どうも、フリーター歴9年のしんま13です。
今回はちょっとネガティブな「バイトのばっくれ」がテーマです。
かくいう自分もバイトのばっくれたことがあるのですが、今ではばっくれたバイトの子の対応をする側の人間だったりします。
なので本記事では、ばっくれるバイト側の視点と、ばっくれられたお店側の両方の視点で「ばっくれるとどうなるのか?」を説明していこうと思います。
目次
- バイトをばっくれると法的に問題になってくる
- 制服の返却をしないでばっくれた場合損害賠償を請求されるかも
- バイトをばっくれた場合給料はちゃんと振り込まれるのか?
- 【ばっくれ体験談】パチンコの清掃バイトをばっくれた時の話
- 【店視点】ばっくれられたお店側の話
- やっぱりバイトをばっくれるのは止めよう
- どうしても辞めづらいバイト先だったら退職代行サービスを使うのもアリです
- まとめ
バイトをばっくれると法的に問題になってくる
実はバイトをばっくれてしまうと、民法709条の「不法行為」にあたり、バイト先のお店から損害賠償を請求される可能性があります。
そう、実はバイトのばっくれはこうした法的リスクがあるのです。
ですが、お店がばっくれたバイトに対して損害賠償請求するには、バイトがばっくれたことによってどれだけの損害が発生したかをお店が示さなければなりません。
バイトがばっくれたことによってどれだけの損害が発生したかの正確な計算は非常に難しく、そもそもバイトがばっくれたことによって損害が発生したかのという点についても証明が必要なので、法的にはばっくれたバイトに対して損害賠償を請求できるとはいえ、損害の計算や損害の証明が複雑かつ面倒すぎるので、結論、損害賠償請求される可能性はほぼないと言っていいでしょう。
ネット上で、バイトのばっくれに対して損害賠償請求をされた事例があるかどうか調べてみましたが、ほとんどヒットしませんでした。
実際に、自分の友人たちでバイトをばっくれてる人はたくさんいたのですが、お店から損害賠償をされたという話を聞いたことはありません。
そりゃお店もばっくれたバイトに対して損害賠償請求してる暇あったら、とっとと新しいバイト雇いますよね・・・。
制服の返却をしないでばっくれた場合損害賠償を請求されるかも
バイトをばっくれても損害賠償されるケースは稀だと書きました。
ですが、バイト先で使っていた制服を返却せずにばっくれた場合、損害賠償を請求される可能性が高くなってきます。
というのも、基本的にバイト先で使う制服はあくまでお店からレンタルしているものなので、それを返却せずにばっくれてしまうと、「お店の資産を盗んだ」ということになってしまうのです。
制服の値段なんてたかがしれていると思うかもしれませんが、自分のバイト先で使っていた制服は上下セットで2万近い値段でしたので、意外に高かったりします。
よって、お店からすれば、ばっくれはまだしも制服だけは返してほしいと考えています。
自分はとある警備会社に勤めていたことがあり、正規の手続きを踏んで辞めることになったのですが、制服だけ返し忘れてしまったことがありました。
会社から「お疲れ様です。制服の返却がまだのようなので、至急返却をお願いします」というメールをもらいました。
自分は制服の返却をしに会社に行くのが面倒だったので、そのメールを無視しました。
その後も「早く制服を返してください」というメールが何通もきたのですがこれも全て無視していました。
するとしばらくして、「制服を返却してくれないのなら警察に盗難届を出すことになります・・・。なので、早く制服を返してください」と最後通告的なメールがきたのです。
これはまずいと思い、その日に制服を返しに会社に行きました。
以上のように、制服を返さないと警察に盗難届を出されるというやばすぎる状況になりかねないので、どうせばっくれるなら制服をちゃんと返してからばっくれた方がいいでしょう。
バイトをばっくれた場合給料はちゃんと振り込まれるのか?
バイトをばっくれた場合果たして給料はちゃんと振り込まれるのでしょうか?
結論から言うと、バイトをばっくれても働いた分の給料はきちんと振り込まれる場合がほとんどです。
いくらばっくれたとはいえ、労働者として働いた分は給料をもらう権利があります。
ばっくれたバイトに対して給料を支払わないとお店側は法的にまずい立場になります。
しかし、給料が手渡しの場合は、お店まで給料をもらいに行かないとなりませんので注意が必要です。
ばっくれたバイト先に給料だけもらいに行くのは相当気まずいので、どうせばっくれるなら給料をもらってからばっくれた方がいいでしょう。
また、雇用契約書に無断欠勤の場合反則金が発生するといった記載がある場合、給料から反則金が差し引かれるので、給料が支払われないという事態が発生します。
雇用契約書はきちんと確認しておきましょう。
まあ、なんにせよばっくれないのが一番いいわけですが・・・。
【ばっくれ体験談】パチンコの清掃バイトをばっくれた時の話
実際に自分がパチンコの清掃バイトをばっくれた時の話をしましょう。
自分は時給1200円ちょいのパチンコの清掃バイトを週3回ほどやっていたのですが、いかんせん朝早い仕事だったので段々とダルくなってしまいまして・・・。
それで、バイトを始めて4ヶ月後くらいに初めて無断欠勤をしました。
無断欠勤した日はバイト先から3〜4回ほど電話がかかってきました。
もちろんその電話をフルシカト。
次の日も2回ほど電話がかかってきましたがこれも無視。
するとその日から一切電話がかかってこなくなり、そのまま自動退職となりました。
パチンコの清掃バイトをばっくれた結果、バイト先から2日間に渡って電話がかかってきたくらいで、損害賠償をされることもなく自動退職になり、給料をきちんと振り込まれていました。
案外こんなものです。
とはいえ、言うまでもないですが、バイトはちゃんと退職の意思を伝えてから辞めるのが社会人としての礼儀というものです。
当たり前ですが、この当時のことを反省してそれ以降バックレという形でバイトを辞めたことはありません。
【店視点】ばっくれられたお店側の話
自分は今のバイト先ではバイトリーダー的なポジションになっています。
よって、お店でバイトの子が無断欠勤するなどのばっくれ行為を行った場合、自分がその対応をしなければならない場合があります。
まず、ばっくれた子に連絡をします。
しかし、当然電話に出るわけがありません。
なので、ばっくれた子のシフトの穴を埋めるために代わりの子を探します。
LINEしたり電話したりでなんとか代わりを探し、その後は店長や社員さんにバイトがばっくれたことを話します。
そうすると、店長か社員がばっくれたバイトの子に「制服だけ返してください」という連絡をします。
相手がそれでもなんの返事も返してこない場合は、法的手続きを踏んで盗難届を出す・・・わけではなくそのまま放置して終わりになります。
制服代は高いですが、制服を返してもらうためにいちいち警察に相談するのはそれ以上に面倒なので、基本的には制服を返してくれなくてもなんらかのアクションを起こすことありません。
ばっくれた側の心境としては、「もしかしたらお店の人が家まで来るかもしれない」といろいろ不安をよぎらせるものですが、実際はこんなものです。
自分もパチンコ清掃バイトをバックレた時は、「バイトリーダーのおばちゃんが家まで乗り込んで来てぶん殴られるかもしれない・・・」とおびえたものです。
パチンコの清掃バイトをばっくれた経験のある自分が、今ではばっくれたバイトの対応をしているのだから人生とは面白いものです(苦笑)
やっぱりバイトをばっくれるのは止めよう
バイトをばっくれたところで、損害賠償を請求される可能性も低いし、バイト先の人がわざわざ家まで来ることもありません。
こういう話を聞くと、「なんだ別にバイトばっくれても問題ないじゃん!」と思うかもしれませんが、やっぱりばっくれるのは良いことではありません。
バイトをばっくれると、お店側はめちゃくちゃ迷惑です。
前述したとおり、自分が働いてるお店でばっくれた子がいた場合、わざわざ代わりの子を探さなきゃいけない上に、その後のシフトも変更を余儀なくされます。
やっぱり人として、社会人として、仕事を辞める時は、きちんと退職の意志を伝えてから辞めるのが礼儀。
一般的にはバイトを辞める場合、辞める1ヶ月前に退職の意志を伝えるのがマナーと言われています。
バイトをばっくれた経験がある僕が言っても説得力はありませんが、バイトをばっくれるのは止めましょう。
どうしても辞めづらいバイト先だったら退職代行サービスを使うのもアリです
世の中にはブラックバイトと呼ばれる、過酷なバイト先が存在します。
ブラックバイトはそのブラックさ故、基本的に人手不足であり、「辞めたいです」と言うと全力で引き止められるか、もしくはあからさまにブチ切れられます。
こんな環境下だとバイトという立場でも辞めづらく、いつまで経ってもズルズル働いてしまうという状態になってしまいます。
そこで提案したいのが退職代行サービス。
退職代行サービスは、文字通り依頼者の退職を代行してくれるサービス。
依頼者は業者に代行をお願いすると、自分は一切バイト先に行かずに勝手に退職処理が進むので、わざわざ店長などに「辞めます」と伝える必要もなく、非常に楽にバイトを辞めることができます。
どうしても辞めづらい環境なのであればこういったサービスを頼るのもアリです。
退職代行サービスを使うもう一つのメリットが、業者が「有給休暇」の取得をしてくれること。
基本的にバイトという立場だとまず有給は取らせてくれませんが、退職代行の業者にお願いすれば、退職と同時に有給の申請もしてくれるので、下手すれば依頼金より有給の金額の方が上回る場合もあります。
したがって、普通に辞めるより退職代行の業者を使って辞めたほうがお得かもしれません。
当ブログおすすめの退職代行業者はSARABAさん。
・ 退職代行SARABA
業界最安値の27000円で代行をしてくれます。
もちろん27000円以上の金額は絶対にかかりません。
利用方法については下記記事を参考にしてください。
参考記事: ブラックバイトは退職代行サービスを使って即日で辞めよう。有給休暇も消化可能!
まとめ
バイトばっくれは、自分にとってもお店にとっても良いことはありませんので、ばっくれるのは止めておきましょう。
自分ももうこの立場になってしまったので、バイトをばっくれることはないでしょう。
ではでは。
以上、バイトをばっくれるとどうなるの?実体験からばっくれた後の展開を説明します...でした。