どうも、金の亡者ことしんまです。
今月のFXの収支はハッキリ言って冴えない。大きく損をしたわけでも大きく儲けたわけでもなく、淡々としたものです。かろうじてマイナス収支にはなっていませんがわざわざブログに書けるような面白い話は特にありません。
今月は無駄なトレードが目立ち、本来ならエントリーすべき場面ではないところでエントリーしたり、ついつい感情的になって全く合理性のない行動を取ってしまったりもしました。
ドル円なんだこれ!?
— しんま13 (@ukodahp91jpyano) 2016年3月24日
こんなの売る以外ないやん。
— しんま13 (@ukodahp91jpyano) 2016年3月24日
112.708で売り。
めったにナンピンしない人だけど追撃でもう一発売っておいた。
— しんま13 (@ukodahp91jpyano) 2016年3月24日
ちっ損切り!
— しんま13 (@ukodahp91jpyano) 2016年3月24日
微損で撤退!
無駄な行動をしまくった結果利益圧迫に繋がりましたね。振り返ると本当自分は愚かだなと・・・。
そんなわけで頭を冷やすためにFXの本を読みました。
「FX金の稼ぎ方〜成功者たちの流儀」
タイトルからいかにも初心者が手を出しそうな中身の無い怪しい本のように映りますよね。
基本的に自分はこういうリテラシーが低そうな本には興味がないのですが、Amazonレビューが好評だったのと(一件しか評価ついてなかったけど)、内容構成に惹かれてポチってしまいました。
この本の内容は、12人のFXトレーダーが自分の手法を紹介するというものです。
12人の手法紹介という内容構成故、一人の手法に固執することなく様々な手法を客観的に学ぶことができるため、自分に合った手法を選択できます。この内容構成が本書の魅力。
それでは本書を読んだ感想をさっくり書いていきます。
手法のみに焦点を当てた本
計12人のトレーダーによる、実際に稼いできた手法を公開するという構成の本書。
読み終えてみて、無駄な自慢や誇大表現がなく、客観的に稼いできた手法を紹介するという内容だけに、勝ち組トレーダーの手法だけを集中的に学べるのでタイトルにしてはかなりまともな本だったという感想です。
色々な手法が紹介されていました。
簡単な手法、難しい手法、高度な知識を要求される手法、実に様々でした。
自分はあまり頭が良い方ではないし、自分自身の手法も極めてシンプルなものを採用してるので初めから難しい手法には手を出すつもりがなく、なるべく余計なものを削ぎ落としたシンプルな手法を探し求めていました。
本書で紹介されていたシンプルな手法を一つ紹介します。
1. クラウドブレイク
使うテクニカル指標は以下の二つ。
「平均足」「一目均衡表」
この手法のシンプルなとこは、まず使うテクニカル指標がたった二つと少ない。
そしてエントリーの仕方が実にわかりやすい。
雲を抜けたらエントリーするだけ
雲を下に抜けたら売りでエントリ。
雲を上に抜けたら買いでエントリ。
そんなんでいいんかいという突っ込みを入れたくなるぐらい簡単な手法です。この手法を武器に5万円を1500万に増やしたと紹介されていてたまげましたね。
こんな感じで百戦錬磨のトレーダーたちが実際自分が稼いできた手法を惜しげも無く紹介していきます。
これまで手法研究などしてこなかったし、そもそも手法に頼ったことはあんまりなく、その時その時の状況で感覚的にトレードしていることが多かったものですから(当然ルールはあるけど)手法のみに焦点を当てた本書は新鮮でしたね。
なんだか嘘くさいという結論
基本的に僕は、投資というゲームは「損切り」と「資金管理」ができることが生き残る絶対条件だと考えていたので、とにかく「損切り」と「資金管理」ができるようになろうと思っていました。
だから勝つための手法はこれまでほとんど勉強してきませんでした。
そして今回初めて手法のみに焦点を当てた本を読んだわけですが、確かにタメになる知識もあったし、勝率の高そうな良い手法も紹介されていましたが、なんだかモヤモヤした読後感は拭えませんでした。
というのも、そもそも完璧な手法など存在しないというのが実状だし、仮に勝率の高い手法だろうと、人によって合う合わないがある以上、本書で紹介されている手法を実践したところで実際に利益を上げられるわけではないと思ったからです。
まあ端的に言うと嘘くさいわけですよ。
手法を紹介してるトレーダーをネットでググってみたりすると、案の定儲かります系の商材売ってたりして、ああ、やっぱり商材屋か・・・みたいなこともあったりして、儲かる手法の裏には怪しいマネーの匂いがするわけですよ。
もちろん手法そのものが嘘ではないでしょうけど、そういう手法を採用したからといって必ずしも勝てるトレーダーになれるかは懐疑的だと思いましたね。
やっぱり自分で自分の手法を編み出すのが一番だという結論です。
なんだか批判じみた感想になってしまいましたが、見識が広がるという意味では良い本だったと思います。まあそういう言い方をすればどんな本でも良書になってしまいますが、読んでみて「こういうやり方もあるんだ」って気づきが幾つかあったので、参考程度に軽く読む分には悪くないかと。
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