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【ネタバレあり】映画「エスター」のあらすじと感想。時が止まった女の苦悩

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どうも、しんま13です。

かなり前に観たサイコホラー作品「エスター」をまた観たくなったので数年ぶりに観なおしました。

エスター (吹替版)

エスター (吹替版)

 

 
エスターは人気が高い作品なだけあって、2週目でもやっぱ面白い。
幽霊が出るわけでも、怪奇現象が発生することもないのですが、じわじわと忍び寄る恐怖が実に心地良いです・・・!

てなわけで今回は映画「エスター」を観た感想を書いていきます。
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目次

 

映画「エスター」の基本情報・予告編

 


【監督】 ジャウム・コレット=セラ
【脚本】デヴィッド・レスリー・ジョンソン
【原作者】アレックス・メイス
【配給】ワーナー・ブラザーズ
【制作国】アメリカ合衆国
【公開日】日本では2009年10月10日に公開
【上映時間】123分

2009年に公開されたので、すでに9年前の映画。
映画のジャンル的にはサイコホラーになります。

 

映画「エスター」の主要登場人物・キャスト情報

 

● イザベル・ファーマン(主演): エスター役
ロシア出身の9歳の女の子。身寄りがいないため孤児院で暮らしていたが、コールマン夫妻に養子として引き取られる。
年齢の割に賢くどこか不思議な雰囲気を持つ少女。

● ヴェラ・ファーミガ: ケイト・コールマン役
3人目の子供を流産させてしまった過去に苦しんだ背景から、エスターを養子と引き取る。
が、徐々にエスターの様子に疑問を抱くようになる。元アルコール依存症。

●  ピーター・サースガード:  ジョン・コールマン役
ケイトの夫。3人目の子供を流産させてしまい悩んでいるケイトを献身的に支える。
そして、エスターを養子に向かい入れる。

● アリアーナ・エンジニア: マックス・コールマン役
コールマン夫妻の娘。耳が聞こえないため補聴器をつけて手話で会話している。
エスターを姉のように慕うが、だんだんエスターに対して恐怖を抱くようになる。
また、マックスを演じたアリアーナは、実際に聴覚障害を患っている。

● ジミー・ベネット: ダニエル・コールマン役
コールマン夫妻の息子。
エスターが養子として家にやってきて、家族の注目がエスターに集まったことに不満を感じている。

●  CCH・パウンダー: シスター・アビゲイル役
エスターがいた孤児院のシスター。

 

映画「エスター」のあらすじ

 

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ケイト・コールマンは3人目の子供が流産してしまったことにずっと悩んでおり、度々悪夢を見ていた。
そんなケイトのためにか、夫のジョンは養子を探すためにケイトと一緒に孤児院に行き、そこで9歳の女の子エスターを養子として向かい入れるのだった。

息子ダニエルはエスターが家に来たことを快く思っていない。自分の両親がエスターに取られるかもしれないという恐怖があったからだ。
それに対して娘のマックスはエスターを姉のように慕う。

そんなこんなでコールマン家にエスターが加わったのだが、ケイトはエスターに対して違和感を感じるようになる。
というのも、エスターは入浴中に必ず入り口を施錠したり、歯医者に行くのを拒否したり、常に手首にリボンをつけていたりと、独特のこだわりを見せていたからだ。

どこか不思議な少女エスター。
そして、エスターの周囲で次々と不可解な事件が起こり、ケイトの中で違和感は恐怖に変わっていくのだった。

 

映画「エスター」のネタバレ感想

 

基本的にホラー映画は苦手なのですが、本作エスターは音で脅かしたり幽霊が出てくるわけでもないので、安心して見られました。

冒頭でも書いたとおり、じわじわ恐怖が忍び寄ってくるみたいな感じの映画。
これぞサイコホラーです。

では本作の内容に触れていきましょう。

あらすじからも分かる通り、3人目の子供を流産させてしまったコールマン夫妻は、どうしても3人目の子供が欲しくなり、孤児院で9歳の少女エスターを引き取るりますが、このエスターこそがトラブルを生む元凶。

ケイトは最初はエスターを可愛がっていたけど、エスターが同級生の女の子を滑り台から突き落としたという疑惑が上がったあたりから、エスターに違和感を覚えるようになります。

ここでエスターの悪行を列挙してみると、

・ 同級生の女の子を滑り台から突き落とす
・ ダニエルが悪ふざけでペイントボールを鳩に当ててしまい、弱った鳩をエスターが躊躇することなく叩き殺す
・ 孤児院のシスターをハンマーで殴り殺す
・ 自分の悪行を見られたかもと思い、ダニエルを小屋ごと燃やそうとする(失敗に終わった)
・ 小屋から落下し病院に運ばれたダニエルに対して、強引に吸引器を外し殺害
・ 自分の腕をプレス機のような機械で骨折させケイトにやられたと主張する
・ 車を勝手に動かしマックスを殺そうとすると共に、それをケイトの不注意のせいにする


とても9歳の女の子とは思えないほど凶悪な一面を見せています。
殺人に対してなんの躊躇もない上に、家族内でケイトを貶めるために、あれこれ工作する高い知能を持ち合わせています。

ケイトとエスターは激しく対立しますが、夫のジョンは完全にエスターの味方です。

ここで浮かび上がる2つの疑問は、エスターが家庭を崩壊させようとする動機と、9歳の女の子とは思えない知能の高さです。

しかし、この謎は終盤で明らかになります。
なんとエスターは9歳の子供ではなく、33歳の精神異常の女だったのです。

ホルモン障害の下垂体機能不全により発育不全になってしまい、見た目は9歳の子供。
しかし、中身は精神異常の33歳です。

この事実を知った時、身の毛がよだちました。

物語終盤にて、エスターは化粧をして父であるジョンを誘惑しようとしますが、父親は気味悪がります。
誘惑に失敗したエスターは激怒しジョンを殺害。

その後、家に駆けつけたケイトと命がけの死闘を演じ、最終的にエスターは沼に沈めらて死亡してしまいます。

登場人物全員が無駄なく機能していて、テンポよく進むストーリー展開に加え、終盤で一気に伏線を回収しクライマックスを迎える本作は、サイコホラー映画としてかなり完成度が高いと言えるでしょう。
2回目観た時はオチがわかっているのに、ハラハラしてやっぱり面白かったです。

 

エスターの半生に同情してしまう

 

映画を見終えて、多分多くの人は「エスター怖かったー」「エスターなんちゅう女だ・・・!」という感想を抱くかもしれません。

しかし、自分はむしろエスターに同情してしてしまいました。
言うまでもなく殺人は許される行為じゃないし、彼女のしたことは断罪されるべきでしょう。

でも、彼女がこのような凶悪な人間になってしまったのは、自身の病気が大きく関係しているからだと思います。

発育不全でどれだけ歳を重ねても子供の姿のまま。
普通の人ができるとこが彼女にはできないのです。

エスターがケイトとジョンの仲を壊し、精一杯のおしゃれをしてジョンを誘惑しようとした背景には、子供の姿であるがゆえに普通の恋愛ができなかったからこそなのかもしれません。

普通の恋愛ができない自分の人生に絶望し、精神異常になってしまい、凶悪な性格が誕生したのではないのでしょうか。

もしエスターの周囲に、エスターのことをちゃんとサポートしてくれる人たちがいたらこんな結末にはならなかったのかもしれません。
そう考えるとやはりエスターに同情してしまいます。

 

エスターを演じたイザベル・ファーマンの演技力がすごい

 

エスターを演じたイザベル・ファーマンですが、彼女の演技力はすごいの一言に尽きます。

なんせ、当時イザベル・ファーマンは11歳の少女だったのに、33歳の精神異常者の役を完璧に演じきったわけですから。

個人的に彼女の演技で一番印象深かったのが、カッターでダニエルを脅すシーン。

エスターはダニエルに自分の犯行が見られた可能性を危惧して、カッターを持ってダニエルを脅すのですが、その時の彼女のセリフが「もし嘘だったらそのつるつるのちんちんちょん切るから。本当の使い方を知る前にね。」です。(日本語吹き替え版)

このセリフを11歳の少女が言うのですから、凄まじいインパクトです。
こんなセリフを言わさせられる子役ってどんな風に成長していくんですかね・・・。

 

エスターの病気は実在するのか?2つのケースから考察する

 

作中ではエスターの病気について、ホルモン異常による垂体機能不全と説明されていました。
要するに年を取らないという病気です。

しかし、エスターのように年を取らない病気が果たして実在するのでしょうか?
いろいろ調べてみると、2つの可能性が浮上しました。

一つは「ハイランダー症候群」という病気。

ハイランダー症候群とは簡単に説明すると不老です。

一切老化することがない病気で、グーグル画像検索でもハイランダー症候群にかかってるであろうタバコを持った幼女の写真がヒットします。
また、数十年全く見た目が変わらないイザベル・アジャーニという女優もハイランダー症候群ではないかと言われています。

しかし、このハイランダー症候群が本当に実在するかというとかなり怪しく、医学系データベースにハイランダー症候群の報告が1件も確認されていないのです。

参考リンク: ハイランダー症候群とやらは実在するのか医学系データベースで探してみた

なので、おそらくハイランダー症候群は架空の病気です。

2つ目の可能性は、日テレの「世界仰天ニュース」で紹介された時が止まった少女の例。

参考リンク: 時が止まった少女たち|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ


ブラジル北部に住むマリア・オウディーティさんは、体重17.6kg、身長は76cmの赤ちゃん。
しかし、実はこの赤ちゃん年齢が34歳なのです。
彼女は34年間赤ちゃんの姿をしているのです。

医師によれば、マリア・オウディーティさんは先天性甲状腺機能低下症にかかっており、首の前面にある甲状腺の働きが弱くなり、分泌される甲状腺ホルモンが不足してしまい、その影響で体の成長や知能の発達に問題が生じる疾患だそうです。

彼女は34年間歩くこともできずハイハイで移動し、喋ることもなく、ずっと赤ちゃんとして生きているのです。

もしかしたらこのマリアさんの例が、エスターの成長を止めた病気の正体なのかもしれません。

ただ、エスターは体の成長はしていないものの、知能は普通の大人なのでそこに矛盾が発生しますが。

というわけで、エスターのように身体が成長せず子供のままの姿という病気は確かに実在するものの、エスターのように知能だけ成長するというケースは確認できませんでした。

 

まとめ

 

いろいろ書きましたがエスターは非常に面白かったのでおすすめです。

すんごい個人的な意見を言うと、エスターを演じたイザベル・ファーマンが可愛かったです。(別にロリコンじゃありません)

映画のジャケットはマジで恐ろしい顔をしていますが、実際は超絶かわいい女の子。
あんなかわいい幼女が養子として家に来たらめちゃちゃ可愛がってしまいそうです。

もしロリコンのパパがいる家に行ってれば、本作はもっと違うストーリー展開になったのでしょうね。

そんなイザベル・ファーマンの現在は、彼女のインスタで見れるので要チェックです。


とても美人さんです。



さてさて、本作エスターですがホラー系が苦手な方にもぜひ見てほしい作品です。
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それでは。

以上、【ネタバレあり】映画「エスター」のあらすじと感想。時が止まった女の苦悩...でした。