どうもしんま13です。
今回は僕が育成したドラパルトの型を全て紹介しようと思います。
ご存知ドラパルトは剣盾で登場した600属のドラゴンポケモン。
覚える技の豊富さから型は無限大にあり、目まぐるしく環境が変化するランクマッチにおいて常に使用率トップに君臨し続けるポケモンです。
目次
ドラパルトの基本スペック
まずはドラパルトの基本的なスペックをみていきましょう。
ドラパルトの種族値 | |
HP | 88 |
攻撃 | 120 |
防御 | 75 |
特攻 | 100 |
特防 | 75 |
素早さ | 142 |
:タイプ ドラゴン・ゴースト
:特性 クリアボディ・すりぬけ
:夢特性 呪われボディ
合計種族値は600。
素早さの種族値が142と現環境にいるポケモンの中で最も早く、攻撃種族値も120あるため、早くて強いという完全なるアタッカー型のポケモンですね。
特性は夢特性も合わせて合計3つありその全部が優秀。
クリアボディは能力下降を防げるため威嚇や置き土産などを完全にブロッキングでき、すりぬけは身代わりを貫通できるため害悪エルフーンや身代わり悪巧みをしてくるロトムなどを完封でき、夢特性の呪われボディは30%の確率で相手の技を封じ込められるのでいやらしい立ち回りが可能となります。
持っている特性全てが強力なポケモンも珍しいですね。
そしてドラパルト最大の評価点は技範囲の広さ。
種族値は物理アタッカーよりになっているものの、特攻の種族値も100あるので物理だけではなく特殊アタッカーになることもできます。
実際環境には特殊ドラパルトも多く存在し、自分の肌感覚としては物理より特殊型の方が多いと感じます。
中には物理と特殊を撃ち分ける両刀という型もいたりします。
その上優秀な補助技をたくさん覚えるところがドラパルトの強いところ。
例をあげると、鬼火、電磁波、バトンタッチ、怪しい光、呪い、怨念、などなど。
本当なんでもできる子ですね。
特に環境には鬼火を撃ってくるドラパルトはめちゃくちゃ多い印象。
以上のように、ドラパルトは優秀な種族値、優秀な特性、広い技範囲を兼ね備えている故、相手にすると何をしてくるか読めないポケモン筆頭です。
そんな優秀なドラパルトなので、自分もいろいろと型を作りました。
僕が作ったドラパルトの型を全て紹介していきます。
【ドラパルト育成論1】スタンダード物理型
:努力値 ASぶっぱ余りH
:性格 陽気(S↑ C↓)
:特性 クリアボディ
:持ち物 こだわりスカーフorこだわり鉢巻
:技 ドラゴンアロー、とんぼかえり、ゴーストダイブ、鋼の翼
高い攻撃力と高い素早さを最大限活かしたスダンダードな型。
ドラゴンアローは確定技として、相手の大マックスターンを1ターン枯らすことができるゴーストダイブに、不利対面で逃げられるとんぼかえりとフェアリータイプに対する打点として鋼技の鋼の翼を覚えさせています。
ただ、フェアリータイプと対面したら基本はとんぼで逃げるので、鋼の翼を打ちたい場面がほとんどなく、そう考えると役割破壊に大文字を覚えさせた方がいいかもしれません。
パーティによってスカーフか鉢巻に持ち物を変えていきます。
初手性能が高いので大体初手出ししています。
スカーフサザンドラが環境に多いので、サザンドラに抜かれないよう最近は鉢巻ではなくスカーフを持たせることが多いです。
【ドラパルト育成論2】特殊型
:努力値 CSぶっぱ余りH
:性格 臆病(S↑ A↓)
:特性 すりぬけボディ
:持ち物 こだわりメガネ
:技 流星群、大文字、10万ボルト、シャドーボール
フルアタックの特殊型。
努力値はCSぶっぱで若干火力不足なので持ち物はこだわりメガネ一択。
耐久がそこまでない相手ならメガネ流星群で飛ばせます。
シーズン2でも使っていた子です。
一切耐久に振っていないため、弱点を突かれるとあっさり死んでしまいます。
そのため出しどころを間違えないプレイングが必要なのと、ちゃんと引き先を用意したり、時には大マックスを切って運用していました。
性格は臆病で最速仕様にしていますが、パーティ的には控えめで準速仕様でもいいと思います。
個人的に命中不安の技は嫌いなのですがそれでもあえて大文字を入れてる理由は、火炎放射だとドリュウズが乱数1発なのですが、大文字だと確定1発になるためです。
(とはいえドリュウズがタスキ持ちだと岩石封じ撃たれた後に地震で倒されてしまいますが)
【ドラパルト育成論3】トリッキーな両壁ドラパ
:努力値 H236/B12/A4/D4/S252
:性格 陽気(S↑ C↓)
:特性 すりぬけボディ(できれば呪われボディが理想だが筆者は夢特性のドラパを持っていない)
:持ち物 ひかりのねんど
:技 光の壁、リフレクター、ドラゴンアロー、呪い
光の壁とリフレクターを張って裏のエースで積んで能力ランクをガン上げしていき、大マックスを切って全抜きをしていくというめちゃくちゃメジャーな戦法。
この両壁を貼る役は基本的にオーロンゲの場合が多いのですが、そこであえてドラパルトに両壁役を任してみました。
あえてドラパルトにするのは、Aに無振りでも実数値で140という高い攻撃力を誇り、呪いで自主退場できるので壁のターンを無駄にしないという2つが理由です。
オーロンゲを初手出しすると100%両壁展開を警戒されますが、ドラパルトの場合壁貼りをまず読まれないので、相手がこのドラパルトに対して最適な行動を取れない場合が多いです。
両壁ドラパルトの弱みとしては、呪いで自主退場するという仕様上、数的不利を取られて、万が一裏のエースを通せなかった時に一気に形勢が逆転してしまうという点です。
なので、誰をエースにするかはめちゃくちゃ重要なので使う場合はご注意ください。
ちなみに自分はトゲキッスでした。
【ドラパルト育成論4】鬼火祟り目ドラパ
:努力値 H236/B100/C4/D84/S84
:性格 臆病(S↑ A↓)
:特性 すりぬけ
:持ち物 食べ残し
:技 鬼火、祟り目、身代わり、竜の波動
鬼火を撃って相手の物理アタッカーを機能停止に追い込み祟り目でダメージを稼ぐという型。
努力値調整は最速120属抜きであとは耐久振り。
身代わりがあるため受け回しに滅法強く、ナマコブシやドヒドイデなどのどくどくを身代わりでかわし、鬼火を入れて祟り目でぶん殴っていけば相手はなす術がないのでシンプルに強いです。
相手のパーティが物理より&受け回しポケが多い場合積極的に投げていくといいでしょう。
注意する点は最速ドラパルトやラム持ちの相手です。
【ドラパルト育成論5】弱点保険型
:努力値 H236/A196/B44/D4/S28
:性格 いじっぱり(A↑ C↓)
:特性 クリアボディ
:持ち物 弱点保険
:技 ドラゴンアロー、空を飛ぶ、ゴーストダイブ、大文字
ランクマッチシーズン1でふゆのさんという方が最終4位を達成していて、その時に使われていたのがこの弱点保険型のドラパルトです。
余計なギミックは一切なしのバリバリ対面仕様。
基本は大マックス前提要員で、弱点保険を発動させ大マックスを切り、能力が2段階上昇した圧倒的火力で相手をなぎ倒していくというある意味ヤンキーみたいな型。
ミミッキュ以外の相手ならまず打ち負けることはなく、確実に相手1体を持っていける性能を兼ね備えています。
詳しい運用方法や努力値の調整意図などはふゆのさんの構築記事を参考にしてください。
参考記事: 【ポケモン剣盾】最終4位 ホルード入り対面構築【構築記事】 | ポケモンソルジャー【ポケソル】
【ドラパルト育成論6】バトンタッチ型
:努力値 HBぶっぱ余りS
:性格 陽気(S↑ C↓)
:特性 クリアボディ
:持ち物 アッキのみ
:技 鬼火、ドラゴンアロー、竜の舞、バトンタッチ
相手の物理アタッカーに投げて鬼火を入れて、相手の攻撃を一回受けてアッキのみを発動させBを1段階上げたのち、竜の舞でAとSを上げてバトンタッチで後続のエースに繋ぐという役回りのドラパルトです。
HBに厚く振ってる上に鬼火を入れてなおかつアッキのみでBが1段階上がるため、大抵の物理アタッカーの攻撃は余裕を持って耐えることができ、そのため竜の舞を1回以上は確実に積むことができます。
一応バトンタッチ型ですが、このドラパの優秀なところは自身もアタッカーになることができる点。
ウェポンがドラゴンアローしかないのでフェアリータイプが相手の場合はきついですが、そうじゃない場合はこのドラパ1体で大マックスして全抜きすることが可能です。
なかなかにユニークな型だと思います。
発案は陰陽さんという方。
参考記事: 【ガラルシングルシーズン1】バンギガア展開【最終12位】
一番使ってるのは特殊型
合計6体のドラパルトを育成したわけですが、この6体の中で一番使っているのは特殊型のドラパです。
使いやすいというのはもちろんあるのですが、自分が育成したポケモンの中に特殊アタッカーが少ないという理由で特殊アタッカー枠としてこのドラパをよく使っている感じです。
シーズン2の構築記事を書いた時もスタメン入りしていましたしね。
参考記事: 【ポケモン剣盾】シーズン2最終日に使った構築を紹介します
シーズン4だと巨大マックスラプラスが解禁された関係上、このすりぬけ特殊ドラパルトの需要はさらに高まっているんじゃないかと思っています。
(ラプラスがオーロラベールを貼ってきても、すりぬけ特殊ドラパなら壁の影響を受けずに弱点をつけるため)
自分はランクが2000〜6000位くらいの順位で潜っていますが、実際シーズン4からは普通の物理ドラパルトより、特殊ドラパルトの方が多くあたりました。
ただこのドラパの弱いところは一切耐久に振ってないが故に、弱点を突かれるとあっさり死んでしまうところ。
このドラパを使ってると、ドラパミラーやサザン対面だと、スカーフをケアして後ろに引かなければいけません。
そうなってくると素早さに努力値を全振りする必要性はそこまでなく、ある程度素早さを削って耐久に回した方が努力値効率がいいのではと思いました。
なので近いうち特殊型は育成し直すと思います。
ドラパルトの素早さ調整について
現環境にいるポケモンの中で一番早いのはドラパルトなわけですが、一体素早さ調整はどうすればいいのでしょうか?
スカーフを持たせたりドラパルトミラーを意識しているのであれば素早さに全振りして最速仕様でもいいのかもしれませんが、そうではないなら素早さ調整をして余った努力値を別のところに振った方が努力値効率がいいです。
真っ先に思い浮かぶのが素早さ種族値120のインテレオンと、119のエースバーン。
インテレオンを抜く調整なら性格補正なしで素早さに220振る必要があります。
エースバーンなら216振り。
ただ、この2体はドラパルトに対してこれといった打点がないので抜く必要はそこまでないかなと個人的に思っています。
以下個別ポケモン毎に調整ラインを表にしてみました。
ポケモン名 | 素早さ種族値 | 抜くためのドラパルトの調整 | 性格補正ありの場合の調整 |
エルフーン | 116 | 180振り | 52振り |
チラチーノ | 115 | 172振り | 44振り |
ゲンガー | 110 | 140振り | 12振り |
アイアント | 109 | 124振り | 0振り |
リザードン | 100 | 44振り | 0振り |
そのほかで素早さ種族値125のマニューラや136のカマスジョーなどがいますが、マニューラは環境にほぼいないのと、カマスジョーはドラパルトで抜く意味があまりないので省いています。
個人的には素早さに振っていない特殊ドラパルトを使ってる時にアイアントがきつかったので、アイアント抜き調整が現実的なラインなのかもしれません。自分のパーティと相談して調整ラインは決めてください。
シーズン4でプチ流行したワイドブレイカードラパルト
自分が育成した型ではないですが、ランクマッチのシーズン4でプチ流行したと思っているワイドブレイカー型のドラパルトも紹介しておきます。
ワイドブレイカーは物理技で威力60のドラゴンタイプ技。追加効果が100%の確率で相手の攻撃ランクを1段階下げるという技です。
この技に注目した型がワイドブレイカードラパルト。
努力値構成はHBぶっぱで性格は陽気、持ち物は食べ残しです。
技構成は、鬼火、身代わり、ワイドブレイカー、ゴーストダイブ(ゴダの枠をたたりめにしてる人もいる)。
コンセプトは鬼火で相手の物理アタッカーを機能停止に追い込み、ワイドブレイカーでAダウンをさせることで身代わりを破らせず、ゴーストダイブすることで火傷の定数ダメージを稼ぎつつ、こっちは食べ残しで回復していくという、非常にいやらしい型になっています。
このドラパルトが流行った背景には、シーズン3からのろいカビゴンが爆発的に増えたことが理由として挙げられます。(今でもカビゴン入り構築がとにかく多い)
【参考リンク】
:S4構築日記|保存食|note
【参考動画】
【コラム】相手のドラパルトが物理型か特殊型かを読む方法
自分はサイクル構築が好きなので、物理受けと特殊受けの2体をパーティに入れておくことが多いです。
そんな時に困るのがドラパルトの型の判別。
ここまで記事を読んだ方ならわかる通り、ドラパルトは物理型と特殊型がいます。
物理受けポケモンでドラパルトを受けようと思ったら、まさかの特殊型で倒されてしまった、なんていう経験は誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか。
そんな時ドラパルトの型を判別する上で、自分が重要にしている指標が2つあります。
それが以下。
・相手のパーティが物理よりor特殊よりの場合
・明らかにおかしな出し方をしてきた場合
順を追って説明していきましょう。
まずドラパルトの型を判別する時、相手のパーティを必ず確認してください。
相手のパーティがどうみても物理よりの場合は、ドラパルトが特殊型のケースが多いです。
言うまでもなく、全てのポケモンが物理アタッカーだけだと、ナットレイやアーマーガアなどの硬いポケモンを突破できないので、パーティに特殊アタッカーは絶対的に必要。
そう考えていくと、相手のパーティが物理に偏っている場合は特殊型の可能性が高いでしょう。逆もまたしかりで、特殊アタッカーが多かったらドラパルトは物理型の可能性が高いです。
自分の経験則からいっても、パーティの偏りからドラパルトの型を見抜く方法は、高い精度で当たります。
もう一つの判別方法は、相手のドラパルトが明らかにおかしな出し方をしてきた場合です。
自分がよく遭遇するケースとしては、アーマーガアに投げてくるドラパルトです。
アーマーガアの高い物理耐久とドラゴン技を半減で受けられることを考えれば、基本アーマーガアドラパルト対面はアーマーガアに分があります。
にもかかわらず、わざわざアーマーガアにドラパを投げてくるということは、特殊型で火炎放射か10万ボルトを打ちに来たということです。
(とはいえ、稀に鬼火を打たれて発狂しそうになるのですがw)
以上の2つを知っておくと、高い確率でドラパルトの型を判別することができると思います。
まとめ
これまでいろいろなポケモンを育成しており、気に入ったポケモンは様々な型を考えて何体も作りました。
しかしそうはいっても、同じポケモンで6体も違う型を作ったのはドラパルトが初めて。
それだけドラパルトは開発余地があるポケモンなのだと思います。
今後もドラパルトを使ってランクマッチに挑みます。
ではでは。
以上、【ポケモン剣盾】筆者が育成したドラパルトの型を全て紹介する【育成論】...でした。