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【ポケモン剣盾】環境に存在するカビゴンの型を全て紹介する【育成論】

※本記事には広告が含まれています。
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どうも、しんま13です。

筆者はポケモンは赤緑の頃からプレイしており、その頃のパーティの相棒はカビゴンでした。

高い耐久値と攻撃力、幅広い技範囲。

自ら眠ることで体力を全回復し、次ターンではポケモンの笛を使うことで最速起きするという戦法で相手を完封した覚えがあります。

そんなカビゴンは今作ポケモン剣盾においても環境トップに君臨するほどの強さを誇っています。
本記事では環境に存在する代表的なカビゴンの型を全て紹介します。
「カビゴンを使ってみたい」「相手のカビゴンが倒せない」という方はぜひとも参考にしてみてください。

データの参照元は、

・上位勢の構築記事
・ランクマッチで筆者がよくあたる型

の2つになります。


目次

 

カビゴンの基本データ(種族値や特性など)

 

あくびをしているカビゴン

出典: https://www.pokemon.co.jp/info/2019/12/191206_p02.html


まずはカビゴンの基本データをみていきましょう。

カビゴンの種族値
HP 160
攻撃 110
防御 65
特攻 65
特防 110
素早さ 30


・タイプ ノーマル
・特性 免疫/あついしぼう
・夢特性 食いしん坊

合計種族値は540。
HPの種族値が160あり、努力値をHPに全振りした場合実数値で267にもなります。
ダイマックスすれば実数値が2倍の534になるので、ダイマックス化では化物じみた耐久値を誇ります。

素早さ種族値が30しかない鈍足ですが、むしろ素早さに努力値を振らず耐久に努力値を回せるし、トリルアタッカーとしても使えるので、足の遅さはそこまでデメリットではないでしょう。

特性は毒状態にならない「めんえき」と炎氷技を半減にする「あついしぼう」。
夢特性はきのみを早く食べることができる「くいしんぼう」。
環境に存在するカビゴンは「めんえき」か「あついしぼう」のどちらかです。

巨大マックスすることもでき、専用巨大マックス技が「巨大再生」。
これはノーマルタイプの技で、追加効果が50%の確率で一度使ったきのみを回収しもう一度使うことができるというもの。

それでは環境に存在するカビゴンの型をみていきましょう。

 

【最強の特殊受け】チョッキABカビゴン

:努力値 ABぶっぱ残りD
:特性 あついしぼう
:性格 いじっぱり
:持ち物 突撃チョッキ
:技 空元気、ヒートスタンプ、ヘビーボンバー、雷パンチ


筆者が一番使っているチョッキABカビゴン。
無難に強く、どんなパーティに入れても決して腐ることはない汎用性の高さを誇っています。
役割としては、トゲキッス 、ヒートロトム、ウオッシュロトム、サザンドラ、ニンフィア、などの特殊アタッカーを見ることです。

カビゴンは元々特防種族値が110あることに加えて、突撃チョッキを持たせることでさらに盤石になります。
なんとHPがマックスの状態だったら、悪巧みを1回積んだトゲキッスにすら打ち勝つことができます。特防に努力値を振らなくてもこの堅さ。
雷パンチを採用しているのでギャラドスとの撃ち合いにも負けず、環境に蔓延するラプラスにも引けを取りません。(あついしぼうのため巨大旋律を半減で受けられる)

また、物理アタッカーは鬼火で止まりやすいですが、空元気を採用しているので、むしろ鬼火はアド。ご存知、空元気は状態異常時技の威力が2倍になる上に火傷の攻撃力半減の影響を受けません。

トゲキッスにお困りの方は採用を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、一応弱点も書いておくとドラパルトに対しては何もできません。
カビゴンとドラパルトが両者ダイマックスを切った場合、こちらはダイスチルしか打つことができず、上からダイドラグーンを打たれAが下げられてしまうので、基本的に勝つことは無理です。
相手が特殊ドラパルトの場合はこっちにもワンチャンありますが、基本は引くのが正解。

 

【圧倒的な流し性能】あくび残飯カビゴン

:努力値 HBぶっぱあまりS(人によっては細かい調整をする)
:特性 あついしぼう
:性格 わんぱく
:持ち物 食べ残し
:技 あくび、守る、ヘビボン、ヒトスタ


おそらく環境に一番多いであろうあくび残飯カビゴン。
シングルのシーズン2〜4の上位勢はみんな使っていたのではと思うくらい個体数が多かったです。
特に、カビゴン、カバルドン、ギャラドスという並びの構築が多かったですね。
いわゆるカビカバギャラです。

個体数が多い理由は、単純にどの構築に入れても強いからです。
HBに振り切ることで化物のような耐久を誇り、どんな相手の攻撃も1発は耐えるためクッションとしてよく使われました。
あくびによる対面操作が主な役割で、カビゴンのHPが削られてしまっても、あくびを連打していれば相手は交代をせざるをえないので、食べ残しでどんどんHPを回復していくことができます。
相手がカビゴンのあくびループを抜ける手段がない場合、誰か一体を眠らせるか、ひたすら交代し続けるしかなくなります。
なので、構築にあくび対策は必須です。
ちなみに筆者はマジックミラーブリムオンであくびを跳ね返して対策してます。

 

【ダイマックスエース粉砕】カウンターカビゴン

努力値、性格、特性、技構成、共にあくびカビゴンとほぼ一緒で、ヘビボンかヒトスタの枠がカウンターになっています。

いかに相手がダイマックスしていようとも、カビゴンを1発で落とすことは至難の技で、そこで物理アタッカーメタにカウンターを入れることで相手のダイマックスポケモンを仕留めることができます。

カウンターがあるおかげで、ただのあくびカビゴンよりできることが多くなるので無難に強い型です。
先に相手にダイマックスを切らせダイマックスポケモンをカビゴンで処理し、相手のダイマックス権が失われた状態でこっちがダイマックスを切るという動きは上位勢でよく取られた立ち回りです。

 

【誰も止められない】最強の呪いカビゴン

:努力値 HBぶっぱあまりD
:特性 食いしん坊
:性格 わんぱく
:持ち物 フィラのみ
:技 呪い、リサイクル、空元気、ヒトスタ
:巨大マックス個体


一時期環境蔓延していた呪いカビゴン。
ひたすら呪いを積み、リサイクルと巨大再生できのみを回収して回復。
呪いはAとBが能力上昇するという仕様上、相手の物理アタッカーには滅法強く、呪いを2回積んでしまえば、どれだけ火力が高い物理アタッカーでも突破することはできません。

この呪いカビゴンを使う場合、起点作成型のポケモンでしっかりと起点を作った後に出すといいでしょう。
有名な手法だと、オーロンゲの電磁波両壁展開で相手の行動を大きく制限した後に、カビゴンで積む。
もしくは、エルフーンのすり替えでこうこうのしっぽを相手に押し付け置き土産で退場してカビゴンにつなげる。
参考記事: 【ポケモン剣盾】害悪?究極の補助型エルフーンの育成論【ソードシールド】


筆者がよくやった手法は、初手命の珠トゲキッスでダイマックスを切り、相手のパーティを半壊させた後、トリルミミッキュの呪い退場からカビゴンにつなげるという立ち回り。雑に強い戦法でした。

尋常じゃない強さを誇るカビゴンですが、注意したいのがこだわりトリック。
呪いで積んでリサイクルで回復するという立ち回りをしなければいけない以上、こだわりトリックを決められると、きのみも奪われたあげく行動も制限されるので詰みます。
筆者も呪いカビゴンが流行っていたときは、よくこだわりメガネロトムでトリックを決めて相手のカビゴンを機能停止に追い込んだものです。

 

【圧倒的な破壊力】ラムカビゴン

:努力値 ABぶっぱあまりS(人によってはBを削りSに振る)
:特性 あついしぼう
:性格 いじっぱり
:持ち物 ラムのみ
:技 自爆、DDラリアット、アイアンヘッド、馬鹿力


力こそパワーよろしく、余計なギミック一切なしの完全アタッカー型。
ラムのみを持っているためあくびも鬼火も効かず、ダイナックルとダイスチルでAとBを上げ、ダイマックスが切れたら最大打点の自爆で退場し、平均1.5〜2体のポケモンを持っていってくれる脳筋型です。
ダイマックスが切れたあとも自爆で相手に致命傷を与え、起点になるのを防げるのが優秀ですね。
本記事で紹介しているのは通常個体ですが、巨大マックス個体で使ってる人も何人か見受けられました。

例えば最終9位を達成されたhecate0912さんは、技構成は同じものの、巨大マックス個体で、なおかつ努力値構成もぶっぱではなくSに60だけ振っています。
参考記事: Pokemon SS s4 Full Power Snorlax - 大手門は開かぬ門

ラムのみを何回も使い回す場面はなかなかないだろうし、カビゴンミラーの場合ダイアタックで相手のSを下げて、上から殴れる方がメリットが大きいように思えます。
まあここらへんは自分の構築と相談して決めるべきでしょう。

 

【ぽんぽこりん】腹太鼓カビゴン

:努力値 ASぶっぱあまりH
:特性 食いしん坊
:性格 陽気
:持ち物 フィラのみ
:技 腹太鼓、捨て身タックル、炎のパンチ、地震
:巨大マックス個体


よくいる腹太鼓カビゴン。
有名な型ではありますが、実際相手にすると厄介です。
腹太鼓してAが6段階上がることで、HB特化アーマーガアを炎のパンチで確定1発。
捨て身タックルでHBカバルドンも確定1発です。

一度腹太鼓をされてダイマックスを切られると止めるのはほぼ不可能。

使う際の注意点としては、腹太鼓するタイミングを誤ると何も仕事をせずに倒されてしまう点です。
天敵としてはは、タチフサグマやゴリランダー、マルヤクデといった「はたきおとす」持ちのポケモン。
この腹太鼓カビゴンはAとSに振り切っているので耐久は高くなく、唯一の回復ソースである回復きのみをはたき落とされてしまうと、HPが半分の状態で戦うことになり非常に不利です。
なの、腹太鼓カビゴンを使う場合は腹太鼓をする場面をちゃんと考えておかないと即負けに直結します。

ちなみに筆者がモルペコを使ってるとき、相手がカビゴンを投げてきて腹太鼓をしてきたのですが、筆者はモルペコの「イカサマ」でカビゴンをワンパンして倒しました。
イカサマは相手の攻撃力でダメージ計算をするという仕様上、腹太鼓をしてAが6段階上がると、イカサマが最高ダメージで入ります。

このように、腹太鼓カビゴンは奇襲性能が高くとても強いですが、その分弱点も多いので、それらの弱点をしっかりとケアして立ち回る必要があります。

 

【絶対に逃さない】地割れカビゴン

:努力値 H220/ A4/ B252/ D28/ S4
:特性 免疫
:性格 腕白
:持ち物 食べ残し
:技 岩石封じ、地割れ、あくび、とおせんぼう


ポケモン公式大会「ガラルビギニング」で優勝者であるふゆのさんが使用したカビゴン。
参考記事: 【ポケモン剣盾】公式大会優勝 キョダイマックスラプラス入り対面構築【構築記事】 | ポケモンソルジャー【ポケソル】

H、B、D、それぞれに努力値を振り、なおかつ食べ残しを持たせることで、クッション性能を高め、とおせんぼうで交代をロックし、地割れで相手を仕留めるという奇襲戦法が行える型です。
特性が免疫のためドヒドイデのどくどくも物ともせず、むしろドヒドイデがきたらとおせんぼうでキャッチして地割れを当てるチャンスとなります。

あくびによる対面操作や、岩石封じで相手のSを下げ後続をサポートする動きもでき、とにかく高い対応力を誇るカビゴンです。

この型のカビゴンはまず相手に読まれることはなく、強力な地雷枠となり得るでしょう。

 

カビゴンはアタッカー型でもサポート型でも強い

 

約6つの代表的な型を紹介しました。
ここまで読んだならわかると思いますが、カビゴンはアタッカー型でもサポート型でも強いです。

アタッカー型だと突撃チョッキを持たせてフルアタック構成にしたり、呪いを積んでAとBを上げて相手を詰ませる型。

サポート型だとあくびで対面操作を行う型が主流。
多分ランクマッチに潜っている人なら、カビゴンのあくびループから抜けられなくなって苦労したことがあるのではないのでしょうか。

このように、カビゴンは高い攻撃力と高い耐久値を誇り、その上技範囲も広く、タイプもノーマルなので弱点が格闘しかないので、殴らせても強いしサポートに回っても強いという最強ポケモンです。
できることが多いため、10人のトレーナーがいれば、10通りのカビゴンの型が存在するといっても過言ではないくらい型が豊富です。

 

おわり

 

カビゴンはランクマッチにおいて使用率が高いポケモンだし、ランクマッチシーズン2〜4は、上位勢のほとんどがカビゴンを構築に組み込んでいました。

ランクマッチで勝てないと悩んでいるのであれば、ぜひともここで紹介したカビゴンを使ってみてください。
ではでは。

以上、【ポケモン剣盾】環境に存在するカビゴンの型を全て紹介する【育成論】...でした。