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要件を言おうか

マックで働くフリーターの備忘録

まんがで身につく孫氏の兵法

読書 ビジネス
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しんまです。
表紙の女の子可愛かったんで、買ってしまった、「まんがで身につく孫氏の兵法」。



孫氏の兵法に関してはほとんど無知でした。
なんでも、孫氏の兵法というのは戦争に勝つための戦略書で、2500年前から伝わる古典とのこと。
 
本書では孫氏の兵法を、米屋さんの経営というストーリーにして、マンガで分かりやすく解説されています。

主人公の「舞」が僕のタイプなのはさておき、惚れ惚れした孫氏の言葉を3つ紹介したいと思います。


1. 相手との力関係を冷静に見極める



ブログ用 猫の後ろ姿


彼を知り己を知らば、百戦危うからず。
彼を知らずして己を知らば、一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うからず。


■意味■
敵と味方の実情知っていれば、100戦100勝できる。
しかし敵を知っていても、己を知らねば、勝ったり負けたり、半々の結果になる。
一番最悪なのが、己も、敵も知らないことである。何も知らなければ、到底勝利できない。


僕でも知ってるぐらい、かなり有名な一節です。


本書では、舞が働く弱小お米メーカーの「オクダ」と、オクダの10倍以上の資本力を持つ、「全日本食料」が火花を散らすことになります。

舞は孫氏のこの一節から、相手の力と、こちらの力を冷静に分析します。
間違っても真っ向勝負などはせず、大手の「全日本食料」が手掛けないような、独自商品を開発という戦略に打って出ました。
 
己と敵を知ることは、戦う上で当たり前のことですが、かなり大事なことですよね。

最近読んだ、「林修の仕事原論〜壁を破る37の方法」にも書かれていましたが、林先生も、己と敵をよく知り、そこから戦略を組み立てていくようです。

元々林先生は、数学講師として、授業をしていましたが、数学はライバルが多いし、数学は自分の勝てる場所ではないと考え、自分が勝てる場所、
すなわち、今の現代文を自分の主戦場とすることを選んだのです。


2. 倒すのでなく、取り込む


ブログ用 切れる猫


敵を殺すものは怒なり、敵の貨を取るの者は利なり。


■意味■
感情的になって、敵を殺してしまっても、一銭にもならない。
しかし冷静になり、敵を殺すのではなく、利用したりすることで、一銭、いやそれ以上の利益を得ることができる。


一時の感情に駆られて行動するのは、危険です。
まずは冷静かつ合理的に、自身の利益になるよう考えるべきと、孫氏は説いています。

全くもってその通りですね。
僕は短気なので、感情的になって、時に不合理な行動を取ってしまったりします。
この孫氏の言葉を胸に刻み、以後気をつけるとしましょう。


3. 戦わずして勝つ


ブログ用 紙袋に入れられた猫


100戦100勝は、善の善なる者に非ざるなり。
戦わずして人の兵を屈するのは、善の善なる者なり。


■意味■
100回戦って、100回勝利したとしても、それが最善の策とは言えない。
ベストは、戦わずして勝つことである。

僕の中では、これが一番響いた言葉です。
そもそも勝負というのは、どんな世界でも、運や、その時の体調、などなど様々な要因に左右されるもの。
全知全能を駆使しても、負ける時は負ける。
それが勝負の世界です。
だから100回勝っても、それが最善策とは言えないのということです。
それに戦いは損害をも生みます。
企業同士の値下げ合戦などその一番良い例でしょう。
やられたら、やり返すは、なぜ最強の戦略なのか」でも書きましたが、
値下げ合戦でライバル社に勝っても、そのダメージは両者共にかなりでかいです。

値下げ合戦に陥ったら、値下げを止め、独自商品を開発したり、高級路線に戦略変更をしたり、
戦わないのが一番ベストな勝利方法なのです。


しかしこれらの孫氏の言葉を聞くと、ある人物を想起します。

「ゴルゴ13」

ゴルゴこそ、孫氏の兵法を活用し、数々の戦いを勝利に導いているのではないでしょうか。

自己を第三者の目で見つめることができると言われてるゴルゴは、冷静に自分と相手の能力を対比し、
そこから戦略を組み立てていき、自分より強い相手には決して正攻法では戦わない。

ゴルゴは「氷結海峡」の章で、24時間ブリザードが吹き荒れる、北極圏で、超人イヌイットのジョーと対決することになります。

しかしブリザード吹き荒れる氷上での戦いは、どう考えてもイヌイットのジョーに分がある。
普通に戦ってはゴルゴが敗北してしまいます。
しかしゴルゴはそこで諦める男でも、ヤケクソになって猪突猛進する男でもありません。
ゴルゴはジョーが住む村で、ジョーの泣き所を徹底的に調査し、ジョーには婚約者がいることを突き止めると、なんとその婚約者を拉致し、レイプします。レイプしてる一部始終の音声を、ラジカセに録音し、ジョーがいる地帯にその音声を大音量で流します。

婚約者がレイプされてる声を聞いて、冷静でいられる人間がどれだけいるでしょうか。
ジョーは婚約者を助けようと、婚約者の声が聞こえる方に走って向かいます。
冷静さを欠いたジョーをゴルゴが殺すのはそう難しいことではありません。
ゴルゴは村一番の超人イヌイットを、ライフルで眉間を撃ち抜きあっさり殺します。

これこそ戦わずして勝つ戦略と言えるでしょう。

余談ですがこの「氷結海峡」でのゴルゴの行動は、ファンからかなり賛否両論があったそうです。
仕事とはいえ、ターゲットの婚約者をレイプして、そのレイプしてる様を音声でジョーに聞かせ、殺したんですから。
しかしゴルゴは仮にもプロの暗殺者。その本質を見誤ってはいけません。

少々話が脱線しましたが、まとめると、孫氏の兵法は、戦う上で、大事な指南書となってくれます。
ちゃんと勉強してみるのも良いかもしれませんね。