要件を言おうか

カネとかジンセイとかいろいろ

【貯金】フリーターが1年間で100万円貯めるための現実的な方法論

※本記事には広告が含まれています。
スポンサーリンク

どうも、しんま13です。

ご存知、自分はフリーター歴9年目に差し掛かる、生粋のフリーター野郎ですが、このフリーター期間はとにかく貧乏時代が長かったです。

そこらへんの貧乏エピソードは下記記事を参考に。

参考記事: フリーター時代の貧乏だった頃を振り返る 

貧乏時代が長かったせいで、お金には人一倍関心があります。

そんな時にふと考えたのが「フリーターでも1年間で100万円貯められるのかな?」ということ。

貯金100万円というのは1つの基準ラインなので、それがフリーターにも可能なのかどうかを考えてしまうのです。

というわけで今回は、

1. お金に対する基本的な考え方
2. フリーターが1年間で100万円を貯めるための現実的な方法論(僕自身が実践してきたこと)
3. 貯金の平均額


の3つをメインに書いていきます。
フリーターに限らず、貯金がしたいという人はぜひ読んでみてください。

目次

 

フリーターがお金を貯めるために必要な基本的な考え方

 

マネー


自分の周りにいるフリーターを見ていてお金が貯まらない人の共通点は、とにかく浪費が激しいことです。

すぐ自分のご褒美と称して散財する、ソシャゲに課金する、ブランド物のバッグや財布を買う、などなど。

当たり前ですが、お金は使ったら使った分だけなくなります。

お金を貯めたいと思うなら、如何にお金を使わないで楽しく生きるか、という考え方を持つ必要があります。


自分は「マルサの女」という映画が好きでして、この映画は国税局査察部と巨額の脱税犯の攻防を描いた傑作です。

マルサの女では金持ちの権藤が金を貯める秘訣について聞かれ、このように回答しています。

「せっかくだから教えてあげるよ。金貯めようと思ったらね、花村さん。使わないことだよ。あんたは葬式がありゃ1万、結婚式がありゃ2万と出すでしょう。そんなもの出してたら金は残らない。100万あったって使えば残らない。10万しかなくても使わなければ、まるまる10万残るんだからねえ。」

「あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水、貯めてるとするわね。あんた、喉が渇いたからってまだ半分しか溜まっていないのに飲んじゃうだろ?これ、最低だね。なみなみいっぱいになるのを待って…それでも飲んじゃだめだよ。いっぱいになって…溢れて…垂れてくるやつ…これを舐めて。我慢するの。」

〜マルサの女のワンシーン〜

 

マルサの女<Blu-ray>

マルサの女<Blu-ray>

 

 

基本中の基本の考えではありますが、権藤はとにかく無駄なことにお金を使わないことで財を成した男です。

お金を貯めたいならこのように「お金を使わない」ことを心がけるべきなのです。

では次に、実際に自分が実践していたフリーターが1年間で100万円貯めるための方法論を書いていきます。

 

1. 100万円を貯める理由を持つ

 

自分が嫌いなのが理由なき貯金です。

理由がない行動は長続きせず、途中で「もういいや」みたいに投げ出してしまうことになりかねないので、100万円を貯めたいと思うのなら、「何故100万円を貯めたいのか?」という自分なりの理由を作ってください。

100万円で旅行に行くでもいいし、100万円で車を買うでもいいですし、なんでもいいから100万円を貯める理由を作るべきです。
でないとそもそも100万円を貯めることはよほど収入が高くない限り無理だし、貯金のモチベーションを維持できません。

 

2. 支払いは全てキャッシュレスにする


自分は高校生の頃からなるべく現金を使わずに、電子マネーで支払いを済ませるようにしており、現在ではクレジットカードやスマホ決済を駆使し、とにかく現金を使わずに可能な限りキャッシュレス決済にしています。

公共料金の支払い、携帯代の支払い、日常的な買い物、サブスクリプションサービスの支払い、全てキャッシュレス決済です。

現金を使うシーンは友達とご飯に行って割り勘にしたり、税金を払う時くらい。
それ以外はほぼほぼキャッシュレスオンリーです。

そんなキャッシュレス決済にするメリットは下記の3つ。

1. ポイントがつく
2. 支払いが早い
3. 支出が可視化できる


多分自分はポイントだけで月万単位で貯まっています。

特に最近はLINEPayやPayPayといったスマホ決済サービスの還元額が尋常じゃなく、もはや20%還元が当たり前です。

(LINEのPayトクキャンペーンで獲得した7271円)

20%還元ということは、1万円の支払いをしたら2000円が戻ってくるということ。
そう考えると、普通に現金で支払うのがもはやあほらしくなってきます。

単純計算、月1万ポイントが貯まったら年間で12万ポイント。

現金支払いだったらこれが0。

だからこそお金を貯めようと思ったら可能な限りキャッシュレス決済にするべきなのです。

ちなみに自分がおすすめのクレジットカードは「楽天カード」と「kyash」の2つでして、詳しくは下記記事で解説しています。

参考記事: ニート・無職でも作れるおすすめのクレジットカードは「楽天カード」と「kyash」だと思う 

 
スマホ決済だとオリガミペイがおすすめ。

参考記事: Origami Pay(オリガミペイ)とは?特徴と使い方を紹介。メリット・デメリットも徹底解説


もう一つのキャッシュレス決済のメリットが支出を可視化できること。

現金支払いだといくら使ったかが不透明になりがちですが、キャッシュレス決済であればどこでいくら支払ったかが全てデータとして記録されるので、自分の日々の支出が可視化できます。

LINEPayやkyashの場合だとアプリ上で支払情報が見れるので支出管理が非常に楽。

このようにキャッシュレス決済でポイントを貯め、支出を可視化することによって無駄な支出を削り、結果的にお金が貯まるスピードが上がるのです。

参考記事: kyash(キャッシュ)のリアルカードの使い方とメリット・デメリットまとめ【還元率2%】

 

3. コンビニに行かない

 

コンビニは非常に便利であり、社会の重要なインフラになりつつあります。

しかし、コンビニに行くとついつい無駄なものを買ってしまいますし、何よりコンビニで販売されている商品は定価販売なので少々割高。

したがって、コンビニに行く回数が増えれば増えるだけ、その分無駄遣いも増えます。

コンビニ食品を買うならスーパーでまとめ買いしたほうがはるかに安上がりです。

一例を上げると、コンビニで「アクエリアス」を買うと税込みで1本150円くらいしますが、スーパーで買えば80円くらい。
1本あたり70円も値段が違うのです。

コンビニは便利ではありますが、その便利さはきっちり価格に反映されているので注意が必要です。
ましてや100万円を貯めようと思ったら、なるべくコンビニには行かないほうがいいでしょう。

 

4. 服を買わない

 

自分はあまり服を買いません。
そもそも、ファッションに全く興味がないし、1回服を買えばそれをずっと着ているので、服を買う機会自体がほとんどないのです。

まあ久しぶりにデートとかになると買うこともありますけど、基本は買いません。


服を買う場合も、ブランド系のバカ高い服はまず買わなくて、基本はユニクロか古着屋で探します。

だから服を買ってもそんなにお金を使わないわけです。

 

5. 髪は1000円カット

 

服に対して何のこだわりもないので服装は適当ですが、それは髪に対しても同じで、髪型は変でなければ何でもいいという感じです。

なので、ちゃんとした美容院に行くことはほぼなく、基本は1000円カットで済ませます。

したがって、散髪代もほとんどかからないです。
大体2〜3ヶ月に1回くらいのペースで切っているので、散髪代は年間で6000円くらい。

 

6. 健康診断は必ず受ける

 

貯金と健康に何の関係があるんだよと思われるかもしれませんが、身体は一番大事な資本なので、健康に投資するのは極めて大事なことです。

不健康だったらパフォーマンスが著しく下がるので、貯金の前にそもそもお金を稼ぐことができなくなってしまいますからね。

自分の場合はバイト先で毎年1回無料で健康診断を受けさせてくれるので、健康診断の費用は0です。

別にお金を貯めようと思っていなくても健康診断だけはしっかり受けておいたほうがいいでしょう。

 

7. お金のかかる趣味を持たない

 

自分の知り合いのフリーターは、あるソシャゲにハマっており、毎月数万単位で課金しています。
そのせいでその人は毎月金欠状態で、非常に苦しい生活をしています。

また、もう一人のフリーターは、ある地下アイドルを追いかけており、その地下アイドルに貢いでる金額が尋常ではなく、やはりその人も毎月金欠状態。
うちのバイト先には給料を前借りできるシステムがあり、その人は頻繁に給料の前借りをして、地下アイドルに多額のお布施をしているのです。

ここで紹介した2人はお金のかかる趣味を持っているがために、当然貯金はありません。

別に人の趣味を否定するつもりはありませんが、お金を貯めたいならお金がかかる趣味は持たない方がいいでしょう。

初期投資がかかる趣味なら、最初の出費だけで済むのでまだいいですが、定期的にお金がかかる趣味だと、やはり金銭的に苦しくなってしまいます。

そんな自分の趣味は読書と散歩。
読書はほとんどお金がかからないし、散歩に至っては無料でできるので、自分の場合は趣味に対してほとんどお金をかけていません。

 

8. ATMの手数料は死んでも払わない

 

コンビニのATMでお金を引き出して無駄な手数料を払っている人がよくいますが、はっきり言ってあれは死ぬほど無駄です。

自分のお金を引き出すたびに数百円の手数料を支払っていたら、余計な支出が増えるだけです。

お金を貯めたいならATMの手数料は絶対に払わない生活をするようにしてください。

ATMがどれだけ手数料で儲けてるかがわかるデータとして、セブンイレブンのセブン銀行の経営成績がわかりやすいでしょう。

セブン銀行の「経営成績・業績予想」によれば、2018年3月期は、1168億円の利益を叩き出しています。

参考リンク: 経営成績・業績予想 | セブン銀行


驚くべきことに、この1168億円は全てATM手数料による収益。

世の中の人がどれだけATMに無駄な手数料を支払っているのかがよくわかります。

自分は絶対にATM手数料だけは払いたくないです。

なお、ATMの手数料を節約したい人は送金アプリのpring(プリン)がおすすめです。
pringを使えばATMの出金手数料も0にできるし、口座間の資金移動も手数料0で行なえます。

参考記事: ユーザーに愛されるpring(プリン)とは?特徴や使い方まで徹底解説。使えるお店も紹介していく 

 

9. なるべく自炊をする

 

毎日コンビニ飯や外食ばかりしてると食費だけで月6万とか平気でいきます。(経験あり)

だからといって毎日自炊にしろとは言いませんが、それでもなるべく自炊をしたほうが食費を抑えられます。

自分は貧乏時代、オール自炊にした時は1ヶ月の食費がわずか5000円でした。

参考記事: 筆者のお金がなかった時代の貧乏飯5選【1ヶ月の食費は5000円でした】 

この時は具なし味噌汁や具なしカレーなど、とにかく安上がりなメニューを作ってしのいでいました。

さすがにここまでくるとかなりの貧乏生活になりますが、ここまで無茶しなくとも普通に自炊していれば月の食費は2万円以内に収められます。

現在の自分はまさにそれくらいの食費です。

ちなみにおすすめの自炊メニューは鍋。

鍋は作るのが簡単だし野菜をたくさん使えるので栄養も取れるため、一人暮らしのメニューとしてはかなりおすすめです。

当ブログでは食費を月1万円に抑える方法も書いているので、よければそちらも合わせてご覧ください。

参考記事: 一人暮らしの食費平均は月4万円?1ヶ月の食費を1万円にする方法を紹介する  

 

10. なるべく時給の高いバイトをする

 

当たり前ですが、どれだけ節約しても入ってくる収入が低ければ100万円どころか、そもそも貯金することなど不可能です。

なので、収入の底上げを図るためになるべく時給が高いバイトをしましょう。

フリーターが月20万円稼ぐには、最低でも時給1250円以上必要です。

参考記事: フリーターがアルバイトで月収20万円を稼ぐために必要な時給はいくら?


コンビニやファーストフードなどは時給が低いので、施設警備や引越バイトなど、時給単価が高いバイトをすれば自ずと収入は上がっていきます。

自分が駅の警備バイトをしてた頃は時給2000円くらいもらっていました。

個人的に一押しなのが配送助手バイトです。

参考記事: フリーターにおすすめの楽で稼げる配送助手バイト

配送助手バイトはほとんどの時間が車に乗っているだけなので、とにかく楽で、その上それなりに時給もいいのでおすすめなのです。 

 

11. 不用品は捨てるのではなく売ることを心がける

 

いらなくなった服や遊ばなくなったゲームは捨てるのではなくなるべく売るようにしましょう。
当たり前ですが捨てたら0円ですが、売ればいくらかお金になります。

特に今はメルカリで簡単に出品できて商品を販売できるのでお手軽。

メルカリなどを使うのが面倒な人はブックオフや古着屋などに持ち込んで買い取ってもらいましょう。

ネット買取サービスも活用するのもアリ。

古本・CD・DVDなどは下記のもったいない本舗がおすすめです。

参考リンク: もったいない本舗

 

12. 副業をする

 

バイトの収入だけだと収入レベルは一定ラインを超えることはできません。

そこでおすすめしたいのが副業をするという選択肢。

自分はこれまでいろいろな副業に手を出してきましたが、その中でも比較的うまくいっているのがヤフオクやメルカリなどを使った物販と、ブログ運営での広告収入です。

一時期はAmazonとヤフオクオンリーで月の収入が10万超えていたこともあります。

そうすれば、バイトの収入20万円+副業10万円=30万円という収入になるので、フリーターなのにかなり余裕がある生活を送れますし、貯金に回せるお金も増えます。

おすすめの副業は下記記事でまとめているのでよければ合わせてご覧ください。

【関連記事】

・ ニートにおすすめな月5~10万円稼ぐ9つの副業を紹介。目指せネオニート
・ 「フリーター」+「副業」の2本柱でなるべく働かないを実現させる 

 

13. 電気はループ電気に

 

おそらくほとんどの人が東京電力を使っていると思うのですが、ループ電気に切り替えたほうが電気代が安くすみます。

実際自分はループ電気に切り替えてから年間4000円のコストカットに成功しました。

切り替え作業も簡単で、ループ電気公式サイトに申し込むだけ。
これだけでループ電気側が東京電力の解約とループ電気の切り替え手続きをすべて行ってくれます。

電気料金がどれくらい節約できるか、ループ電気公式サイトでシュミレーションできるので、少しでも節約したい人は一度シュミレーションしてみてください。

公式サイト: Looopでんき

 

【結論】1年間で100万円は貯まったのか?

 

お金を抱える猫


自分のスペックは年収200万円弱で(現在はもっと少ないが)、一人暮らしという状況です。

正直に申し上げると、結局のところ1年間で100万円は貯まりませんでした。

1年で貯まった金額は50万円程度。
すなわちこの結果を見ると、自分が100万円を貯めるには1年では無理で、2年という期間が必要ということになります。


そもそも1年で100万円貯めるには毎月83333円貯金しなければなりません。

バイト収入が月20万しかないフリーターでしかも一人暮らしだと、毎月8万円の貯金なんてまず無理です。

自分は本記事で貯金をするために約12の方法論を実践してきましたが、これら全てを実践しても、一人暮らしの自分には100万円貯金することはやはり不可能。

もし本気で100万円貯めたいと思うのなら、バイトを掛け持ちして働きまくり、その上実家暮らしをする必要があるでしょう。

よって、本記事の結論としては、基本的にフリーターが1年間で100万円貯金するのは無理、です。

やはり実家暮らしは最強です。

参考記事: 実家暮らしのフリーターが最強すぎて羨ましい【一人暮らし辛い】 

 

貯金額の平均値まとめ

 

最後に、そもそも皆の貯金額の平均値はどんくらいなの?っていうのをまとめて表にしてみました。

データは全て下記記事の「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が発表した30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019」の情報を参考にしています。

参考リンク: 30・40代「貯蓄0」が23%の衝撃 平均額は52万円減少 - ライブドアニュース

【2019年版】貯金額の平均値
0万円 23.1%
1万円超〜50万円以下 24.6%
50万円超〜100万円以下 12.8%
100万円超〜200万円以下 7.7%
200万円超〜300万円以下 4.9%
300万円超〜400万円以下 1.8%
400万円超〜500万円以下 7.3%
500万円超〜1000万円以下 8.0%
1000万円超 9.8%


中々興味深いデータであり、驚きなのが貯金0の人が全体の中で23%も存在する点。

日本の経済状況は停滞しており、少子高齢化の影響で今後はさらに経済が悪化していくことが予想されます。
その経済状況が如実に反映されたかのような統計結果かもしれません。

実際のところ、自分の周りにいる若者は総じてお金がない人が多く、100万円以上貯金している人なんてほぼいません。


次に貯金の全体平均額を年齢別に見ていきましょう。
ただ、データが30代と40代しかないのでご承知ください。

現在貯蓄できているお金の調整平均額の変化
全体の貯蓄の平均額 195万円
30代の貯蓄の平均額 194万円
40代の貯蓄の平均額 196万円


全体の貯蓄の平均額が195万円しかないことにも驚きですが、年齢の上昇に対して貯蓄額が全く上がっていないことにはもっと驚きを感じます。

通常、年齢の上昇に伴い収入も貯蓄も上がっていくものですが、このデータを見る限り全くそうなっていません。

そう考えると、この記事の「1年間で100万円を貯める、しかもフリーターで」という行為が恐ろしく無謀だとわかります。

仮にフリーターで100万円を貯めたいのであれば、一人暮らしだとまず無理なので、実家暮らしでバイトしまくるしか方法はないでしょうね。

 

まとめ

 

本記事での学びをまとめると、

・ お金を使わない
・ 収入を上げる
・ フリーターは1年間で100万円の貯金をするのは無理。自分は1年間で50万しか貯まらなかった(実家暮らしならワンチャンいける)


でしょうか。

冒頭でも書きましたが、お金は使わなければなくならないので、如何にお金を使わずに楽しく暮らすか、という視点はお金を貯める上では絶対的に必要です。

逆に言えば、消費することに喜びを感じるタイプの人間は中々貯金するのが難しいでしょうね。

ではでは。

以上、【貯金】フリーターが1年間で100万円貯めるための現実的な方法論...でした。

 

おひとりさまのゆたかな年収200万生活 (コミックエッセイ)

おひとりさまのゆたかな年収200万生活 (コミックエッセイ)