要件を言おうか

カネとかジンセイとかいろいろ

頂き女子という名の詐欺師たちが誕生した背景

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最初「頂き女子」という単語を聞いた時に、「登山ガールみたいな感じなのかな?」と呑気な理解をしてましたが、実際の頂き女子はそんな平和なものではありません。

頂き女子とは、マッチングアプリなどで恋愛経験の少ないおっさんを見つけ、嘘の不幸話を餌に同情を誘い金を引っ張る人たちのことを指し、いうならパパ活女子の上位互換みたいな位置付け。

Twitterで「頂き女子」と検索すると、諭吉の写真と共に、「おじから20万ゲット」みたいなツイートが大量にヒットします。

中には、いかにしておっさんから金を引っ張るかを丁寧に解説している人もいたり、頂き女子として稼ぐための有料noetや、オンラインサロンまで展開している人もいて、より一層その闇の深さに驚愕したものです。

ちなみに「おじ」はおじさんという意味らしいです。なんかわろた。

 

頂き女子は普通に詐欺行為

 

パパ活は双方の合意があるのでまだアリだとは思いますが、頂き女子がやってることは嘘をついて金を払わせることなので、「人を欺いて財物を交付させた」ことになり、詐欺罪が成立するんですよね。

参考: 詐欺罪

その詐欺行為を「頂き女子」というカジュアルな言葉に変換して、その成果をTwitter上で自慢して、頂き女子たちできゃっきゃうふふして罪悪感を軽減している様が、なんとも滑稽・・・。
キモいおっさんがどんな目にあおうとも、どうだっていいみたいな感じなんですかね。

これ、被害男性が被害届を出したら、十分に詐欺罪で立件できると思うのですが、今のところ頂き女子が捕まったという話は聞きません。

想像するに、男側としても女に騙されて金を払ったことを認めるのは、中々にプライドがへし折られるため、被害届が出しづらいのではないかと思われます。
騙されたことを認めるより、「困ってる女の子を助けてあげた」と思っていた方が、男としての自尊心が保たれますしね。

 

頂き女子なる詐欺師が誕生した背景

 

経済と治安には相関性があるのはよく知られた話で、経済が安定していれば犯罪発生率は下がり、逆に経済が悪化すれば犯罪発生率は上がっていきます。

これは難しい話でもなんでもなく、経済が悪化すれば仕事がなくなっていくので、仕事で稼げなくなった人たちが手っ取り早く稼げる犯罪に手を染めるようになり、結果的に犯罪発生率が上がるという話です。

頂き女子の話に戻すと、Twitterを見ている感じだと頂き女子たちは水商売が多い印象。
そして、このコロナ禍において、水商売の人間はどんどん仕事が減っていっています。

それもそのはず、濃厚接触は避けられない水商売は、このコロナ禍において厳しい状況に立たされているからです。

参考記事: キャバ嬢・飛田嬢からパパ活へ、コロナ禍で仕事を失った“夜職女性”の限界

こうして仕事のなくなった水商売の女たちは、手っ取り早く稼げる詐欺に手を染め始めるわけです。
これが頂き女子なる詐欺師たちが増え始めた主要因なのかなと筆者は分析します。

 

マッチングアプリが詐欺師たちの巣窟になってそう

 

普通に恋愛ができる人はマッチングアプリなどやらないので、そうなってくると、マッチングアプリをやる人というのは普通に恋愛ができない非モテ層と、頂き女子を含めた詐欺師たちが圧倒的多数を占め、まともな男女の出会いの場としては機能しなくなっている可能性が示唆されます。

筆者の知り合いでマッチングアプリで出会って実際に付き合った人は1人もいないし、友人の1人はマッチングアプリで女の詐欺師に遭遇して、金毟り取られてたし。

無論、マッチングアプリが出会いの場として機能していないという話は、ちゃんとデータを取ったわけではないので、全て筆者の経験則に基づく想像にすぎませんけどね。

 

おわりに

 

なんだか頂き女子の誕生は、このコロナ禍を生き抜く上でのヒントを得る出来事のように感じました。

要は、国が貧しくなれば皆なりふり構わず人の金を奪おうとするので、頂き女子のような輩も出てくるし、半グレ集団が活発化していくかもしれないし、そんな中でどうやってアウトローな輩から己の金を守ればいいのか、そういった自衛策をこれまで以上に考えるきっかけになりました。

もう、そういう自衛のフェーズに入らなければいけない局面まできていると思うんですよね。

筆者は10年以上一人暮らしをしており、自分で小規模なビジネスもしているので、金にはことさらシビアな感覚を持ってはいますが、それでもめっちゃ可愛い女の子から「あなたが好き」とか「あなたがいなきゃ生きていけない」だの言われれば、案外あっさり財布の紐緩めて貢ぐ君になってしまうかもしれません。

昔の自分は、美人はみんな性格よくて天使みたいな存在だと勘違いしてたけど、普通に考えてそんなことないし、今のご時世天使が金属バットを持ってカツアゲしてくるような世の中なので気をつけなきゃいけません。

令和3年は乱世ですよ乱世。

ではでは。