どうも、しんま13です。
今年の10月1日に消費税が8%から10%に増税されました。
消費税が2%上がるということはすなわち国民が使えるお金が2%減るということです。
ということで今回の消費税10%増税が家計にどの程度影響を与えるのか考えてみました。
目次
- 増税による家計への影響は月2000円程度?
- キャッシュレス消費者還元事業と軽減税率で実質的にほとんど負担は増えない?
- 今回の増税を皆がどう受け止めているのか簡単に調査してみた
- 自分で商売をしている自営業はかなりきつい
- 家計負担を減らすためにはこれだけはやっておこう
- まとめ
増税による家計への影響は月2000円程度?
神奈川新聞のコラムによれば、今回の消費税10%引き上げに伴い子供が2人いる年収300万円の世帯の場合年間2万5000円の負担増とのことです。
つまり月2000円ちょっとの負担ということですね。
記事ではこの数字の根拠は明確にされていませんでしたが、自分的にもだいたいこのくらいだなと思いました。
というのも、生活費が税抜きで月10万円かかってる人の場合、消費税が8%だと10万8000円の出費になります。
これが消費税が10%になると11万円の出費。
つまり単純計算で出費が月2000円増えているのです。
ちなみにこの生活費の中には家賃が含まれていません。
なぜなら家賃は消費税がかからないからです。
自分の生活費も家賃を抜きにすれば7〜8万円くらいなので、家計負担は1400〜1600円くらい増えるということになります。
年間換算だと15000円程度の負担増ですね。
あくまで単純計算した場合の例ですが、案外大したことがないなあという感想です。
しかも政府が国民の負担を減らすために、
1. 軽減税率
2. キャッシュレス消費者還元事業
という2つの政策を行なっているため、家計負担はさらに軽減されます。
この2つについて簡単に解説していきましょう。
1. 軽減税率とは?
軽減税率とは生活必需品の税率が軽減されるという税制で、日本の場合食料品と新聞が軽減税率が適用され、これらの種目に関しては税率が8%となります。
どう考えても新聞は生活必需品ではないとは思いますがそこに突っ込んでいくと今回の記事のテーマがぶれるのでここはスルー。
また、外食する場合イートインだと税率は10%ですが、テイクアウトにすると軽減税率が適用され8%になります。
2. キャッシュレス消費者還元事業とは?
キャッシュレス消費者還元事業とは、2019年10月1日から2020年6月30日まで適用される制度です。(政府が用意している予算が早めに消化されれば早期終了の可能性もあり)
その内容は、キャッシュレス消費者還元事業に登録されている加盟店にてキャッシュレスで支払うと2%or5%のポイント還元がされるというものです。
なので、キャッシュレスで支払うことによって増税分を軽減するどころかむしろ得をしてしまう制度になっています。
なぜ政府がこのような制度を行なったのかというと、単に増税分の負担を軽減させるためだけではなく、日本のキャッシュレス決済比率を高めたいという狙いがあるからです。
キャッシュレス消費者還元事業について詳しく知りたい方は下記記事でも解説しているので参考にしてください。
参考記事: 「キャッシュレス消費者還元事業」でポイント還元を受けるために必要なことのまとめ
キャッシュレス消費者還元事業と軽減税率で実質的にほとんど負担は増えない?
毎日自炊している人の場合スーパーで食材を買っていると思うのですが、食料品は軽減税率適用で税率8%のためこれまでと負担は変わりません。
つまり理論上は食費は増税前と増税後でほぼ変動がないはずです。
一応大手スーパーなどが便乗値上げをしていないか確認しましたが、自分が見てる限り便乗値上げはほぼ見受けられませんでした。
そしてキャッシュレス消費者還元事業。
残念ながら大手スーパーなどは加盟店対象外ですが、それでも幅広い範囲で加盟店は増えています。
例えば大手コンビニ三社も加盟店です。(セブン、ファミマ、ローソン)
自分もセブンで買い物をして還元を受けてきました。
参考記事: コンビニでキャッシュレス消費者還元事業の還元を受けてきました
また、自分は来週伊香保温泉に旅行に行くのですが、宿泊予定の旅館がキャッシュレス消費者還元事業の加盟店だったため5%還元を受けることができます。
このように、余計な消費をしなければ軽減税率とキャッシュレス消費者還元事業という2つの制度のおかげで家計負担はほぼプラマイ0、もしくはちょいマイナスくらいに落ち着くのではないとか個人的に考えています。
今回の増税を皆がどう受け止めているのか簡単に調査してみた
調査してみたと言っても単に自分の知り合いに聞いて回っただけですが、結論から言うと学生と、一人暮らしの社会人の両者では今回の増税の受け止め方が全然違いました。
前者の学生は、消費税2%引き上げをたかだか2%程度という認識で、後者の一人暮らしの社会人は今回の増税をかなり重く受け止めている様子で「しんまさん何かいい節税はないですか?」と聞いてきたほどです。
まだ親の保護下にいる学生と一人暮らしして生活してる社会人の両者で今回の増税の受け止め方が全然ちがう。
— しんま13@隠居生活 (@shinma24) 2019年10月10日
前者は「2%のなにが問題なんですか?たかだか2%ですよ?」と主張し後者は「しんまさんなんかいい節税教えてください」とお願いしてきた。
どっちがこの国のリアルだ?w
自分のお金で生活しているわけではない学生からすれば確かに2%なんて大したことないし、「むしろ最低賃金引き上げで得をしているでしょ」という感じでした。
一人暮らしの社会人は自分が稼いだお金で生活している分、やはり消費税2%引き上げにはかなりダメージがでかいと考えているようです。
一体どっちがこの国のリアルなのでしょうね。
ちなみにいろんな人に「増税前に買いだめしたか?」という質問をしたところ7割近い人が「何も買いだめしていない」と回答しました。
(職場の学生ばかりに質問していたので回答にはかなりバイアスがかかっていますが)
自分で商売をしている自営業はかなりきつい
消費税増税による家計負担は月2000円程度。
それも軽減税率とキャッシュレス消費者還元事業のおかげでほぼ負担は0。
なので消費税増税による家計への影響はほぼないというのが自分の中の結論です。
ただ、それはあくまで家計の話。
自分で商売をしている自営業は今回の増税はかなりきついです。
現在自分はブログから発生する広告収入を得ていますが、企業は不況になると広告予算を削ります。
そうなると広告収入を得ている自分は広告収入が減ることになります。
実際広告収入が増税前と比べて4割程度落ち込みました。
消費も落ち込んでいるのかブログから物も売れなくなりました。
また、自分は物を仕入れてメルカリで販売するという商売もしていますが、こちらに関しては売れ行きには特に問題はありません。
増税前と何も変わらずです。
ですが、仕入れている商品の値段が増税分だけ上がっているのでその分利益が圧迫されました。
さらには、配送料も値上がりしているのでその分も利益が減ります。
このようにかなりきついというのが正直な現状。
自分の父も自営業なのですがやはりきついと言っていました。
父はこれまでクライアントから税込価格で料金を受け取っていたので、増税したからといって料金を2%値上げするのは仕事をもらう立場では言いづらいらしいです。
まだ税抜き表示で料金をもらっていれば交渉も楽だったのかもしれませんが。
なので自営業の人は現状の事業を継続するだけでは収益悪化は避けられず、どこにリソースを割くかを真剣に考え、次の一手を打たないと生き残ることはできないのかもしれません。
(2023年からインボイス制度も始まるし・・・)
家計負担を減らすためにはこれだけはやっておこう
最後に家計負担を減らすためにこれだけはやっておこうという施策をご紹介。
というのも、無駄な支出をしなければ確かに家計負担はほぼ0ですが、洋服を買ったり、美容院で髪を切ったり、旅行に行ったりする場合、やはり2%分負担は増えてしまいます。
全ての店がキャッシュレス消費者還元事業の加盟店ではないですからね。
だからこそ家計負担を少しでも減らすためにこれだけはやっておいたほうがいい施策をご紹介させていただきます。
それが格安SIMを利用するというもの。
多くの人がスマホをキャリアで契約しています。(au、SoftBank、docomo)
キャリアだと月7000〜1万円の料金がかかります。
しかしこれを格安SIMに切り替えると月2000〜3000円にまで抑えることが可能。
仮にスマホ代が月1万円かかっていた場合格安SIMに切り替えて月2000円になると約8000円の節約。
年間で96000円の節約。
格安SIMへの切り替えは下手な節約に手を出すよりよっぽどインパクトがある節約です。
ちなみに自分が利用している格安SIMはLINEモバイル。
自分のプランだと月々の料金は2000円です。
めちゃくちゃ安い!
もちろん格安SIMには難点もあり、それが速度の問題。
やはりキャリアに比べると速度は遅いです。
自分が使っているLINEモバイルの場合 、時間帯によってはTwitterの画像を読み込むのにちょっと時間がかかったりします。
普通に使う分には何の問題もありませんが、速度を追求するのであれば格安SIMではなくキャリアを使った方がいいでしょう。
LINEモバイル契約の流れは下記の通り。
1. MNP予約番号を取得する(auであれば「007775470」にかけてMNP予約番号を取得したい旨を伝えれば番号が発行される)
2. LINEモバイル公式サイトでプランを選び利用開始手続きをする
3. 届いたSIMをスマホに挿入(SIMロック端末であれば最初にSIMロックを解除しておく)
4. ANP設定をする
申し込みは下記リンクからどうぞ。
公式サイト: LINEモバイル
まとめ
【本日のまとめ】
・ 増税による家計負担はほぼ0
・ 自営業はきつい
・ 家計負担を減らしたいなら格安SIMに切り替え
家計負担はほぼない我が家ではありますが、自分の個人事業の収入悪化は避けられない状況ですので、生き残るためにあれこれ考えていきたいと思います・・・。
ではでは。
以上、消費税が10%に上がったことによる家計への影響はどのくらいなのか【負担は実質0?】...でした。