どうも、しんま13です。
「ゴルゴ13」は連載50周年を迎え、2018年5月現在、単行本は188巻まで発刊されており、まさに日本を代表する長寿漫画となりました。
そんなゴルゴ13の魅力はやっぱりゴルゴのキャラクター性。
常に冷静沈着で、請け負った仕事は必ず達成するプロフェッショナル。
その射撃の腕前から世界中の要人から必要とされ、女にもモテまくり。抱いた女は数知れず。
ゴルゴは、まさに男の理想なのです。
そんな魅力的なキャラクターゴルゴの名言ランキングベスト10を作ってみました。
目次
- 10. 依頼を引き受けるときに
- 9. 利き腕は他人に預けない
- 8. パートナーの犬が負傷して
- 7. 未熟者は命取り
- 6. 善意に対してのスタンス
- 5. 生存への奮闘
- 4. プロの条件
- 3. 臆病
- 2. 犬についての名言
- 1. 男の美学
10. 依頼を引き受けるときに
わかった、やってみよう・・・
ゴルゴは依頼を引き受ける時必ず「わかった、やってみよう・・・」と言います。
ご存じ、ゴルゴの狙撃成功率は99.9%。
請け負った依頼はほぼ必ず達成しているのです。
にも関わらず、依頼を引き受ける時は「わかった、やってみよう・・・」と、どこか謙虚なのです。
この言葉から、決して自分の技量に慢心することはなく、目の前の客観的事実だけを見つめるゴルゴの仕事に対する姿勢がよく表れていることがわかります。
9. 利き腕は他人に預けない
利き腕”を人にあずけるほど、俺は“自信家”じゃない‥‥‥
だから握手という習慣も‥‥‥俺にはない
ゴルゴには握手という習慣はありません。
その理由は、ゴルゴが言うように、利き腕を他人に預けることはゴルゴにとってリスクだからです。
作中では依頼人がゴルゴに握手を求めるシーンがよく登場しますが、基本的にゴルゴは応じることはありません。
握手という世界的な挨拶は、ゴルゴにとってはなんの意味もないどころか、自分の身を危険にさらすだけの行為に過ぎないのです。
8. パートナーの犬が負傷して
余生なんてものは…… 俺たちにはない…
「寡黙なパートナー(まだ単行本化はされていない)」のエピソードで、ゴルゴは仕事のパートナーとして元警察犬の犬と行動を共にし、ターゲットを仕留めます。
しかし、途中で犬が撃たれてしまい犬は負傷。
犬を病院に連れていくと医者に「この犬はもう歩けない」、「仕事ができなくなるでしょうから、ゆっくり余生を過ごさせてやってください」と告げられます。
その時ゴルゴが「余生なんてものは…… 俺たちにはない…」と、どこか悲しい顔をして言ったのです。
ゴルゴはもう仕事ができなくなった犬と自分の人生が重なったのでしょう。
ゴルゴにとっては仕事ができない=存在価値がない、ということ。
このエピソードのラストは、仕事ができなくなった犬と最後の食事をし、ゴルゴが自らの手で犬を葬むるという形で終わります。
その時のゴルゴの悲痛な表情がなんとも言えません。
7. 未熟者は命取り
普通の世界なら未熟は恥じる事ではない。
だが、俺たちの世界では、未熟な者に、“いつか”は、決して訪れない
第147巻「三人の狙撃手」のエピソードで、ウガンダ軍の狙撃手「オノ」というキャラクターが登場します。
己が未熟が故に失態をしてしまったオノ。
胸の出血を抑えながら、経験を積めばゴルゴのような一流の狙撃手になれると言い放つオノ。
そんなオノに対してゴルゴは上記のセリフを言うのです。
ゴルゴの生きる場所は常に死と隣り合わせの厳しい世界。
半端者や未熟者が生き残れる生易しい世界ではないのです。
このセリフからゴルゴがどれだけ厳しい環境を生き抜いてきたのかがよくわかります。
6. 善意に対してのスタンス
あんたはカネを取らないと言うが、善意に甘えるほど危険なものはない、とも、俺は学習している・・・
第155巻「一射一生」にてゴルゴが言ったセリフ。
ゴルゴは自分の経験上、善意に甘えることは己の身を滅ぼすことになりかねない、と学習しているのです。
あらためて、スナイパーという仕事は厳しいものだと痛感させられます。
5. 生存への奮闘
生あるうちに、それを放棄することは俺のルールにはない
519話「1万キロの狙撃(まだ単行本化されていない)」にてゴルゴが言ったセリフ。
このエピソードではCIAの無人機攻撃部隊によるミサイル誤爆によって、ゴルゴはパイプが背中から腹へ貫通し瀕死の重傷を負います。
ゴルゴはパイプが身体を貫通しているだけではなく、頭からも出血、右足の骨折という瀕死の状態。
立つのもやっとな上に、すぐに応急処置を施さないと最短で半日、最長で2日で死んでしまいます。
誤爆に気づいたCIAは、このチャンスを活かしてゴルゴ抹殺した方がアメリカにとって利益になると判断し、全勢力を上げてゴルゴ抹殺に臨むのです。
瀕死の身体で逃げるゴルゴ。
「もう一度アタックされたら、逃れる術はない・・・」と、ゴルゴが言うように、シリーズ史上、間違いなく最大級のピンチです。
(ゴルゴがこのように助かる術がない状況に追い込まれるのはおそらくシリーズ初)
ゴルゴは途中で民間人の女が乗る車をジャックし、女と共に行動を取ります。
そして、一刻も早く治療するべき最善の手段を考え、首都チェニスにある自己治療ロボット「レオナルド」のある病院に向かいます。
瀕死の状態ながらも、体力、気力、知力、持てる全ての能力を駆使し、CIAのミサイル攻撃を逃れるだけではなく、助かる可能性を見いだし、生存へ向けて奮闘するゴルゴ。
この凄まじいゴルゴの生への執念を見て女が「そこまでして生き抜く価値って何?」と聞いた時、ゴルゴは上記のセリフを言ったのです。
4. プロの条件
10%の才能と20%の努力……そして、30%の臆病さ……残る40%は……“運”だろう……な……
第66巻「ロックフォードの野望(謀略の死角)」にて「プロの条件とは?」と、聞かれてゴルゴが言ったセリフ。
世界最高の腕を持つゴルゴが、プロとして必要な条件の40%が運と言うのですから、ある意味めちゃくちゃ謙虚と言えます。
確かにシリーズを見渡してみると、圧倒的な強運で命が助かったパターンがいくつも存在します。
3. 臆病
おれが、うさぎ(ラビット)のように臆病だからだ・・・・・・・・・
だが・・・・・・・・・臆病のせいでこうして生きている・・・・・・・・・
第28巻「ザ・スーパースター」にてゴルゴが言ったセリフ。
世界が認める史上最強のスナイパーのゴルゴですが、己の自己評価は「うさぎのように臆病」なのです。
しかし、だからこそこれまで生き残ることができたと言います。
勇敢な人は、その勇敢さ故に命を落としかねない、厳しい世界で生き残っていくには臆病でいるべき、これがゴルゴの持論なのです。
先ほど紹介したプロの条件でも、ゴルゴは臆病でいることが大事だと話しています。
2. 犬についての名言
子供が産まれたら子犬を飼うがいい、子犬は子供より早く成長して、子供を守ってくれるだろう。
そして子供が成長すると良き友となる。
青年となり多感な年頃に犬は老いて、死ぬだろう。犬は、青年に教えるのである、死の悲しみを。
第130巻「黄金の犬」で登場した名言。
正確にはこの名言はゴルゴが言ったわけではなく、エピソードの終わりに誰かの言葉として登場したものです。
あまりにもいい言葉だと思ったので紹介しました。
1. 男の美学
男なんてのは、自分が一番良いと思う事をやるしかないんだ。
たとえそれが、他人から見て、どう映っていようと……な。
そして、一度決めたら状況がどうなろうと信じるしかない。
第162巻「鶏は血を流す」にて気弱な傭兵に対してゴルゴが言ったセリフ。
この言葉には「ゴルゴの仕事感」「人生観」「男の美学」が詰まっています。
ゴルゴの仕事は世間的に認められないスナイパーという仕事。
何度も命を失う危機的状況に陥ったり、依頼人に裏切られたり、決して楽な仕事ではありません。
それでもゴルゴがスナイパーという仕事をやるにはゴルゴなりの理由があるのでしょう。
そして一度やると決めたらからには最後までやり抜く。
それがゴルゴの生き方なのです。
これは、ゴルゴのようなスナイパーに限らず、全ての男に捧げたいゴルゴの名言だと思います。
まとめ
こうしたゴルゴの名言を見ていくと、ゴルゴ13シリーズがいかに底が深い作品かがわかります。
だからこそ連載から50年経った今でも愛され続けているのでしょうね。
常人にはゴルゴの生き方を真似することはできませんが、ゴルゴの考え方は大いに参考にしたいものです。
ではでは。
以上、【ゴルゴ13】個人的に好きなゴルゴの名言ベスト10...でした。
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