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非モテから脱出する方法と筆者の恋愛の葛藤を書いていく

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特段不細工な顔面をしているわけでもなければ、特段コミュ障ってわけでもないし、妊婦や老人には席を譲る優しさを持ち合わせているにもかかわらず、なぜ自分はモテないのか。

ルー・ザロメは言った。「愛されなかったということは生きなかったことと同義である」と。

だからこそ我々は愛を獲得せねばならぬ。生を実感するためにも。

しかし、異性からの愛を獲得するハードルは兎にも角にも高い。特に男は。

貞操観念が崩壊したビッチや、女に飯を食わせてもらってるようなヒモ男からすれば「難しく考えすぎちゃいますかね?」と首をひねるだろうけど、非モテに全力でコミットし、頼まれてもいないのに日本の少子高齢化に大貢献し、偉ぶったコメンテーターに「最近の若い人は恋愛に消極的でうんぬんかんぬん、、、」と言われてしまう筆者としては、「もうまぢむりぃ」状態なんすよね。圧倒的ぴえん。どうにもこうにも恋愛がうまくいかない。

てなわけで本記事では、

・なぜ非モテは非モテなのか
・非モテを脱するためには?
・モテないってつら・・・


的な話を様々な角度から考察していこうと思います。

目次

 

非モテは何故非モテなのか?

 

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恋愛強者、ないしは異性と付き合うことに特段苦労をしたことがない人からすれば、
いやさ、今ってマッチングアプリを筆頭にライトな出会いの場はたくさんあるわけで、なんで彼女できないわけ?顔面にうんこでもついてんの?顔洗って出直せば??」となる。

憎ったらしい恋愛強者の指摘にデスノートが欲しくなるけどそれはいい。

指摘に真摯に反論するのであれば、非モテの本質は出会いの少なさではなく本人のモテるための能力が低いが故に非モテになるわけです。

従って、どれだけ出会いの場が増えようと所詮非モテは「やだ、なんかあの人キモい。うんこみたいな顔面してる」という血も涙もない女性の暴言を浴びることになるのです。愛を獲得するどころか通報されかねない。それが非モテの宿命。

果てには、道を聞いただけで「この人ストーカーです!!」と叫ばれ、電車で女性のそばに立とうものなら「この変態野郎!!!!」と痴漢を疑われ、親切で迷子になっている女児に声をかけたら「アンパンマン助けてー!」と大泣きされる始末。
ろくなことが起こりやしない。

いっけね!あまりにも非モテをこじらせたせいでつい長ったらしい愚痴を書いてしもうた!
ともかく結論として非モテの理由は出会いの少なさではなくその人のモテる能力が低いことが原因。
なので、どれだけ出会いが増えようとも成果は上がらない。
そう考えた時に、ではモテる男の条件とは何か?という話になってきます。

 

モテる男の条件とは何か?

 

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一昔前によく言われたモテる男の基準は3高。

いわゆる、高学歴、高収入、高身長です。

ちなみに筆者はどれも満たしておらずどうしようもない3低男。
昔の基準に照らし合わせればしんまはクソモテないということになります。残念なことに。
顔面にクソはついてないけど。

しかし時は令和。
インターネットの登場により情報革命が起こり、生活の在り方や仕事の進め方も変わり、価値観は多様化し、女性の社会進出が進み、フェミニストの台頭により従来の男尊女卑的な考え方は身を潜め、男女平等が叫ばれる昨今です。であるならば昔とはモテる基準は違うのではないか。そんな考察ができます。


それっぽいデータもないので、各恋愛メディアの「彼氏に求める条件」みたいなアンケートを片っ端から見てヒントを探っていくことにします。

まずは小学館が運営している働く女性を応援するメディアoggi.jp。
参考リンク: Oggi.jp|おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

oggi.jpによれば理想の彼氏条件ランキングは以下の結果となります。


1位 性格
優しくて気遣いができる人、知的で温厚な人

2位 外見
爽やかで背が高い、スポーツマン系の爽やかな顔、とにかく清潔感がある人

3位 年収
42%が700万以上の年収を希望、28%が300万以上、14%が1000万円、14%が2000万円

4位 会話力
話を聞いてくれる、愚痴を言わない、意見を否定しない、テンポよく飽きない会話ができる

5位 おしゃれさ
服装にちゃんと気を使っている

出典: 理想の彼氏の条件ランキング【100人の女性に聞いた】年収や外見から性格などそれぞれ求める内容まで解説! | Oggi.jp


なんというか、特に目新しさもないし至って普通の結果のように見えますね。

一応補足しておくと、このアンケート結果は30代の未婚女性100人に聞いたものなので、そこらへんも加味しなければいけないでしょう。

人生の酸いも甘いも知り尽くした30代のマダムも悪くはないですが、やっぱ20代ぴちぴちギャルの意見も聞きたいということで、お次はゼネラルリサーチさんが調査した20代の女子に限定した「恋愛に関するアンケート調査」を見ていきましょう。

調査時期は2019年11月5日(火)〜2019年11月6日(水)で、調査人数は1115人。
とりあえず調査結果を箇条書き。

・ 顔、身長以外の容姿で彼氏に求める条件は46%が体格
・ 彼氏に抱きしめられたい体型は52%が筋肉質
・ 容姿以外で彼氏に求める条件は価値観の一致が58%
・ 彼氏に求める要素は48%が頼り甲斐がある人
・ キュンとする場面は48%がスーツを着たサラリーマンと会った時、15%が腕筋がある引越しのお兄さん

出典: 【彼女のほしい男子は必見です!】20代女性1,115人に聞いた「彼氏に求める条件は?」イマドキ女子が語る理想の男性像とは…!?|株式会社アップルのプレスリリース


ん?
なんだかコレジャナイ感が強い。彼氏に抱きしめられたい体型?
調査結果の最後にはこう締め括られていました。

ここまでの調査でイマドキ女子の傾向が判明しましたね。
そんなイマドキ女子の傾向にあうのがアップル男子です。
アップル男子とは、アップル引越センター( https://www.apple-hikkoshi.co.jp/)で働く社員のことをいいます。
「引越し!?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、今回の調査結果から、イマドキ女子の好む傾向はなんとアップル男子そのものなんです!
例えば、筋肉は引越し作業で自然に身につき、すべて自分で能動的に考えどう行動するかというリーダーシップやトラブルにも臨機応変に対応できる判断行動力を身につけることができます。
また、引越しには時間がとても重要になりますので、動きながら考えるチカラはデートでも役に立つことでしょう。

引っ越しをお考えの女性の方も、理想の彼氏と出会える機会かもしれませんね。
彼女のほしい男性の方、モテ男子になりたい方、引っ越しを検討中の方はぜひアップル引越センター(https://www.apple-hikkoshi.co.jp/)をご検討ください。


これアップル男子引越しセンターのリクルート活動じゃねーか!!
すげー!最近のリクルート活動ってモテをダシに行われているのか!!

筆者のググる力が低いのかなんなのか知らんけど、なんだか役に立つ気がしない・・・。

だったら直接女性に聞けばいいのでは?
ってことで、女友達、女の知り合いに彼氏にしたい条件みたいな質問をぶつけてみようと思ったものの、非モテの筆者に協力をしてくれる奇特な女性がいるはずもなくあえなく断念。

なので、結局モテる男の条件みたいなものはわからずです。
これに関しては筆者の努力不足。申し訳ありません。

 

非モテを脱する方法

 

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仮に「モテる人」というのが、下ネタをかましまくっているのに女性人気が衰えない福山雅治や、JKと一戦交えることもいとわない山Pのような人を指すのであれば、多分モテる人になるのは相当難しいことでしょう。というか一般人はまず無理。

しかし、もしモテる人というのが「普通に恋人を作れる人」なのであれば、モテる人になるのはそう難しくはなかったりします。

SNS上で「男の辛さ」や「男の恋愛」をテーマに発信することの多いすもも氏が調査したアンケート結果によれば、パートナーを獲得する最良の手段は「告白すること」だとしています。


「いや、何を当たり前のことを・・・」と思うかもしれませんが、事実、女性から告白された回数が0回の非モテ男性でも告白した回数が1回以上の場合、交際経験人数も1回以上となっており、告白回数が0回であれば当然の如く交際経験人数も0回となっております。

つまり、仮に非モテであっても「告白をする」というアクションを行うことによって、パートナーを獲得し、非モテから脱するのは可能であることがこのアンケート結果から推察できるのです。

なので、非モテから脱したければ告白をするのが最適解。

勇気を出して告白をしましょう・・・!

 

筆者はなぜモテないのか?

 

筆者の自画像

描いてもらった筆者の似顔絵。えも言われぬ恐怖を感じるのはきっと気のせいだろう。

描いた人:レコメンタンク


「俺どうしようもなくモテないんすよ。なんでっすかね・・・」と先輩に聞いたら「しんまは魅力がない」とバッサリ言われました。
あまりにもバッサリ言われたので思わず「忖度って言葉知ってます先輩?ねえ知ってます!??ねえ!??」と胸ぐらを掴みそうになったのはここだけの話。

ともかく先輩に言わせてみれば「しんまは魅力がない」ということらしいです。

実に手厳しい評価だけど、その先輩はというと19歳の彼女とよろしくやっていて、筆者は最近19歳の女に肉を食う約束をドタキャンされ「神は死んだ!!!」とブチ切れていたこともあって妙に説得力がある言のように思えてなりませんでした。(ちなみにドタキャンされた話を先輩にしたら爆笑された)

人並みにモテてる先輩が言うんだからなあ・・・。

魅力かあ・・・。

魅力がない。それが他者評価なのだろうけど、しかし自己評価は若干違う。
確かに筆者にはこれといった魅力がないのかもしれないけど、モテない原因がそこにあるとは思えません。

仮に筆者に魅力が全くないのならば、女性から好意を寄せられること、ないしは告白されることなんてないはずだけど、自分の過去を振り返ってみれば多くはないにせよ、というかめちゃくちゃ少ないけど告白されたことはあります。
彼女だっていたことあるし、最近だって職場のJKに告られたし。(決して強がりで嘘をついてるわけではない)
だから魅力が全くないわけじゃない。そう信じたいっす。

ちなみに、JKに告白された瞬間頭の中でファンキーモンキーベイビーズの「告白」が流れ、脳みそが恋愛モードに切り替わり思わずOKしそうになりましたが、「紳士たるものJKモノの作品を嗜んでも実際のJKとは付き合ってはならぬ」という、かっこいいことを言ってるようで全然かっこよくない個人的な矜恃を思い出し、ギリギリのとこで踏みとどまりました。

月野りさのJKモノは最高っすよね。彼女もう引退しちゃったけど。

JKが幻滅するであろう余談はともかく、つまるところ筆者は魅力がないからモテないというのはちょっと違うと思うんですよね。

「というか告白されたことが何回かあるなら非モテじゃなくね?」と、ここまで読んで疑問に思った方もいるかもしれません。
疑問にお答えしておくと、そもそも告白された回数もめっちゃ少ないし、告白してくれた方が前述のように未成年だったり、詳しくは書けないけどいろいろ事情があったりで、そこから交際に発展することはただの一度もありませんでした。
そんでもって、こちらから好意を持った女性に対してアプローチをかけて成功したことはほぼなし。きっつー。
以上の理由から自分では非モテだと考えています。
彼女いない歴だってもう計算したくない年数になってきたしね。

話を戻す。
筆者は決して魅力が全くないわけではない。
だったら何が原因なのか。

分析するに「決める時に決めれない」のが一番の原因なんじゃないかと考えています。


決める時に決めることができないが故に恋愛が発展しないのではないかと。

前述した通り、非モテを脱する最適解は告白すること。

しかし、筆者のこれまでの恋愛を振り返れば告白するべきところで告白をしてこなかったのかもしれません。
故に友達以上恋人未満の関係を脱することも非モテも脱することもできず、ただただ虚しい感情だけが残るのではないかと。

いろいろな参考文献を読み漁り、過去の体験、リアルな女性の声を聞き、そして本記事を執筆していく過程で、おそらくそれが筆者がモテない最大の原因なんだとより強固に思いました。
告白しますわ。

 

筆者のマッチングなアプリ使った体験談

 

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一応筆者がモテるためにマッチンなグアプリで活動していたことも書いておく。

はてなブログやGoogleアドセンスの規約的に、あんまりマッチングなアプリのことを書くのはよろしくなさそうなので以降マッチングなアプリのことを「案件」と呼称します。

結論から言うと案件を通じて3人の女性と出会うことに成功。
しかし、その誰とも優勝することはなかったという悲しき現実。

1人目の女性は、なんだかめちゃくちゃ不機嫌な人で、終始笑顔なし。
初デートでは映画「天気の子」を見たのですが、あれだけ素晴らしい映画を見ればそこそこ話が弾みそうなのに、「いやあ、天気の子面白かったっすね!僕は陽菜が着物着て祈って一気に東京の空が晴れていくシーンがよかったすわ。〇〇さんはどのシーンがよかったですかね」と聞いてみれば、「はあ、別に特には」と気怠そうに返すのみ。
筆者とデートしてくれるだけで感謝感激雨あられ精神ではあるものの、何を聞いても「別に」と塩対応をされてしまうと、こちらとしても「沢尻エリカかよ」と突っ込まざるを得ませんでした。
「またお会いしましょう〜」と爽やかな笑顔で別れ、舌の根も乾かぬうちに帰りの電車でエリカ様のLINEをブロックしてまたお会いすることもなく終了。

2人目。1人目とは打って変わり良い人でした。
話も盛り上がり、フォトジェニック全開な小料理屋で食事を取り、2軒目は彼女行きつけのバーに足を運び、酒を飲み交わし談笑。
楽しい、控えめに言って楽しい。
楽しい一夜を終え、次の日彼女から丁寧かつ素敵なお礼のメッセージをいただきました。メッセージの内容的にも感触的にも関係性の発展が望めそう。
しかし結局彼女ともそれ以上の関係になることはありませんでした。
理由は、楽しかったけど、顔が致命的に筆者のタイプではなかったから。だからこちらからアプローチをかけることはありませんでした。それで自然消滅。
「おめえさぁ、モテねえくせに選り好みできる立場かよ!??」と読者からお叱りを受けてしまいそうですね。これに関してはすいませんとしか言いようがありません。

3人目。
若かった。JDだった。「きたあああああ!」と思ったけど、しかし何も起こらなかった。コイキングの「はねる」並に何も起こらなかった。
関係性を進めたい筆者、進めたくないJD、その攻防はどんなポケモンバトルにも引けを取らない名勝負だったと思います。
悲しいのでもうあまり思い出したくない。


以上が、筆者が案件を通じてお会いした女性たちです。

言うまでもなく言われるまでもなく、案件は恋人を作るために始めるものですが、筆者は結局恋人を作ることはできず、エリカ様には自尊心を踏みにじられ、JDには壮絶なポケモンバトルで敗北。
それでいて、月会費はしっかりと毟り取られ、精神的にも経済的にも多大なるダメージを負って終わったというのがオチです。
いいねがぜーろー。ライフと財布もぜーろー。

ふざけろ。

せめて成果が上がったら利用料金を払うという、アフィリエイトみたいな成果報酬型モデルにしてくれればいいのに。

もう一つ愚痴を言っておくと、そもそもマッチングするハードルが高い・・・。

昨年の年収がギリ300万に届かず、年齢も28歳と(案件当時は27歳)三十路に片足突っ込んでる、世間一般でいう不人気な底辺男である筆者ですが、それを差し引いてもマッチングしなさすぎでした。

いいねを送るターゲットの年齢を変えてみたり、人気が高い男性のプロフィールを参考に自分のプロフィールを変えてみたり、試行錯誤を繰り返すもののマジでマッチングしない。

別に美人やいいね数が多い女性ばかりにいいねを送ってるわけじゃないんですけどね。
感覚的には50人にいいねを送ってようやく1人からいいねが返ってくる感じ。
なんだか1人で壁打ちをしている気分ですよ。

そんでもって、耐え難きを耐え忍び難きを忍び、ようやくマッチングしたと思ったら、今度はそのマッチングした女性からメッセージが返ってこないというトラップ。
なんかもうそういう修行なんですかね。辛すぎる。
恋愛強者の言う「顔面にうんこがついてるんじゃないの?」ってくらいマッチングもしなければメッセージも返ってきませんでした。

日々仮説を立てては検証し、仮説を立てては検証し、の繰り返し。
しかし努力虚しく結果は伴わず。
なので筆者はもう案件はギブアップ。

どうか本記事を読んで案件を始める人は筆者の経験を参考にしていただければと思います。
筆者の屍を超えていってください。

 

先人たちの非モテで不器用な生き方

 

いい歳して独身だと「あの人には何か人間的に問題があるんじゃないだろうか・・・」と言われてしまう世知辛い世の中において、やはりモテないというのは社会的にも精神的にもくるものがあります。
非モテの辛さ、苦しみ、それは先人たちも痛感していることです。


モテなかった有名人で真っ先に思い当たるのが「フィンセント・ファン・ゴッホ」。

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画像出典:フィンセント・ファン・ゴッホ - Wikipedia


ゴッホは非モテよろしく、毎回必死すぎて女にふられるのが常でした。

ゴッホは叔父の紹介で画商として働き始め、そこで女主人の娘ウジェニー・ロワイエと出会う。
筆者同様、非モテに全力でコミットしているゴッホは、ウジェニーのことが大好きなくせに満足にデートに誘うもこともできず、恋愛本で恋愛の勉強をするという、非モテありがちな行動に走り、さらには彼女は自分のことが好きなんじゃないかと錯覚してしまう始末。

女性耐性がない男は、ちょっと目があったりちょっとボディタッチされるだけで、「あいつ俺のこと好きだぜ!?」と友人たちに触れて周り、周囲から寒い目で見られるのはいつの時代も同じらしいっすね。

そんなわけで非モテよろしく勘違いをしたゴッホは、「そろそろ結婚する時期じゃないか」とウジェニーに迫る。
いきなりすぎる。
結婚もなにもまだ告白一つしてないのに・・・。
思春期をこじらせた高校生だってもうちょっと順序をわきまえている。
もちろん断るウェジニー。しかし諦めないゴッホ。しかし断るウェジニー。
結局幾度となくアタックするも撃沈を繰り返し、報われない恋にすっかり仕事のモチベを失ったゴッホだった。

かくして手痛い失恋をしたゴッホは、今度は年上の未亡人ケー・フォスに恋をする。
例の如く、「無理です」とフラれるものの、ゴッホはお得意の思い込みで「この言葉の本当の意味は表面上と違う」と意味不明な解釈をし、まずは両親に理解を得ようと両親に会いに行く。
両親どころか、そもそも本人に拒絶されてるのだけどそれはいい。
当然両親もゴッホを拒絶し、ケーに会わせようとしなかった。

そこでゴッホはなんと食卓のローソクに手をかざし、「私が我慢できた時間だけでいいからケーに会わせてほしい」とこれまた意味不明な暴挙に出る。

もはや狂人。

両親にしてみれば娘がフった男が突然家に押しかけてきて、何をするかと思えばローソクで自分の手を焼き始め娘に会わせろと迫るのは、これはもうちょっとしたサイコホラー。人間の手は焼肉じゃない。ここは叙々苑でもない。
そんなわけで、ゴッホの熱意虚しくケーに会えないまま家を追い出されるというオチに。
必死しすぎて全くモテなかったゴッホ。
同じ非モテとして少し身をつまされる思いになる筆者。


もう1人「ヘンリーダーガー」という男を紹介したい。

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画像出典:https://amzn.to/33wALNG


ダーガーはアウトサイダーアートの代表として知られているが、全く女にモテなかった。正確に言うと人から愛されなかった。

ダーガーは16歳で天涯孤独の身になり、そこからずっと低賃金の肉体労働に従事し、人付き合いを避け、たまに話しかけてみれば要領を得ない言葉を発する。みすぼらしい格好をし時折ゴミを漁っては何かを持ち帰り、その姿は近所の人々からよく思われてはいなかった。
近所の人々は大家ネイサンに度々ダーガーを追い出せと訴えていた。

近所付き合いもなく、当然女もいなく、天涯孤独で社会の底辺を這いつくばり、大家のネイサンを除きほぼ人との交流を持たず、奇しくも自身の誕生日である4月13日に81年の人生に幕を下ろした。
生前撮られた写真はわずか3枚しかなく、誰もダーガーという人物を知らなかったし知ろうともしなかった。

そんなダーガーが部屋の中で1人で一体何をやっていたのか。
死後、彼のアパートを訪れたネイサンが発見したのは300枚を超えるイラストと1万5000ページに及ぶテキストだった。それは世界一長い小説だったのだ。
ダーガーは誰にも知られず、知らせず、どこかに発表するわけでもなく、誰のためでもなく、自分だけのために一つの物語を作っていた。

別にダーガーは自分の意思で孤独になったわけではない。
ネイサンの証言によれば、ダーガーは可能な限り外見には気を遣ってた。
寂しさからか、過去に養子を取ろうとして却下されている。それでも諦めきれず何度も申請をするがやはり却下。
だったら犬を飼おうと思い立つも、薄給のダーガーには餌代が支払えずこれも断念。
必死に愛する対象を探すもののいつも見つからない。
ダーガーは不器用という言葉では表現できないほど不器用な男だった。


ゴッホにしろダーガーにしろ彼らは愛されなかった。
ゴッホは女性からの愛を、ダーガーは人からの愛を得ることができなかった。
そのどうしようもなく報われない思いが凄まじいエネルギーとなり、現在でも語り継がれる作品を生み出したのだと自分は思います。

ゴッホは生前に絵が1枚しか売れなかったらしいけど、ダーガーに至っては売るどころか自分が小説を書いてることを死ぬまで誰にも知らせず、まさに自分のためだけに作品を書いていました。
そのページ数は実に1万5000枚。世界一長い物語をたった1人でどこにも公開せず完成させたのです。

モテないだけで「あいつはやべーやつ」という烙印を押されてしまう世の中だけど、ゴッホやダーガーは、モテない、承認されないという、やり場のない負のエネルギーを作品にぶつけ、その作品の数々は多くの人々を感動させてきたのもまた事実で、そう考えると決してモテないということは悪いことではないんじゃないかなとも思ったりする筆者です。
だから非モテを温かい目で見守ってほしいです。

 

おわりに

 

緊張感のないふざけた文章なので、「非モテが辛いといいつつ、お前実は結構その状況を楽しんでるんじゃねーの?」と誤解されそうですが、マジのマジで辛いんです。先人たちと同じように苦しみ、モテずにやさぐれてこんな文章書いてるくらいですからね。

最後に真面目な話を書いておくと、努力をしても彼女ができなかったらインコを飼おうと思います。

ダーガーはペットを買うお金はなかったけど、幸い自分にはインコを飼うくらいの余裕はあります。

そこらへんに歩いているアリに生きる意味がないのと同じように、我々人間にも生きる意味なんてないでしょう。
「西尾維新」風に言うなら、所詮人間なんて無意味に産まれ無価値に生き無作為に死んでいくだけの存在。
だからこそ、無理やりにでも自分の中で生きる理由、ないしは死なない理由を作るべきなのではないかと。

インコを飼い、インコに言葉を覚えさせ、寂しい時もいかなる時も一緒に過ごし、苦楽を共にし、ドラマも奇跡も感動もない人生に少しだけ彩りを加えて死んでいこうかなと。

ポエムチックな締めは筆者の柄じゃないけどたまにはいい。