どうも、しんま13です。
今回見たのは「ハンサム★スーツ」。
ドランクドラゴンの塚地武雅がブサイクキャラを演じ、ハンサムになれるスーツを手にしたことにより人生が激変していくというコメディ作品。
早速感想を書いていきます。
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目次
- 映画「ハンサムスーツ」の基本情報・予告編
- 映画「ハンサムスーツ」の主要登場人物・キャスト情報
- 映画「ハンサムスーツ」のあらすじ
- 映画「ハンサムスーツ」のネタバレ感想
- 恋愛に小細工はいらない。美しればいいという厳しい現実
- 脚本家が鈴木おさむというのが実に興味深い
- まとめ
映画「ハンサムスーツ」の基本情報・予告編
【監督】英勉
【脚本】鈴木おさむ
【ジャンル】コメディ
【配給】アスミック・エース
【公開日】2008年11月1日
【上映時間】115分
映画「ハンサムスーツ」の主要登場人物・キャスト情報
● 塚地武雅: 大木琢郎役
定食屋「こころ屋」の店主。心優しい男で、誰に対しても親切に接する一方、非常にブサイクなため恋愛は全く成就しない。
そんな自分の人生に嫌気が差しハンサムになれるハンサムスーツを着用し第二の人生を歩むことを決心する。
● 谷原章介: 光山杏仁役
豚朗がハンサムスーツを着た時の姿。あまりにもハンサムすぎるため、モデルにスカウトされる。
● 北川景子: 星野寛子役
容姿端麗かつ、気立てがいい性格。こころ屋でアルバイトをしたいと申し出て採用される。
● 佐田 真由美: 来香役
カリスマトップモデル。どんな時でもクールビューティーだったが、杏仁(中身は琢朗)渾身のギャグで爆笑し、それから杏仁と親しくなり恋心を抱くようになる。
● 大島美幸: 橋野本江役
寛子の代わりにこころ屋でアルバイトをすることになった女。
非常にブサイクだが、とても性格がよく店の常連さんたちとも仲良くなっていく。
● Bro.TOM: ヨネさん役
こころ屋で働く男。琢朗のことを「坊ちゃん」と呼びとても慕っている。
● 本上まなみ: 谷山久恵役
真介の嫁。物事をはっきり言う性格で、豚朗に「俺ってブサイク?」と聞かれ「そうだよ」と即答していた。
● 池内博之: 狭間真介役
久恵の夫。豚朗の親友。足が不自由で車いすで移動している。
映画「ハンサムスーツ」のあらすじ
定食「こころ屋」を営む豚朗。
豚朗の作る料理はとても美味しい上に、誰に対しても優しく接する性格から、常連や友人から非常に愛されていた。
そんな豚朗の欠点はとにかく顔がブサイクなこと。
これまで何人もの女性にアタックしてきたがブサイクゆえに恋が成就することはなかった。
ある日こころ屋に寛子という女性がアルバイトをしたいとやってきた。
寛子はとてつもなく美人な上に琢朗がくしゃみをしても逃げないどころかティッシュを渡して心配するくらい性格が良い女性だったため、琢朗は即採用するのだった。
美人な上に性格が良い寛子と接するようになって、琢朗はどんどん彼女に恋心を抱くようになり、ついに告白をするがフラれてしまう。
恋が実らず途方に暮れていた琢朗の元に、絶対にハンサムになれるハンサムスーツを紹介する紳士服の店長がいた。
このスーツを着れば誰でもハンサムになることができる。
琢朗は自分のブサイクな人生が嫌になり、ハンサムになることを決意しハンサムスーツを着てハンサムに変身するのだった。
新しい名前「光山杏仁」を名乗り、モデルにもスカウトされ、琢朗の第二の人生が始まるのだったが・・・
映画「ハンサムスーツ」のネタバレ感想
2008年に公開された作品ですので、もう10年前の映画となります。
ストーリーの要所要所で「マイレボリューション」が流れるあたり時代を感じます。
本作のストーリーをサクッと説明しておくと、琢朗は性格がめちゃくちゃよくて皆から慕われてるのにブサイク故に女性にフラれまくり、ひとたびくしゃみをすれば女性がパニックを起こし、バスに乗れば痴漢と間違われるという、己がブサイクのために不遇な目にあっているという、分かりやすいくらいブサイクスパイラルに陥ってる人が主人公の話です。
所詮世の中外見こそが全て。
ほとんどの人が一度は考えたことがある議題かもしれません。
豚郎は、北川景子演じる寛子がバイトで入ってきた時、寛子があまりにも美人だったがために「めちゃくちゃ美人!付き合ってください!」と告白するのですが、あえなく撃沈。
あまりにも女にモテない豚郎が、ひょんなことから絶対ハンサムになれるハンサムスーツを手に入れるのです。
そのハンサムになった姿がこちら。
(谷原章介かっこよすぎ)
ブサイクだった男はハンサムスーツのおかげでハンサムに変身。
光山杏仁と名乗り、待ちゆく女性の視線を独り占めし、モデルにまでスカウトされます。
こうして豚郎はハンサムライフを楽しむわけですが、結局ハンサムになっても「なんだかんだ人間は中身が一番大事じゃね?」ってことに気づき、もとの姿に戻り、ブサイクだけど心優しい本江に告白すると、実は本江はブサイクスーツを着ており、本当の姿は豚郎をフッた寛子でした。
寛子は自分の外見ではなく内面を見てほしいと思ったからこそ、ブサイクスーツを着て豚郎の近づいたんだとか。
こうして美人な寛子とブサイクな豚郎が結ばれエンディング。
こんな感じででハンサムスーツは全てが予想できる分かりやすいストーリー展開でしたが、それを差し引いても面白かったです。
複雑なテーマよりも、人間誰もが思っている普遍的なことをテーマにし、コメディタッチに描かれた本作は、泣けて笑える傑作だと思います。
何より本作は役者を見てるだけで楽しめます。
北川景子が圧倒的美女だし、谷原章介は尊いくらいカッコいいし、ストーリーと共に役者たちを眺めるだけで満足です。
恋愛に小細工はいらない。美しればいいという厳しい現実
自分自身ハンサムでもなければブサイクでもない至って普通の顔面をしていますので、豚朗のように自分の外見で苦労したことはあまりありません。
だからブサイクが人生で苦労するという話を聞かされてもあまりピンとこないのですが、Twitterである面白い話を見つけてちょっと考えが変わったことがあります。
それが以下のツイート。
風俗までして1000万かけて全身整形した女の人の話なんだけど、流石にこれは言葉がでない。当たり前の事だけど、突き刺さるものしかない。 pic.twitter.com/QMgz9MWlJ4
— いいちこ@羽生染五郎Troye (@iichiko10191) 2018年5月6日
これまで数々の恋愛本やモテるテクニックを試してきたけど効果はなかった。
けれど、整形して顔を変えた途端、自分が何もしていないのに男が寄ってくるようになった。
男の人はとても優しい、美しければ。
非常に考えさせられる一文です・・・。
恋愛に小細工など一切必要なく、結局美しければ男は寄ってくるのだという、胸に突き刺さるお話です。
ハンサムスーツはブサイクにとって希望が持てる作品かもしれませんが、現実は悲しくも厳しいものなのかもしれません。
かくいう自分も好きになる女の子は例外なく可愛い子で、いくら性格がよくても顔が可愛くないと恋愛対象になることはまずありません。
自分は、顔だけで評価されるような世の中は嫌だと思っていますが、一方で自分自身が顔で評価している側だという矛盾を抱えているわけです。
いやはや考えさせられる題材ですわ・・・。
脚本家が鈴木おさむというのが実に興味深い
本作「ハンサムスーツ」の脚本を務めたのは鈴木おさむ氏。
これが実に興味深いです。
というのも、鈴木氏は失礼ながら容姿が整っているとは言えず、どちらかと言えばブサイクの部類です。
しかも、結婚した相手がお笑い芸人の大島美幸さん。
大島さんも、大変失礼ながらブスに入る部類の容姿だと思います。
こういうバックグランドがある鈴木氏がブスとハンサムを題材にした作品を手掛けるのですから、なんだか深いものを感じてしまいます。
まとめ
本作「ハンサムスーツ」は外見という単純極まりないテーマですが、掘り下げてみると中々残酷かつ考察するに値するテーマでもあります。
一説によれば、美人とブスだと生涯賃金に3000万円以上の差が開くという無慈悲なデータもあります。
また、ハンサムだと実際の能力より高く評価されるというハロー効果という現象も起こります。
色々なデータや事例を見ていくと、結局美しい方が得をするんだなという結論にになりそうです。
にしても今や「ハンサム」という言葉は完全に死語になっていて、代わりに「イケメン」という言葉が多用されていますね。
こういうところからも時代の変化を感じるものです。
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ではでは。
以上、【ネタバレあり】映画「ハンサム★スーツ」のあらすじ・感想。ブサイクの恋物語...でした。