ここ最近の読書を振り返ると、小説やラノベをほとんど読まなくなり、知識欲を満たせる本ばかり読んでいる気がします。
去年はラノベばかり読んでいたのに人は変わるものですね(*´ω`*)
なんとなく心理学系の本を多く読んでいる気がするので本記事では、2017年上半期に読んだおすすめの心理学系の本を5冊紹介していきます。
あ、2017年上半期に読んだというだけであって、別に2017年上半期に発売された本を読んだという意味ではないので悪しからず。
(つーかもう2017年半分終わったのか。早いよ)
目次
元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法
タイトルから「あ~」って感じの本ですが、内容は割としっかりしたものでした。
タイトル通り、元FBI捜査官が教える心理学を駆使したテクニックを紹介する、という内容になっていますが、FBI捜査官という職業が自分の住む世界とはかけ離れすぎてて「ほんまあんた元FBI捜査官なのかよ!」と100回は突っ込みましたが、本人が言うのだから多分そうなのでしょう。
紹介されているテクニックは相手の心を自分の思い通りに操るというよりは、相手との信頼関係を築くテクニックが軸になっています。
一例を紹介すると、頭を左右どちらかに傾けるという動作は「私は驚異ではありませんよ」というシグナルを相手に与えることができるらしく、相手との距離を縮めるには簡単かつ有効なテクニックとのことです。
結構心理学系の本は読んできたつもりですが、そんな自分でも本書には知らない知識が結構あって、楽しく読めました。
マインド・コントロール
マインドコントロール関連の書籍はこの本含め4冊程度読んだのですが、その中でも岡田さん著作の「マインド・コントロール」が一番面白かったです。
本書はマインドコントロールの概念を丁寧に説明しつつ、自爆テロを起こす若者の話から始まり、カルト宗教、自分の意志とは無関係に銀行強盗を働いた男などなど、実際に起こった事件からマインドコントロールの本質を読み解き、そして人間の脳のメカニズムや人間の本能的な部分にまで話が及び、とても味わい深い内容でした。
また、マインドコントロールにおいて、「人権を侵害せずに人を操ることが可能なのか?」っていう疑問がずっと自分の中にありましたが、本書を読んでその疑問が解消されました。
実は、相手の人権を侵害していいという前提なら相手を自分の意のままに操ることはそこまで難しくありません。
相手の人権を侵害してマインドコントロールをするというのはカルト宗教によく見られるやり方ですしね。
で、結論から言うと、相手の人権を侵害、いわゆる相手を拘束したり相手の命を脅かすような状況を作らなくても、マインドコントロールは可能です。
それは先ほど軽く触れた「自分の意志とは無関係に銀行強盗を働いた男」のエピソードが如実にそのことを示してくれます。(詳しくは本書を読んでください)
「相手の心を支配する」的なことに漠然とした興味があるのであれば、本書はおすすめですね。
ケースで学ぶ犯罪心理学
お次は犯罪心理学系の本。
タイトルと味気のないカバーから「さぞお堅い本なんだろうな~」と抵抗感を感じてしまうものですが、内容はめちゃくちゃ面白い!
犯罪心理学に興味がない人でも楽しく読み進められる内容になっているんじゃないでしょうか。
内容はというと、タイトル通り、実際に起こった犯罪事件から犯罪者の心理を読み解いていくというものです。
これがまあ面白いんですわ。
「あーこんな事件があったんだ」とか、「こんな凶悪な事件を起こした犯人はこんなことを考えて犯行に至ったのか」とか、とにかく好奇心が掻き立てられる。
個人的には「痴漢」の章が面白かったかな。
また、犯罪者の心理だけではなく、捜査のプロファイリングの手法や、警察視点の話しもふんだんに盛り込まれています。
こういう世界に興味がある人は読んで損はないでしょう。
「好き」を「お金」に変える心理学
メンタリストとして活躍しているDaiGo著作の書籍。
お金と心理学の関係を書いた一冊、とでも言うべき内容でしょうか。
本書で非常に興味深かったのは、「無限ループ」の話。
step0 自分が本当に好きなことを見つける。
step1 好きなことを極めていく
step2 好きなことを収入に結び付けていくための工夫をする
step3 好きなことで得たお金を再投資する
この無限ループを回しゃあ好きなことで食ってけるんじゃーと読みながら興奮したものです。
お金欲しい。好きなことでお金を稼ぎたい。
「「好き」を「お金」に変える心理学」はそんな方におすすめの一冊ですね。
メンタリストになる!
サイモン・ウィンスロップ著作の「メンタリストになる」をメンタリストのDaiGoが翻訳&監修した一冊。
メンタリズムの世界を知る入門書的な内容です。
■ スマートに考える。一生懸命に考えるな
■ 完璧な記憶力
■ 観察力
■ 嘘を見抜く能力
■ 観客をコントロールする能力
■ 催眠術
■ コールドリーディング
■ 駆け引きのトリック
本書では上記のスキルが紹介されており、もしこのスキルを全て身に着けることができたら優秀なメンタリストになれるとのこと。
「メンタリストはこうやって思考しているのか」「メンタリストはこうやってトレーニングをしているのか」なんてことがわかるので、もしメンタリストになりたいのであれば本書はおすすめ。
ちなみに僕は別にメンタリストになりたくて本書を買ったわけではなくて、「ドラマ、メンタリスト」見た流れで「メンタリスト」という職業に興味を持ったという流れで購入に至りました。
メンタリストの主人公であるパトリックジェーンは、本書でもたびたび引用されるので、ドラマのメンタリストも合わせて見ておくと本書はより一層楽しめるかもしれません。
以上、2017年上半期に読んだおすすめの心理学系の本を5冊を紹介するよ!...でした。