今僕がハマっている漫画「賭ケグルイ双」。

賭ケグルイ双 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
- 作者: 河本ほむら,斎木桂
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2015/12/22
- メディア: Kindle版
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美しいJKたちが己のプライドとお金を賭けてギャンブルをする胸熱ストーリー。
賭ケグルイ双は賭ケグルイのスピンオフ作品で、元々サブキャラだった早乙女芽亜里が主人公を務める漫画です。
元々芽亜里はすんげー性格悪いキャラ設定だったのに、双では、男前で一本筋が通っためちゃかっこいいキャラクターになっています。
そこに惚れるうぅ!
てなわけで前回に引き続き1巻の感想。
今回は「狙われる女」、3章の感想を書いていこうと思います。
ネタバレを含みますのでまだ未読の方はご注意ください。
3章「狙われる女」、千生臣葵という男
芽亜里は「ギャンブルは胴元になれば絶対勝てる」という考えから賭場の使用権を得ます。
ここらへんの話は2話の「所有される女」に収録されているのですが、今回は省きましょう。
さて、そんなわけで芽亜里たちは、新キャラクター戸隠雪見(とがくしゆきみ)を交えて新たに賭場をオープンさせます。
賭場でやるのは、3つのダイスを使ってプレイヤーとディーラー一対一で勝負するギャンブル。
白のダイスの出目が1.1.5.5.9.9
黒のダイスの出目が3.3.4.4.8.8
赤のダイスの出目が2.2.6.6.7.7
まずプレイヤーが振るダイスを選び、その後ディーラーが残ったダイスから振るダイスを選びます。
そして交互にダイスを振り、出目が大きい方が勝ち、というシンプルなゲームです。
一見すると公平。しかし、これには三すくみという仕掛けがあり、赤は白に、白は黒に、黒は赤に、それぞれ勝ちやすく、後にダイスを選んだ者が勝つという仕組みなのです。
この公平性を装ったギャンブルが当たり、賭場の初日の利益は30万円を超えます。
全く・・・。賭場を開いたり、その賭場で1日30万円稼いじゃったり、本当この百花王学園はいろいろとぶっ飛んでいますわ。
ところがこの賭場の盛況ぶりを聞きつけ、生徒会のメンバーである千生臣葵がこのダイスゲームに挑戦するのです。
この千生臣葵がかなりのやり手。
千生臣はいきなり最初に100万円を賭け金にします。
賭ケグルイ双1巻より引用
突然の高額な賭け金につづらと戸隠は戸惑いますが、「客の行動を見てからルールを変えるなんてフェアじゃない。それが許されるなら賭場の必勝だ」と千生臣は言い放ち、100万円を賭けた勝負が始まります。
もしこの100万円勝負に負けてしまえば芽亜里たちの賭場は資金が0になり、賭場自体の運営が困難になってしまいます。
さて、勝敗はいかに・・・!?と煽りたくなるものですが、普通に考えて賭場側が圧倒的に有利なゲームなので、100万円を賭けた勝負はあっさり千生臣が負けます。
ところが千生臣は今度は200万円を賭け金として再勝負を挑みます。
なぜ1回で100万負けしたのに懲りずに再勝負を挑みしかも賭け金を倍にするのか?
ここで徐々に千生臣の狙いが明らかになっていきます。
このダイスゲームはプレイヤー側でも3回勝負なら確率的に1回は勝てます。
よって、負けるたびに賭け金を倍にしていくというマーチンゲール法を採用すれば、1回の勝利で2回の負けを帳消しにできるのです。
このダイスギャンブルのカラクリを瞬時に見抜いただけではなく、そこから勝利につなげる方法を導き出してしまうのですから、この千生臣葵という男すごすぎます。
そして迎えた2番勝負。これもまた千生臣が負けます。
しかしマーチンゲール法ですから千生臣はなんのためらいもなく、今度は400万円を賭け金として3回目の勝負。
これで千生臣が勝てば2回分の負けを帳消しに、なおかつ100万円の利益を手にし、賭場サイドは資金不足で運営破綻に追い込まれます。
賭場側からしたら絶対に負けられない一戦。しかし結果は無残なものです。
賭ケグルイ双1巻より引用
千生臣の400万勝ち。
300万円勝っていた芽亜里たちは一瞬にして利益は吹き飛び100万円負けとなってしまいます。
芽亜里は震える手で負け分の差額の100万円を千生臣に渡そうとしますが千生臣は「それやるよ。プレゼントしよう!なくなったら困るだろ?そこの彼女が家畜から脱するためにもさ」と、予想もしないことを言い始めます。
驚く芽亜里。
千生臣は続けます。
賭ケグルイ双1巻より引用
千生臣は百花王学園で絶対的な権力を誇る生徒会をつぶしたいと考えており、そのメンバーとして芽亜里をスカウトします。
千生臣自信も生徒会所属なのに一体この男は何を考えているのか?
謎を残してここで1巻は終わります。
終わりに
飛び交う大金。美女同士の心理戦。裏切り。一癖も二癖もあるキャラクターたち。
本当賭ケグルイ双は最高ですわっ!
前回でも書きましたが、賭ケグルイシリーズはギャンブル漫画とは言え、運で勝ち負けが決まるわけではなく、ゲームの本質を見抜き、戦略を立てて、時にはイカサマをしてでも勝つという執念がギャンブルの勝者になれる話です。
作品としてはどっちかというとライアーゲームに近いです。
心理戦や頭脳戦が好きな人には全力でおすすめしたい漫画ですね。
以上、賭ケグルイ双1巻。賭場オープンからの新たなる刺客...でした。

賭ケグルイ双 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
- 作者: 河本ほむら,斎木桂
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2015/12/22
- メディア: Kindle版
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賭ケグルイ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
- 作者: 河本ほむら,尚村透
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2014/10/22
- メディア: Kindle版
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