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要件を言おうか

マックで働くフリーターの備忘録

まゆゆに惹かれて「書店ガール」を読んだ

読書
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電車で、書店ガールドラマ化の吊り広告を発見しました。
そこでこの世に「書店ガール」という作品があることを知り、そのまま本屋に直行して購入。
「だってまゆゆ可愛かったんだもん」と財布を説得しての購入でした。

今の今まで実用書とビジネス書ばっかり読んできたので、こういったちゃんとした小説を読むのは人生で二回目となる。

なので僕は、非常にわくわくした心持ちで、最初のページを開きました。



最近彼氏と別れたばかりのアラフォー女「西岡理子」と、婚約したばかりの「北村亜紀」が今作のメインキャスト。

彼女らは吉祥寺にあるペガサス書房という本屋で働く書店員たちで、西岡がここの副店長。
亜紀がヒラ社員。

しかしこの二人そりが合わない。ついでにいうとノリも合わない。

事件は起きる。
亜紀の結婚式という晴れ舞台。
酒に酔った西岡は彼氏と別れたばかりということもあって、この日はいささか荒れている。

「ところで三田君には招待状出したのかしら」

酒に酔って荒れている西岡が言った。皆に通る大きな声で。
三田というのは、亜紀の元彼。
言うまでもなく結婚式という晴れ舞台で言うようなことではない。

これにより西岡と亜紀の亀裂は決定的なものとなる。

彼女らの関係性はそんな感じで最悪です。

大まかなストーリーとしては、
序盤では西岡と亜紀が事あるごとに衝突し、
中盤でペガサス書房が経営危機に見舞われて、終盤では・・・おっと、これ以上言うとネタバレになってしまうか。

 中盤から話が面白くなってくる


ペガサス書房において、北村亜紀は他の書店員から嫌われてて、事あるごとに嫌がらせを受けます。
自分が買ってきた土産をそのまま捨てられたり、陰口を叩かれたりなど。

元はと言えば、ペガサス書房でイケメン書店員の三田という男と、亜紀が付き合ったことが、皆から妬まれることになる原因。

ファンクラブができるほどの人気者の三田を、ぽっと出の若い女が意中に収めるのは我慢ならないのでしょう。
彼女らの怒りを決定的にしたのが、その三田を振って、他の男とさっさと付き合ってしまったこと。
その付き合った男こそが、今回婚約することになった小幡伸光。

職場いじめが深刻化したのもこの辺りから。

いやはや女の嫉妬って怖い・・・

序盤では、こういった人間関係のドロドロした面を容赦なく見せつけられます。

僕は序盤は結構退屈しながら読み進めていたのですが、中盤から話が急展開します。
西岡が店長に抜擢され歓喜してる最中、
ペガサス書房が閉店の危機になるという。

ここから話が面白くなってくる。
それまでガチガチのバトルを繰り広げていた西岡と亜紀が、店の閉店危機という状況に対して、なんと共に手を取り合い、店を守るべく奮闘していくのです。



一時休戦です。
だってこんな時に内輪もめなんてしてられないと思います。それに、西岡さんはうちでは初の女性店長なんですよ。頑張って、実績を上げてくれなくては、女だってちゃんとやれるってことを見せて、後進に道を作るのが店長の義務なんですよ。

こう言い放ったのは、他でもない亜紀。

ちょ、男らしい・・・!

序盤まで、ゆとり世代丸出しの女と認識していた亜紀が、店が危機に陥った時に、その男らしさを出します。


西岡も店長となったはいいものの、部下から信用されなくなったり、恋愛がらみでいざこざがあったり、とにかく人間関係がペガサス書房はめちゃくちゃ。

だからこそ、皆が一致団結し、一丸となって店を守ろうとする展開はグッときました。

心はバラバラでも、本が好きという気持ちは皆一緒ということですね。

総括すると、ストーリーは王道の職業ドラマかなと思いました。
詰まる所、王道が一番良いのかなと。

こうして人生二冊目の小説は、心地よい後味を残して終えることができました。

2巻買おうっと♪