どうも、しんま13です。
映画「96時間」で主演を務めたリーアム・ニーソンがかっこよすぎて、リーアム・ニーソン主演で何かいい映画ないかなと思って見つけたのが「フライト・ゲーム」です。
飛行機の中という密閉され空間で、顔の見えないハイジャック犯との静かな戦いを描いた傑作です。
早速感想を書いていきます。
なお、本作はAmazonプライムビデオで見れるので、気になる方はチェックしてみてください。
・ Amazonプライムビデオ無料体験
目次
- 映画「フライト・ゲーム」の基本情報・予告編
- 映画「フライト・ゲーム」の主要登場人物・キャスト情報
- 映画「フライト・ゲーム」のあらすじ
- 映画「フライト・ゲーム」のネタバレ感想・結末
- 1人孤高奮闘するリーアム・ニーソンがカッコいい
- 映画「フライト・ゲーム」の疑問点①: 何故犯人はビルがタバコを吸っていたことを知っていたのか?
- 映画「フライト・ゲーム」の疑問点②: 最初の犠牲者がハプニング任せという稚拙さ
- まとめ
映画「フライト・ゲーム」の基本情報・予告編
※予告編はかなりネタバレを含みますのでご了承ください。
【監督】 ジャウム・コレット=セラ
【脚本】 ジョン・W・リチャードソン
【ジャンル】サスペンス・アクション
【公開日】 2014年9月6日(日本)
【上映時間】107分
映画「フライト・ゲーム」の主要登場人物・キャスト情報
・ リーアム・ニーソン: ビル・マークス役
航空保安官。今回の任務では乗客を装ってビジネスクラスに搭乗していた。
心に傷を抱えておりそのせいでアルコール依存症になっていた。
機内のトイレでタバコを吸うなど素行はよくない。
・ ジュリアン・ムーア: ジェン・サマーズ役
ビジネスクラスの乗客。ビルの隣に座った。ビルのことを信頼し捜査に協力する。
・ アンソン・マウント: ジャック・ハモンド役
ビルと同様航空保安官。今回の任務でビルと一緒の飛行機に乗っている。
・ ミシェル・ドッカリー: ナンシー役
客室乗務員のチーフ。ビルとは顔見知りで、ビルのことを信頼し捜査に協力する。
映画「フライト・ゲーム」のあらすじ
航空保安官であるビル・マークスは過去のある出来事が原因で心に傷を負っており、酒浸りの毎日を送っていた。
ビルは任務のためNY発ロンドン行きの便に一般客に成りすまし搭乗した。
フライト中ビルの携帯にメッセージが届く。
「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」
脅迫メールだった。
イタズラかと思ったが20分後本当に人が死ぬ。
こうしてビルは高度1万メートルの上空で姿の見えない凶悪犯と戦うことになったのだ。
映画「フライト・ゲーム」のネタバレ感想・結末
※ネタバレ含みます。
落ちぶれた航空保安官がいつも通り飛行機に搭乗すると、突如届く脅迫メール。
「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」
高度1万メートル上空で起こる密室サスペンス。
姿が見えない凶悪犯と戦うことになったビルは奮闘するものの、乗客たちが「ビル・マークス」こそがハイジャック犯なんじゃないのか?という憶測が広がり、ビルは一人孤立。
犯人はビルの行動を常に把握しているという点から、146人の乗客の中に犯人がいることは確実なのですが、そうなってくると全員が怪しくなっていきます。
個人的に一番怪しいと思っていたのは、「窓際の席に座りたい」という理由で、無理やりビルの隣に座ってきたジェン。
ジェンは親しげにビルに話しかけるし、ビルの捜査にも積極的に協力するのですが、この手の話って大抵意外な人が犯人じゃないですか。
しかも、機長が何らかの毒物で殺害された時、トイレの小窓から吹き矢で毒矢を放って機長が殺害された可能性が浮上した時、その時間にジェンがトイレを使用していたのです。
以上の点から多分ジェンがクロだろう・・・と思ったのですが、結局犯人はジェンではなく教師の「トム・ボーウェン」と黒人プログラマーの「ザック・ホワイト」が犯人でした。
ザックは単純に金目当てでしたが、トムは確固たる理由があって今回のテロを決行したのです。
トムは9.11の同時多発テロで父親を失い、その時航空保安官がちゃんと仕事していればこんなことにならなかったと主張します。
だからこそ、世の中に航空保安官の無能っぷりをアピールするために計画を実行したのです。
そのターゲットとして選ばれたのがビル・マークスだったわけです。
途中、ビルがハイジャックの犯人のように仕立て上げられたのも、無能保安官が犯罪を起こすというストーリーを全世界に知らしめてやりたかったのでしょう。
機内には爆弾が仕掛けられており、トムは最初から乗客全員を殺すつもりで自分が助かろうという考えはなく、純粋に金目当てで計画に協力したザックとは仲たがいになります。
トムはザックを撃ち、ビルも撃ち殺そうとしますが、一瞬のスキを突いてビルはトムを撃ち殺します。
爆弾の被害を最大限少なくするために荷物でバリケードを作ったため、機体は大きく損壊したものに、死者は出ず無事着陸をしました。
乗客の命は守られたのです。
1人孤高奮闘するリーアム・ニーソンがカッコいい
ビルは子供を失った過去から精神的に追い詰められ、警察官を辞め現在の航空保安官の職に就いたのですが、日々酒にまみれ同僚の男ともソリが合いませんでした。
ハイジャック犯について上司に助けを求めても、日々の素行が悪いせいかまともに取り合ってもらえません。
挙句の果てに自分があたかもハイジャック犯かのように仕立て上げられ、ニュースでもビルが犯人であるかのような放送をされてしまいます。
乗客全員から不信を買っただけでなく、乗客かたリンチにされるシーンもありました。
それでもビルは自分のことを信じ、乗客の命を守るため、凶悪な犯人を捕まえるために全神経を集中させ、航空保安官としての職務を全うしたのです。
最後はビルの行動が称えられ、乗客からはヒーロー扱いされ、上司の男からも見直されます。
ビルの人生にとって最悪な1日だったかもしれませんが、世界中にビルの勇士が伝えられたことを考えれば、ビルの今後の人生は好転するかもしれません。
ビルの孤独な戦いが報われたラストでよかったな~と思いました。
映画「フライト・ゲーム」の疑問点①: 何故犯人はビルがタバコを吸っていたことを知っていたのか?
ビルは機内のトイレでタバコを吸うという違反行為をします。
その手つきは慣れたもので、センサーをガムテープで塞ぎゆったりとタバコをくゆらせます。
しかし、何故か犯人はビルのこの行動を把握しておりメールにてトイレでタバコを吸う行為を指摘しているのです。
トイレという密閉空間で行われている出来事を把握するのは第三者には不可能です。
一体何故犯人はタバコを吸う行為を把握していたのでしょうか?
考えられる可能性としては、ビルからタバコの煙の臭いがしたことを察知し、「あ、コイツトイレでタバコ吸いやがったな・・・!」と推察したのかもしれません。
さすがにトイレに隠しカメラを設置するのは現実的ではなさそうですしね。
映画「フライト・ゲーム」の疑問点②: 最初の犠牲者がハプニング任せという稚拙さ
犯人はビルに「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」というメールを送り、最初に死んだのはビルの同僚であるジャック・ハモンド。
しかし、ジャックを殺したのは何を隠そうビルです。
ビルは携帯をいじってるやつが怪しいと考え、ジェンとナンシーに監視カメラで怪しい奴を監視させ、そこでジャックが浮上し、ビルは「ジャックが犯人だったのか!」と思い込み、ビルとジャックはトイレでもみ合いに最終的にビルはジャックを殺してしまうわけですが、これはかなりハプニング要素が強い展開です。
あたかも真犯人であるトムが全ての糸を引いてるかのようでしたが、そもそもビルがジャックを怪しむかを予想することなどできないし、仮にうまくジャックが犯人であるように思わせられたとしても、二人がもみ合いににってビルがジャックを殺すように誘導することなどほぼ不可能です。
場合によっては二人がもみ合いにならず冷静に話し合うかもしれないし、もしくは逆にビルが殺される可能性もあったし、最悪の場合にはお互い銃を携帯しているので同士討ちという可能性もあったわけです。
つまり、最初の犠牲者はかなりハプニング任せというか、計画性の甘さが露呈する結果となっているのです。
まとめ
本作に対しては正直細かい疑問を上げればキリがないのですが、視聴中は一切気にならずストーリーに没頭してしまうような面白さと、リーアム・ニーソンの魅力が詰まっているので、全力でおすすめできる一作です。
また、「トレイン・ミッション」という作品があるのですが、この作品は本作の続編かと思えるくらいストーリーが酷似してるので、本作を楽しめた方にはおすすめです。
参考記事: 【ネタバレ有】映画「トレイン・ミッション」あらすじ・感想。リーアム・ニーソンの渋さが光る
フライト・ゲーム同様、監督も一緒で主演もリーアム・ニーソン。
いわば、フライト・ゲームの電車版のような作品です。
めちゃくちゃ面白かったのでぜひチェックしてみてください。
冒頭でも書きましたが、Amazonプライムビデオで「フライト・ゲーム」は視聴可能なのでよかったらご覧ください。
・ Amazonプライムビデオ無料体験
年会費3900円のサービスですが、一カ月のお試し期間中に作品を視聴すれば無料で見れます。
ではでは。
以上、映画「フライト・ゲーム」あらすじ・ネタバレ感想。孤独に戦うリーアム・ニーソンがカッコいい...でした。
![フライト・ゲーム (初回限定特典/デジタル・コピー付) [Blu-ray] フライト・ゲーム (初回限定特典/デジタル・コピー付) [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/515D7bzhSKL._SL160_.jpg)
フライト・ゲーム (初回限定特典/デジタル・コピー付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2015/02/03
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (11件) を見る