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「世界一美味しい手抜きごはん」レビュー!一人暮らしズボラ系男子にはどんぴしゃのレシピ本です

どうも、しんま13です。

はらぺこグリズリーさんという料理ブロガーが新刊を出されました。
本のタイトルは「世界一美味しい手抜きごはん」です。

 

世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ

世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ

 

 

ありがたいことに本書をはらぺこグリズリーさんに献本していただきましたので、早速レビューしていこうと思います。



目次

 

はらぺこグリズリーさんとは?

 

速攻で捕食されそうな恐ろしい名前ですが、はらぺこグリズリーさんと実際にお会いした印象は、ひたすら謙虚で誠実な方でした。

はらぺこグリズリーさんのブログはこちら。


はらぺこグリズリーさんは、安くて簡単に作れる料理レシピをブログで紹介しており、特に煮卵のレシピはブログでバズりにバズり、めざましテレビに取り上げられたり、「世界一美味しい煮卵の作り方」という書籍の出版にもつながりました。

 

世界一美味しい煮卵の作り方 家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ (光文社新書)

世界一美味しい煮卵の作り方 家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ (光文社新書)

 

 

「世界一美味しい煮卵の作り方」は30万部を超えるヒットを記録。
自分もこの本に出会って毎日の自炊がとても楽しくなりましたし、そんじょそこらの女子に負けないくらい自炊力が上がりました。

こういった素晴らしい実績があるはらぺこグリズリーさんの待望の新刊が、今回紹介させていただく「世界一美味しい手抜きごはん」です。

 

「世界一美味しい手抜きごはん」の特徴

 

「世界一美味しい手抜きごはん」の表紙


「世界一美味しい手抜きごはん」も前作同様に、とにかく「安い・うまい・手軽」をモットーにしており、料理が得意ではない人でも簡単に美味しい料理が作れるレシピ本となっています。

ほとんどのレシピが3~4ステップほどで作れてしまうので、料理下手な人でも全く問題はありません。

レシピ内容は幅広く、「カルボナーラ」「チャーハン」「冷やし担々麺」「マグロユッケ」などが紹介されており、スイーツの項では「ガトーショコラ」「シフォンケーキ」などがあります。

本当に本書が1冊あればありとあらゆる料理を制覇できます。


自分が驚いたのが、本書で使う調味料のページ。 

「世界一美味しい手抜きごはん」調味料のページ1

「世界一美味しい手抜きごはん」調味料のページ2


しゃれた調味料は一切なし!
本書では普通の一般家庭に普通にある調味料しか使わないのです。

この徹底的にズボラ系男子に寄り添った作り。
このページにこそはらぺこグリズリーさんの思いが込められている気がします。

 

実際にレシピを作ってみた

 

せっかくこんな素晴らしいレシピ本を献本していただいので、昼ごはんを全て本書で紹介されているレシピで作ってみました。

作ったのは、

・ ピリ辛やっこ
・ おつまみ角煮
・ 本格しらす丼

の3つです。
順番に紹介します。

 

ピリ辛やっこ

「世界一美味しい手抜きごはん」ピリ辛やっこ

実際に作ったピリ辛やっこ

果てしなく写真を撮るのが苦手&見栄え良く料理を作るセンスが壊滅的にない自分をどうか許してください笑

【使用する材料】
1. 豆腐半丁
2. 麺つゆ
3. ごま油
4. ラー油
5. 万能ねぎ
6. 白いいりごま


豆腐を切って上記の調味料をぶっこめば完成。
3分もあればできます。

豆腐が麺ゆつとマッチし、ラー油のピリ辛がいいスパイスとなっている簡単豆腐料理。
こんなに簡単に作れてこんなに美味しいのかと感動しました。

 

おつまみ角煮

「世界一美味しい手抜きごはん」おつまみ角煮

実際に作ったおつまみ角煮

例のごとく写真と盛り付けのセンスが壊滅的ですが気にしない気にしない。
(自分は長ネギが家になかったので入れていません)

【仕様する材料】
1. 豚ばら肉ブロック200g
2. 長ネギ10cm
3. 醤油50mℓ
4. みりん50mℓ
5. コーラ100mℓ


豚の角煮もグリズリー先生の手にかかれば超絶簡単に作れます。

なんせ、豚バラ肉にフォークで数か所穴をあけて醤油みりんコーラに浸けてレンチンすれば出来上がりという、あり得ないくらい簡単に作れてしまうのですから。

しかもこれがめちゃくちゃ美味しい。
最初このレシピを見た時「は?コーラと醤油とみりんでタレができるの?」と思ったのですが、不思議なことにこの組み合わせであの美味しい豚の角煮のタレが完成するのです。

まさに魔法みたいな料理です。

 

本格しらす丼

「世界一美味しい手抜きごはん」本格しらす丼

実際に作った本格しらす丼

刻み海苔を乗っける手が滑って海苔がてんこ盛りになってしまい、もはやどこにしらすがあんねんという感じですが、一応しらす丼です(苦笑)

【使った材料】
1. ご飯100g
2. しらす30g
3. ごま油小さじ1/2
4. 醤油2~3滴
5. 万能ねぎ
6. 刻み海苔


上記の材料をご飯にぶわーっとぶっかけるだけで本格的なしらす丼が完成。
安定の手軽さです。

当然のごとくめちゃくちゃ美味しいのですが、醤油の分量を間違えるととんでもない味になるのでご注意を(経験済み)

 

「世界一美味しい手抜きごはん」の総評

 

手抜きというと良いイメージがありませんが、本書は料理を作る人の負担を減らすために知恵と工夫を凝らしている最強の時短レシピの紹介なので、手抜きというよりはライフハック本に近いかもしれません。

特に自分みたい一人暮らしズボラ系男子にはどんぴしゃの本です。

なんせ自分はハイパー面倒くさがりやなので、できれば料理に時間をかけたくありません。
簡単に作れてなおかつ美味しい料理こそが、自分が自炊に求めている最大のポイントです。
だからこそ、数々の簡単時短レシピが紹介されている本書はおすすめ。

時間がない時や自炊する元気がない時でも、本書のレシピならレンチンして完成、混ぜるだけで完成、という具合で圧倒的に手軽に作れるので、最小の時間で最大の幸せを得ことができます。

なので本書は、自分のような一人暮らしズボラ系男子には全力でおすすめできる一冊。

コンビニ飯ばかり食べている一人暮らしズボラ系男子こそ本書を手に取っていただきたいです。

ではでは。

以上、「世界一美味しい手抜きごはん」レビュー!一人暮らしズボラ系男子にはどんぴしゃのレシピ本です...でした。

 

世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ

世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ

 

 

洞窟おじさんを知っていますか?43年間サバイバル生活を続けた男

あなたは洞窟おじさんと呼ばれた男を知っていますか?

洞窟おじさんと呼ばれたその男は、本名「加村一馬」といい、現在は71歳。
加村さんは13歳で家出をして以来、43年間自然の中でたくましく生きてきた方です。

今回はそんな洞窟おじさんの話を書いていきます。

目次

 

洞窟おじさんとは?

 

洞窟おじさんと呼ばれた加村一馬さんは、終戦から1年が経った1946年8月31日に産まれました。

加村さんがなぜ洞窟おじさんと呼ばれるに至ったのかというと、加村さんは人生の長い時間を洞窟や森の中などの自然で過ごしてきたからです。

人間社会に遠ざかり、まるで野生動物かのように食料を自給自足してサバイバル生活を続け、その期間は実に43年間にもなります。

時にはカタツムリを焼いて食べたり、蛇を生のまま食べたり、ウサギを狩ったり、イノシシを仕留めたり、食生活は凄まじいものでした。
生きるためにはなんでも食べたのだそうです。

洞窟おじさんが洞窟で暮らし始めた理由は虐待

 

そもそも洞窟おじさんこと加村さんはなぜ洞窟暮らしを始めたのでしょうか。

言うまでもなく、現代人が自然の中で自給自足生活をしていくのは簡単なことではありません。

実は、加村さんが洞窟暮らしを始めたのは、父親による虐待が理由です。


8人兄弟の4男として産まれた加村さんですが、なぜか兄弟の中で加村さんだけが父親に虐待をされていました。

ある時、父親の大好物だったマムシの干し肉を加村さんが勝手に食べてしまったことがあります。
その時父親は激昂し、加村さんをとっつかまえて、両足を木の枝に縄で縛られて逆さ吊り状態にされてしまいました。

またある時は、つまみ食いが見つかってしまい、家の裏にある墓地に連れていかれ墓石に縄で縛られた後に、父親と母親の両方からぼこぼこに殴られたりもしました。

8人兄弟の中で加村さんだけが事あるごとに両親から暴力を受けていたのです。

加村さんの家はとにかく貧乏で、加村さんは常にひもじい思いをしていました。
だから空腹に耐えられずつまみ食いをしてしまったようです。


今となっては親が子供に対して両足を木の枝に縄で縛って逆さ吊りにしたら、虐待認定で即問題になりますが、当時は親が子供に対してしつけをするためにある程度の暴力は容認されていた時代です。

毎日のように両親から虐待を受けていた加村さんは、「こんな家、出て行ってやる!もう、父ちゃんも母ちゃんも顔を見たくない!」と、思うようになり、13歳で家出を決意し、一人洞窟で暮らすことを選んだのです。

この時から加村さんは一度も実家に帰ることはなく、厳しいサバイバル生活が始まるのです。

加村さんの洞窟生活

 

加村さんは家を出た後、足尾銅山に向かいます。

寝泊りする場所を探していると、山の中腹付近に鉱山跡と思われる洞窟を発見。
その洞窟を寝場所にすることに決めます。

そして、なぜか家に置いてきたはずの愛犬シロが加村さんの後をつけてきました。
こうして加村さんは愛犬シロと共に長い洞窟生活を送ることになるのです。

洞窟暮らし。
その生活ぶりは凄まじいものでした。

洞窟という住居は手にしましたが、生きていくためには食料を自力で確保しなければなりません。

生きていくためにはなんでも食べました。

冒頭で紹介した通り、カタツムリを焼いて食べ、蛇を生のままで食べたり、それはもう普通では考えられない食生活ぶりです。
まさにリアルサバイバル。

時には罠を仕掛けてイノシシを仕留めたこともあるそうで、なんでも山でイノシシを合計5頭は狩ったといいます。

そういえば、さいとうたかを先生著作の「サバイバル」でも主人公の少年サトルが、イノシシを罠で仕留めたシーンが描写されていましたね。

しかもサバイバルで登場する犬の名前もシロです。

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(サバイバル文庫版7巻より引用)

サバイバル 7巻

サバイバル 7巻

 

 

手負いのイノシシは熊でもてこずると言われるほど強敵で、そんなイノシシを少年が倒してしまうのはあっぱれというほかありません。

 

愛犬シロとの別れ

 

加村さんが人間社会を捨ててたった一人で生きていくことができたのは愛犬シロの存在が大きかったといいます。

孤独なサバイバル生活もシロがいることによって励まされ、寂しさを紛らわすことができたのです。

シロは、加村さんが風邪を引いて熱にうなされてる時は、布を水に濡らし加村さんの額にあてて看病をするなど、賢い犬であると同時に加村さんのことを誰よりも想っている最高のパートナーでした。

そんなシロが、ある日とても元気がなく力が抜けているような様子でした。
心配した加村さんがイノシシの干し肉を与えようとしますがシロは食べません。
体をさすって声をかけても力なくクーンクーンと鳴くだけ。

翌朝、シロは冷たくなっていたのです。

それは、突然訪れた愛犬の死でした。


まだ洞窟生活が始まったばかりのころ、俺が高熱を出したとき、俺の横についてずっと看病をしてくれたシロ・・・。
布を濡らして何度もおでこにのせてくれたシロ・・・。
食べ物がなくてもう山を下りようとまで思いつめたときに、どこからかウサギを捕ってきてくれたシロ・・・。
シロとの生活が次から次へと浮かんできた。
嘘だろっ、何でだ?嘘だよな・・・。

洞窟オジさん 第三章「洞窟生活」より引用


シロが死んだとき加村さんはシロとの思い出が次から次へと頭に浮かんできます。

加村さんのたった一人の大切なパートナーが死んだことは、加村さんにとってかなりショッキングなことだったのです。

 

洞窟生活終了

 

シロが死んだあと、加村さんは元の洞窟に戻ることはなく山の中を彷徨います。

食料を探すのを手伝ってくれたシロはもういません。
全て自分一人でやらねばなりません。

その後の加村さんは山に下りて山菜ときのこを一山300円で売ったり、川で魚を釣る生活をしたり、魚の釣り方を人に教えたり、足尾銅山にとどまることなく、いろいろな場所を転々と生活をします。

その中で様々な人との交流はあるのですが、それでも加村さんは基本一人ぼっちで、常に自然の中で暮らすサバイバル生活でした。

 

壮絶な初体験

 

珍エピソードを一つ紹介。

加村さんがあてもなく埼玉の町をふらふらしてる時、飲み屋街の小さいスナックの前で女の人が水を撒いていました。

加村さんが道を通るとなんと水をかけられてしまいました。
「ごめんなさい」
女がそう言うと加村さんの腕をつかんで店に来てくれといいます。

女の店に行くと加村さんはパンツ一丁にされ、ベッドに倒されて手足をグルグル巻きに縛られてしまいます。
女が加村さんの上に乗っかってそういう行為を働きます。

これが加村さんの初体験。

この時加村さんは30歳。相手の女は40代くらい。
わけのわからないまま初体験を済ませてしまうという壮絶な経験です。

加村さんはこの時のことを「気持ちよかったのではなく、痛かった」と語っています。

いやはや、とんでもないエピソードです・・・。
女の人は、道端で偶然会った男を無理やり家に連れてきて逃げないように拘束してまで性行為したかったわけですから、一体どれだけ性に飢えていたことやら。

 

突然の逮捕でサバイバル生活は終了

 

加村さんは13歳からずっと一人でサバイバル生活を続けていました。

人間社会を捨てた加村さんはのちに「怖いんです。お腹空くよりイノシシよりも、人が怖んです。もう叩かれたくないんです。」と語っており、その言葉に加村さんの悲しい半生が読み取れます。

そんな加村さんの43年間にもわたる長いサバイバル生活はある日突然終わりを告げます。


お腹が減ってどうしようもなかった加村さんは、とにかく何か食べ物が欲しいと考え、バールを使って自動販売機をこじ開けようとしたのです。
加村さんは人生のほとんどを自然の中で過ごしていたため、自動販売機を壊すことが悪いことだという認識はありません。

それを見ていた警官が加村さんを逮捕。

この突然の逮捕によって加村さんのサバイバル生活が終わりを告げたのです。
なんともあっけない終わり方です。

警察が加村さんを事情聴取することで、加村さんの壮絶な43年間のサバイバル生活が初めて世に知れ渡るようになるのです。


加村さんは43年間サバイバル生活を送っていたので、留置所で見るモノすべてが新鮮で、留置所でシャワーを初めて浴びたときは「これは拷問だ!」と勘違いして暴れ回って逃げようとしたり、エレベーターに衝撃を受けたり、毎日が驚きの連続だったといいます。

 

 

洞窟おじさん、加村さんの現在は?

 

警察に逮捕されて加村さんのサバイバル生活は終わりを告げたわけですが、ではその後加村さんはどうなったのでしょうか。

実は留置所を出た加村さんは、釣り仲間だったおじさんの厚意で、家に住み込み内装の仕事を始めることになりました。

そして、その後加村さんは知的障碍者の自立支援施設に引き取られてそこで生活します。


とはいえ、内装の仕事にしても施設で暮らすにしても、加村さんは43年間自然の中で生きてきた人間。

やはり最初は中々文明的な暮らしには慣れなくて度々「山に帰る!」と言って度々脱走を繰り返したそうです。
その度、施設の職員が加村さんを説得して施設に連れ戻します。

そうしたことを繰り返すうちに、人間が信じられなかった加村さんは徐々に施設の人たちに心を開いていきます。
愛を知らなかった加村さんが優しい人たちと触れ合うことで、だんだん心の中の雪が溶けていく様子が涙を誘います。

現在の加村さんは施設の人たちと幸せに暮らしているようです。

 

洞窟おじさんのドラマが放映される

 

「洞窟おじさん」出版後、その反響はすさまじかったようで、なんと洞窟おじさんのドラマが放映されます。
リリーフランキー主演で全4話。

ドラマでは、父親に虐待されて家出するシーンや、警察に捕まって自分の生い立ちを話すシーンなど、加村さんの半生を忠実に再現しています。
ドラマの1話をちらっと見ましたけど、やっぱりリリーフランキーさんは自然な演技をされる方ですね。

ちなみに、ドラマだと「加村一馬」ではなく「加山一馬」に名前が変更されています。

ドラマ放映に際して、主演のリリーフランキーさんとドラマのモデルとなった加村一馬さんのスペシャル対談も実現していますので気になる方はチェックしてみてください。


現在洞窟おじさんのドラマはU-NEXTで全話配信しているので、見たい方は2週間の無料トライアル期間中に見るといいでしょう。

参考リンク: U-NEXT

 

まとめ

 

加村さんの壮絶な43年間のサバイバル生活は、日本の敗戦を知らずに30年以上ルバング島でサバイバル生活を送った小野田少佐を思い起こしますが、加村さんの場合は自らの意志でサバイバル生活を送ることを選んだのです。

そこに加村さんの悲しい家庭事情が想像できます。

なぜ父親は加村さんだけを特に嫌って虐待をしたのでしょうか。
父親が死んだ今となってはその理由も不明です。

洞窟おじさんと呼ばれた加村さん。
そんな加村さんの半生を書いた書籍「洞窟おじさん」は涙なしでは読めない傑作です。

加村さんに興味がある人はぜひ書籍を購入してみてください。
ではでは!

以上、洞窟おじさんを知っていますか?43年間サバイバル生活を続けた男...でした。

洞窟オジさん

洞窟オジさん

 

 

2017年上半期に読んだおすすめの心理学系の本を5冊を紹介するよ!

ここ最近の読書を振り返ると、小説やラノベをほとんど読まなくなり、知識欲を満たせる本ばかり読んでいる気がします。
去年はラノベばかり読んでいたのに人は変わるものですね(*´ω`*)

なんとなく心理学系の本を多く読んでいる気がするので本記事では、2017年上半期に読んだおすすめの心理学系の本を5冊紹介していきます。

あ、2017年上半期に読んだというだけであって、別に2017年上半期に発売された本を読んだという意味ではないので悪しからず。

(つーかもう2017年半分終わったのか。早いよ)

目次

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法


タイトルから「あ~」って感じの本ですが、内容は割としっかりしたものでした。

タイトル通り、元FBI捜査官が教える心理学を駆使したテクニックを紹介する、という内容になっていますが、FBI捜査官という職業が自分の住む世界とはかけ離れすぎてて「ほんまあんた元FBI捜査官なのかよ!」と100回は突っ込みましたが、本人が言うのだから多分そうなのでしょう。

紹介されているテクニックは相手の心を自分の思い通りに操るというよりは、相手との信頼関係を築くテクニックが軸になっています。

一例を紹介すると、頭を左右どちらかに傾けるという動作は「私は驚異ではありませんよ」というシグナルを相手に与えることができるらしく、相手との距離を縮めるには簡単かつ有効なテクニックとのことです。

結構心理学系の本は読んできたつもりですが、そんな自分でも本書には知らない知識が結構あって、楽しく読めました。

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法

  • 作者: ジャック・シェーファー,マーヴィン・カーリンズ,栗木さつき
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/11/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

マインド・コントロール


マインドコントロール関連の書籍はこの本含め4冊程度読んだのですが、その中でも岡田さん著作の「マインド・コントロール」が一番面白かったです。

本書はマインドコントロールの概念を丁寧に説明しつつ、自爆テロを起こす若者の話から始まり、カルト宗教、自分の意志とは無関係に銀行強盗を働いた男などなど、実際に起こった事件からマインドコントロールの本質を読み解き、そして人間の脳のメカニズムや人間の本能的な部分にまで話が及び、とても味わい深い内容でした。

また、マインドコントロールにおいて、「人権を侵害せずに人を操ることが可能なのか?」っていう疑問がずっと自分の中にありましたが、本書を読んでその疑問が解消されました。

実は、相手の人権を侵害していいという前提なら相手を自分の意のままに操ることはそこまで難しくありません。
相手の人権を侵害してマインドコントロールをするというのはカルト宗教によく見られるやり方ですしね。

で、結論から言うと、相手の人権を侵害、いわゆる相手を拘束したり相手の命を脅かすような状況を作らなくても、マインドコントロールは可能です。

それは先ほど軽く触れた「自分の意志とは無関係に銀行強盗を働いた男」のエピソードが如実にそのことを示してくれます。(詳しくは本書を読んでください)

「相手の心を支配する」的なことに漠然とした興味があるのであれば、本書はおすすめですね。

マインド・コントロール

マインド・コントロール

 

 

ケースで学ぶ犯罪心理学


お次は犯罪心理学系の本。
タイトルと味気のないカバーから「さぞお堅い本なんだろうな~」と抵抗感を感じてしまうものですが、内容はめちゃくちゃ面白い!

犯罪心理学に興味がない人でも楽しく読み進められる内容になっているんじゃないでしょうか。

内容はというと、タイトル通り、実際に起こった犯罪事件から犯罪者の心理を読み解いていくというものです。

これがまあ面白いんですわ。

「あーこんな事件があったんだ」とか、「こんな凶悪な事件を起こした犯人はこんなことを考えて犯行に至ったのか」とか、とにかく好奇心が掻き立てられる。
個人的には「痴漢」の章が面白かったかな。

また、犯罪者の心理だけではなく、捜査のプロファイリングの手法や、警察視点の話しもふんだんに盛り込まれています。

こういう世界に興味がある人は読んで損はないでしょう。

 

ケースで学ぶ犯罪心理学

ケースで学ぶ犯罪心理学

 

 

「好き」を「お金」に変える心理学


メンタリストとして活躍しているDaiGo著作の書籍。
お金と心理学の関係を書いた一冊、とでも言うべき内容でしょうか。

本書で非常に興味深かったのは、「無限ループ」の話。

step0 自分が本当に好きなことを見つける。
step1 好きなことを極めていく
step2 好きなことを収入に結び付けていくための工夫をする
step3 好きなことで得たお金を再投資する


この無限ループを回しゃあ好きなことで食ってけるんじゃーと読みながら興奮したものです。

お金欲しい。好きなことでお金を稼ぎたい。
「「好き」を「お金」に変える心理学」はそんな方におすすめの一冊ですね。

 

「好き」を「お金」に変える心理学

「好き」を「お金」に変える心理学

 

 

メンタリストになる!


サイモン・ウィンスロップ著作の「メンタリストになる」をメンタリストのDaiGoが翻訳&監修した一冊。

メンタリズムの世界を知る入門書的な内容です。

■ スマートに考える。一生懸命に考えるな
■ 完璧な記憶力
■ 観察力
■ 嘘を見抜く能力
■ 観客をコントロールする能力
■ 催眠術
■ コールドリーディング
■ 駆け引きのトリック


本書では上記のスキルが紹介されており、もしこのスキルを全て身に着けることができたら優秀なメンタリストになれるとのこと。

「メンタリストはこうやって思考しているのか」「メンタリストはこうやってトレーニングをしているのか」なんてことがわかるので、もしメンタリストになりたいのであれば本書はおすすめ。

ちなみに僕は別にメンタリストになりたくて本書を買ったわけではなくて、「ドラマ、メンタリスト」見た流れで「メンタリスト」という職業に興味を持ったという流れで購入に至りました。

メンタリストの主人公であるパトリックジェーンは、本書でもたびたび引用されるので、ドラマのメンタリストも合わせて見ておくと本書はより一層楽しめるかもしれません。

[新装版]心を操る超プロ メンタリストになる!

[新装版]心を操る超プロ メンタリストになる!

  • 作者: サイモン・ウィンスロップ,DaiGo
  • 出版社/メーカー: ヒカルランド
  • 発売日: 2017/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 
以上、2017年上半期に読んだおすすめの心理学系の本を5冊を紹介するよ!...でした。

初期投資1000万以上!コインランドリー経営は儲かるのか!?

どうも、金の亡者しんま13です。

つい最近小さな書店に立ち寄ったのですが、その際に目に留まったのが「コインランドリー投資のすすめ」という本でした。

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不動産投資や株式投資などの本はこれまでいくつも読んできましたが、コインランドリー投資というジャンルはこれまで出会ったことがなく、物珍しさから面白そうだと思い購入しました。

一通り読み終えたので本書に記されている情報をベースに、コインランドリーの実態を書いていこうかと思います。 

 目次

 

 

 コインランドリーは成長産業


 厚生労働省によると、コインランドリーの数は年々増加傾向にあると発表されています。

1997年は10739店舗だったのが、2013年には16693店舗まで増えています。毎年300~500店舗のペースで増えている計算ですね。

コインランドリーなんて、てっきり衰退産業なのかと思いきや、爆発的な勢いではないにしても毎年店舗数は増加傾向にあるというのは実に興味深いですね。

更に面白いのが、コインランドリーの利用者と言えば、独身男性や一人暮らしの学生というイメージでしたが、ここ最近は徐々に利用者層が変わってきており、主に家庭を持つ主婦がメインとなってきています。
今現在は8割の利用者が主婦だといいます。

主婦なら家の洗濯機を使えばいいじゃんと疑問に思うものですが、コインランドリーには家庭用洗濯機では得られない優れた洗濯機と乾燥機が存在するため、一度コインランドリーの魅力を知ってしまった主婦はその便利さに病みつきになるのです。
 

家庭用洗濯機と業務用洗濯機は何が違うのか? 

 

先ほども述べたように、家に洗濯機があるのにわざわざコインランドリーまで足を運んで洗濯する主婦がいるのはなぜか?
それは、コインランドリーの洗濯機は家庭用洗濯機よりもはるかに優れたマシーンだからです。

まず、4~5人家族ともなれば衣類の数も多くなりますから、家庭用洗濯機ではとても1回だけじゃ全てを洗濯しきれません。

なので大抵は1日に3~5回は洗濯機を回すことになります。

その場合1回おおよそ45分ほどですから、仮に4回回したとすれば1日4時間洗濯に時間を奪われるということになります。これでは主婦も大変ですよね。

しかし、コインランドリーにある業務用洗濯機は当然の如く大型サイズのため、大量の衣類であろうと一度にまとめて洗濯が可能です。
通常であれば4回洗濯しなければいけないところを、業務用洗濯機を使うことにより1回で済むのです。

時間を節約できるというのが業務用洗濯機のメリット。

そして、洗濯作業のめんどくさいところは、洗った衣類を取り込んで乾かすために外に干さなければいけないことです。1日4回回しているのであれば、4回も取り込んで外に干さなければいけないわけですから、ちょっとした重労働です。

衣類を乾かすために家庭用の乾燥機もありますが、家庭用乾燥機は家庭用洗濯機の半分が一度に乾かせる限界なので、4回洗濯機を回したら8回も乾燥機を動かさなければいけないのでとてもめんどくさいです。

しかも家庭用の乾燥機は仕上がりが悪く、乾いても服がしわくちゃになってしまいます。

そこへいくと、コインランドリーの業務用乾燥機は、一度に乾かせる容量も桁違いですし、なんといっても仕上がりがとてもよく、衣類がふっくらして家庭用とは大きく差が出ます。

自分も一度コインランドリーの乾燥機を試したことがありますが、確かに仕上がりがふんわりしててとても満足したことをよく覚えてます。

なぜ家庭用の乾燥機と業務用乾燥機はこうも仕上がりが違うのかというと、それは乾かすために使用しているエネルギーが違うからです。

家庭用乾燥機は、主に電気の力で熱を発して衣類を乾かしています。当然家庭用の電気ですから、そこまで温度は上がらずあまり乾かないうえに仕上がりもしわくちゃになってしまいます。

対して業務用乾燥機はガスが主な熱源です。ガスコンロのように青い炎が出る筒が2~3本あり、乾燥ドラムの下には巨大な扇風機が設置されていて、そこから熱風を送って一気に衣類を乾かすのです。電気とは比較にならない乾燥力です。

 

つまり業務用と家庭用ではその性能に大きな差が出るってことです。

主婦たちは、コインランドリーを利用することで洗濯に費やす時間を大幅にカットし、なおかつ高品質な仕上がりを味わえるのでわざわざお金を払ってでもコインランドリーを利用するのです。

 

 今の主婦は忙しいためコインランドリーが必須になる

 

詳しく掘り下げて書くと長くなってしまうのでさわり程度に留めますが、最近の家庭は共働きが増えています。

旦那の収入だけでは生活が苦しい、だから私も働かなきゃと、パートで働く主婦が増えているそうです。

このように共働きが増えたことにより、主婦たちはこれまでより家事に割く時間が減りました。そこで少しでも家事を楽にこなそうと、コインランドリーを利用する主婦が急増したのです。

コインランドリーの利用層が、学生や独身男性から主婦へと移り変わったのはこういった背景もあるようです。

確かにパートで週5働いてるのに、1日洗濯に4時間も使うのはめんどくさいしやる気が起きないですよね。

 

 コインランドリー経営はランニングコストがあまりかからない

 

本書のデータによれば、コインランドリーを1店舗立ち上げるにあたって、初期費用が1300~2000万ほどかかると言われています。

不動産投資などは安い物件を見つければ300~500万くらいでアパート経営ができますが、コインランドリーを始める場合は、洗濯機と乾燥機をそろえなければいけないので最初の費用が大きくなってしまうのです。

金額だけ見ると結構ハードルが高い商売ですね。この時点で僕には無理でした(苦笑)

更に筆者は、「コインランドリービジネスで大きく儲けることは不可能」、と明言しています。

なんともやる気がなくなりますが、コインランドリー経営は大きく儲けるのではなく、コツコツ堅実に収益を上げるというのが主なスタイルらしいのです。

コインランドリーの1店舗の月平均売上が、25~60万ほどで、立地に恵まれた当たり店舗であれば月100万を超えるそうです。

言ってしまえば、どれだけ当たってもせいぜい月商100万止まり。そもそも客単価が低いので稼げる額に限界があるためこんなものなんでしょうね。

何やら魅力を感じないビジネスですが、コインランドリー経営のおいしいところは、とにかく月々のランニングコストが低いということです。

コインランドリーで発生する経費といえば下記の4項目くらいです。

 

洗剤などの消耗品

光熱費

テナントの家賃

外注費(クレーム対応など)

 

洗剤などの消耗費は月々数千円ぽっちで事足りますし、光熱費は8~13万、外注費はもせいぜい1~3万程度。

テナント料を抑えられればコストパフォーマンスは非常に良いです。

なんといってもコインランドリー経営の最大の魅力は、無人で営業できるため、人件費がほとんど発生しないということです。

掃除などのパートを雇えば多少は発生しますが、それも自分でやってしまえば問題はありません。

運営自体にはあまりお金がかからないので、コインランドリービジネスは廃業率が非常に低い商売らいいです。

一度お店を作ってしまえばそこそこの売り上げでもなんとかやっていけますからね。

事業がうまくいかず店をたたむ場合のほとんどの理由が、月々に発生するランニングコストだと言われていますから、ランニングコストがあまりかからないコインランドリー経営は続けやすい商売と言えるかもしれません。

 

 で、コインランドリー経営は儲かるのか?

 

長々と書きましたがようやく本題です。

 

コインランドリー投資の利点を箇条書きしてみましょう。

 

  1. コインランドリーは成長産業
  2. ランニングコストあまりがかからない
  3. 人件費がかからない(掃除などのバイトを雇う場合は別)
  4. 粗利が高い(売り上げの7~8割が利益になる)
  5. 流行り廃りがない
  6. 機会は最低でも20~30年使える
  7. 特別な知識が必要ない

 

本書を読み終えてコインランドリー投資の利点を整理しました。

僕としての結論は、1000万以上余裕な資金があるのであれば、アパートなどの不動産に投資するよりコインランドリーをやった方が面白いかなーっていう感じです。

大儲けは望めないけど、リスクを限定して堅実に稼げる商売なので、手堅い投資といったとこでしょうか。

著者自身もコインランドリー投資は大儲けはできないとハッキリ明言しており、副業としてやることを強く勧めています。もし専業として挑むなら多店舗展開を考えなければ厳しいだろうとも言っています。

最後にモデルケースを例に、月どのくらい利益が残るのか見てみましょう。

 

【初期投資】

1500万円

 

【売り上げ】

60万円

 

【経費】

電気・ガス・水道12万円

家賃13万円

人件費3万円

雑費2万円

合計 30万円

 

売り上げ60万-経費30万円=利益30万円

 

参考記事: 意外と手堅いコインランドリーのビジネスモデル | 本を中心としたニュースサイト「ビーカイブ」

 

全てが万事うまくいった場合のモデルケースでは月30万円、年間にして360万円の利益が残るようです。

初期投資に1500万かかってるとしたら5年弱で元が取れる計算になります。利回りにして20%。

不動産に投資しても利回り20%を生み出してくれる物件はそう多くはありません。
これは投資案件としてかなり魅力的。
もちろんこれはあくまでうまくいった場合のケースですが。

初期投資がやや高いのがネックですが、そのハードルさえクリアしてしまえば他に大したデメリットはないですから、ここ最近下火な不動産に投資するよりコインランドリーに投資した方がいいかなと思いました。

また、本記事に「自動販売機を置いたらさらに収益は増えるかも」というコメントがありました。
確かに自動販売機が置いてあるコインランドリーはよく目にするし、そこそこの副収入になりそうで面白そうですね。

ただ何度も言うように、大儲けを狙うのであればコインランドリー経営は向かないので他のものに投資した方がいいでしょう。

また、下記のサイトで「コインランドリー」と検索すればコインランドリー経営についての資料請求ができるので、もし興味があれば資料請求してコインランドリー投資がどんなものかチェックしてみください。
● フランチャイズWEBリポート


以上、初期投資1000万以上!コインランドリー経営は儲かるのか!?...でした。

 

知っている人だけが儲かる コインランドリー投資のすすめ

知っている人だけが儲かる コインランドリー投資のすすめ

 

 

実は簡単にできる週休5日というライフスタイル

「20代で隠居〜週休5日の快適生活」

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Amazonで「働かなくても生きていける方法」みたいなクズ全開の検索をしていたら出会った本。隠居というちょっと風変わりな本タイトルですね。

隠居というワードへの好奇心と、働かなくても生きていける方法を求めて読もうと決めました。

では読んだ感想を書いていきます。

  

不労所得を得るみたいな本かと思ったら違った

 

適当なワンルームアパートに投資して、不労所得を得て働かなくても生きていけます。みたいな内容を期待していたら全然違いました。

著者の大原さんは、別に怪しげなインターネットビジネスをやってるわけでも、ありがちなワンルームアパートに投資をしているわけでも、はたまたブログ飯をしているわけでもありません。

大原さんはただ普通に生活しているだけで、特にこれといった珍しいことをしていることもなく、至って平凡極まりない方です。

本書は、中盤までひたすら隠居生活のゆるい暮らしを紹介しています。

 

「今日の朝食はお味噌汁とたくあん」

「東京には結構食べられる野草が自生してる」

「掃除には重曹を使うといい」

 

おいおいいつ金儲けしてるシーンがでてくんねん!
儲ける方法を求めていた人からしたら壮大な肩透かしを喰らうことになります(笑)

 

どうやって週休5日のライフスタイルを実現したのか?

 

 一番気になるのはなんといってもここ。

世の中の大半の人ができれば働きたくないと思っているわけですからね。

長い長い隠居生活の日常を見せつけられ、本の終盤に差し掛かりようやくその秘密が書いてありました。

 

筆者の大原さんは、週休2日で介護の仕事をして生活費を稼いでいます。
そんなんで生活できるのかよと言いたくなりますが、それを可能にしているのが低すぎる生活レベルです。

住まいの家賃が2,8万円。固定費を含めた月の生活費が7万円。 

月々かかる生活費は全て合わせても9,8万円です。10万円を切る低水準の生活です。

大原さんは別段節約に励んでいるわけではなく、時には外食もしますし、時には遠出をして遊ぶこともあるそうですが、そもそものランニングコストが低いので月々の支出が10万円以内に抑えられるようです。

僕はついお金を稼ぐ方に頭がいきましたが、そうではなく、生活コストを下げることで、週休5日という夢のようなライフスタイルを実現していたのですね。盲点だった。。。

 

週休5日生活って簡単じゃん

 

何か凄い方法で不労所得を得る方法が書いてあるかと思ったら、全くの見当違いでした。とにかく生活コストを下げることが週休5日生活実現への鍵だそうです。

 

読んで思ったけど、

 

僕これできるじゃん!!っていう。

 

実は僕も生活コストが非常に低いのです。

 

家賃3,8万円、光熱費7千円、オール自炊にすれば食費5千円、通信費月1,4万円、雑費1万円、

全て合わせても合計7,4万円!税金を考慮しても月10万円を超すことはありません。時たま外食をしたとしても、多分食費は月2万もいかないでしょう。

 

で、できる!僕も週休5日できるぞ!

 

週休5日という夢の様なライフスタイルを実現できるのなんて、限られた人だけかと思いましたが、生活コストさえ下げてしまえば、誰でもできそうですね。少なくとも僕はできる。

 

 

来年は週休4日生活やるわ

 

実は以前週休4日生活を送ろうという記事を書いたんですよね。

 

でも

 

ここ二ヶ月間一切休んでない!!! 

 

できないやん!!っていう。

 

なんで週休4日の生活をするゆうて、全く有言実行できてないというと、どこもかしこも人手不足なので、休もうとすると、「お前俺らがこんな働いてるのに休めると思ってるの?」みたいな圧力を感じてしまい、結局たくさんシフトに入らざるを得なくなってしまうんですよね。それで週7フルマックスで働くことになってしまう。よくもまあブログ書く時間があるものです(笑)

 

まあでもそろそろ働くのもつかれたので、来年こそは仕事を減らして週休5日とまではいかないですが、週休4日のライススタイルは実現しようと思います。具体的にはバイトを一つ断捨離して、働く時間を減らすことにします。

なんせ現在、バイト3つを掛け持ちするハイパーメディアフリーターなもんですから、どれかのバイトを辞めでもしない限り、休む時間は確保できそうにないですからね。

 

というわけで、

来年は週休4日のライススタイルを実現します!

 

20代で隠居 週休5日の快適生活

20代で隠居 週休5日の快適生活

 

 

〜2018年6月追記〜

 

 

 

1年遅れましたが週休5日の生活を実現しました。 

仕事変えようかしら


そういや現在勤務してるバイト先は3つですが、この3つのうち2つはくっそ時給が安いんですよね・・・。
週休4日のライフスタイルを送るには、もうちょっとばかし時給が高いとこを選択して効率よく稼ぎたいところです。

てなわけで、なんとなく転職サイトのMIIDAS(ミーダス)にある自分の適正年収を調べることができるツールを使ってみたら、今の倍近い年収がはじき出されたので、僕、転職したらそこそこ稼げるのかもしれません笑

僕のように仕事に悩んでいる方はぜひこのサイト(下記リンク)で自分の適正年収を調べてみてくださいな。もしかしたら仕事を変えたほうが年収上がるかもです。

>>あなたの本当の価値を見いだす<<

スペシャルサンクス

 

実は今回読んだ「20代で隠居〜週休5日の快適生活」は、僕の誕生日に、親愛なるブロガーゆに (id:unikurashi)さんから頂いたものなのです。欲しい物リストを公開していたので、そこからこの本をセレクトしてくれたんですね。

 

 

配達員さんの雑な宅配には笑いました(笑)

 

僕はゆにさんのことが大好きすぎるので、いつもクソめんどくさい絡みをするのですが、毎回めんどくさがらずにちゃんと返信してくれます。

 しかもこんな誕生日プレゼントまでくれるなんて。本当にありがたい限りです。

ゆにさんの誕生日には絶対倍返しします!

ゆにさん本当にありがとうございました(*´∀`*)

イケハヤビジネスは甘すぎる

僕はAmazonのプライム会員なので、月一冊無料でKindle本を読むことができます。この有難いサービスを利用して、僕は普段読まないような本を買うことにしてます。今月は何を読もうか迷ったのですが、「ブログで月商100万円稼ぐマインド」という、トップブロガーイケハヤさんの著書があなたへのオススメで出ていたので、この機会にポチってみました。
 

ブログで月商100万円稼ぐマインド (イケハヤ書房)

ブログで月商100万円稼ぐマインド (イケハヤ書房)

 



そしたらまあ、ほんっとうに酷い本だったんです。

 

圧倒的に薄い本だった

 

この本は、トップブロガーイケハヤさんと、内定を蹴ってキャンピングカーブロガーに転身した八木さんの対談をまとめたものです。

 

● まだ東京で消耗してるの?

● 八木仁平オフィシャルブログ

 

別にそこまで内容に期待していたわけではないんですが、しっかし本当酷い本でした。なんといっても、圧倒的に薄い本だった。。。

僕は本を1冊読むのに結構時間がかかる人間なのですが、この本はわずか15分で読破。一切誇張などしていません。マジで15分で読めてしまったのです。

読み終わったとき「ええ?もうこれでおしまい??」と驚いたものです。

八木さんとイケハヤさんの対談をまとめた本書と紹介されていましたが、本当に二人の対談をただまとめただけでした。薄すぎる。こんな読み応えのない本は初めてです。販売価格が250円というのもうなずけます。

 

はてな民ディスられすぎわろたwww

 

さて、肝心の内容に言及していきましょう。

非常に面白かったのが、イケハヤさんが随所ではてな民をディスってることです。

以下、本書のはてなディスり抜粋

 

「日本のブログはレベル低いのであまり参考にしないほうがいいですよ。はてなブロガーとかみんなウンコですし」

 

「コメントくれるような人は凡人なんですよ。すごい人は、わざわざ誰かのブログに逐一コメントしないじゃないですか。ぼくとかはあちゅうさんは、そこをわかっているんですよ。はてぶとか本当ゴミだなぁ、と見ています」

 

「はてブのカウントがあがってくると僕の場合8割、誹謗中傷ですね。でも、それがいい記事のシグナルなんです」

 

やぎ:「確かにイケハヤさんは、はてなあたりで2ヶ月に一回くらい盛り上がりますね。なんだかんだで、みんなイケハヤさんのこと好きなんですよね」

イケハヤ:「ウンコに好かれてもなあ」

 

ウンコウンコいいすぎいいぃぃ!

 

確かにはてな民はなんだかんだイケハヤさんのことが好きですから、数ヶ月に一度はイケハヤネタで盛り上がってるような気がしますね。そこに異論はありません。だって現に僕も今イケハヤさんネタで記事書いてますし。

  

100万稼ぐ方法どこに書いてあるの??

 

結局本書は何が書いてあるのという話ですが、要約するとこんな感じです。

 

1. 日本のブロガーはクソ。特にはてな

2. 日本ではなく海外のメディアを見て勉強しろ

3. とりあえず書け!書きまくれ!書けオラ!書けコラ!

4. メディアで世界を変えたい人はぜひ高知へ♡

 

まずは日本のブロガー(主にはてな)をディスって世界に目を向けろと言い出し、お決まりの「書きまくれ論」と高知勧誘で本書はフィニッシュ。

 

「ブログで月商100万円稼ぐマインド」というタイトルなのに、肝心の100万稼ぐ方法などどこにも書いてありません。2回読み返しましたが、精神論ばかりで何一つ100万を稼ぐ具体的な記載は見当たりませんでした。とりあえずこういうタイトルにすればみんな釣られて買うだろうという、ゲスい考えが目に浮かびます。薄いだけではなく、内容も期待はずれでした。

 

イケハヤさんは商売を甘く考えている

 

ボリュームが全くなく、内容は、ただイケハヤさんと八木さんの対談をまとめただけ。本書には何一つ役に立つメソッドなど書いてありませんでした。無料で手に入ったからいいものの、これを250円払って買ってる人は不憫で仕方ありません。

 

今回の本のように、対談をきっちりコンテンツ化して利益に結びつけるのは商売人として正しい行動かもしれませんが、内容があまりにも酷すぎる。こんな酷いコンテンツを250円で販売する気がしれません。

 

今回の薄っぺらい本を読み終えて痛烈に感じたのは、イケハヤさんは商売というものを甘く考えているんだなということです。

商売で最も大切なのは「利益」を得ることではなく「信頼」を得ること

ショートランでは利益追求もいいかもしれませんが、長期的に事業を行っていくのであれば、最も優先しなければいけないのは顧客からの信頼を得ることです。顧客からの信頼を得なければ次に繋がりません。利益を追求しても、クソみたいなコンテンツばかり売っていては、次にイケハヤさんの商品を買ってくれる顧客がいなくなります。

イケハヤさんはそこを勘違いしてるのではないでしょうか?そいうことも全部ひっくるめてイケハヤさんは商売を甘く見ているのではと思いました。

こんな甘すぎるイケハヤビジネスが、事業として今後も継続可能なんでしょうかね〜。

 

50万円を9ヶ月で1000万に増やしたトレーダーの本を読んだよ

残念なことに、今月のトレードはプラス収支が難しそうです。

理由はブログに書いたけど、ドル円が急激に110円まで下落した日に、あろうことか豪ドル円を全力で買ってたためもろ被弾したせいです。

 

それに加え、持ち株の東電も全て損切りする羽目になったので更にマイナスが増えることに。
それまでトレードは順調だったのに、たった1回の負けで収支は一気にマイナスに転じました。それまでは順調だったのに・・・。

 

その後のトレードもうまく相場と噛み合わず、負けを取り返すどころか、むしろ傷口を広げる結果に。
どうにもうまくいかないものですね。

 

う〜む・・・。
経験上こういう時は大抵何をやってもうまくいかないものなので、トレードは中止して、のんびり本を読むことにしました。


読んだのは「東大生が考えたスマートフォンFX」という本。

 

東大院生が考えたスマートフォンFX


タイトルからして「うっわ〜胡散臭そう」と思いがちですが、著者がバリバリ現役のトレーダーで、しかも投資クラスタの中では結構有名な方なので、信頼できる本だと思います。
というわけで読んでみた感想をざっくりと書きます。

 

【感想】ハイレバマジックで50万円を1000万に

 

とりあえず著者である田畑氏の経歴が凄い。

まず、ハイレバマジックで手持ち50万を9ヶ月で1000万に増やすという荒業を達成する辺りから、おいおいって感じです。
すごすぎますね。

まあその時点で、この人はギャンブラーなのかな〜と、一歩引いた視点で見ていました。
が、本書を読み進めていく内に、田畑氏は決してギャンブラーではなく、きちんとした理論に基づいてトレードをしていることがわかりました。


窓埋めトレードや、RSIを用いたエントリポイントなど、結構具体的なトレード手法を紹介しています。しかもやり方がシンプルだから、スッと頭に入ってきます。
単なる一発屋ではないようです。


もっと自慢から入る本かと思ってたけど、全然そんなことはなく、柔らかい文章で、かつ具体的なトレード手法を淡々と紹介していく内容だから、めちゃくちゃ読みやすい。
参考になる部分はとても多かったですね。


50万円を9ヶ月で20倍に増やすのは、当然フルレバで望まなければ達成できない金額。田畑氏はフルレバで資金をぶん回したからこそ、少ない手元で1000万を稼ぎだすことに成功したのです。
もちろんフルレバトレードはきちんとリスク管理しなければ、一瞬で破産する手法。
当然田畑氏もそれを理解していて、だからこそ損切りラインをきっちり決めています。
10銭で利食い、10銭で損切り。田畑氏はそのルールを厳守していました。
ルールを徹底しているからこそ大きく負けることなく、今の今まで相場の世界で生き残っていくことができたのでしょう。

 

【まとめ】損切りは大事

 

この本を読んで確信したのは、世の中には様々なトレード手法はあれど、結局一番大事なことは「損切り」ができるかどうかだということです。
万能な手法は絶対に存在しない以上、トレーダーとして損切りができないというのは致命的。


自分の戦略が失敗し損切りをしなければいけない状況でも、人間は不思議とそういう局面で希望的観測をしてしまうのです。

 

「いや、ここで下げ止まるはず・・・」「これ以上は下がらない・・・」

 

そういって損切りせずに破産したトレーダーを、僕は何人も見てきました。

確かに田畑氏のようにフルレバは、一歩間違えば退場に追い込まれる手法ですが、きちんと損切りを徹底できれば十分生き残っていけるでしょう。

 

フルレバを推奨する内容だからこそ、損切りの大切さが身にしみた本でした。


僕自身損切りはできている方だと思っています。

むしろ、知識も経験もないへっぽこトレーダーである自分が、ここまで生き残ってこれたのは、損切りができたからだとも思っています。

 

冒頭でも説明したけど、僕は豪ドルを全力で買って6万円失いました。
その記事を書いた時にこんなコメントがありました。

 

 

このコメントに反論させていただくと、6万円で済んだのは、損切りの判断が早かったからですよ。だってきちんと損切りができなかったら、15万以上失ってましたから。

一発のトレードで11万儲かったことあるし6万円の損切りだけで全てを判断してほしくないですね。

とにかく生き残っていく上で損切りは何より大事だということです。

 

そんな感じ。

 

興味あればぜひ本書を手にとって読んでみてください。

以上、50万円を9ヶ月で1000万に増やしたトレーダーの本を読んだよ...でした。

 

東大院生が考えたスマートフォンFX

東大院生が考えたスマートフォンFX

 

 

読書家がKindle Paperwhiteを買って感じた4つのメリット

実はちょっと前にKindleを購入しました。念願の電子書籍デビューです。


自分は結構本を読む方で、本棚は既にキャパオーバーを迎えています。
ボロいワンルームアパートに住む身として、これ以上本が増えると生活スペースの圧迫につながるので、何か良い解決策はないかなと模索していた時に出会ったのが、今回購入するに至ったKindleです。
今までずっと紙の本を読んできたので、それを電子に変えるのはかなりの抵抗がありました。が、実際に使ってみると読書家人生が変わるぐらいの素晴らしい体験をしています。
Kindleマジいい!

 

この良さをみんなにわかってもらいたくて、バイト先のキャピついてるJKにKindleの素晴らしさを5分にわたって演説しましたが、「ふ〜ん」と一笑され、大した興味を持たれずあえなく撃沈しました。
だったらこのブログでKindleの素晴らしさを紹介したる!そんな思いから筆を執っている次第です。前置き長くてさーせん。

 

Kindle Paperwhiteを購入

  

 

僕が購入したKindleの端末が「Kindle Paperwhite」です。
Wi-Fi + 3Gモデルにしたので21,480円。
一番安い端末が8000円ちょいで買えるものでしたが、どうせ長く使うことになるだろうと思い奮発。それで「Kindle Paperwhite」を選択しました。
8000円のやつよりは解像度が上がってる上に、Wi-Fi+無料3Gが使えるので、スペックはそこそこいいかと思います。詳しいスペックはAmazonで確認してください。

 

メリット1 目の負担がほとんどない

 

読書を電子にするに際して一番懸念していたことが、活字を液晶で見ることになるため目が疲れるという不安でした。

本を読むときは4時間ぶっ通しで読むので、目が疲れるというデメリットは僕にとって軽視できない問題です。

例えば、スマートフォンなどの液晶に使われているのが、目を直接照らすライトのため、長時間使用していると目が疲れます。対して「Kindle Paperwhite」の液晶はフロントライトです。フロントライトはディスプレイの表面のみを照らす特殊なライトなので、目の負担がほとんどありません。

何時間読んでも液晶疲れが起こりませんでした。

更に、300ppiの高解像度で前世代機の2倍のピクセル数を誇るため、文字がくっきりと映ります。そのため見やすい。

 

メリット2 読みたい本をすぐ読むことができる


これが最大のメリットじゃないでしょうか?

なんせAmazonでポチって、Kindleに入れればもうその場ですぐに読めるんですから。

手軽さが半端じゃ無いです。元来引きこもり体質の自分は、これにドハマリ。現在凄まじい勢いで本を買いまくっています。
そんな有様なので、1月は本購入代が常軌を逸したレベルになりそう。
とりあえずKindleには本が1000冊入るそうなので、バカみたいに買いまくっても、容量オーバーということにはならないでしょう。読書ライフたのちい。

 

メリット3 本が安い

 

電子書籍は紙の本と比較すると10%程度安いです。それもそのはずで、紙よりコストがかかっていないんですからね。
Amazonは頻繁に電子書籍セールを開催しており、半額セールや70%オフセールをよく目にします。
それだけではなく、無料の書籍も充実していたりします。
有名どころでいえば、「ブラックジャックによろしく」は全巻無料。

ブラックジャックによろしく (1)

ブラックジャックによろしく (1)

 

 
映画化もされた、「監獄学園」一部無料。(僕は早速ダウンロードしました)

 

監獄学園 超合本版(1) (ヤングマガジンコミックス)

監獄学園 超合本版(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

「名探偵コナン」の原作者、青山剛昌先生が書かれた「YAIBA」も期間限定ではあるものの無料。これ昔読んでました。
 

YAIBA(1) YAIBA (少年サンデーコミックス)

YAIBA(1) YAIBA (少年サンデーコミックス)

 

 

とにかく、電子書籍は価格面で非常にコスパがいいんですよね。イケハヤさんが貧乏人は電子書籍を買えとか煽ってたけど、あながち間違いではないかも。

 

メリット4 かさばらない

 

 電子書籍といえばこれでしょ。全ての書籍をデータ化して端末に落とし込めるので、物理的に部屋が本で溢れるということはありません。全てKindleの端末で管理できます。なんせ1000冊まで入るんですから。

 

ぺーぱーれすしゅごい。

まとめ

 

 Kindleを買って自分が感じたメリットはこんなもの。別に大げさに言っているわけではなく、Kindleを買ってから本当に読書人生が激変しました。寝るちょっと前に布団で寝そべりながら見れるし、持ち運びも容易のため、状況や場所を選ばず素敵な読書体験が可能です。読書がサクサク捗ります。

 

Kindleを買ったことによりめちゃくちゃ読書効率化できましたね。紙の本が良いという方の気持ちも痛いほどわかるけど、一度Kindleの良さを体験してみては如何でしょうか?読書が信じられないくらい捗りますから。

 

ちなみにKindleを買って、僕が一番最初に購入した本は「ブログ、アフィリエイトで月50万円を最短で稼ぐための詳細な記録。ブロガー、アフィリエイターでセミリタイア」です。

(本タイトルながいな・・・)

 

 

実は、この本は僕が大尊敬する、 付利意雷布亜(id:asiaasia )さんという方が書いたものです。元々著者のブログのファンでしたが、この本は電子のみの販売だったので、Kindleを持っていなかった僕は買うことができませんでした。なので、Kindleを買ったら真っ先に購入しようと思っていた本でしたので、今回購入に至りました。

 

ちなみに著者のブログはこちらです。 


最近書評記事を全く書いてなかったけど、久しぶりにこの本でレビューを書いてみようかな。

 

ともあれ、電子書籍はコスパもいいし、読書効率も格段と上がるのでおすすめです。

ではではこのへんで筆を置きます。

以上、読書家がKindle Paperwhiteを買って感じた4つのメリット...でした。

現代の魔女細木数子の悪辣非道な所業

「細木数子 魔女の履歴書」読みました。

細木数子 魔女の履歴書 (講談社+α文庫)

細木数子 魔女の履歴書 (講談社+α文庫)

 

 

タイトルが秀逸ですね。
細木数子という人間を評する上で、魔女という表現はあまりにも的確です。

幼少期の環境や境遇が、その後の人格形成に多大なる影響を与えることは、近年の研究で明らかとなっていることです。

本書で明らかになる彼女の幼少期の境遇は凄惨を極めますが、それを差し引いたとしても、彼女の人間性はかなりの異常性を有してるといっても過言ではないです。


豪腕で、欲深で、暴力的で、権威を誇示し、際限なく富と名声を求める。
まさに細木数子は魔女という呼び名がふさわしい。

 

ヤクザとつながっているのではなく、もはや彼女こそがヤクザそのものである

 

細木数子を語る上で、ヤクザとの密接な関係は避けられない話題。

とりわけ自分も、細木数子氏に興味を持ったのは、ネット上で散見されているよからぬ噂を耳にしたこととが理由です。


「あんた地獄に落ちるわよ」
の言葉で、芸能人たちに運命を告げるシーンがよく目につきました。
しかしどうでしょう。

なんの根拠もない彼女の言動に歯向かう人間が一人もいないのはおかしいと思いませんか?
皆一様に細木数子の言動に納得し、大先生と拝めるのです。

その様は筆者に強烈な違和感を与えました。

そんな経緯を経て本書を購入したのですけど、その内容は予想以上のものでした。

彼女はヤクザと密接な関係にあるのは、ネットのデマでもなく、紛れも無い真実でした。
その証拠たるものが本書では明かされています。

つまりこういうこと。
彼女のバックにはヤクザがついているため、芸能人たちは細木に下手なことはできないのです。

 

ヤクザと怪しげなビジネスに興じたり、ヤクザの男と男女の仲になったり、ヤクザとのエピソードは枚挙にいとまがない。


なんといっても驚いたエピソードが、ヤクザの親分と男女の関係で、その子分たちに指詰めをさせたという話。

ヤクザと密接なつながりを見せる細木数子。
しかしここまでくればもはや彼女自身がヤクザです。


留まるところを知らない金銭欲

 

中学生のころに売春の斡旋、詐欺まがいの墓石販売、丸パクリした占い本の執筆。

細木の収入源は多岐にわたりますが、そのどれもが法治国家において許されないような違法商売でばかりです。
本書ではそんな細木の推定年収24億と試算しています。

その中でも一番ひどいなと思ったのが、島倉千代子の借金を肩代わりする代わりに彼女の興行権を得た話です。

詳しい経緯はこちらの記事を拝見していただきたい。

島倉千代子「細木数子に搾取された“16億円返済”の地獄半生」

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出典元島倉千代子は細木数子に利用されて馬車馬のように働いていた!?



「最初の借金は四千万、それが八千万、一億になり、三億円になった。たかが眼科医の守屋が十二億なんて借金できるわけがない。全部細木が島倉をタダ働きさせるためのウソですよ。」

コロビアム・レコード関係者が語るシーン127P


まんまと興行権を得た細木は、島倉千代子氏を奴隷のように三年間タダ働きさせます
刑務所慰問などで荒稼ぎし、結果的に細木は島倉千代子氏を利用したことにより、九億五千万を得ます。

彼女の借金返済に要したお金はせいぜい一億五千万がいいとこでしょう。よって細木は八億円の大儲け。

ひどすぎる・・・。

三年間借金返済のために毎日タダ働きする島倉氏ですが、限界がきてとうとう細木の元を離れます。
細木に三年間文字通り骨までしゃぶられた彼女は、その後の人生はとてもじゃないですが明るいものではありませんでした。

「法律が許してくれるならばこの手で刺したい」という彼女のことばが涙を誘います。

三年間の間一人の人間をここまで搾取し続けて、今なお平然と書籍を出版して、豪遊生活してるとくるのだからなんともやりきれません。

細木数子の辞書には「良心」の二文字がないのでしょう。
まさに現代の魔女です。

 

読み終えて

 

「細木数子魔女の履歴書」を刊行するにあたり、著者の溝口氏は細木から圧力をかけられたと綴っています。

細木はヤクザを使って執筆中止をするよう溝口氏に圧力をかけたのです。

屈しない溝口氏を見て細木はやり方を変え、発行元の講談社を相手取り6億円の請求をする訴訟を起こしました。


しかし疑問なのは筆者である溝口氏自身を訴えないことです。
溝口氏の書いた内容に不満があるなら溝口氏本人を訴えればいいのに、何故だか細木細木は発行元である講談社を訴えたのです。

一体何故かなのか。

理由は明白です。

溝口氏を相手にするのは細木にとって分が悪いからです。

ヤクザと細木の着信履歴など、溝口氏は細木のいくつものウィークポイントを抑えているため、溝口氏とやりあうのは細木にとって不利なのです。
だから細木は溝口氏ではなく講談社をターゲットにしたわけです。


結果的に細木の控訴取り下げで事態は終結。

当然たる結果でしょう。

ペンは剣よりも強しといいますが、本書の内容は容赦ありません。
とことんまで細木数子の悪行を暴きだしています。

溝口氏は週刊現代の編集長の依頼により、細木数子のことを書くことを決めたそうですが、そもそも当初は彼女には全く興味がなかったといっています。

しかし取材して細木数子という女を調べていくうちに、当初の予定である4回の連載では収まらない女だということがわかったそうです。

結果的に連載は14回にまでなりました。

調べれば調べるほど、彼女の悪辣非道な人間性が判明していく。

その過程で溝口氏は細木に強い嫌悪感を抱いたのでしょう。

溝口氏はジャーナリストとしての使命感に燃えたのだと思います。
筆者溝口氏には心底敬意を評したいです。

細木数子 魔女の履歴書 (講談社+α文庫)

細木数子 魔女の履歴書 (講談社+α文庫)

 

 

細木数子の収入源と年収を詳細に書いた記事もあるので、よければ合わせてごらんください。

参考記事: 細木数子の巨額の年収を調べてみた 


以上、現代の魔女細木数子の悪辣非道な所業...でした。