どうも、しんま13です。
今回は意外と知られていない税金と保険の話。
当たり前ですがフリーターだろうとバイトでお金を稼げば税金を納める義務が発生します。
しかし、恥ずかしながら自分がフリーターになったばかりの頃はあまり税金の仕組みを理解しておらず、色々と苦労をしました。
本記事では、
1. フリーターが納めるべき税金と保険料
2. 税金を滞納すると差し押さえになる
の2つをメインテーマとして紹介していきます。
目次
フリーターが払う税金と保険料
基本的にフリーターが納めなければいけない税金と保険料は以下の4つです。
(というより、労働者が払うべき税金と保険料)
1. 所得税
2. 住民税
3. 国民健康保険料(アルバイト先の社保に加入していれば社会保険料)
4. 国民年金
所得税、住民税、国民件保険料は、所得に応じて課税額が上がる仕組みで、国民年金は一定額。
フリーターに限らず一定上の収入がある労働者であれば、ここで挙げた税金と保険料を納める義務があります。
1つずつ解説していきましょう。
1. 所得税
所得税は所得に対してかかる税金です。
日本は累進課税制度なので、所得が上がれば上がるほどそれに応じて税率も上がっていきます。
所得税率は以下の表を参考に。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
基本的にフリーターでも普通の正社員でも、所得税は給料から天引きされているので、自分で支払う必要はありません。
給与明細を見れば「所得税」の項目があると思いますが、そこに書かれている金額が天引きされている所得税です。
2. 住民税
社会に出て一番驚くのが住民税の金額でしょう。
住民税は毎年5〜6月くらいに納付書が届くのですが、その金額がかなり高額。
年収200万円のフリーターであれば大体10万円くらいの金額です。
自分もフリーターになったばかりの頃はあまりにも高額すぎて最初は詐欺かと思ってしまったくらいです。
住民税の税率は所得に対して、市町村民税6%、道府県民税4%、なので合わせて10%の税額。
だから金額が跳ね上がるのです。
3. 国民健康保険料
国民健康保険料も住民税同様6月前後に納付書が届きます。
実は国民健康保険料は市区町村によって金額が変動するので、一概に支払額を説明することは難しかったりします。
市区町村によっては倍近い金額のズレがあり、たまたま国民健康保険料が安い地域に住んでいるならラッキーです。
自分の国民健康保険料を確認したい場合、自分が住んでいる市のホームページで確認しましょう。
4. 国民年金
国民年金とは20歳になったら支払わなければならない保険料で、ちゃんと支払っていれば将来的に年金を受け取ることができます。
その金額は2019年6月現在、月16410円です。
結構な負担額ですが、年金を払うのは義務なので、払わないと将来年金を受け取れなくなるだけではなく、差し押さえの対象になってしまいます。
年収200万円のフリーターが1年間で納める税金と保険料の金額
年収200万円のフリーターの場合、1年間でどれくらい税金と保険料を納めることになるのでしょうか。
様々な控除や、住んでる地域によって国民健康保険料も変動するので一概には言えませんが、年収200万円であればおおよそ平均して年間で45万円の税金と保険料を納めることになります。
この45万円という数字は、「所得税」「住民税」「国民健康保険料」「国民年金」の4つを合わせた総額です。
つまり、200万円のうち45万円が税金で消えるので、自分が自由に使えるお金は155万円ということです。
そう考えると月の手取りは12,9万円。
結構きついですね。
税金を滞納すると最悪財産差し押さえになる
所得がある限り税金から逃れることはできず、「税金は払いたくないから払わない!」なんてスタンスは許されません。
仮に税金を支払わずに放置すると督促状が届き、それを無視すると延滞税を加算して再び督促状が届きます。
この延滞税も消費金融顔負けの利率なので、早いこと払わないとどんどん税額が上がっていきます。
下記サイトでは住民税の延滞金を計算できるので、興味ある方は調べてみてください。
参考リンク: 延滞金の計算 - 高精度計算サイト
しかし、それでもシカトこいて税金を払わないでいると、いよいよ最終段階である財産差し押さえ通知が届きます。
これをシカトすると本当に財産を差し押さえられてしまうので、通知が届いたら即市役所に電話して滞納している税金を払いましょう。
ちなみに何が差し押さえになるのかというと、給与、自動車、不動産など。
逆に、衣類、寝具、家具、など生活に必要な物は差し押さえの対象外です。
実は自分も貧乏だった頃税金が払えず滞納してしまい、財産差し押さえ通知が届いたことがあります。
この時は慌てて市役所に電話して税金を納めましたね。
参考記事: フリーター時代の貧乏だった頃を振り返る
年金の未納はやばい!
日本国内に住んでいれば、年金は原則20歳から60歳までの人が払わなけれなばならないもので、払わないことは許されません。
にもかかわらず、年金の未納率は4割を超えていると言われています。
「どうせ将来的に年金はもらえないから払わなくていいや」
そんな理由で年金を払っていない人は多いことでしょう。
しかし、先程も書いたとおり年金を払わないと差し押さえの対象になります。
実際、2016年4月から9月までに年金未納による財産差し押さえが5794件もあります。
参考記事: 年金未納の先に待っている恐ろしい現実 | ZUU online
国は未納している人に対しては積極的に強制徴収に入り、未納分の回収をしようとします。
もし経済的に年金を払うのが難しい場合は、年金事務所に免除や減額の手続きを申請しましょう。
放置は一番危険です。
まとめ
税金の知識は学校では教わりません。
にもかかわらず社会で生きていく上では税金の知識は必須なので、税金のことを知らないと痛い目を見ます。
ではでは。
以上、フリーターが納めなければならない税金と保険料。滞納すると最悪差し押さえになります...でした。