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要件を言おうか

マックで働くフリーターの備忘録

壇蜜日記

読書
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しんまです。

僕はモノを買うときの決断はとても早いです。
迷うぐらいなら買うべきではないという考えが根底にあるからです。
今回書評する「壇蜜日記」もAmazonで見かけ、10秒でワンクリック購入してしまった品の一つ。

壇蜜日記



本書は、2013年10月7日から2014年8月16日まで、壇蜜が毎日欠かさず書き続けた日記となってます。
多忙な人間が毎日欠かさず日記を書き続ける様は、暇を持て余してるくせに、ブログ更新がおろそかになってしまう自分にとっては無駄に感心。
もっとも僕の場合は金を取れるレベルの代物じゃないけど。

基本的に本書の内容は、壇蜜の周りで起こった日常が書かれています。
壇蜜は日常のちょっとした出来事を切り取り、表現するのが実にうまい。

晴れ、と記す資格があるだろうか。起きたら既に夕方にさしかかろうとしていた。
それだけ目覚めず眠れていた事の方が驚く。
テレビをつけてニヤニヤしながら原稿執筆に勤しんでいると、あっという間に夜になった。
商店街へ出かけ、生活必需品を購入する。スーパーの特売品には「バナメイエビ」と表示された海老たちのパックを見て、バナメイエビに心からエールを送る。
しかし今夜はタコライスの予定だったのでエールは送れど見受けはできない。
こんな薄っぺらい33歳をどうか許せ、バナメイよ。


惚れ惚れするぐらい文章のテンポが良い。

仕事の話も淡々と書かれていて、特に友人との交流は書かれていません。
主に猫や熱帯魚の話で、時たま自分の過去をユーモアを交え、自虐的に語っています。
これもそんな話の一つですね。

冷たい雨は夜半をすぎても雪に変わることはなかった。レストラン巡りのロケはずっと寒いままだったが銀座という現場がホステスヘルプ時代を鮮明に思い出させた。
やたらボッタクリの世界と一部の人に言われても、気が合えばお店のお客とホテルに行ってもいいと思っていた私はホステス失格だったのだろうか。時々誰かに抱いてもらわないといい来世を迎えられない気がしてならない。
今でいうと、時々誰かに抱いてもらわないと、描く眉毛がずれてしまうのだ。



読み終えて


ブログ用 猫


壇蜜が書き絞る日記を読み終え、僕は壇蜜にこんな印象を感じました。

病みとはまた違った悲しみを持ち合わせており、同時にそれらをユーモアに変えるセンスも兼ね備えてる。

自分の抱えている悲しみを案外客観的に見つめており、文章にしてみたとき、決して悲劇のヒロインチックにならず、ポエムっぽくにもならない。
知性を思わせる鋭いユーモアで、暗い話もなんだか笑えてしまいます。

それと同時にこの人はどういう人生を歩んできたのか興味を持たざるを得なかったです。
評するなら、ミステリアスな銀河鉄道999のメーテルのように見受けられました。

また本書の後書きでこのように語られています。

「私のステキなキラキラライフを参考に、みんなもキラキラしてほしいな!信じていれば夢は叶うよビーハッピー♥」・・・なんて大ウソは書けませんでした。嘘つくと眉毛がズレるから。
それでは最後に一言だけ。
ありがとう♥



僕の結婚候補に壇蜜が一位に繰り上がったのは言うまでもないです。

↑クズ