どうも、しんま13です。
最近新しく育成したのがなめくじのような外見をしたトリトドンです。
トリトドンはランクマッチでも結構使ってる人はいて、自分自身トリトドンにうまいことハメられたので、「だったら自分も使ってみるか」と思い育成に至りました。
目次
トリトドンの基本スペック(種族値や特性など)
まずはトリトドンの種族値をみていきましょう。
トリトドンの種族値 | |
HP | 111 |
攻撃 | 83 |
防御 | 68 |
特攻 | 92 |
特防 | 82 |
素早さ | 39 |
:タイプ 水・地面
:特性 粘着・呼び水
:夢特性 砂の力
合計種族値は475。
初登場はダイヤモンドパール。
ダイヤモンドパールをやっていた頃は「なんだこのなめくじは?w」という感じで一切見向きもしなかったポケモンですが、ソードシールドになってからはランクマッチでも結構見かけるし、自分でも使ってみるとなかなかに面白い立ち回りができるポケモンだということがわかりました。
基本種族値はそこまで高くないですが、HPが111あることに加え、特攻種族値が92なので最低限の火力があります。
そして水地面タイプ故に弱点が草技しかなく、呼び水で水技を完全に無力化できるので受けも強いです。
こうしてスペックをみてみると攻めと守りのバランスが取れたポケモンですね。
【トリトドンの育成論】パーティのクッション役として
:努力値 HP252、B252、D4
:性格 ずぶとい(B↑ A↓)
:特性 呼び水(水タイプの技を受けるとダメージを受けずに特攻が1段回上昇する)
:持ち物 食べ残しorオボンのみ
:技 熱湯、自己再生、あくび、クリアスモッグ
:能力実数値 H218、A92、B132、C112、D103、S59
この型の使い方とクッションの役割とは
まず最初にポケモンバトルにおけるクッションの説明をします。
結論から言うとクッションとは、受けが成立しない不利対面の時に、クッション役のポケモンに交換し相手の攻撃を受けていなす役回りのことです。
例えばトゲキッスVSドリュウズ対面の場合、素早さはドリュウズの方が上でタイプ相性もドリュウズが圧倒的に有利。
このままいけばトゲキッスは何もできずにドリュウズに落とされてしまうのですが、そこでクッション役のポケモンに引くことでトゲキッスを守りつつドリュウズの攻撃をいなすことができるのです。
このクッション役として最適なのがトリトドン。
前述した通り、トリトドンは弱点が草しかなく、その上水技と電気技を完全に無効化することができ、HPの種族値が111もあるので、大体の攻撃は1発耐える受け性能を持っています。
具体的な立ち回り方としては、不利対面になった時にトリトドンに引き、相手が物理アタッカーなら熱湯で圧をかけていき、(熱湯は30%で火傷の追加効果)それ以外ならあくびで流すという戦い方です。
積み技を持っている相手に対してはクリアスモッグで能力変化を無効化しましょう。
例えば、トリトドンに対してトゲキッスを後投げしてきた場合、高確率で悪巧みラム持ちキッスなので、あくびから入るのではなくクリアスモッグから入るのがベスト。
というかクリアスモッグから入らないと死にます。
このように積み技を使ってきそうな相手にはクリアスモッグが非常に効きます。
つまりこのトリトドンの役目は、相手を倒すことが最大の目的ではなく、クッション役として相手の攻撃を止めつつ、あくびや熱湯で嫌がらせをしていくというのが基本の役回りです。
トリトドンの役割対象
トリトドンが強く出れる相手として以下が挙げられます。
・ドリュウズ
・ウオノラゴン
・パッチラゴン
・ウオッシュロトム
・ヒートロトム
・ミミッキュ
エラガミットモンスターでお馴染みウオノラゴンのエラガミと、パッチラゴンの電撃くちばしを完全に無効化できます。
ウオッシュロトム対面もウオッシュロトム側はトリトドンに対して打点がない上にボルチェンも打てないので詰みです。
ヒートロトムとドリュウズもタイプ相性上完全に有利です。
いのちのたま持ちミミッキュのじゃれつくもオボンのみ込みで3発耐えるので、(オボンがなくても低乱数を引けば3発耐える)、クリアスモッグで剣の舞をケアしつつ化けの皮を剥がせます。
このように環境トップのポケモンに対して強く出れるのがトリトドンの良いところですね。
個人的にドリュウズに対して強く出れるのが最大の評価点かなと思ってます。
ドリュウズはシーズン2の現環境で採用率がトップ3入りしているので、そのドリュウズを完封できるというのが普通に強いです。
トリトドンの弱点
この型のトリトドンの弱点は草技持ちはもちろんのこと、こだわりトリックをされると途端にきつくなります。
ロトム対面は基本的に有利なのですが、相手がこだわりトリックをかましてくるとなれば話は別。
こだわりメガネを押し付けられるならまだ熱湯の火力が上がるのでいいですが、スカーフを押し付けられたら何もできない子になってしまいます。
そして、現環境に多い身代わりからの悪巧みをしてくるロトムは最大の天敵といっても過言ではないでしょう。
相手の能力変化を無効化するクリアスモッグがあるとはいえ、身代わりを張られてしまうとトリトドンの火力じゃ身代わりを破ることができないので詰みます。
実際にランクマッチでトリトドンを使ってみて
自分は、
初手タスキモルペコ、トリトドン、トゲキッス
という選出をすることが多かったです。
このパーティの基本戦術は、まず初手でモルペコを出して、猫騙しからのオーラぐるまで相手を削っていき、モルペコの不利対面の場合は捨て台詞で相手の火力を下げてトリトドンに引き、あくびループに入れるか「熱湯+自己再生」のコンボで相手に圧をかけていくという立ち回りをしていきます。
そしてトゲキッスを出すチャンスを伺い、出せるタイミングでトゲキッスを降臨させ悪巧みからの大ジェットで全抜きをしていくという流れになります。
理想はあくびで相手を眠らせている間にトゲキッスで悪巧みを積むことですね。
この立ち回りが普通に強い。
やっぱりパーティにトリトドンのような引き先となるクッションを用意しておくことで、エースポケモンをしっかりと守れるのでプレイングと勝率が安定するようになります。
まあクッションという役回り上、最後にトリトドンが残っちゃうと相手を削る火力がないので、若干面倒ですが。
ヌオーとの差別化について
トリトドンとよく比較されるのがヌオーでしょう。
ヌオーもトリトドン同様、水地面タイプ故に弱点が草技しかなく、特性「天然」により相手の能力上昇を無視できます。
技も熱湯と自己再生安定な上に、両者あくびとたくわえるも覚えるため、必然的に立ち回りも似てきます。
そんなヌオーとトリトドンの決定的に違うところは「どくどく」の存在。
以前当ブログでヌオーの育成論を書きました。
このヌオーはHDぶっぱで技構成が、熱湯、守る、どくどく、自己再生。
初手でどくどくを入れて、守ると自己再生で相手をじわざわ削る型となっているため、クッション役のトリトドンとはコンセプトが違います。
トリトドンはどくどくを憶えないため、上記で紹介したヌオーのような立ち回りをすることができません。
そのほかの違いだとトリトドンの方が種族値が高いという点でしょうか。
前述した通りトリトドンの合計種族値は475ですが、ヌオーの合計種族値は430。
トリトドンのHP種族値は111なのに対してヌオーは95、特攻種族値に関してもトリトドンが92なのに対してヌオーはわずか65しかありません。
つまり、基本的なスペックにおいてトリトドンはヌオーに勝っているのです。
以上の2つがトリトドンとヌオーの差別化点だと思います。
上位勢が使っているトリトドンは両反射型が多い
トリトドンはカウンターとミラーコートの両方を覚える上に、それなりにHPが高いので襷を持たせて両反射型としても使えます。
実際上位勢もこの両反射型を採用しており、僕自身もシーズン終盤では最後のストッパー役として使っていました。
参考記事: 【ポケモン剣盾】シーズン2最終日に使った構築を紹介します
上位にこの両反射型のトリトドンが増えたせいで、順位が高い相手と当たると、トリトドンのカウンターミラーコートを警戒されることが多かったです。
カウンターやミラーコートはバレたらおしまいなので、多分この両反射型はもう使わないかな。
むしろこの型のトリトドンが流行ってくれれば、あくびを入れるスキができるので、今回紹介したクッション型のトリトドンが活きてくると思います。
まとめ
自分は対面構築よりサイクル構築の方が好きなので、ついついこうしたサイクル戦に使えるポケモンを育成しちゃうんですよね。
そのせいで対面に強いポケモンを育成できていないので、次は対面に強いポケモンの育成論を紹介できればなと思います。
ではでは。
以上、【ポケモン剣盾】パーティのクッション役にトリトドンを使え!【育成論】...でした。