ちまちま読んでいたため、読み終わるのに一ヶ月ぐらいかかりました。
偽物語下巻読みました。
前回は火憐の囲い火蜂のお話でしたが、今回はもう一人の妹月火のお話。
偽物語のテーマは上巻も下巻も一貫して、正義と偽物です。
趣味で書いた小説ですと銘打ってるせいか、ギャグパートがいつも以上に絶好調でした。
アニメで話題となった、歯磨きプレイもきっちり収録されています。
いつものことですが、ギャグパートが大半を占めており、ストーリーが動くのは残り50ページになったあたりからです。
自由だよな本当・・・(笑)
あらすじはというと、すげえ簡潔に言ってしまいます。というかネタバレになります。
月火は実は本当の妹ではなく怪異でして、その妹を成敗するべく現れた専門家である影縫余弦。
妹を守るべく対峙する阿良々木くん。
そんな感じ。
本作はギャグパートがメインでストーリーはおまけみたいなもので、いざあらすじを書けと言われたら、困ったことに書くことがない。
ではでは感想を書いていきましょう。
妹は偽物だけど
一番の衝撃的な事実が、阿良々木月火は人間ではないということ。
よって月火は阿良々木くんの妹ではなくその正体は、
「しでの鳥」
不死鳥であり、聖鳥であり、怪鳥。
死なない不死身の怪異。
托卵というホトトギスの性質を有している。
托卵とは自分の産んだ卵を他の個体に育てさせる習性のことで、月火は阿良々木家に托卵されました。
月火は偽物であり、本物の妹ではないのです。
「本物や思てた妹が実は偽物やゆうて知ってても、おどれはこれまでと同じように、その妹を愛せるんかいな?」
影縫さんの問いに阿良々木くんはこう答える。
「愛せるさ。むしろこれまで以上に愛してやる」
「義理の妹なんざ萌えるだけだろうがあ!」
月火が、本物ではなく偽物だと知った阿良々木くん。
しかし月火への想いは揺るぐことがない。
まあカッコつけた割に影縫さんに一方的にフルボッコされるんだけど(笑)
そして忍野忍。
吸血鬼の搾りかす。
彼女は阿良々木くんと和解してから本当におしゃべりになりました。
といっても元々おしゃべりだったから、元に戻ったという表現が正しいのかもしれませんが。
「お前様よ。儂が極秘ルートから入手した情報によると、ミスタードーナーッツが今、全品百円セールを行っておるらしいのじゃ」
新聞に挟まってたチラシ広告を極秘ルートとか言っちゃう忍。
「しかもさる筋から聞いた話じゃと、なんとこのたび新製品まで登場したとか。早急にチェックせねばなるまい」
阿良々木くんにミスドをおごれと迫る。
鉄血にして熱血にして冷血な吸血鬼。怪異殺しの怪異。キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
今となっては見る影もない!
以上、今更だけど「偽物語 下」読みました。感想。...でした。
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