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要件を言おうか

マックで働くフリーターの備忘録

初ミステリー小説は「探偵ガリレオ」でした

読書
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僕が働いてるマックの社員さんが、実は読書家だという事実がこの前発覚しました。
仲間を発見したと言わんばかりに、テンションアゲアゲで話し込みました。

聞くところによると、社員さんが読んでいる本はミステリー小説が主だという。

それを聞いて思い出したけど、この社員さんは頭がいいんだった。
勝手なイメージだけど、ミステリー小説って読み手にある程度の頭脳を要求する気がします。
頭がよくない僕にはだいぶ畑違いなジャンルだけど、まあ食わず嫌いはよくない。
そんなわけで社員さんおすすめのミステリー小説をお借りしました。

それが「探偵ガリレオ (文春文庫) 」です。

福山雅治主演でドラマ化したあのガリレオですよ。
もちろんドラマは拝見していましたが、原作を読むのは初めて。そして東野圭吾の作品を読むのも初めてです。

ミステリーと聞いて若干構えてましたが、ドラマで概ねのあらすじは知っているのでちょっと安心。

人生初めてのミステリー小説

 ブログ用 福山ガリレオ
出典 福山雅治主演の月9ドラマ「ガリレオ」、4週連続の20%超えで好調キープ


人生初となるミステリー小説。探偵ガリレオ

まず読み進めて一番驚いたことがあります。
ドラマで登場した柴咲コウ演じる新米刑事の内海薫。

彼女が原作では一切登場しないじゃないか!!!!

わりかしショック。ほらさ、やっぱり女性キャストって大事じゃないですか。作品の華というか。シリアスな空気を体よく浄化してくれるというか。

実際問題としてドラマ「ガリレオ」に内海薫が出ていなかったら、僕多分見てませんもん。
やっぱ美女は大事です。←クズ

出だしでまさかのショッキングパンチを浴びせられ、これ最後まで読み進められのかという一抹の不安を覚えましたが、それは無用な心配でした。

だって内容は普通におもしろい。当たり前だけど、東野圭吾の文章力がすごすぎて、難しい単語が並んでいてもスラスラ読めました。

こういうのを読ませる文章というのか。
見習いたいところです。

「壊死る」は登場する人物皆クズ



さて肝心の内容。
本作は、

一章「燃える」
二章「転写る」
三章「壊死る」
四章「爆ぜる」
五章「離脱る」

という章立てとなっております。
どれも1話完結ですので、サクッと読めます。
全てを読み終えて一番印象的だった章は、「壊死る」でした。

その理由は、登場人物が全員もれなくクズだったからです。
まあ人がすぐ死ぬのがミステリー小説なのだから、良い人がたくさんでてくるのもおかしな話なのですけど。

そんなわけで、クズを自認する僕にとって登場してくるキャラクターたちに親近感を覚えずにはいられませんでしたね。
わーい仲間だ仲間だ♪

この章で主役を張るのが内藤聡美。
主役を張るだけあって、そのクズ度はかなりのハイレベルを有する。

内藤聡美。
普段はただのOLとして事務員を担っているけど、実は「キュリアス」というシックなお水の店で働いている。

ありがちな二足のわらじをはいているわけですが、そもそも彼女はなぜこうした夜の世界に身を投じているのでしょうか。

実は彼女はかなりの見栄っ張りで、その性格が部屋中ブランド品で溢れかえる事態を引き起こしています。
安い事務員の給料では、とてもじゃないけどまかないきれるものではなく、気づけばローン地獄に陥ります。

よって高給が望める夜の世界へと足を踏み入れたのです。

いや〜いい感じでどうしようもない女ですね。
いいねいいね。

気づけば聡美は客の一人と愛人関係になっており、いわゆるパトロンを捕まえました。
スーパーを経営する金持ちのパトロン

金を欲する聡美にとってこれは成功以外の何物でもない。

しかしだんだんこのパトロンが鬱陶しくなってきた聡美。

おっさん臭く、品もない。お世辞にもいい男とは言えない彼を聡美は疎ましく思うようになる。

ここで聡美のクズスイッチが入ります。

ホステスという職業をしていれば、自分に好意を寄せる男は数知れず。

その内の一人の男に聡美はとんでもない要求をします。


彼を殺して


通常なら躊躇するであろう要求ですが、男は聡美に心底惚れており要求を快諾。
多分にパトロンを殺せば聡美が自分だけのものになると考えたのでしょう。いや〜この男もクズ。

自分への好意を利用し、殺人というクレイジーな案件を依頼する聡美。
案件をうまく処理すれば、聡美は自分だけのものになると勘違いした男。

狂気他ならない。

細木数子に「あんた地獄に落ちるわよ!」と言われても反論の余地がないぐらい、見事なクズっぷりといえましょう。

クズは眺めるもの



まあそんなわけで話はトントン拍子で進んでいって、かなり修羅な終わり方を迎えることになるんだけども、それは自分の目で確かめてください。

ラストシーンはもうなんというかすごい終わり方をしました。僕はしばらく余韻に浸っていましたよね。

クズとは自分から進んで関わりたくないけど、遠目で眺めてる分には面白いですよね。

話めっちゃ変わるけど、ドローンで一躍有名人になったノエル君も、恐らくそういった面もあって知名度を得たのでしょう。
彼は掛け値なしのクズですが、見てる分には面白いわけですよ。過激なことやってくれますから。
しかし面白いとはいえ友達になりたいかと問われれば、その答えはNO!

やはりクズは関わるものではなく、眺めるものです。

なんかほんとウンコみたいなレビューですいません。
初めてミステリー小説を読んだのだから、そこをもっと押して感想書けよという話ですよね。
最初はその体で書こうと思ったけど、気づけば終着点を誤ってました。あらら・・・

ともあれ・・・
社員さん「探偵ガリレオ」貸してくれてありがとうございます。
ミステリー小説デビューを果たせて、普段自分が触れてるものとは、また違った世界にひたることができました。