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要件を言おうか

マックで働くフリーターの備忘録

詐欺バーガーでお馴染みマックのハンバーガーのクオリティが低い理由

マック
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今日ちょっと気になった記事がありまして、その記事タイトルが「ギガマック食べてきたけど、みんな絶対食べないで!」というもの。

で、引用してリンク貼ろうと思ったら何故か記事が削除されてました。というわけでリンクは貼れません。

 

さて、その肝心の記事はというと、

 

実物のギガマックが汚い!イメージと違う!レタスこぼれすぎ!みんなギガマックなんか食うな!

 

 

ザックリですがそんな感じの内容でございます。

 

久しぶりにこの手の話を聞いて妙に懐かしいなと思いました。なんせマックは以前から、実物とイメージが違うだの詐欺ハンバーガーだの、なにかと、実際出てくるハンバーガーのクオリティが低すぎると話題になっていましたからね。

一番有名な話だと、マックが60秒サービスというプロモーションをやったときのハンバーガーの出来栄えが、とにかく酷いとネットで炎上したことでしょうか。

 

biz-journal.jp

 

実に懐かしい案件。

でも不思議なことに、ハンバーガーのクオリティにケチをつける人はいても、何故こんな酷いクオリティなのか?と考える人はいないんですよね。

そんなわけで現マック店員の僕が、何故マックのハンバーガーのクオリティ(汚い)が低いのかを書いていこうかと思います。

 

目次

 

 

徹底したスピード主義がクオリティを悪化させる

 

まず大前提として知っていただきたいのが、マックは超絶スピード主義だということ。

 

「レジでお客さん一人あたりをさばく時間」

「お客さんがレジに並んでから実際に商品を手渡すまでの時間」

「挨拶開始からお客さんに商品を渡すまでの時間」

 「ハンバーガーを作る時間」

 

これら全てのオペレーションが厳粛にタイム管理されています。

そしてアルバイトクルーは、この時間内に滞り無くオペレーションができるよう徹底教育されるのです。

 

「あと1秒短縮するためにはどうすればいいかを真剣に考えよう」

 

それがマックの基本方針。

 

だからといって商品のクオリティを落とせと言うわけではなく、マックはスピードを求めるのと同時に、商品のクオリティもスピード同様に要求するのです。

 

「ケチャップなどのソース類はバンズの中央にドレス」

「ラッピングはバンズを潰さぬよう丁寧に」

「ポテトはなるべく縦に入れて見栄えをよく」

 

上記のように商品のクオリティを保つために、適正なオペレーションをできるようアルバイトクルーに教育します。

 

商品をできるだけ早くそして綺麗に作る。

マックのバイトに対する要求水準は限りなく高いのです。

 

スピード意識に拍車をかけるのが月に一回の外部調査

 

マックは各店舗、月に一回必ず外部機関から調査を受けます。

ちゃんとした商品を提供しているか、接客の質、そしてスピード。

それを確かめに調査員が月に一回お店に来訪してきます。

普通のお客さんとしてやってくるので、常にちゃんとしたオペレーションを行っていないと失点してしまいます。

調査で失点となればお店の評価にも関わります。

この調査で一番重要なのが「スピード」です。

レジに並んでる時間、実際に注文してから商品が手渡されるまでの時間。全てのタイムが細かく計測され、1秒でも基準タイムに見たなければ即失点。

 

お店の評価に関わる調査で重要なポイントがスピードとなれば、店長はアルバイトクルーに何よりも優先してスピードを意識した教育をします。

そういった評価基準に立たされていると、商品のクオリティよりスピードを重視するのは必然です。

しかし、とびきり優秀な店舗でなければ中々スピードとクオリティの両立は難しいので、結局スピードを求め、クオリティが下がってしまうのです。

 

フランチャイズ推進が店舗のバラツキを招いた

 

直営店舗の比率が高かった時代はスピード重視でもよかったのかもしれません。ですが、マックの社長が原田泳幸氏に代わってから、急速にフランチャイズ店舗が増えたためスピード重視についてこれない店舗が現れ始めたのです。

 

直営店舗であれば本社の人間が店長を務めているため、本社のスピード重視を正しく理解し正しくアルバイトクルーに教育ができます。

 

しかし、現在のように、直営よりフランチャイズの方が数が多い状況だと、直営の管理指導が全てのフランチャイズに行き届くわけではありません。

どうしたってダメな店舗は出てくるのです。

そういうダメな店舗がスピードとクオリティの両立をこなせず、結果的に酷いクオリティのハンバーガーを提供するお店になってしまうのです。

 

日本マクドナルド創業社である藤田田氏が、フランチャイズ化を推進しなかった大きな理由は、全店舗に藤田田イズムを浸透できるかという不安があったからです。

 

原田泳幸氏は短期的な利益を求めどんどんフランチャイズ店舗を拡大していきましたが、結果それが裏目に出てしまい、藤田氏の読み通り、店舗によってサービスや商品の質にバラツキが生まれてしまいました。

 

モスって凄いよなっていうぼやき

 

スピードを求めるあまりハンバーガーのクオリティが下がってしまうマクドナルドですが、そう思うとモスバーガーって凄いですね。

 

モスはマックとは真逆で、全くスピードを意識しないスタンス。注文したら番号札を渡されて5〜10分以上待つのが当たり前。しかし、出来上がったハンバーガーは丁寧に梱包されていて、なおかつできたてほやほやだからとても美味しい。

モスの商品はマックに比べるとやや高めの価格設定ですが、その価格を上回る魅力的なハンバーガーが用意されているので、高めな価格も待たされる時間もさほど気になりません。

僕はマック店員のくせにモスバーガー大好きなんですよね。 

 

あえてスピードを捨てることにより、できたてで丁寧に作ることを可能にしたモスバーガー。そりゃ美味しいに決まってますよ。

 

サラ・カサノバ氏はマクドナルドを「モダンなレストラン」にすると言い続けていますが、マックをレストランだと思ってるのは現場を知らない役員だけだし、仮にレストランにすると言うなら、せめてスピードかクオリティかどっちかにしろよと思いますけどね・・・。

 

マクドナルド 失敗の本質: 賞味期限切れのビジネスモデル

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