昨年の12月末、貸し会議室1号店を撤退。
で、今年の1月11日に事業資金全てを吐き出して、2号店をオープン。
自分で言うのもなんだが、中々のスピード感である。
振り返りがてら、2号店オープンにまつわる歩みを記録しておこう。
1号店の撤退に関しては以下の記事で事細かに書いたのでそちらを参考にされたい。
目次
貸し会議室2号店圧倒的オープン!
当初、この貸し会議室ビジネスのために用意した事業資金は100万円だった。
しかし、1号店の撤退と2号店のオープンに伴い100万円は全て吹っ飛び、というか少し足りなかったので、生活防衛資金から捻出せざるを得なくなった。つらつら。
なんだか、焼肉店がうまくいかないから、時計を売却して資金繰りしようとしているどこぞの芸人が想起される。
2号店のオープン費用はざっくり43万円。
1号店の時より少しだけ費用が上がった模様。
なぜ費用が上がったのかというと、2号店のコンセプトは1号店とは若干違うから。
というのも、1号店は本当に会議をするためだけに特化したスペースだった。
会議用テーブルがあって、大型モニターがあって、ホワイトボードがあって、会議や商談をするためだけに作り込まれた部屋だったのだ。
一方、2号店は会議室という体を取っているくせに、
・会議用テーブルなし
・椅子三人分くらいしかない
・大型モニターなし
・ホワイトボードなし
と会議室っぽさが全くない。
どちらかというと、リモートワークやZOOM会議など、オンラインで仕事するためのスペースとなっている。
なので、揃える家具も備品も変わったため費用が変動した。
コンセプトをズラしたのは、ビジネス利用以外の層も取りたいという狙いがあるからである。
というのも、1号店は会議室なのに、「YouTube撮影」「演劇の練習」「オフ会」「ラジオ収録」「ボドゲ」などの用途で使われることも少なくなかった。
この層をもう少し取れれば、繁盛店になるのでは?と考え、「会議室だけどそれ以外の利用にも対応できるよ」という戦略を採用。
ビジネス利用が一番のコアでありつつも、それ以外の層も取れる設計にしたということである。
2号店の写真を載せればイメージが付きやすいかもだが、場所特定され、嫌がらせで頼んでもいない天丼が10個届いたり、全長4.3mのトリケラトプスがプライム配送されても困るので、どうかみなさんの頭の中で部屋のイメージを想像していただきたい。
そのコンセプトうまくいかなくね?
猫も杓子もブロガーで独立しようとしていた、大ブロガー時代に以下のような言説がよく議論を呼んだ。
「雑記ブログはだめ!これからは特化ブログじゃないと儲からない!」
なんでもかんでも書き散らしている雑記ブログより、特定のジャンルに特化した方が読者もGoogleも評価するだろうという理屈である。
結論から言えばこれはとても正しかった。
今雑記ブログで生計を立てているブロガーはほとんどおらず、ジャンルに特化したブログが高収益を叩き出している。
これは、いろんなことに戦力を分散させるより、ひとつの強みに戦力を集中投下した方が勝ちやすくなる、ということなのかもしれない。
この理論に沿うのであれば、ビジネス以外の層も取りたいという、贅沢極まりない戦略を採用した筆者の貸し会議室はうまくいかないことになる。
ビジネス利用だけに特化しろよと。
これに反論するには、そもそものレンタルスペースビジネスに触れる必要がある。
レンタルスペースとは、言うまでもなく場所貸しビジネス。
スペースを時間単位で貸し出すことで収益を上げるビジネスモデルだ。
レンタルスペースユーザーの利用用途は実に様々で、
・ビジネス
・勉強
・イベント
・パーティー
・サロン
・ボドゲ
・撮影
・料理
などがある。これもあくまで代表的な一例を上げたにすぎない。
もっと掘っていけばニッチなニーズがたくさんあるだろう。
ユーザーは自分の利用用途に合ったスペースを選ぼうとする。
しかし、ボードゲームをやるだけに特化したスペースとか、カードゲームだけに特化したスペースはあまりない。
ニーズがニッチであればあるほどスペース選びは難しくなる。
だが、ユーザーは極論ボードゲームができればいいのである。
となれば、会議室でボードゲームができるのなら会議室を借りる。
1号店がボードゲーム利用で使われた理由がまさにそれなのだ。
ならば、ビジネス利用を主軸にしつつも、それ以外の層も取れるような設計をすれば成功するだろう、というロジックの元に2号店のコンセプトが決定した。
それらしく語ったが、これでまた失敗したら爆笑もんである。
次こそは成功させてやる!
FXでの破綻。カプセルトイビジネスの誤算。ブログ収益化の失敗。ジョイコンリペアビジネスの衰退。
筆者の人生は失敗続きである。
それだけならまだいいが、筆者は自分の失敗をこの広大な電子の海に晒し、家系に泥を塗り続けている。
もしかしたら死んだじーちゃんばーちゃんが筆者のことを怒っているかもしれない。
「失敗した話を書くだけならまだしも、ウーバーイーツレビュー感覚でデリヘル嬢との体験談を書くなよこのクソたわけ!」と。
ほんとすいません。
昨日、閉めたと思ったトイレの扉がなぜか開いていたのは、じーちゃんばーちゃんの怨念なのかもしれないっすね。
寒い冬がさらに寒くなりそうな余談はともかく、アインシュタインは「神はサイコロを振らない」と言ったが、これを筆者の失敗に置き換えて語るなら、この失敗には法則があり、そして筆者は毎回その法則に沿って失敗するべくして失敗しているということになる。
つまり、不幸でもなんでもなく当然の結果なのだ。
圧倒的自己責任である。
つい人間は自分がうまくいった時は自分の手柄だと思い、うまくいかない時は自分以外のせいにしたがる。
それは筆者とて例外ではない。
このしょーもない他責思考が成長を止め、残念な結果を生み出しているのだろう。
なので、正しく失敗原因を認識し、次こそは成功させたいっすね。。。