以前以下の記事を書いた。
この記事での結論は、30歳になるまでに事業で一定の成果を上げられなかったら、人生プランを変更します、というものである。
筆者が30歳になるのはあと1ヶ月後であるが、残念ながらまだ事業に光は見えない。
引くほど無能すぎて相も変わらず苦戦中である。
なので、3月の段階でいろいろ動き、人生プランを微修正した。
本記事ではそのことについて書く。
目次
- 会計年度任用職員の枠をフル活用!社会保険に加入できたよ!
- 見込み年収250万円?会計年度任用職員制度の光と闇
- 業務委託契約でレンタルスペースの清掃事業を始めたよ!
- 徐々に給与所得を減らし、事業所得を上げていくよ!
- いびつな労使折半という仕組み
- 【まとめ】人生はつらいYO( ;∀;)
会計年度任用職員の枠をフル活用!社会保険に加入できたよ!
筆者は会計年度任用職員として月60時間程度働いていた。当然これでは生活がままならないが、今の役職では働ける枠は月60時間が限界だ。
筆者のようなパートタイム会計年度任用職員は、制度上月の働ける上限が116時間(週29時間)と決まってる。
より稼ぐためには、この枠をフル活用しなければならないが、現在の立場では無理。
ではどうすればいいか。筆者が出した答えは、同じ仕事を別の職場でもやる、というものだった。
つまり、会計年度任用職員の掛け持ちだ。
会計年度任用職員は4月1日から来年の3月31日まで任用なので、2~3月はハロワで会計年度任用職員の募集がたくさんあるので、上司の助けも借りてそこから筆者の条件に合致したところに応募し、無事採用となった。
なので、4月からは職場が2つになった。
こうすることで月の労働時間が約2倍になる。
すると、
・週の所定労働時間が20時間以上であること
・雇用期間が1年以上見込まれること
・賃金の月額が88,000円以上であること
・学生でないこと
という社会保険の加入要件も満たすため、十数年ぶりに社会保険に加入することができた。
国保から脱退し、社会保険に加入すると筆者は以下の恩恵を享受できる。
・傷病手当金があるので傷病リスクをヘッジできる
・労使折半なので国保より保険料が安くなる
・健康保険は給与所得のみが保険料の計算対象(つまり、事業所得はノーカウント)
※孤独限界アラサーである筆者に出産手当金や扶養制度は何の関係もないので省いています
普通の勤め人は当たり前すぎて理解できないかもしれないが、社会保険は国保と比較してはるかにメリットが大きい保険である。
その社会保険に加入できたことは筆者にとって凄まじき僥倖なのだ。
見込み年収250万円?会計年度任用職員制度の光と闇
「いや、人生プランの変更とか大仰なことをのたまっておいて、結局非正規のままじゃねーかよ!!」
いや、本当それ。
元々は事業の進捗状況から、正社員への道を検討していたが、結局会計年度任用職員という非正規公務員の立場に落ちくつ結果となった。
なぜ現状維持とも取られかねない選択をしたかといえば、筆者にとって会計年度任用職員制度は、恩恵が大きすぎたからだ。
一番大きな恩恵は期末手当(ボーナス)がもらえることである。
通常、民間であれば非正規社員にボーナスを支給することはないが、会計年度任用職員はそのボーナスが支給対象となる。(支給要件あり)
すると、筆者のような月の労働時間116時間以下に抑えられているパートタイム会計年度任用職員でも、期末手当を含めると年収250万円程度見込める。
この期末手当について書きたいことはいっぱいあるが、それを全て書くと本題から外れるので今回は割愛。
その他のメリットは以下の2つ。
1. 月116時間までしか働かなくていい
2. 待機時間に勉強と読書ができる
月116時間までしか働けないと嘆く会計年度任用職員は多いが、筆者は逆の思考をする。
月116時間までしか働けないのではなく、月116時間しか働かなくていいのだ。
普通のサラリーマンは残業が一切なくても月最低160時間働く中(1日8時間週5×4)、我々パートタイム会計年度任用職員は月116時間以下の労働ですみ、残業は原則ない。
それでいて、期末手当の存在により一定の収入ラインを確保できる。
2のメリットは言わずもがな。
無論、会計年度任用職員制度はデメリットがないわけではないが、筆者はそれ以上のメリットを感じているのでしばらくはこの制度のお世話になることとする。
(本当はデメリットにも言及したいけど、筆者の立場上それができないので悪しからず・・・)
業務委託契約でレンタルスペースの清掃事業を始めたよ!
清掃事業といえば格好がつくが、要はレンタルスペース清掃バイトを業務委託で請け負ったというだけの話である。
なぜこんなことを始めたのかというと、
1. 成功しているレンタルスペースのノウハウを盗める
2. レンタルスペースの会社とコネができる
といったところである。
一番はやはりノウハウ獲得の部分。
このノウハウを奪取できれば、筆者のレンタルスペース2合店に活かせる。
コネも大事。
筆者は基本的に臆病者故、今の職場から追放されるリスクも常に頭の片隅に置いている。(というか、会計年度任用職員は制度上そのリスクを常に考慮しておく必要がある)
今の職場からも追放された時、重要となってくるのが様々な会社とのコネだ。
こうしたコネを持っていれば、仕事を斡旋してもらえる率は上がり、野垂れ死ぬリスクを減らせるわけだ。
そんなわけで、実に打算的な理由で清掃業を始めた。
この清掃業で失われる時間と得られるリターンを天秤にかけた時、リターンの方が大きいと感じるので、しばらくはこの仕事も並行して行う。
徐々に給与所得を減らし、事業所得を上げていくよ!
個人事業主でもある筆者が社会保険に加入できたことは、計り知れないメリットがある。
なんせ、社会保険は労使折半なので、保険料の負担を半分雇用主に押し付けることができる。国保は全額負担なのに。
しかも、この労使折半という仕組み上、事業所得を保険料の計算対象に入れるわけにはいかない。
事業所得の分の保険料まで雇用主が負担せねばならないとなったら、ほとんどの会社が副業禁止にするだろう。だから、事業所得は保険料は計算の対象外にするしかなくなる。
したがって、筆者が取るべき経済合理的な選択は、徐々に給与所得を減らし保険料負担を抑え、事業所得を底上げしていくことだ。
こうすれば、社会保険を最低コストで維持でき、社会保険の恩恵を受けつつ事業拡大にまい進できる。
無論、事業拡大は長期的な視点で考えねばならないので、しばらくは給与所得を目標年250万円に設定しつつ、気長に事業の種を育てていく形にはなるだろうが。
これが、微修正した筆者の人生プランだ。
いびつな労使折半という仕組み
厚生年金の保険料18.3%、健康保険9.9%、雇用保険0.9%は、冷静に考えてバカ高い。
3つ合わせれば、実に29%にもなる。
その上、容赦無く所得税と住民税が引かれ、残った可処分所得を消費に回せば、今度は10%の消費税まで取られてしまう。
社会保険が労使折半じゃなければ、暴動が起きかねない徴収率である。
労使折半があるおかげで、給与所得者は保険料をそこまで高いと感じないのだから、労使折半とは、高額の保険料を巧妙に隠す極めて優れたシステムだと感心する。(雇用保険は厳密には労使折半ではありません)
筆者はそのシステムを逆に利用し、格安で社会保険を使い倒そうとプランニングしているわけだが、政府もバカではないので、どこかでこの制度にメスが入るだろう。
今はとにかくこの制度の歪みを徹底的に利用し、合法的に保険料を節約するのが賢い立ち回りになるのだろうが、こんな方法論が適法というのは、やはりどこか腑に落ちない。
それだけ労使折半がおかしな仕組みということなのだろう。
【まとめ】人生はつらいYO( ;∀;)
高校の通学路で、女子生徒を舐めますようにガン見している40代後半のオヤジがいた。
国家権力をデリバリーしてやろうと思ったが、「ただ見ている」だけでは罪に問えないので、仕方なしにその場を後にしたが、なんだかそのオヤジが未来の自分を暗示しているように思えた。
瞳は虚で、髪はボサボサ、服装はよれよれのトレーナー、ホームレスと見間違うほどの小汚い風体。ただ女子生徒を視姦するだけの存在に成り下がっているそのオヤジは、弱者男性の成れの果てのように見える。
筆者がこのままうだつの上がらない人生を歩み続けるなら、いつかそんなキモいオヤジになってしまう、そんな恐怖心を抱いた。
そうならぬように努力はするつもりだが、もしそのようなキモいオヤジになってしまったら、その時はみなさんの手で然るべき行政機関に引き渡してほしい。
それが、社会のため、そして筆者のためなのだから。
そんなわけで、先々のことを考えると人生が辛くなってくるから、メイド喫茶にご帰宅して、現実逃避してきた。
可愛らしいくまさんパフェが届くとメイドさんが、「おいしくなーれ♡もえもえきゅん」と魔法をかけてくれた。
ぶひついたにやけ顔でぶひぶひ言いながらパフェを喰らう筆者の姿は、公害レベルのキモさだが、ここではそれが許容される。
競争が強要される資本主義社会というディストピアから、唯一隔離されたユートピア、それがメイド喫茶だ。
社会の負け犬である筆者が、唯一負け犬であることを忘れられる場所。
これからも、人生が辛くなったら心がぶっ壊れる前に、ユートピアに訪れてかわいいメイドさんにたっぷり癒しをもらい、何とか生きていくしかないぶひ。
【参考にした資料】
・会計年度任用職員制度について 総務省