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【歯医者奮闘記7】血まみれになった歯ブラシ

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年明け早々歯医者に足を運び虫歯治療に励んでまいりました。

 

前回は神経を抜いて終わったわけで、今回はその後の処置なわけだけど、

 

何故か歯の磨き方をトレーニングされる羽目になりました。

 

歯医者ってそんなことするの?僕子供じゃないから歯の磨き方ぐらい熟知してるよねえ?

この歳になって歯の磨き方を人からレクチャーされるなんて・・・

 

 歯磨きプレイきた

 

こっちは仕事の合間をぬって、歯医者に行っているというのに、歯磨きのトレーニングなんて時間の無駄じゃんかよ!!

 

そんなことするんだったら一本でも多く虫歯を治療してくれ!

 

怒りを感じながら、歯科医の先生の指示に従い歯ブラシを手に取り、実際に歯を磨いてみました。

 

するとこう言われるわけですよ。

 

「あー全然ダメですね〜。普段どのぐらい時間をかけて磨いてらっしゃいますか?え?5分から10分?そんな時間かけてこんな磨き残しがあるの?きついこと言いますけど、ほとんど磨けてませんよw?」

 

うううううるさいなあああぁぁぁ????100人いれば100通りの歯の磨き方があるんじゃないんすか???何ちょっとバカにした笑い浮かべながらズケズケと失礼なことを物申してくるんだよおぉ!!

 

先生は、僕の磨き方は荒く、細かいところまで磨ききれていないらしく、特に歯茎周辺の磨き残しが多いと指摘します。

 

先生は僕が持っていた歯ブラシを取り上げ、「では私が手本を見せます」と言うと、おもむろに僕の口の中に歯ブラシをぶち込み、ゴシゴシと磨き始めました。

 

23歳になって初めて経験する、人に歯を磨いてもらうという体験。

 

物語シリーズファンの僕としては、阿良々木君と火憐の歯磨きプレイシーンを思い出さずにはいられませんでした。

 

そう思うとちょっと興奮するじゃん。

まあ、先生は50を超えた熟されに熟された女性だけどね。

 

アホらしい空想にふけっていると、チクチク口内に痛みが走り始めました。

先生が重点的に歯茎周辺を磨き始めたため、ブラシの毛先が容赦なく歯茎に刺さり痛覚が仕事をし始めたからです。

 

我慢できる痛みですが、歯を磨いて痛みを感じるという経験をしたことがなかったので、ちょっと不思議な感覚。

 

しばらくすると味覚が鉄分の味を感じ始め、歯茎から出血していることを知ります。

 

「歯茎から悪い血をどんどん出しちゃいましょうね」

 

先生がそう言うと、ブラッシングはどんどんアグレッシブさを増していき、さらにチクチクと痛みがほとばしります。

 

こうして先生による10分間の歯磨きは終了。磨き終えた歯ブラシを見ると血で赤く染まっているのが確認できました。

 

うがいをすると、吐き出した水が真っ赤。手鏡で自分の歯茎を見ると、まるで炎症を起こしてるかのように赤く染まっていました。痛ましい・・・

 

言葉攻めされ、歯茎攻めされ、血まみれになって歯磨きトレーニングは終了しました。

 

根本的に歯の磨き方が悪いから歯に汚れが蓄積され、それが虫歯になるわけです。だからこそ、今回正しい歯の磨き方を覚えられたのは良いことです。欲を言えば若い巨乳先生がよかったけど。

 

歯の磨き方見直してみよう

 

恐らく最初で最後であろう歯磨きプレイ。

最初は、歯磨きのトレーニングと言われて難色を示した僕でしたが、結果的に自分の歯の磨き方を見直す良い機会になり、有意義な治療となりました。

 

思い返せば、生まれてこの方、歯を磨いて出血した経験がなかった僕。つまりちゃんと歯茎周辺を磨いていなかったのでしょう。

 

10年間歯医者に行かなかったから虫歯が17本できたというよりは、そもそも根本的に歯の磨き方が間違っていたから虫歯ができたのかもしれません。

 

ちゃんと毎日歯を磨いても虫歯ができる人はできるだろうけど、正しい方法で歯を磨いてみたら、虫歯の発生を最小限に抑えられるかも。

 

虫歯が多くある人は、一度自分の歯の磨き方を見直してみるといいかもしれませんね。