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【2022年8月】今月読んだ5冊

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今月と書いてるけど先月(8月)の読んだ本の紹介です。
FPの勉強に本腰入れていたのでガクッと冊数は減っている模様。

目次

 

1. 社会保険労務士になるには

 


例の如く図書にあったので読んでみた。
行政書士より稼げそうだけど、資格取るには学歴要件が求められる時点で筆者には縁がなかった。
と諦めていたら行政書士の資格持っていれば受験資格を得られるらしい。
その事実を知っただけでも読んだ甲斐があった。

 

2. 田中角栄 頂点をきわめた男の物語

 


田中角栄という稀代の天才を影から支えた田中角栄の秘書「早坂茂三」の著作。
コンピューター付きブルドーザーと称された角栄の秘密が秘書の視点から語られる。

筆者が特に注目したのは、角栄は圧倒的な努力家である点だ。
例えば角栄はインタビューを受ける時は完璧に事前準備をしてから臨んだ。
まず相手に、「質問項目を出してください」といい、質問内容を把握すると今度は部下にその質問に関連する資料の用意を命ずる。
秘書が用意した膨大な資料を手元に置き、1時間、2時間と真剣に読み込み勉強をする。そうしてから初めてインタビューに臨むのだ。
角栄が努力家だったエピソードは枚挙にいとまがないが、単なるインタビューですらこの調子なのだから、常在戦場という心持ちで人生を生きてたのかもしれない。

 

3. 婚活戦略 商品化する男女と市場の力学

 

婚活戦略

婚活戦略

Amazon


44歳経営学者が真面目に真剣に婚活に挑戦するも、「婚活市場において私は価値のない商品でしかなかった」という哀愁溢れる結論を残し散っていった悪戦苦闘記録。
経営学者よろしくクソ真面目に婚活市場を分析するその姿勢は評価できる一方、「いやさ、もうちょい婚活での失敗談や面白いエピソードくれよ」と物足りなさを感じたのが正直なところである。

 

4. お迎えに上がりました6

 


2年越しの新作。
今作も最高だった。
日本が貧しかった頃、「口減らし」のために捨てられた小さな子供の地縛霊。
この地縛霊を成仏させる方法は「ご飯を食べさせること」と火車が説明するが、夕霞は「この子の親を探して親に会わせてあげたい!」と意見をぶつける。
ご飯を食べさせてさよならバイバイなんてかわいそすぎる。せめて親に会わせてあげたい。じゃなきゃこの子があまりにも無念だ。これが夕霞の主張であり強い思いだ。
しかし、現実問題その子の親がどこに住んでるかもわからず、なおかつ名前すらも不明な状況において、親を探すのはほぼ不可能だ。
そんな夕霞に火車は社会人の先輩よろしく、現実的な仕事の進め方を指導する描写は実に名シーンだった。
理想を掲げる夕霞、現実を見る火車。この対比が実にいい。
本気で仕事をしている人に刺さる作品だと思う。

 

5. ネメシスI

 


とある零細探偵事務所が繰り広げるミステリエンタメ小説。
キャラ、ストーリー、ミステリー要素、文章、全てにおいて星1つを付けざるを得ないくらい筆者にはとことん合わなかった。
ところが、Amazonレビューは普通に高評価なのでただ単に筆者のセンスがズレてるだけなのかも。悲しい。

 

おわりに

 

無事FPの試験は終わったが、その次に待ち構えているのは行政書士の勉強なので、結局今月以降も読書は進まなさそう。