今回は当ブログで何度も取り上げているらくらくメルカリ便の話です。
ご存じらくらくメルカリ便は、メルカリとヤマト運輸がタッグを組んで誕生したもので、ヤマト運輸の配送サービスが格安の料金で利用できるというものです。
メルカリ出品者はらくらくメルカリ便を利用することで送料を安く抑えることができます。
そんな出品者の味方であるらくらくメルカリ便ですが、実はらくらくメルカリ便を利用できる最低販売価格というものが存在します。
販売価格が安すぎるとらくらくメルカリ便を利用できないのです。
目次
らくらくメルカリ便の利用料金の確認
らくらくメルカリ便は「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」の3種類の配送サービスがあります。
この中で「ネコポス」だけは最低出品価格が存在しません。
従って、「宅急便コンパクト」と「宅急便」の2種類のみ利用できる最低販売価格が設定されています。
それを踏まえたうえでまずらくらくメルカリ便の利用料金を見ていきましょう。
らくらくメルカリ便の利用料金は次の表の通りです。
宅急便コンパクトは380円で利用可能なのですが、専用資材を65円で購入しなければいけないので、実質445円から利用可能となります。
宅急便は一番小さいサイズが60サイズ600円で、一番大きい160サイズが1500円という料金設定です。
宅急便コンパクトと宅急便の最低販売価格
宅急便コンパクトと宅急便の最低販売価格は次の通りです。
● 宅急便コンパクト: 450円以上
● 宅急便: 1000円以上
● ネコポス: 最低価格なし
そもそもなぜ最低販売価格が存在するのかというと、らくらくメルカリ便は配送料を売上金から自動で徴収するシステムのためです。
販売価格が送料を下回っていた場合、メルカリ側が売上金から送料を徴収できなくなってしまうため、最低販売価格を設けているのです。
最低販売価格についての注意点
この最低販売価格について1つだけ注意点があります。
それは、手数料の存在です。
メルカリの販売手数料は一律で販売価格の10%です。
らくらくメルカリ便は売上金から送料を徴収する仕組みのため、この販売手数料も考慮しなければいけないのです。
例えば、宅急便の最低販売価格は1000円ですが、1000円で出品した場合販売手数料で100円かかるので、残る売上金が900円になってしまいます。
配送料が1000円の120サイズで送る場合は売上金が900円では足りないので、結果的に宅急便が利用できなくなります。
従って、商品を1000円で出品し宅急便を利用する場合は、100サイズ900円までしか利用できないということになります。
このように、販売手数料も考慮した上で商品を出品しないと、らくらくメルカリ便を利用できなくなってしまうので注意しましょう。
まとめ
らくらくメルカリ便は売上金から自動で送料を徴収するシステムなので会計が不要なためとても便利です。
その反面、販売価格をきちんと考えなければ送料を支払うことができなくなってしまうので注意が必要なのです。
まあ、販売代金より配送料の方が上回ってる時点で赤字なので、その場合は出品しない方が得策ですけどね。
以上、安すぎるとだめ?らくらくメルカリ便が利用できる最低販売価格について...でした。