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ゴルゴが麻酔銃を撃たれて大ピンチに!?ゴルゴを倒すヒントがつかめるエピソード

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ゴルゴはスナイパーという仕事柄、とにかく敵が多く何度も危険な目に遭っています。

しかし、ゴルゴは自分の身を守る術を熟知しており、天才的な頭脳とオリンピック級の運動能力を駆使し、数々の危機的状況を切り抜けてきました。

ゴルゴのあまりの強さは、「ゴルゴ13の倒し方」というゴルゴの倒し方を研究した本が出版されくらいです。(ちなみに僕は未読。読んだことある人いたらぜひ感想教えてください。。。)

ゴルゴ13の倒し方 (非日常実用講座)

ゴルゴ13の倒し方 (非日常実用講座)

 

 

そんなゴルゴが敵に麻酔銃を撃たれて大ピンチに陥ったエピソードがあります。
今回はその貴重なエピソードの紹介と、ゴルゴの倒し方を考察してみました。

目次

 

アメリカの異邦人

 

今回紹介するのは「ゴルゴ13」40巻、「アメリカの異邦人」というエピソードです。

ゴルゴ13(40) (ビッグコミックス)

ゴルゴ13(40) (ビッグコミックス)

 

 

このエピソードでは「秘密地下組織アメリカの異邦人」と名乗るテロ組織が登場し、このテロ組織はロッカールーム爆破、航空機爆破などの爆破テロを繰り返します。

このテロ組織のリーダーは「女医リタ」
しかし警察は女医リタの正体を掴むことができずにいました。

そんな中このテロ組織が、エヴィンス司法長官の命を狙っているという情報が流れます。
それを危惧したエヴィンス司法長官が、ゴルゴに正体不明のリーダー「女医リタ」の暗殺を依頼。

依頼金30万ドルを受け取ったゴルゴは早速「女医リタ」の情報を集め暗殺の準備を進めていきます。

 

ゴルゴより1枚上手だった女医リタ

 

女医リタは自身の情報網を活かし、「ゴルゴ13が女医リタの命を狙っている」という情報をいち早くキャッチ。

自分を狙っているという情報をキャッチした女医リタは、ゴルゴを利用しエヴィンス司法長官を殺す計画画策。
そこで、「女医リタはセコイアに潜んでいる」という偽情報を流しゴルゴをおびき出します。

こうしてゴルゴはまんまと偽情報をつかまされてバスでセコイアにやってきます。

麻酔銃を撃たれてゴルゴ危機一髪

 

女医リタ率いるグループは、ゴルゴが乗っているバスのタイヤを狙撃し、バスは崖から落下し横転します。
バスが崖から落下した時点で普通の人なら死んでますが、そこはさすがゴルゴ。怪我をしながらもなんとか生還します。おそらく他の人をクッションにしてダメージを最小限に抑えたのでしょう。

狙撃の音を聞いたゴルゴは、これはただの事故じゃないと考え、簡単にはバスから顔を出しませんでしたが、一瞬のスキを突かれて肩に麻酔銃を撃たれてしまいます。

ゴルゴが被弾することは珍しくありませんが、麻酔銃を撃ち込まれたのはおそらくこの時が初めて。

麻酔銃を撃たれたゴルゴは、驚きの表情と共に必死に抵抗しながら静かに眠りについていきます。
この時見せたゴルゴの表情はシリーズを通しても中々見れない貴重なカットで、多分ゴルゴは消えゆく意識の中で自分の死を覚悟したのではないでしょうか。

なんせ麻酔銃を撃たれて身体の自由を拘束されたということは、自分の身を守る手段が完全になくなったということを意味しますから。

ゴルゴの逆襲とゴルゴの失態

 

もし女医リタがゴルゴを殺すつもりなら、ゴルゴは麻酔銃を撃ち込まれた時点で敗北していましたが、あくまで女医リタの目的はゴルゴを利用してエヴィンス司法長官を抹殺すること。

そこに女医リタの甘さが見えます。

ゴルゴは簡単に利用されるような男ではなく、その頭脳はスーパーコンピューターに匹敵するとも言われています。

女医リタの企みを見抜いたゴルゴはナイフであっさりと女医リタを殺害。
九死に一生を得たゴルゴはラストシーンでワインを片手に勝利の余韻に浸ります。


先ほども書いた通り、もし女医リタがゴルゴを殺すことが目的だったら、ゴルゴが麻酔銃を撃たれた時点でゴルゴの負けが確定していました。
しかし、ゴルゴを利用しようと策を弄しすぎた結果女医リタは「モ、モンスター・・・」というセリフを残しゴルゴに殺されてしまいます。

麻酔銃を撃ち込まれるという最大の不覚を取ったゴルゴでしたが、敵の甘さのおかげで命拾いしたのです。

ゴルゴは以前、プロとしての条件を聞かれた時に「10%の才能と20%の努力…そして、30%の臆病さ…残る40%は…”運”だろう…な…」と語っており、今回もそんな自信の強運に助けられたということでしょう。


やっぱりゴルゴを倒す方法はロングキル(遠距離狙撃)が一番確実なんじゃないか

 

ゴルゴ13読者としては「ゴルゴはどうすれば倒せるのかな~」とよく考えてしまいます。

今回紹介した「アメリカの異邦人」のエピソードではそんなゴルゴの倒し方のヒントがつかめます。
つまり、いくらゴルゴがどれだけ優秀なスーパーマンだとしてもロングキル(遠距離狙撃)は防ぎようがないということです。

日常生活を送る以上、街中を歩いたり、公共施設を利用したりすることは避けられません。
いくらゴルゴが周囲に注意を払っていようと、ロングキルを避けるために狙われにくいポジショニングをしようとも、文明生活を送る以上それも限界があります。
どうしたって完全に狙撃銃のスコープから逃れることは不可能なのです。

ロングキルを防ぐには常に全身防弾チョッキを付けて生活するしかないですが、そんな姿で街中を歩けばめちゃくちゃ怪しまれるので現実的ではありません。
すぐに警察に事情聴取されて牢屋にぶち込まれるのがオチです。

というわけで、ゴルゴを倒したいと思っている方は決して真正面から立ち向かうのではなく、ロングキルで倒す方法を考えるとうまくいくかもしれませんよ。


また、ゴルゴはどうもレーザー銃が弱点であることが作中で発覚しています。
そこらへんの話は下記記事にまとめてありますので、ゴルゴを本気で倒したいと思ってる方は合わせてごらんください。


以上、ゴルゴが麻酔銃を撃たれて大ピンチに!?ゴルゴを倒すヒントがつかめるエピソード...でした。