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【ネタバレ有】映画「96時間/リベンジ」あらすじ・感想。最強のオヤジ再び!

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どうも、しんま13です。

前回「96時間」の感想を書きましたね。

参考記事: 【ネタバレ有】映画「96時間」あらすじ・感想。最強のオヤジVS人身売買組織 - 要件を言おうか

 


史上最強のオヤジによるノンストップアクション映画。

めちゃくちゃ面白かったし、何よりリーアム・ニーソンがかっこよすぎたので、次回作である「96時間/リベンジ」も見たくなり、Amazonレンタルで借りて見ました。

 

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というわけで今回は「96時間/リベンジ」の感想を書いていきます。

目次

 

映画「96時間/リベンジ」の基本情報・予告編

 


【監督】オリヴィエ・メガトン
【脚本】リュック・ベッソン
【ジャンル】アクション
【公開日】2013年1月11日
【上映時間】91分

 

映画「96時間/リベンジ」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ リーアム・ニーソン: ブライアン・ミルズ役
元CIAの工作員。娘をとても愛しており、前作「96時間」ではさらわれた娘を救うために最強のオヤジっぷりを発揮した。

・ マギー・グレイス: キム役
ブライアンの娘。前作で人身売買組織にさらわれて以来、心に傷を抱えていたが、彼氏を作るなど徐々に元の生活に戻っていった。

・ ファムケ・ヤンセン: レノーア役
ブライアンの元妻。今の夫と仲がよくなく別居中。

・  オリヴィエ・ラブルダン: ジャン=クロード役
ブライアンの元同僚。

・ ルーク・グライムス: ジェイミー役
キムの彼氏。

 

映画「96時間/リベンジ」のあらすじ

 

前作でキムは人身売買組織に拉致されてしまい心に深い傷を負っていたが、徐々に回復し元の生活に戻っていく。

ブライアンは相変わらず娘のことが大好きで、娘を心配するあまり娘の携帯にGPSを入れて常に行動を監視するほどだった。

一方、レノーアは夫との仲に亀裂が生じてしまい別居中。
ブライアンはそんな状況を見かねて、気分転換もかねて仕事先のイスタンブールにキムとレノーアを誘うのだった。
仕事が終わったブライアンは、イスタンブールでキムとレノーアと楽しい時間を過ごす。翌日、ブライアンとレノーアが運転中に誰かに尾行されていることに気づく。

ブライアンはレノーアに逃げるように指示をするが、レノーアは囚われてしまう。
レノーアを人質に取られてしまい、ブライアンは抵抗することができずブライアンも拘束される。

そして、リーダー格の男が言う。これは復讐だと。
実はこのリーダー格の男、前作でブライアンが殺したマルコのせがれだったのだ。

 

映画「96時間」のネタバレ感想

 

最強のオヤジ再び!

前作である「96時間」では娘が人身売買組織に拉致されてしまい、父親であるブライアンが元CIAという知識を最大限活かし、執念の追跡により次々と敵を殺し、最後には娘を救出しました。

ブライアンは愛する娘を救うというその一点のみに全精力を注ぎ、倫理も法律もお構いなしに大暴れ。
人身売買組織もとんでもない奴を敵に回したものです。
なんせたった一人の人間の力によって組織が壊滅してしまうのですから。

そんな、「史上最強のオヤジ」の異名をほしいままにしたブラインが、本作でも再び大暴れします。

映画「96時間/リベンジ」リーアム・ニーソン



舞台はイスタンブール。
あらすじでも書いた通り、ブライアンはイスタンブールにキムとレノーアを招待します。
ここで家族水入らずの時間を過ごすはずが、前作でブライアンが殺したマルコの父親が一家を襲撃。

面白いのが、前回は娘が誘拐されたのですが今回は母と父が誘拐される展開になるところです。
しかも、レノーアとブライアンは拘束されてしまうのですが、ブライアンが電話でキムに助けを求め、キムが二人のために奮闘するという、前作とは立場が逆になっているという点も興味深いです。


倫理も法律も無視し、ただひたすら目的達成のために手段を選ばないブライアンですが、それは本作でも健在で、街中で車を爆走し市民に迷惑をかけたり、大使館に突っ込んだりとやりたい放題。
しかも娘のキムも人の服を勝手にパクるわ、タクシーを無賃乗車するわと、親子そろって迷惑をかけまくります。
まさに大暴れ。まあ人命がかかってるのですから致し方ないのかもしれませんが。


ストーリー全体でちょっと不完全燃焼だなと感じたのは、前作みたいに「愛する娘を救う!」という強烈な動機づけがないため、今一つストーリーにのめり込めず、サスペンス要素も皆無だったので、そこらへんは残念だなと感じました。

やっぱ前作は強烈な動機づけがあったので、視聴者を圧倒するパワーがあったんだと思います。

とはいえ、それでも前作を楽しめたなら本作も楽しめるであろう安定した仕上がりになっています。
ぜひ最強のオヤジ「リーアム・ニーソン」のノンストップアクションを堪能してください。


にしても前作からの疑問でもあるのですが、ブライアンの思考回路には警察に頼るという発想はないのでしょうかね?
ブライアンは拘束されてる時電話で娘に助けを求めるわけですが、娘ではなく警察に助けを求めた方が一番確実です。

まあ、これで警察が出動して警察が大活躍したらストーリが根幹から揺らぐので、その選択肢は最初からないのかもしれませんが・・・。

 

敵がアホすぎる・・・

 

今回の敵役たちはアホすぎるという印象がぬぐえません。

リーダー格の男は復讐するためにレノーアとブライアンを生け捕りにするわけですが、なぜか生け捕りにしたら、その場を後にしてどこかに行ってしまうのです。

いや、復讐したいならその場で拷問するなり殺すなりしようよ・・・

多分、じわじわ苦しめるための方法でも考えてたのかもしれませんが、結局この痛恨のミスプレイがブライアンに逃走するスキを与えることになってしまいます。

しかも手かせが脆いのか、ブライアンに簡単に手かせを外されてしまいます。

また、終盤で敵役の男とブライアンが1対1の肉弾戦を繰り広げるのですが、ブライアンの方が一枚上手でブライアン優勢な展開が続きます。

映画「96時間/リベンジ」対峙する二人

対峙する二人


敵役の男は負けそうになったからか、ナイフを取り出してブライアンに襲い掛かるのですが、ナイフあるなら最初から使えよ・・・!

なんでピンチになってからナイフを使うのでしょう。
最初からナイフで戦っていればもう少し互角の戦いができたかもしれないのに・・・。

こんな感じで敵がアホすぎるので、今一つ緊迫感に欠けるところが本作の欠点かもしれませんね。

 

男は家庭を持つと弱くなる論

 

ここで一つコラム的なものを。

自分が一番大好きな漫画が「ゴルゴ13」なのですが、ゴルゴはこれまで何人もの女を抱いてきました。
中にはゴルゴのお眼鏡にかなう素敵な女性も数人いました。

それでもゴルゴは気に入った女性と結婚して家庭を持つことはせず、ひたすら孤高に生きています。

ゴルゴが家庭を作らない理由は言わずもがな。
家庭を作ってしまうと弱点が増えるからです。

ゴルゴは仕事がら世界中の人間から狙われており、常に命の危険を抱えています。

ある者は愛する人を殺された復讐を。
ある者はゴルゴを倒して名を上げようと。
ある者はゲーム感覚で殺そうと。

誰かしらに狙われているため、24時間365日ゴルゴの気が休まることはありません。
著者のさいとうたかを氏も「こんな人間が現実にいたらストレスで一週間も生きていけないだろう」と語っています。

そんな世界中から狙われているゴルゴが家庭を持ったらどうなるでしょう?
そう、一気に弱点が増えます。

自分の身を守ることはなんとかできても、奥さんと子供を守るとなればいくらゴルゴでも無理。
相手が一人や二人の話ではなく全世界ですから、いかに超人的なゴルゴでも厳しすぎます。

どのエピソードか忘れましたが、協力者が敵に捕まってゴルゴの情報を吐いてしまった時、仲間の女が「なんて奴!見損なったわ!」とブチ切れる中、ゴルゴが「奴には妻がいた。攻めるのは簡単だ」と、フォローするようなことを言ったのです。

この言葉の裏にゴルゴが家庭を作らない理由が集約されているような気がします。

つまり、こういった厳しい世界では男は家庭を持つと弱点が増えて弱くなるんじゃないかということ。

ブライアンも己1人なら今回の敵も倒せたと思いますが、レノーアを人質に取られてしまったが故に拘束され苦戦を強いられることになりました。

家族がいるからこそ頑張れるというモチベーションが湧いてくる反面、時には家族が足かせになってしまうのかもしれません。

 

まとめ

 

前作「96時間」が好きな人、リーアム・ニーソンが好きな人、アクション映画が好きな人は本作を楽しめると思うのでぜひチェックしてみてください。

また、当ブログではリーアム・ニーソン主演の「アンノウン」という作品もレビューしてるので、よければそちらも合わせてごらんください。

参考記事: 【ネタバレ有】映画「アンノウン」あらすじ・感想。悪人が善人に・・・ 

ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「96時間/リベンジ」あらすじ・感想。最強のオヤジ再び!...でした。

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