今回読んだ「エロマンガ先生」なんですが、結論から言うと面白くなかった。。。
マジで購入したの失敗でした。
「俺の妹」コンビが再び結束して作られた作品ということもあり、興味を持って即購入したわけですが、いや〜ミスりました。盛大にミスりました。買うんじゃなかった・・・
つうわけで感想を書いていきます。
(軽くネタバレを含みます)
妹萌えをしない僕が望まない展開きました
出典 エロマンガ先生 妹と開かずの間 電撃文庫公式サイト
伏見つかさ先生の前作「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!」はアニメを見ていて、面白かったし感動もしました。
今作の「エロマンが先生」も同じ妹モノなので、「俺の妹」と同じテンションで読み始めたけど、方向性が俺妹とは全く違いました。
ネタバレになりますけど、「俺の妹」は兄弟愛を描いた作品だと僕は思っていますが、今回の「エロマンガ先生」に関しては、兄弟愛の話ではなく兄と妹の恋物語。
血が繋がっていない兄弟という設定から、まさかと思っていましたけど、そのまさか。
お兄ちゃんバリバリ妹に恋します。
ちょっと待てよと。実の妹をもつ僕にとって、兄と妹の恋愛なんて吐き気しかありません。
妹がアニメみたいに可愛いのは幻想。現実はこんなじゃありません(強調)
設定がありえなさすぎて全く共感も現実逃避もできない
僕が読書する理由の半分は物語の世界にふけり現実逃避したいからですけど、ストーリーや設定があまりにも都合が良くてありえない設定の連続だと、読む気失せます。
エロマンガ先生は設定に相当無理があるから読みながら何度ツッコんだことか・・・。
まず主人公である和泉正宗からしてもうおかしい。
高校一年生にして、プロのラノベ作家。しかもサイン会を開催してしまうほどの人気ぶり。
待て待て、何者だよお前!ハイスペックすぎるだろ!!
主人公の妹である和泉紗霧。中学一年生にしてプロのイラストレーター。
兄の執筆しているラノベのイラストを描いてるのが、この紗霧である。
編集者を通してのやりとりなので、本人たちはお互いのことを認識していないという設定。
待て待て、中一でプロのイラストレーターって、天才肌すぎる!
しかも偶然兄が執筆してる作品のイラストを担当しているとか、神様のイタズラにもほどがありすぎるだろ!!!
しかしここで驚いてはいけません。
今度はこの二人を凌駕する才能を持つキャラクターの登場です。
若干14歳にして現役ラノベ作家の山田エルフ。
彼女の書いた作品がとんとん拍子でアニメ化し、儲けた金で和泉家の隣の家をキャッシュで購入するというチート設定。
待て待て、14歳でアニメ化する作品を作っちゃうとか、末恐ろしすぎるだろ!!
それだけにとどまらず14歳で家一軒買うって、与沢翼も真っ青なこのバブリーっぷりはなんでしょうか?養ってほしいZE。
とまあ、エロマンガ先生は設定が無茶苦茶すぎて、この設定についついツッコみたくなってしまう人には向いていない作品でしょうね。
僕は無理っす。
唯一評価できる点(ハイパー個人的理由だけど)
妹萌えもしなければ、設定に惹かれもしない。
最初から最後までツッコミまくって読み終えたのですけど、唯一評価できる点があります。
それは、主人公和泉正宗がプロのラノベ作家なので、作家としての描写が多いこと。
やれ締め切りがどうだとか、やれ原稿がボツになっただとか、そういった描写がとにかく多かったです。
なんせ著者の伏見つかさ先生もれっきとしたラノベ作家ですから、そういった作家生活の描写は妙にリアルなのです。
僕は作家生活に憧れてたりするので、そういったシーンを見るとちょっといいなと思います。
ちなみに和泉正宗はの作家としての売りは速筆。一週間で文庫本2冊書き上げる筆の速さという設定。計算上では年間96冊の本を出版できることになります。
マジ設定無茶苦茶で面白いわー。西尾維新2号だわー。
いけね。またツッコんでしまった。
まとめ
エロマンガ先生2巻もあるそうですが、僕は読む気はありません。
妹と兄のラブストーリーなど、冗談でも止めていただきたい!
妹萌えしない僕が、なんで妹萌え前回のラノベを買ってしまったのでしょうか。
本当の本当にミスでしかない。
でもこういった妹萌の作品が大量に世に出るということは、一定層のニーズがあるということでしょうね。
現実の妹は全く萌えないし、全然可愛いものじゃないのに・・・
というわけで、本書「エロマンガ先生」は、妹萌えOKで、無茶な設定が気にならないのであれば読むのはありだと思います。
そんな感じ!
以上、「エロマンガ先生」が色々酷すぎた・・・でした。

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