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違法賭博(賭けポーカー)で燃え盛る令和の虎 リスク管理の甘さが露呈する虎たち

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伝説的人気を誇ったテレビ番組「マネーの虎」をパロった、「令和の虎」というYouTubeチャンネルがある。

元マネーの虎出演者だった岩井社長が立ち上げたYouTubeチャンネルで、内容はマネーの虎とほぼ一緒。

志願者が五人の虎と呼ばれる社長に事業プレゼンをし、虎が納得すれば出資をするというリアリティーショーだ。

そんな令和の虎が大炎上している。違法賭博問題でだ。

目次

 

令和の虎メンバーが賭けポーカーをやっていることが発覚

 

ことの発端はZ李氏の以下のツイートだ。


添付されているLINEの画像を見る限り、賭けポーカーの収支表とみて間違いないだろう。
この中で令和の虎メンバーは、

・遠藤社長
・トモハッピー
・林社長
・寺林社長(出演回数は少ないが、何度か出演している)
・辰巳(虎の子)
・ヤン社長
・りゅーぴー(桑田社長)


となっている。

その他だと、植本氏、山本氏はおそらく年収チャンネルのメンバー。
金井塚氏は林社長の元秘書だ。

その他のメンバー数人も思い当たることがあるが、確証は持てないので言及は避ける。

このツイートをしたZ李氏はツイッタラーの間では有名で、別にフォローしてなくても長いことツイッターをやってれば何度か目にするアカウントである。

筆者はこの一報を知った時、単なるデマだと思った。
これが真実ならあまりにも軽率だからだ。

だが、このZ李氏の告発を受けて、一番の大物である林社長が謝罪と自身の会社を辞任することを発表した。


つまりZ李氏の告発はデマではなく事実だったことになる。

しかし対応が早い。
なんせZ李氏がツイートしてからその7時間後の投稿だ。

この対応の早さは、それだけ事が重大であることを指し示すのだろう。

また、トモハッピー社長もZ李氏の告発を受けて謝罪動画をアップした。


峯岸みなみを想起する丸刈り謝罪動画。

ただ、トモハッピー社長は謝罪をするが自身の会社の代表取締役を辞任する考えは、今のところないようだ。

 

おうちでマジ牛タンの條社長についても炎上

 

志願者から虎まで上り詰めた「條隼人」という男がいる。


條氏は見事オールを勝ち取り、巧みなインフルエンサーマーケティングを駆使し、牛タン事業を大成功に導き、そして虎となったのだ。

そんな條氏の会社が倒産した。
これにより、條氏の会社の株主である林社長や、フランチャイズ展開を支援していた前田社長に多大なる損害が発生したが、実はこれは計画倒産だったそうだ。

というのも、林社長と岩井社長がYouTubeで「條社長について」という動画でそのように説明していたからだ。(現在この動画は非公開となっている)

これが事実なら、條氏は多くの支援者に不義理を働いたことになるが、Z李氏によれば、違う事実が示されている。


Z李氏の主張をまとめると、

・ 林社長が債権者の立場を利用してポーカー代やらキャバ代などを押し付けていた
・ 資金繰りのために紹介した街金の利率がえぐい
・ 令和の虎参加費として1000万円以上取られている※
・ インフルエンサーへのPR費用が巨額


※令和の虎に出演する虎たちは、出演するのに収録協力金を番組に支払っている。これは、元々コストがかかる番組ゆえ、社長たちがお金を出し合うことで番組を存続させるためだ。なので、條社長に限らず出演社長は全員収録協力金を払っているため、Z李氏がいう1000万円はおそらくこの収録協力金のことだと思われる。なお、収録協力金の額は番組では公開されていない。

こんなところだろう。

林社長は動画の中で、條氏の会社の大株主としていろいろな経営支援策や、金融機関を紹介したが、條氏が不義理を働いたと言っていた。
が、Z李氏の告発によれば全く違った事実が浮き彫りになる。

これを受けて林社長が以下のようなツイートをする。


つまりZ李氏の言ったことは事実だということだろうか?

 

岩井社長が騒動を受けて動画をアップ

 

燃え盛る令和の虎界隈。
事態は混迷を極めるが、この騒動を受けて令和の虎主宰である岩井社長が動画をアップした。


説明によれば、岩井社長は賭けポーカーに一切関与していないとのこと。
條氏についても、岩井社長は以前の動画でアップした通り現時点では、「條氏が不義理をした」という認識に変わりはないようだ。

岩井社長はこの大炎上について、一番の心配事は志願者たちだという。
志願者たちは今回の件に何も関係ないが、出資者である虎たちがこのような不祥事を起こしたことによって、大いなるイメージダウン、また自身の事業へ少なからずとも影響するだろう。
そんな志願者たちが心配で、岩井社長は命を賭けても志願者たちを守ると宣言した。
応援団長の岩井社長らしい言である。

 

なぜか自爆テロを起こす竹之内社長

 

令和の虎メンバーであるりらくる創業者の竹之内社長は、一切賭けポーカーに参加していないのに、謎にこの炎上に絡んで大怪我をしている。

というのも、なぜか竹之内社長は自身は賭けポーカーをしてないことを説明するために、「賭け麻雀はしてます!」と言ってしまっているのだ。
自身の犯罪自慢をツイッターでするのは、通称バカッターという。

すでにツイートは消されているので、ここには載せられないが(とはいえ既に第三者が転載してるけど)正直意味がわからない。

その後、桑田社長にツイッター上で本気で怒られていた。

筆者は竹之内社長の書籍を読んだことあるし、何度かYouTubeチャンネルを拝見したことがあるくらいには尊敬しているが、これでは単なる思想なき自爆テロである。
何してんねん。

 

賭けポーカーは明確に犯罪!最悪逮捕される

 

黒川前検事長が賭け麻雀を行い大問題となった通り、公営ギャンブル以外で賭け事をするのは明確に違法である。

Wikipediaによれば賭博をすると以下のような裁きを受ける。

50万円以下の罰金又は科料に処せられる(刑法185条本文)。
ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは不処罰とされている(刑法185条但書)。


そして、常習性がみられる場合は3年以下の懲役に処される。

参考: 賭博及び富くじに関する罪 - Wikipedia

トモハッピー社長は謝罪動画の中で「昨年の秋頃から10回以上に渡ってお金を賭けてポーカーをしてしまった」と言っていたので、これは常習性に該当する可能性が高い。

そうなると必然的に、賭けポーカー参加メンバーはしばらくは臭い飯を食うことになるのかもしれない。今後の続報が待たれる。

 

いち令和の虎ファンとして思うこと

 

このような炎上騒動が起こると、内容の薄い「いかがでしたか?」記事がGoogle検索結果を埋め尽くす。

筆者も同じ穴の狢かもしれないが、本記事を書こうと思ったのは炎上に便乗してPVを稼ぐのが主目的ではなく、令和の虎がまだ就活の虎だった頃から視聴しているいちファンとして思うことがあったからだ。

一番言いたいのは、筆者が尊敬する虎たち、あまりにもリスク管理がずさんすぎるということである。

林社長は武田塾の創始者で、その年商は120億円だ。
カードゲーム一筋で商売してきたトモハッピー社長は、年商50億円。

凄まじき大社長である。その自覚を持つべきだ。
大会社の社長が不祥事を起こせば、そこで働く社員、顧客、取引先、多くに迷惑がかかる。

脇の甘さはトモハッピー社長のライブ配信に現れている。

トモハッピー社長のライブ配信で、遠藤社長がポーカーの準備をしようとするし、ライブ配信最後に、三浦社長が「これは何の集まりですか?」と聞けば「ポーカーです」と答える始末である。
※現在動画は削除済み。

違法賭博をすること自体ありえないし、仮にやるなら絶対バレないようにするべきだ。
(バレなければやっていいというわけではないが)

筆者が大尊敬する日本マクドナルド社長「藤田田」は、社長という職業について以下のように語っていた。

わたしは、社長たるもの、プライベートな時間はない、全ては「公」の時間だとして、その時間を会社全体の動きに使うべきだと思っている。
だからわたしには「休日」はない。
社長ともなればプライベートな時間も誰かに必ず見られているものだ。
プライバシーなどないのである。
いつ、どこで、誰に、どう暴露されるかもわからないのである、それだけの覚悟がないようであれば社長の資格はないのである。

藤田田著「勝てば官軍」より引用
※都合上一部省略しています。


藤田田ほどじゃないにしても、社長をやるならこれくらいの覚悟を持ってやるべきだと思う。

この記事執筆中に、岩井社長がまた新たに動画をアップした。


しばらく配信停止をするようだ。

ファンとして事態がちゃんと収拾し、配信再開されることを心待ちにしている。

 

2月17日追記。林社長が動画をアップ

 

林社長が今回の一連の騒動について釈明の動画をアップした。


動画は非常に短く、必要最低限のことを喋った格好である。
具体的な内容は、

・賭博疑惑は事実であること
・受験生を含む関係者への謝罪
・條氏を使った脱税疑惑などは全面否定
・株式会社 A.ver代表取締役の辞任、後任は中森泰樹氏が引き継ぐとのこと


に終始している。
個人的には受験生に対しての配慮がかなり感じられた。林尚弘は腐っても教育者ということのなだろう。

令和の虎ファンとしての一個人の意見になるが、禊を済ませたらまた復活してほしいと思う。ビジネスの才能は本物なのだから。


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