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要件を言おうか

マックで働くフリーターの備忘録

壮大な世界観を描いたライトノベル「世界征服」が最高すぎた

読書
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至道流星さん初作品である、「世界征服」を読みました。



BOOKOFFで本書を見つけて、タイトルと表紙買いですよ。
これがまた壮大なスケールの話でして、タイトルどおり世界征服を目指す物語。

あらすじ



ネタバレしない程度にあらすじを簡単に説明。

ダイレクトメールの発送代行をする会社アルセマーケティング。
下請けの下請けで、年商1億五千万。社員に給料を支払えないほど経営状態は思わしくない状況。
この会社の社長こそが本作の主人公である、朝倉陣26歳。
営業の帰りにあるキャバクラに立ち寄ります。ここで一人のキャバ嬢リンに出会います。

「世界征服。私、世界を統べる王になるの!」

この運命的な出会いが世界征服の始まり。

リアリティのあるビジネスの世界


もう一気読みですよ。400ページ以上ありましたけど一日で読破しました。
世界観が壮大で、ストーリーのテンポもいいし、リアリティのある描写。
いやー面白かった!

ラノベでビジネスの世界を書くとは、すごい挑戦だなと思いましたが、なんと著者が経営者で投資家という肩書。
ラノベ作家の中では間違いなく異色の経歴です。
よってビジネスの世界観が妙に現実味を帯びていました。
郵政のシステムの欠落を突いて高収益化を実現した時は、「なるほどすげええええぇぇぇ!!!」と興奮してました。

そんなわけで、人類史上最高の頭脳を持ってるリンがアルセマーケティングに加わってから、会社はあの手この手で目まぐるしい成長を遂げていきます。
国家を動かし巨額のマネーを操り、未だかつてない壮大なスケールで資本主義の世界を見事に表現しきっています。

いやマジで傑作。
大傑作。


僕はラノベ読書歴が超浅いですが、ラノベといえばキャラが重要視される傾向にあると感じてます。さて本書ではどうだろうか。
人類史上最高の頭脳をもつリン。
無口無表情。業務に忠実な女社員藤森。
主人公を影で支える妹綾乃。

ラノベ王道のように個性溢れるキャラが沢山でてきますが、しかし些かキャラ立ちがよくないという印象。
リンにしたって、藤森にしたって、キャラ描写は多くない。そのようなシーンは必要最低限しか出てこない。
キャラ同士の掛け合いもテンプレ的なものばかりで、さして目立つものがありません。
どちらかというとストーリーがメインである。
淡々と物語が進行していく。
まあだからこそ無駄なパートがなくテンポがいいわけです。
恐らく作者である至道氏は、キャラにそこまで重きを置いておらず、ストーリーに重点を置いて書いているのかなという感じ。
評するなら、ラノベらしくないラノベといったところでしょうか。