秘的で呪術的な方向で思考してしまう。
なぜなら脳は1万年前と対して変わっていないのだから。

これが人が陰謀論にハマる正体だと橘玲氏は説く。

陰謀論にハマる人がバカというより、人は陰謀論で考えるのが自然なことなのだ。

【参考】
Qアノン - Wikipedia
無理ゲー社会/ 122p〜絶望から陰謀が生まれる時

 

我々は不公正な世界を受け入れられない

 

tunnel with light turned on during night time

人が陰謀論で思考するもう一つの補強材料が「公正世界信念」だ。

公正世界信念とは、「この世界は公正である」と思い込む認知バイアスの一つである。

悪いことをした人には罰が下り、良いことをした人はきちんと報われる世界であるべきだと人は無意識化で考える。

しかし、いうまでもなくこの世界は公正とは言い難い。
世界は様々な理不尽不条理に溢れている。
独裁政権、戦争、汚職、貧困、挙げればキリがない。

こうした理不尽を目の当たりにした時、人は現実を正しく直視できなくなる。
だからこそ、理不尽なデキゴトの正体を陰謀論にして、世界をなんとか公正に保とうとする。

勧善懲悪のドラマが好まれるのはこのためだ。


かくいう筆者も無意識化では世界は公正であると信じていた。
その原体験の一つが「落とし物」だ。

当たり前ではあるが、筆者は財布を拾ったらネコババせずに交番に届けるようにしている。
その善行が幸いしてか、筆者自身が財布を落としても必ず交番に届けられていた。

「ちゃんと人の財布を交番に届けているから、自分が財布を落としても誰かが交番に届けてくれるんだ」

と無意識に理解した。

筆者のこの公正世界信念が崩れたのが「マックからの追放」体験だ。


この体験は、筆者の公正世界信念が根底から揺らいだ出来事だ。

なぜなら筆者は仕事で結果を出していたし仲間からも信頼されていた。(おそらく)追い出される理由が何一つなかったからだ。
にもかかわらず、店長の策略によって、マックから放逐された。

筆者をマックから追い出した店長は、仕事中にニトリに行き自分用の家具を買いに行くような働かない人だった。

そんなしょーもない店長は今でものうのうとマックにいる。

この腹立たしい現実が決め手となり、筆者は「世界は決して公正ではない」と考えを改めるに至った。

筆者が良い例であるように、理性的に振る舞おうと努力をしていても、無意識化では公正世界信念で思考してしまうのだ。

【参考】
陰謀論とは何か そのメカニズムと対処法 : 文化 : 記事・論考 : 調査研究 : 読売新聞オンライン
公正世界仮説 - Wikipedia

 

おわりに

 

筆者が好きなYouTubeチャンネルの一つが「令和の虎」。
これは伝説のテレビ番組「マネーの虎」をYouTube上で復活させた激アツチャンネルだ。


このチャンネルに208人目の志願者として登場した星乃さんという方が、「タイムウェーバー」という怪しげな機械を虎たちにプレゼンする。


www.youtube.com


星乃さんの説明によれば、なんでもこのタイムウェバーは人生を最適化するために作られているらしく、この機械を使えば誰でもハッピーになれるらしい。
星乃さん自身もこの機械で願いが叶ったという。

控えめに言ってめちゃくちゃ怪しい。怪しさしかない。

機械で願いが叶うなら筆者は今頃100億円の資産を築き上げ石原さとみと結婚してる。ついでに何らかの形で国民栄誉賞も受賞している。金、女、名誉、全てを獲得しているはずだ。
しかし現実は、さとみはGS社員に奪われ、長いことゴミためみたいなアパートで底辺暮らしである。たまにする贅沢は、コメダ珈琲でコロッケーバーを飢えた餓鬼の如くバカ喰いすることくらいだ。

星乃さんは「これは科学だ」と言ったが、なぜこの機械で人を幸せにできるのかの根拠を問われると、全く科学で説明できなかった。

その時点で科学ではないと思うのだが、彼女は、この機械はスピリチュアル的なものではないし、占いとも違うと主張する。

そんな星乃さんを見て虎の1人である桑田社長が、「傷ついた人が助けを求めるのがこういうとろこになるんだな・・・」と嘆いていた。

スピ系にハマる人も陰謀論と同じ仕組みなんすかね。
ナンダカナー。。。