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映画「シン・シティ」あらすじ・ネタバレ感想。愛する女を守るため立ち上がる男たち

どうも、しんま13です。

昔見た名作「シン・シティ」。

 

シン・シティ(吹替版)

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基本モノクロ映像で一部をカラーにすることで独特な世界観を表現し、男たちが愛する女を守るために戦うという話。

久しぶりに見返してみました。
というわけで感想を書いていきます。

なお、本作「シン・シティ」は下記サイトで無料配信されているので、気になる方はチェックしてみてください。

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目次

 

映画「シン・シティ」の基本情報・予告編 

 


【監督】『 ロバート・ロドリゲス』『フランク・ミラー』
【脚本】『 ロバート・ロドリゲス』『フランク・ミラー』
【ジャンル】クライムアクション
【公開日】2005年4月1日
【上映時間】124分

 

映画「シン・シティ」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ ミッキー・ローク: マーヴ役(主人公1)
強靭な肉体を持つ大男。殺し屋殺しを家業としており、人を殺すことになんの躊躇もない。その風貌故に女から敬遠されている。

・ ジェイミー・キング: ゴールディ役
高級娼婦。マーヴと一夜を共にするが翌日何者かに殺害されてしまう。

・イライジャ・ウッド: ケビン役
ロアーク一族の農場に住む殺人鬼。メガネをかけ真面目そうな風貌とは裏腹に、人の肉を食べ、自分が食べた女の首を部屋に飾るという悪趣味さを持ち合わせている。

・  クライヴ・オーウェン: ドワイト役(主人公2)
過去犯した罪から逃れるため顔を変え逃亡している男。娼婦街で顔が利く。

・ ブルース・ウィリス: ハーティガン(主人公3)
シン・シティ最後の正義を貫く老刑事。心臓病を患っており退職間近だった。

・ ジェシカ・アルバ: ナンシー役
ストリップBARで働く美しい娘。過去の事件で心に傷を負っている。

・ ロザリオ・ドーソン: ゲイル役
娼婦街を取り仕切る顔役のような女。銃で武装し、娼婦たちのために戦う。

・ デヴォン青木: ミホ役
忍者のような出で立ちをしており、殺人兵器ミホとして娼婦街の皆から重宝されている。感情を表に出すことはなく、淡々と人を殺す。

・ アレクシス・ブレデル: ベッキー役
ゴロスリファッションを好む娼婦街の女。腹黒い性格をしている。

・ ブリタニー・マーフィ: シェリー役
ドワイトの恋人。ストリップBARで働いている。

 

映画「シン・シティ」のあらすじ

 

犯罪者の街「シン・シティ」。
この町では「女」「酒」「暴力」が蔓延っており、言うなればスラム街のような場所である。
シン・シティ最後の正義ハーティガン、無垢な荒くれ者マーヴ、過去を捨てた男ドワイト。
この犯罪者の街シン・シティで3人の男は立ち上がった。愛する女を守るために。

 

映画「シン・シティ」3つのストーリー解説(ネタバレあり)

 

本作「シン・シティ」はモノクロ映像で、一部分だけをカラーにするという一風変わった映像表現が独特な世界観を表しており、実写映画なんだけどどこか実写とは違うように見えるのが特徴です。

あらすじでも書いたとおり、本作は3人の男のエピソードが収録されており、舞台は全て犯罪者や無法者が集うシン・シティです。
エピソード1つずつ紹介し、感想を書いていきましょう。

 

エピソード1.マーヴ

 

マーヴは大柄な巨漢。外見の醜さから女性が寄り付くことはありません。
性格はとにかく荒くれ者で、人を殺すことにはなんの躊躇もない男です。

そんなマーヴはゴールディという一人の美しい女性と一夜を共にします。

自分みたいな醜い男に最高の夜を与えてくれたことに感謝するマーヴでしたが、朝になってみると何故かゴールディは息をしていません。殺されていたのです。

これは一体どういうことか。誰がやったのか。

考える間もなく警察隊が突入してきます。
この瞬間マーヴは悟るのです。自分はハメられたんだと。

マーヴは最高の夜を与えてくれたゴールディの仇を取るために、警察隊を蹴散らし、真犯人の追跡を開始します。

マーヴは情報を知ってそうな人間を片っ端からあたり、遂には真実を突き止めます。

真実。
ケビンという男は食人の趣味を持ち、国を裏から操るフィクサーのロアーク枢機卿はそのケビンの秘密を隠していたのです。
しかし、その秘密をゴールディが知ってしまったがために、ゴールディはケビンに殺されてしまったのです。その犯行をマーヴのせいにして。
これが事件の真相でした。

全てを理解したマーヴは、ケビンを拷問して殺し、ケビンの首をロアーク枢機卿に見せつけた末に絞殺します。
これによりマーヴは逮捕されてしまい、しかもケビンが殺した人間たちも、ゴールディ殺しも全てマーヴのせいにされてしまいました。

マーヴに下った判決は死刑。
電気椅子で処刑されたマーヴでしたが、その瞳はどこか満足そうな顔でした。


これがエピソード1のストーリー。

エピソードは3つあるのですが、自分は3人の主人公の中で一番マーヴが好きです。

マーヴはいい男ではないし善人ではありませんでしたが、義理堅く、何が何でも信念を貫く男の中の男。
暴力的な男とはいえ、基本女には手を上げることはなく、ナンシーのことを男たちから助けてあげたりもしています。

その凶暴な見た目からは想像もつかないですが、実は心優しい男なのです。

たった一人の女、しかもたった一夜限りの関係しかない女のために、命を懸けて戦うその姿はまさにヒーロー。
本作一番の主人公だと思います。

 

エピソード2.ハーティガン

 

シン・シティ最後の正義である老刑事「ハーティガン」。

ハーティガンは退職間際に、連続幼女殺人犯であるロアーク・ジュニアを追います。

ジュニアが少女ナンシーに暴行を働こうとしたとき、ハーティガンはジュニアに重症を負わせナンシーを助けるのです。
ところが、ハーティガンは相棒の男ボブに裏切られ銃で撃たれてしまいます。

生死をさまよう中、ハーティガンはなんとか生還。
しかし目覚めてみると、ロアーク議員がジュニアに重症を負わされた復讐として、ハーティガンを幼女連続殺人事件の犯人に仕立て上げてしまうのです。

毎日尋問と暴力の嵐。それでもハーティガンは助けた少女ナンシーから届く手紙を支えに一人頑張るのです。

ある日、そんなナンシーから手紙が届かなくなります。
もしかしてナンシーの身に危険が迫っているのか・・・?

そう考えたハーティガンは罪を認め出所。すぐさまナンシーに会いに行きます。

すると、ジュニアがその後をつけており、スキを付かれ再びナンシーを誘拐されてしまいます。
ハーティガンは持病である心臓病を抱えながらも必死にナンシーを追い、なんとか手下たちを片付け、再びジュニアを倒しナンシーを救うのでした。

そしてハーティガンは考えます。自分が生きてる限りナンシーに危険が及ぶだろうと。
そう確信したハーティガンは拳銃で自分の頭を撃ち抜き息絶えるのでした。
老人は死ぬ。少女は助かる。それでいいのだと。


これがエピソード2のストーリー。

ハーティガンはザ・ハードボイルド・・・です。

警察もロアークが実質支配していますが、ただ一人ハーティガンだけは自分の信念を貫く正義の男。

心臓病という病を抱え、警察人生最後の日も一人の少女ナンシーを救うために命を懸けます。
相棒のボブに裏切られても、警察に裏切られても、幼女殺人の罪を着せられようとも、ハーティガンは自分の信念を絶対曲げません。
最後の最後まで正義を貫き、自分の命を捨ててまで愛する女性を守るハーティガン。

最高にクールでかっこいいです。

 

エピソード3.ドワイト

 

過去に重大な犯罪を犯し死刑判決を受けたものの、顔を変えて逃亡生活中のドワイト。

ドワイトは彼女であるシェリーの家にいたが、シェリーをしつこくつきまとうジャッキボーイが仲間と共に押しかけてきたため追い返します。

その時ドワイトは嫌な胸騒ぎがしたため、ジャッキーボーイたちを追跡することに。
ドワイトに追われてることも知らずジャッキーボーイたちは、娼婦街に迷い込み、一人の娼婦ベッキーに執拗に声をかけるのでした。

全く応じないベッキーに苛立ったジャッキーボーイは拳銃を向けるのですが、これは娼婦街ではルール違反となり、殺人兵器と呼ばれたミホに惨殺されます。

しかしこれがまずかった。
実はジャッキーボーイは警察だったのです。

娼婦街と警察はお互い干渉しないというルールだったのに、警察を殺してしまえばそれはルール違反。
娼婦街がまた昔のように無法地帯になってしまいます。

ドワイトは娼婦街に顔が利く上に、娼婦街のリーダーであるゲイルは元恋人でもあるので、なんとか娼婦街を救うためにジャッキーボーイたちの死体を底なし沼に沈めて証拠隠滅を図ります。

そんな中、ギャング・マヌート一味が娼婦街を手にれようと、ジャッキーボーイの死体を奪おうと画策します。

しかし、殺人兵器ミホの助けも借りて、ドワイトはギャング・マヌート一味を壊滅させ、娼婦街の平和を守ったのです。


これがエピソード3のストーリー。
ドワイトはクールであまり感情表現をしないので、どういう人間像なのか掴みづらいですが、確かなのは彼もマーヴやハーティガン同様、愛する女のために命を懸けて戦ったということです。

しかもドワイトは現彼女と元彼女の両方を救っているわけですから、実に大した男です。

ただ、マーヴやハーティガンのように、戦う上での強烈な動機づけがあるわけではないので、感情移入がしにくいキャラです。
死刑判決を受けているわけですから、なんらかの凶悪犯罪を起こしたようですし。(作中ではどういう犯罪を犯したのか明かされていない)

面白いエピソードではありましたが、3つのエピソードの中では最下位かな・・・。

 

映画「シン・シティ」のネタバレ感想

 

3つのエピソードに共通するのは主人公の男が愛する女のために命を懸けて戦うという点です。

マーヴとハーティガンのエピソードでは、両者は愛する女を守るために刑務所に収監されてしまい、日々尋問と拷問を喰らい身も心もズタズタにされるのですが、それでも負けずに一人孤独に戦うのです。

男の根っこはやせ我慢と言いますが、彼らこそその言葉を地で行っています。
本作は男のかっこよさは何なのかを教えてくれる気がします。

モノクロ演出、どこか漫画チックなアクションシーン、個性的な主人公たち、何から何までが最高の124分でした。


また、本作は美女が多く登場するので、そちらもかなり楽しめます。

ストリップBARで働くナンシーを演じたジェシカ・アルバ。

映画「シン・シティ」に登場するジェシカ・アルバ


半端ない美貌です。本作に登場する女性の中で間違いなくナンバーワン。
美しすぎます。


次に自分が押したいのが、娼婦街に住みゴロスリファッションを身にまとうベッキー。

映画「シン・シティ」に登場するアレクシス・ブレデル


このベッキー役を演じたのはアレクシス・ブレデル。
どこか不思議な雰囲気を漂わせ、作中では裏切り者のクソ野郎ですが、そんなところも笑って許せるほど可愛い容姿をしています。


眼福映像多しのシン・シティは実に最高の作品。
やっぱきれいな女優がたくさん出て来る映画はいいですね。

 

「シン・シティ」の続編と原作のコミックについて

 

本作シン・シティには続編が作られています。
それが以下。

 

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「シン・シティ 復讐の女神」です。

数年前にツタヤでレンタルして見た記憶があるのですが、あまり話を覚えていません。
かすかな記憶をたどると、確かマーヴが大活躍していた気がします。

ともあれ、気になる方はチェックしてみてください。


また、シン・シティはアメリカのコミックが原作です。
原作を見たい方はそちらもチェックしてみてください。

 

シン・シティ1

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ちらっと拝見しましたが、日本にはない独特な画風でした。
だからこそ映画も独特な世界観が表れていたのでしょう。

 

まとめ

 

2回以上見たくなる映画というのはあまりありませんが、シン・シティはその中の数少ない見返してもいいと思える作品です。

ストーリー云々というより、映像表現が斬新かつ独特なので何度見ても面白いんですよね。

多分シン・シティを普通の映像でやっていたらここまで高く評価はしなかったと思います。

シン・シティ。気になったらぜひチェックしてみてください。

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ではでは。
以上、映画「シン・シティ」あらすじ・ネタバレ感想。愛する女を守るため立ち上がる男たち...でした。 

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【ネタバレ有】映画「フッテージ」あらすじ・感想。盛り上がりに欠けオチも弱いです

どうも、しんま13です。

映画を見まくってる最近ですが、「グロ」「ホラー」系の作品は避けていました。
あんまり好きじゃないんですよね。

でも食わず嫌いは良くないと思って、それなりに評価されているホラー映画「フッテージ」を見てみました。

 

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早速感想を書いていきます。
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目次

 

映画「フッテージ」の基本情報・予告編

 


【監督】 スコット・デリクソン
【脚本】 スコット・デリクソン
【ジャンル】ホラー
【公開日】2012年10月12日
【上映時間】110分

 

映画「フッテージ」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ イーサン・ホーク: エリソン・オズワルト役
落ち目のノンフィクション作家。
過去に起こったある殺人事件の本を書こうと思い、事件現場となった家に住むことになる。

・ ジュリエット・ライランス: トレイシー:オズワルト役
エリソンの妻。夫にはもう本を書くのを止めてほしいと思っている。

・ クレア・フォーリー: アシュリー役
オズワルト家の娘。絵を書くのが好き。

・ マイケル・ホール・ダダリオ: トレヴァー役
オズワルト家の息子。睡眠障害がある。

・ ジェームズ・ランソン: 副保安官役
エリソンに憧れており、エリソンの執筆の協力をする。

 

映画「フッテージ」のあらすじ

 

「流血のケンタッキー」という犯罪ノンフィクション作品を書き大ベストセラーになったエリソンだったが、それはもう過去の話で、現状は落ち目の作家となっていた。

もう一度大ベストセラーを取るためにエリソンは家族を連れて、ある事件の犯行現場となった家に住むことになる。

その家はかつてスティーヴンソンという人が住んでおり、その家族が惨殺され娘が行方不明になっているという、いわゆる事故物件である。
エリソンはそのことを家族には伝えてなかった。

早速ベストセラー作品を書くためにその事件について調べ始めると、屋根裏部屋である8ミリフィルムを発見した。
そのフィルムの中を見ていくと、そこには一家が木に吊るされ惨殺される映像など、残忍んな犯罪映像が記録されていた。

そしてその8ミリフィルムを見ていくうちに、奇妙な出来事が起こり始めるのだった・・・。

 

映画「フッテージ」のネタバレ感想

 

見た感想としては「やっぱ自分ホラー好きじゃないわ」でした・・・。

いや、それなりに凝ってるホラー作品なら多分面白かったと思うんですが本作「フッテージ」に関しては、話の盛り上がり部分が弱く、恐怖を煽る演出も今ひとつで、消化不良感が否めません。
しかも、悪い意味で予想を裏切る結末だったので、なんだそれっていう怒りもありました。


主人公のエリソンは当初、殺人事件を調査していき、いろいろな痕跡を見つけていきます。
副保安官の助けも借りて、半世紀近くに渡って似たような殺人事件が行われてきたという事実が判明します。
毎回家族が惨殺、そして子供が一人行方不明になるというのが、全ての事件の共通点です。

この時点ではサスペンス色が強く、「一体どういう真相なのかな?」とワクワクした気持ちで見ていましたが、結局その真相は、古代バビロニア王朝で行われていた邪教や、儀式のために殺人が行われていたという、オカルト全開の結末でした。

つまり、人間が起こした事件というわけではなく、幽霊?的なものが起こした事件だったのです。。

いろいろな伏線を張っておいたくせに、そのオチは幽霊かよ・・・。
そのオチにするなら、もう始めから人間の仕業ではなく幽霊のやったことですよ感を出してほしかったです。

中途半端にサスペンス色を出してくるから、こっちも犯人像を考えたり、もっと違う展開を期待したりするのに、結局ゴーストオチかよと。

どんな不可解な現象も幽霊のせいにしておけば成立してしまうところが、もしかしたら僕がホラー作品が好きになれない理由の一つなのかもしれません。


最後、エリソンは身体を縛られ身動きができない状態にされ、娘のアシュリーに殺されてしまいます。
娘のアシュリーに殺させるなら、もう少し驚きと説明が欲しかったのに、大した説明もなく淡々と殺されておしまいです。

視聴者に恐怖と絶望を与えるのであれば、娘のアシュリーが殺人マシーンに変貌するパートをもう少し長くした方がいいと思います。

 

「フッテージ」はホラー映画なのに驚きが少ない!・・・気がする

 

ホラー映画と聞けば大きな音や演出で驚かせる、もしくは徐々に主人公を追い詰めたりして恐怖を煽っていくというのが王道パターンだと思います。

しかし本作「フッテージ」ではそういった恐怖の演出が少ない気がします。

不気味な8ミリフィルムに不気味な映像が写っており、時たま「きゃー!!」と驚かせるシーンがあるものの、正直そんなに怖くはなかったです。

家で奇妙な音や雰囲気を感じたりして焦燥する主人公のシーンもありましたが、恐怖を煽る演出としては弱い気がします。

恐怖の演出が弱くてもクライマックスで思いっきり驚かしてくれれば、それなりの恐怖心と納得感を持って見れたかもしれませんが、ラストもどこか淡々としており盛り上がりに欠けます。

そういう意味でサスペンス・ホラー作品の傑作「エスター」は評価が高いだけあって、とても面白く鑑賞できました。

 

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エスターは、養子として受け入れた少女が少女とは思えない言動と事件を引き起こし、周囲を混乱させましたが、結末ではちゃんとその理由がしっかりつながっており、ハラハラドキドキさせてくれる傑作のホラー作品でした。

伏線を張る以上、それは納得できる伏線であってほしいし、何でもかんでも幽霊の仕業で片付けてほしくないです。
エスターのようにきっちり伏線は回収していただきたいところです。

参考記事: 【ネタバレあり】映画「エスター」のあらすじと感想。時が止まった女の苦悩

こんな感じでフッテージを酷評しまくっていますが、普通にホラー作品が見れるホラー好きからしたら本作はどういう評価をしているのでしょうかね?

案外高評価なものなんですかね?

自分はホラー作品に詳しくないし幽霊が出てくる系の話はあまり好きじゃないので、本作はそこまで楽しめませんでした・・・。

 

化け物オールスター登場映画「キャビン」は面白かった

 

ホラー作品や幽霊が出てくる系の話は好きじゃないと言いましたが、映画「キャビン」は面白かったホラー作品の一つです。

 

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キャビンもホラー映画で、幽霊はもちろんのこと、ゾンビ、ユニコーン、大蛇、ドラゴンと、化け物が大量に登場するのです。

物語は5人の大学生が週末の休むを別荘で過ごすことになるのですが、その別荘ではお決まりの不可解な出来事が起こりまくります。

仲間がどんどん死んでいき、なんとか別荘から抜け出し地下に逃げ込むと、そこは大量の化け物が保管されている謎の組織だったのです。

ストーリ展開が良い意味で期待を裏切ってくれるので、見ている方として先が全く読めず、かつ納得できるオチだったので、非常に楽しく見ることができました。

本作「フッテージ」もキャビンのような映像の迫力と、納得できるストーリー展開をしてくれれば、もう少し楽しめたのかもしれません。

 

フッテージの意味は?

 

「フッテージ」は、「スットク・フッテージ」といい、その意味は撮影済みで編集のされていない映像素材のことを指すそうです。

本作は8ミリフィルムの中に記録されていたのが、まさにこのフッテージなのです。

 

まとめ

 

もしかしたらホラー好きは本作「フッテージ」を評価するのかもしれませんが、自分は駄目でした。

全く楽しめなかったわけではありませんが、今ひとつ話の盛り上がりに欠け、散々それっぽい伏線を張っておいてオチが幽霊だったので、エンディング後の落胆っぷりが半端じゃなかったです。

というわけでおすすめできない作品です。

それでも見たいという方は、前述したとおりAmazonプライムのプライムビデオで見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。

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ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「フッテージ」あらすじ・感想。盛り上がりに欠けオチも弱いです...でした。

 

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映画「告白」あらすじ・感想。少年法とは何なのか?

どうも、しんま13です。

湊かなえ原作のベストセラー小説を映画化した作品「告白」を見ました。

 

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本作は、娘を殺された中学校教師が復讐することを決め、クラスの生徒たちに衝撃の告白をするところから始まるサスペンス映画。

主演の松たか子の圧巻の演技と引き込まれるようなストーリー展開。
とても面白かったです。

早速感想を書いていきます。

目次

 

映画「告白」の基本情報・予告編

 


【監督】 中島哲也
【脚本】 中島哲也
【ジャンル】サスペンス
【公開日】2010年6月5日
【上映時間】106分

 

映画「告白」主要登場人物・キャスト情報

 

・ 松たか子: 森口 悠子役
シングルマザーの中学生教師。自分の娘を自分のクラスの生徒に殺されたことから復讐を決意し、終業式後ホームルームで生徒たちにある告白をする。

・ 岡田将生:寺田 良輝役
熱血教師。

・ 西井幸人: 渡辺 修哉役
知性が高く数々の発明をしているが、母親に認められず鬱屈した毎日を送っている。

・ 北原 美月: 橋本愛役
女子生徒。

 

映画「告白」のあらすじ

 

物語はシングルマザーの中学生教師である森口 悠子のある告白から始まった。

「私はこのクラスの生徒に娘を殺されました」

どよめく生徒たち。
森口は気にせず続ける。娘を殺した生徒たちがどれほどひどいやつか、そして絶対に復讐すると。

森口の告白からクラスは大きく変わり、娘を殺したとされる二人の生徒は苦悩し、一人は不登校に、一人はいじめの対象となった。

しかし、森口の復讐はまだ終わっていなかったのだ。

 

映画「告白」のネタバレ感想

 

凄い話でした・・・!(語彙力)

あらすじでも書いた通り、物語はシングルマザーの中学生教師森口のある告白から始まります。

「私はこのクラスの生徒に娘を殺されました」

娘を殺した生徒は二人。

森口はこう続けます。
私の夫はHIVに感染してると。そしてその夫の血液を、娘を殺した生徒二人の牛乳に混ぜたと。(実際混ぜてないが)

この瞬間から、森口の娘を殺した生徒二人は命の重さを知ることになり、死ぬほど苦悩することになるのです。

森口がこのような告白をした理由は復讐。
クラスメイト全員の前で殺人犯たちを吊し上げたのです。

これは効果覿面で、一人の少年は不登校に、もう一人はいじめの対象となり、森口が告白したその日から二人の少年の人生は大きく変わります。

不登校になった少年は自分の罪の重さにさいなまれ引きこもり、母親に暴力を振るようになります。
挙句の果てに精神が崩壊し、母親を殺害。
悲惨な末路です。

一方、もう一人の少年いじめられこそしたものの、そこまでダメージを受けていませんでした。
この少年は母親に認めてもらいたくて、いろいろな発明をするのですが、肝心の母親は他の男と再婚しているため会うことはできずじまい。

その母に認められたいという気持ちが変な方向に歪んでしまい、森口の娘を殺すという凶行に走るわけです。

そして、少年は終業式で命の大切さを訴える作文を全校生徒の前で読み上げ、自ら作った爆弾の起動スイッチを押し自分含め生徒全員を殺害しようと計画します。
世間を騒がせる犯罪を起こすことで、母親に自分の存在を認めさせようと考えたのでしょう。

しかし、この計画を察知した森口が爆弾を母親のいる大学の研究室に移動させます。

そんなことを知らない少年は爆弾の起動スイッチを押してしまい、母親は息子の作った爆弾によって死んでしまうのでした。

その事実を森口の電話で伝えられた少年は発狂し、少年に対して森口は「ここからあなたの更正の第一歩が始まるんです」と先生っぽいことを言ったかと思えば、「な~んてね」と言い残しその場を後にします。

森口の復讐はただ相手を殺すという生易しいものではなく、相手に苦痛を与えた後に、相手の一番大事なモノを奪い精神を殺すという最強最悪のやり方だったのです。


物語の途中までは、もしかしたら森口は命の大切さを教えるために、あえて生徒たちの前で告白をしたのかと思っていましたが、森口は自分の娘を殺されたその時から教育者ではなくなり、復讐に燃えた鬼になったということがラストでわかりました。
相手を懲らしめる一番の方法を思いつき、それを冷徹に実行しただけにすぎなかったのです。

少年は自分のことが頭が良いと自負していたけど、全ては森口の手の平の上で踊らされているだけで、最後は絶対的な絶望感を味わされ敗北。実に痛快です。

少年は母親にちゃんと愛されなかったという悲しい背景があります。
ただ、だからと言って殺人を犯していいということにはならず、その罪は断罪されるべきです。
なので、ちゃんと森口が復讐を完了した時、見てる方としてはすっきりした気持ちになりました。


ハリウッド映画のように壮大なスケールでお送りしてるわけでもなければ、派手なアクションシーンがあるわけでもない本作ですが、それでもストーリーに没頭し時間を忘れてしまうような魔力が本作にはありました。

主演の松たか子さんの演技が素晴らしかったというのも、本作の魅力の一つです。
怒りを抑えながら淡々と話している表情を見事に演じ切り、その表現力には圧倒されたものです。
松たか子すごい!

というわけで、本作「告白」は時間を忘れるくらい引き込まれる話だったので、ぜひチェックしてみてください。

 

しかし法律って何なのだろうか・・・

 

殺人を犯した二人の少年の事件は、警察により事故として処理されました。
ですが、事故ではなく事件として扱われたとしても二人の少年が逮捕されることはないでしょう。

何故なら彼らは未成年だからです。

少年法

未成年の人間が犯罪を犯そうとしても、成人と同じ刑事処分が下るのではなく、保護更生の処分を下すことが規定されています。

すなわち、未成年の人間は少年法により、人を殺しても死刑になることもなければ終身刑になることもないのです。

未来ある子供の将来を考えた法律なのかもしれませんが、その未来ある子供の命を奪った未成年を罰することができないというのは如何なものかという気がします。

「神戸連続児童殺傷事件」において、残忍な犯罪を犯した犯人は、当時14歳だったために、名前と顔が公表されることもなく、今は普通に社会でのうのうと生きているわけです。

理不尽ですよね~。


それともうひとつ。
凶悪な犯罪事件を起こした犯人が捕まった時、犯人が罪から逃れるために、精神異常者のフリをすることがあります。

精神異常者で責任能力がないと判定されれば罪から逃れられますからね。

しかしこれにも疑問が。
そもそも普通の人間は殺人を犯しません。
頭がおかしいから殺人を犯すわけです。
なのに頭がおかしいと判断されれば無罪放免っておかしくないですか?

頭おかしかろうがなんだろうが、人殺した時点でアウトでしょ。
なのになんで責任能力がなかったら罪に問われないのでしょうか。

マジ意味不明です。

 

まとめ

 

色々考えさせられる映画「告白」はサスペンス作品の中でもかなりの傑作なのでぜひチェックしてみてください。

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年会費3900円ですが、一カ月のお試し期間があるのでこれを利用すれば無料で「告白」が視聴できます。
是非試してください。

ではでは。

 

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以上、映画「告白」あらすじ・感想。少年法とは何なのか?...でした。

【ネタバレ有】映画「悪の教典」あらすじ・感想。何故サイコキラーは誕生するのか?

どうも、しんま13です。

自分は深夜に未解決事件や凶悪殺人事件のWikipediaを見ると止まらなくなるタイプの人間でして、そんなんだからクライム映画は大好きだったりします。

実際に起こった猟奇的事件を元にした映画もいくつか当ブログでレビューしています。

・ 【ネタバレあり】映画「冷たい熱帯魚」の感想と埼玉愛犬家連続殺人事件について

今回見た「悪の教典」も猟奇事件が題材です。
まあこちらは完全なるフィクションですが。

というわけで映画「悪の教典」の感想を書いていきます。

なお、「悪の教典」はAmazonのプライムビデオで視聴可能なので、気になる方はお試し期間を使って無料でチェックしてみてください。

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目次

 

映画「悪の教典」の基本情報・予告編

 


【監督】三池崇史
【脚本】三池崇史
【ジャンル】バイオレンス・ホラー
【公開日】2012年11月10日
【上映時間】128分

原作は 貴志祐介の小説「悪の教典」。
スピンオフドラマ化もされている。

 

映画「悪の教典」の主要登場人物・キャスト情報

 

※あまり物語に関与しない人物は省きます。

・ 伊藤英明: 蓮実 聖司役

32歳の英語教師。容姿も整っており気さくで生徒から「ハスミン」と呼ばれ慕われている。

・ 山田孝之: 柴原 徹朗役
体育科の教師兼生活指導部の教員。素行が悪く生徒からも嫌われている。
万引きをした女生徒を見つける否や脅迫し肉体関係を強要するクソやろう。

・ 吹越満: 釣井 正信役
数学科の先生。見た目と行動の気持ち悪さで生徒から嫌われている。
また、蓮見の完全無欠さに疑問を抱き、蓮見のことを探り始める。

・ 平岳大: 久米 剛毅役
美術の教師。同性愛者で男子生徒と関係を持つが、それを蓮見に知られ脅迫の材料にされてしまう。

・ 二階堂ふみ: 片桐 怜花役
女生徒。ボブの髪型でどこか暗い影を持つ。

・ 水野絵梨奈: 安原 美彌役
女生徒。万引きをしてるところを柴原に見つかり肉体関係を強要されている。

・ 浅香航大: 夏越 雄一郎役
男子生徒。蓮見に対して疑念を抱く

・ KENT: 蓼沼 将大役
不良生徒。

 

映画「悪の教典」のあらすじ

 

私立晨光学院町田高校に努める蓮見聖司は、男前な容姿で頭もよく気さくで生徒及び先生たちからも人気が高い。
だが、そんな私立晨光学院町田高校で蓮見に関わる人間が次々と死んでいく。

蓮見は何かおかしいと疑い始める者もいたが、すでに事態は取り返しのつかないとこまで進んでいくのである。

 

映画「悪の教典」ネタバレ感想

 

ザ・胸糞映画・・・!って感じの作品でした。

伊藤英明演じる教師の蓮実は、男前な上にとびきり優秀で、生徒と先生たちから慕われているのですが、その中身は殺戮に狂うサイコパス野郎。

作中では蓮見によって、無情にも次々と生徒たちが殺害されていきます。
そこには何のメッセージ性もなく、ひたすら蓮見のサイコパスっぷりが映し出されるのみです。

「悪の教典 AKB48の上映会」にて、大島優子が「私はこの映画が嫌いです」と言い残し涙を流しながら退場したという話があるのですが、この大島の行動に対して非難が殺到しました。

しかし自分はこの大島優子の気持ちがわかります。
なんせひたすら罪ない生徒の命が奪われていくのですから、見るのが辛い人は辛いでしょう。


ただ、胸糞映画とはいえ、胸糞映画の中では割と楽しめて見れた方です。

余計な説明が一切ないし、ストーリーが一貫してるし、テンポいいし。
なので、つまらないかと言えばそうではなく、それなりに楽しめた作品です。

1つ文句をつけるとするならば、人望が厚いイケメン教師が実は裏では殺戮を楽しむサイコキラーというギャップを演出するのであれば、もうちょっと蓮見の表の良い人の部分を描写する必要があったんじゃないかというところ。

表の部分の描写が少ないと、「蓮見が実は殺戮を楽しむサイコキラーでした」と言われても驚きは少ないです。

まあ2時間という尺では表の部分を描写するのは難しかったのかもしれませんが、そこが本作品の惜しい点です。

 

蓮見は何故人を殺すのか?その動機は?

 

主人公のイケメン教師、蓮見。

蓮見が何故人を殺すのかという殺人の動機に対する部分の説明は一切ありません。
ただ過去の回想シーンで友人と共に殺人を楽しんでいたシーンがありましたので、恐らく快楽殺人者。
まるでサッカーを楽しむ少年のような気持ちで殺人を楽しんでいるのでしょう。

とはいえ、ただ無意味に殺戮を繰り返してるわけではなく、蓮見の殺人対象となるのは、自分にとって邪魔な人間が基本。

自分の正体を探り始めた釣井先生、蓮見が仕掛けた盗聴器に気づく速水圭介、モンスターペアレントの父親、自分にとって不都合な人間たちを優先的に殺していくのです。

知性も高い蓮見ですが、その殺人方法は割と強引。

例えば、釣井先生は、人の目がある電車の中で撲殺しています。
しかも自殺に見せかけるために、電車のつり革に吊るして首吊り自殺のように偽装します。

確かに釣井先生が乗っていた電車は乗客が少なかったですが、それでも一応公共機関ですから人目に付くリスクが高すぎます。
首吊りに偽装するのもかなり強引です。(これを首吊り自殺として処理した警察は無能すぎでしょ)

また、蓮見は盗聴行為に気づいてしまった生徒の速水圭介を、学校の教室で殺害します。
これもめちゃくちゃ強引。

一回でも速水に大声出されたらその瞬間蓮見の殺人は露見してしまうハイリスクな場所だというのに、蓮見はそこらへん何も考えてないのか教室内で事を済ませるのです。

こんな感じで蓮見の殺害方法は強引かつ、突発的なものばかりなので、冷徹で知性の高い蓮見というキャラ設定がブレブレ。


物語後半で、蓮見がクラス生徒を皆殺しにした後警察に捕まるのですが、「神の声がした」と言い残します。

生き残った夏越がその様子を見て「狂ってる・・・」と絶句する中、同じく生き残った片桐が「違う。こいつはもう次のゲームを始めてるのよ」と、蓮見が精神異常者のフリをして罪を逃れようとしていることを見抜くのです。

結局、この結末からわかるようにも、蓮見にとって殺人は趣味でありゲームの一つに過ぎないのでしょう。

 

映画「悪の教典」のようなサイコキラーは実在する。その男「テッド・バンディ」

 

冒頭でも書きました通り、自分は未解決事件や凶悪殺人事件のWikipediaを見るのが好きです。

そこで、「悪の教典」を見て1人のあるサイコキラーを思い出しました。
その男の名は「テッド・バンディ」

テッドバンディはかなり有名な殺人鬼なので、おそらく名前を聞いたことがある人は多いかもしれません。

このテッドバンディという男は、頭脳明晰にして容姿端麗、誰がどこから見ても好青年。
犯罪者とは無縁そうに見える人物です。

バンディの表の顔は、ワシントン州の共和党員としてワシントン州知事選の選挙活動に参加したり、ボランティア活動に精を出していたり、溺れている子供救助して地元警察に表彰されたりと、欠点のつけようがないくらい良い人なのです。

しかしその本性は何十人もの女性に性的暴行を加え殺害するという、全米を震撼させた恐怖のサイコキラー。
被害者の数は確認されてるだけでも30人ですが、一説によれば100人以上の被害者がいたとも言われています。

それらの犯行が露見し、バンディは逮捕されます。
驚きなのが、バンディは弁護士に依頼せず、自分1人で弁論、弁護を行ったのです。

法廷に立つテッドバンディ

法廷に立つテッドバンディ

出典: テッド・バンディ - Wikipedia


知性の高いバンディだからこそできることでしょう。

1979年7月23日、バンディは電気椅子により処刑。
その時バンディは笑みを浮かべながら死んだと伝えられています。

バンディは生前こんな言葉を残しています。

僕は人間の生死を支配したかったんだ。
地上から1人2人消えたからって、それが一体何だっていうんだい?


犯罪史に残る凶悪なサイコキラー。
粗暴で乱暴な殺人鬼のイメージとはかけ離れ、甘いマスクと高い知性を備えたバンディは今でも人々の記憶に深く刻まれているのです。

テッド・バンディ―「アメリカの模範青年」の血塗られた闇 (上)

テッド・バンディ―「アメリカの模範青年」の血塗られた闇 (上)

 

 

悪の教典に登場した蓮見も、このバンディを思い起こさせます。

蓮見も容姿端麗で知性が高く皆から人気者。
しかしその本性は、人の命など何とも思わないサイコキラー。
自分にとって不都合な人間を次々と殺害していき、最終的には自分のクラスの生徒を猟銃で無慈悲に皆殺しです。
挙句の果てに、逮捕されたら精神異常者のフリをして罪から逃れようとするのですから始末に負えません。


蓮見やテッドバンディのような良心のかけらもないような殺人鬼に共通しているのは、大抵幼少期に辛い経験をしていることです。
バンディは私生子として生まれため父親は不明。
虐待されたわけでもないバンディですが、この自分の出生にひどく悩んだそうです。

映画では蓮見の幼少期の描写がほとんどなかったので、蓮見の幼少期の事情はわかりませんが、多分何らかの暗い影があったのではないかと思われます。

 

映画「悪の教典」をさらに楽しむために

 

本作「悪の教典」は原作があります。
それが以下。

 

悪の教典(上) (文春文庫)

悪の教典(上) (文春文庫)

 
悪の教典(下) (文春文庫)

悪の教典(下) (文春文庫)

 

 

また、漫画化もされているので、原作を小説じゃなくて漫画で読みたいという方はこちらをどうぞ。

 

悪の教典(1) (アフタヌーンコミックス)

悪の教典(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 

さらに、悪の教典は映画公開に先駆けて、スピンオフドラマ「悪の教典 序章」が公開されています。

 

全4話で、映画では明かされなかった先生たちや生徒のストーリーが追加されています。

ちょっとだけ見ましたが、とにかく先生たちが腐敗しきっていました。ああ、この学校の先生たちはこんな腐っていたんだ...みたいな感想です(苦笑)

dマーケットにて全4話を公開しているので、よければチェックしてみてください。

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まとめ

 

胸糞映画なので、自分みたいにクライム映画好きではない限りわざわざ見る必要はないでしょう。

結局この映画にこれといったメッセージ性はないですし、見終わった後の余韻が最悪なので、見る人にとってはかなりの苦痛映画です。

もっとハッピーエンドで終わる映画を見た方がいいでしょう。
自分もどちらかというとハッピーエンドの映画が好きだし。

ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「悪の教典」あらすじ・感想。何故サイコキラーは誕生するのか?...でした。

 

悪の教典

悪の教典

 

 

【ネタバレ有】映画「ムタフカズ(mutafukaz)」あらすじ・感想。退屈&草彅剛の声がひどい作品でした

どうも、しんま13です。
本日公開のアニメ映画「ムタフカズ」を見てきました。

元よりアニメ映画は好きで、なんだかんだ結構な作品の数を見てる気がします。
では早速感想を書いていきます。

目次

 

映画「ムタフカズ」の基本情報・予告編

 


【監督】『ギョーム・“RUN”・ルナール』『西見祥示郎』
【製作国】日本・フランス合作
【公開日】2018年10月12日
【上映時間】94分

 

映画「ムタフカズ」の主要登場人物・キャスト情報

 

※右が声優です。

・ アンジェリーノ: 草彅剛
ダークミートシティーに暮らす22歳の若者。
黒いボディをしている。交通事故に遭ってから幻覚を見るようになり、同時に謎の黒服たちに追われることになる。

・ ヴィンス: 柿本時生
アンジェリーノの親友で一緒に暮らしている。
骸骨の姿をしており、頭の上には常に炎が揺らめいている。

・ ウィリー: 満島真之介
アンジェリーノとヴィンスの友人。
臆病で泣き虫な性格。

・ ルナ: 上坂すみれ
アンジェリーノが一目惚れした女性。重大な陰謀に関わってる。

 

映画「ムタフカズ(mutafukaz)」のあらすじ

 

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物語の舞台は貧乏人と犯罪者の吹き溜まり、ダークミートシティ。
ここは典型的なスラムだ。

アンジェリーノ(通称 リノ)はこのダークミートシティに暮らす22歳の若者で、ガイコツの姿をしたヴィンスと共にボロアパートで生活している。
貧乏でお金もなく、毎日ダラダラと過ごしていた。

ある日、アンジェリーノがピザの配達中に綺麗な女性に会い目を奪われる。
アンジェリーノ初めての初恋だったが、運転中だったため、わき見をしてしまいトラックと衝突してしまう。

幸いそこまで怪我は大きくなかったが、何故か事故後、謎の黒服の男たちに付け狙われるのだった。

 

映画「ムタフカズ」ストーリー解説・ネタバレ感想

 

※ネタバレ含みます

う~ん・・・!という感じの作品でした。

ダークミートシティという典型的なスラム街で、やりきれない毎日を過ごす若者たちが主人公で、割かし自分が好きな設定だったはずなのですがあんまりおもしろくなかった・・・。


ストーリーは、リノがルナに初恋をした直後にトラックと接触事故を起こすところから始まります。

幸い大した怪我ではなかったものの、怪我をしたその日から謎の幻覚を見るようになり、しかも黒服の男たちや警察たちから追われることになります。

逃走を続ける中、リノは自分に不思議な力があることを徐々に自覚していきます。
銃弾を避ける運動能力、ゴキブリのように壁をはいずり回る能力。

結局リノとウィリーは黒服の男たちに捉えられてしまい、そこでリノは衝撃の事実を知らされます。

「我々は宇宙人だ。そして君も宇宙人なのだ」

彼らは地球の侵略を目的としており、様々な場所に潜んでいると言います。

宇宙人として友人のウィリーを殺せと言われたリノでしたが、リノは抵抗。
リノとウィリーの二人は脱出し地球に戻ります。

そして、宇宙人を倒すために博士と呼ばれた男がミサイルを上空に発射。
するとみるみる地球の気温が下がり始め、雪が降り始めます。
寒さに弱い宇宙人は皆死滅。

リノはなんとかこの寒さに耐え生存。

自分が何者であるかを知ったリノは、また元の生活に戻りウィリーと共に暮らすのでした。


かなり端折りましたがこんな感じのストーリーです。

リノはクールな性格のため周りから変わり者扱いされており、リノ自身も自分が何者であるかを掴めていませんでした。

しかし自分の正体を知り、悩んだあげくそれでもリノは宇宙人としてではなく、1人の人間として生きていくことを選び、親友のウィリーと地球で暮らすのでした。

スラム街が舞台で、フラフラしてる若者が主人公となれば、アメリカンドリームを掴む的な話かと思ったのですが、宇宙人による地球侵略という壮大なスケールの話でした。

ただ、先述した通り、あまり面白いと言える作品ではなかったです。

ストーリー自体は非常に壮大なスケールだったかもしれませんが、別にリノたちが宇宙人を倒したわけでもないし、地球侵略を救ったのは名もなき博士と呼ばれた男。
しかもその地球侵略を救った方法もかなりご都合主義。

リノはこの経験から自分のルーツを知ることができましたが、言ってしまえば得たものはこれだけ。
それ以外は特に何も変わらずエンディングです。

なんかこうパッとしない映画。
驚きもなければ感動もなく、視聴中「終わるのまだかな~」と考えてしまうほど退屈でした。

この映画で評価できる点は「設定」と「映像作品として楽しい(独特な世界観がよく表現されていたと思う)」くらい。
10点満点中4点ですかね。

 

草彅剛の声がひどい。まるで壊れたロボットです

 

自分は声優に対して何のこだわりもないし、誰が誰の声をやろうとどうだっていい派です。

しかし、今回主人公アンジェリーノの声を元SMAPの草彅剛が担当したのですが、これが素人目に見てもマジでひどかったです。

声に抑揚がなく、まるで壊れたロボットかのような音声。
声に一切の人間味や感情を感じません。

何?草彅剛は拷問されながら無理やりアフレコしてるの?

緊迫感あるピンチなシーンでもこの声のせいで「お前本当にピンチなのかよ!」とツッコみたくなってしまいます。

リノはクールなキャラ設定ですから出来るだけ感情表現を抑えめにするという狙いがあり、だからこそ草彅剛を抜擢したのかもしれませんが、だとしたらその考えは根本から間違ってると言わざるを得ません。
草彅剛声優下手すぎます。

声優に全く興味がなく、誰がやっても一緒でしょとか思っていたこともありますが、全面的に謝罪します。
本当にすいませんでした。
やっぱプロってすげえや。

 

ウィリーがクソやろうだった

 

リノの友達であるウィリーは臆病者でどんくさいキャラでした。
公式サイトの説明によればウィリーは「憎めないキャラ」と紹介されていましたが、そんなもんじゃありませんでした。


黒服の男がウィリーの部屋に押し込み、リノたちにここに来るように伝えろと脅され、ウィリーは自分の命可愛さに簡単に仲間を売りました。

ここは友達として「ここに来たら危険だ!今すぐ逃げろ!」と言ってほしかったですが、ウィリーには自分の保身しか頭にありません。

挙句の果てにウィリーはリノたちと再開すると、謝るわけでもなく「君たちのせいでひどい目に遭った!!」とブチ切れるのです。
すごーい自分のことしか考えてな~い。(呆れ)


また、物語終盤でリノが敵の男にタコ殴りされているのに、ウィリーは一切助けようとせず「頑張ってね~」と言い残し全速力で逃げるのです。
ウィリーはとにかく自分の身の安全こそが最優先事項であり、友人の命などどうだっていいのでしょう。

こんなクズ野郎を「憎めないキャラ」で片づけるのはいささか強引です。
自分が友達だったら絶対にお金を貸したくないタイプの人間です。(基本人にはお金を貸さないけど)


しかも、ウィリーはラストで歌手デビューして経済的に成功しています。


別に成功することはいいことだと思いますが、友人を助けずにその場から逃走したウィリーが成功し、リノとヴィンスは相変わらずスラムで貧乏生活をしているというのは、なんだか納得できない結末です。

 

まとめ

 

Twitterにも書きましたが、「ムタフカズ」は今年見た映画の中でトップクラスに面白くなく退屈な映画だったかもしれません。



多分、ブログで映画感想を書いてきた中で、ここまでディスったのは初めてかも。
大体どこかしら魅力的な部分があるもんですしね。

逆に他の人が「ムタフカズ」を見てどういう感想なのかが気になりますね。

まあ気になったら劇場で作品をチェックしてみてください。
ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「ムタフカズ(mutafukaz)」あらすじ・感想。退屈&草彅剛の声がひどい作品でした...でした。

映画「ブレイブ・ストーリー」あらすじ・感想。運命に翻弄された2人の少年

どうも、しんま13です。

10数年前に「ブレイブ・ストーリー」というアニメ映画を観てすごい感動した記憶があるのですが、その「ブレイブ・ストーリー」がAmazonビデオのラインナップにあったので、もう一回見直してみました。

 

ブレイブ ストーリー

ブレイブ ストーリー

 

 

本作は低年齢向けの作品だと見受けられるので、大人になった今見ても面白いか不安だったのですが、普通に感動し、最後のエンディングでアクアタイムズの「決意の朝に」が流れた時はウルッときてしまいましたw

では早速感想を書いていきます。

目次

 

映画「ブレイブ・ストーリー」の基本情報・予告編

 


【監督】 千明孝一
【原作】宮部みゆき
【公開日】2006年7月8日
【上映時間】112分

 

映画「ブレイブ・ストーリー」の主要登場人物・声優情報

 

※右が声優の名前です。

・ 三谷亘(ワタル): 松たか子
・ 芦川美鶴(ミツル): ウエンツ瑛士
・ キ・キーマ: 大泉洋
・ カッツ: 常盤貴子

 

映画「ブレイブ・ストーリー」のあらすじ

 

ワタルはどこにでもいる普通の小学5年生だった。
ある日、お化けが出ると噂の幽霊ビルに友達のカッちゃんと行ってみると不思議な体験をする。

後日、学校で転校生のミツルに会う。
ミツルは女子から人気があったが、それがクラスのガキ大将の癇に障ったのかいじめの対象となる。
ミツルは幽霊ビルでガキ大将たちにいじめを受けている最中、ワタルが助けに入るが返り討ちにあってしまう。
ピンチに陥るが、ミツルが不思議な力でガキ大将たちを倒すのだった。
こうして二人の交流は始まった。

しかし、そんな日常はガラッと変わる。
ワタルの親が離婚したあげく、母親がガス自殺を図ってしまうのだ。
ワタルは家族がバラバラになってしまったことに酷く悲観してしまい、そんな時ミツルに「運命を変えたかったら、幻界へ行け」という言葉を思い出し、ワタルは家族を取り戻すために幻界へと向かうのだった。

 

映画「ブレイブ・ストーリー」の感想と、売れる作品の条件について

 

ブレイブストーリーは異世界モノの原点にして頂点という作品。

今や異世界モノブームと言っても過言ではないくらい様々な異世界ファンタジー作品が世に産み落とされ、もはや異世界モノは一つのジャンルとして確立してる感があります。

ちなみに僕は異世界モノで「Re:ゼロから始める異世界生活」が好きです。

とにかく、今の異世界モノブームの基礎を作ったのは「ブレイブ・ストーリー」なんじゃないかというくらい本作はストーリーが美しくて、素晴らしいファンタジー作品でした。

異世界モノと聞けば、どこか奇をてらった内容かと思いきや、ブレイブストーリーに関してはストーリー展開はバリバリ王道で、笑あり冒険あり友情あり感動ありと、徹底的にど真ん中をいっています。


「魔人探偵脳噛ネウロ」や「暗殺教室」など独特な作品を生み出してきた人気漫画家の松井優征氏が、自分の作品作りについて、「すっきりとわかりやすく。多少ベタでもいいからど真ん中を」と語っており、これが売れる作品の条件なんだなと深く感心したことがあります。

暗殺教室は、地球を破壊しにきた超生物が何故か落ちこぼれ生徒のクラスの担任をやると言い始め、生徒たちはこの先生を殺せば莫大な賞金が国から出ると聞いて、頑張って先生を殺そうとするお話。

これだけ聞くと、暗殺教室は奇抜すぎるストーリーで意味不明なのですが、ちゃんと読み進めていくと、そこには落ちこぼれ生徒の確かな成長があり、友情があり、先生を殺すという目標のために各登場人物たちは葛藤しながらも成長していくという、至極真っ当な教育漫画だったりするのです。

ブレイブストーリーや暗殺教室のように売れる作品というのは、松井さんが言うように多少ベタでもいいからど真ん中をを狙うべきなのかもしれません。


やや話が脱線してしまいました。

正直ブレイブストーリーを見る前は低年齢層向けの作品だと軽くバカにしていたのですが、思いのほか話がしっかりしており、明確なテーマ性があり、大人になってから見ても十分楽しめる内容でした。
むしろ大人こそ見た方がいいんじゃないかと思えるくらいです。

 

運命を受け入れる少年と運命に抗う少年

 

※ネタバレ含みます。

本作は結構重いストーリーです。

主人公のワタルは小学5年生ですが、この年齢で親の離婚と母親の自殺未遂を経験することになります。
この辛い経験から家族を取り戻すために異世界に行くことを決意。

一方、ミツルはミツルでかなりハードな経験をしています。
なんと過去、父親に自分の妹を殺されているのです。

ミツルはその忌まわしい事実をなかったことにするために異世界に行きます。

ミツルの妹に対する思いは強烈で、妹を救うためならば何でもできると言い放ち、誰かを傷つけることに一切の躊躇はなく、何が何でも運命を変えてやるという強い意志がありました。

正直見てて辛くなるほどミツルに同情しました。
小学5年生で家族を失う辛さは計り知れないと思うし、しかも妹を殺したのが自分の父親であればなおさらです。

ミツルがワタルに対して「お前はお気楽なお子様だ」と言っていましたが、その気持ちもわかります。
ワタルも辛い経験したとはいえ、誰かが死んだわけでもありません。ですが、ミツルの場合は妹はすでに死んでいるため会おうと思っても会えない。
辛さのレベルが違います。

最後までミツルは自分の運命に抗おうとしましたが、結局最後の憎しみの壁を突破することはできず、運命を変えることはできないまま息絶えてしまうのです。

思いが強すぎるがゆえに最後の試練をクリアすることができなかったのでしょう。

一方、ワタルは最後に自分の運命を受け入れ、自分の願いではなく異世界を救う選択をしました。

運命を受け入れた少年と、運命に抗った少年。

二人に決定的な差がついたのは、元々の性格や資質などではなく、家族が死んだかどうかという辛さのレベルなのかもしれません。


このようにブレイブストーリーは運命という確固たるテーマがあります。

ブレイブストーリーを見てこんな話を思い出しました。

この世界には3つの時間軸がある。
「過去」
「現在」
「未来」
しかし、人間が存在できるのは現在だけだ。だから今を精一杯生きるしかないのである。


現在にしか存在できない以上、過去の出来事をあれこれ考えてもしょうがないし、未来に悲観してもなんの意味もありません。

どれだけ辛いことがあろうと、どれだけ困難な未来が待ち受けていようと、自分の運命を受け入れて今を精一杯生きるしかないのです。

ミツルにそれを教える大人がいたらもっと違った結末になったかもしれません。

 

松たか子さんの声が素敵だった

 

自分はあんまり声優事情に詳しくないし、誰が誰の声をやるとかどうでもいい人間なのですが、本作「ブレイブ・ストーリー」は、多くが声優が本業じゃない人がアフレコを担当していたので、どんなもんなのかちょっと注目していました。

実際に映画を視聴してみると、主人公のワタルの声は松たか子さんが担当していたのですが、これが予想以上にはまり役だったのではないかと感じました。

役者歴の長い彼女ならではの表現力に加えて、あの透き通るような声が非常に素敵でした。
多分松たか子さんが声優を担当していなかったら、自分はワタルに対してそこまで感情移入はできなかったかもしれません。
それくらいはまり役でした。

男の子の声を女性が担当するのはよくあることですが、その中でも松たか子さんは群を抜いてアフレコがうまい。
とてもいいキャスティングだったと思います。

そう考えると、声優の役割って大事なんだな~と痛感しますね。

 

ついでに異世界に行ったことがある人が実在するか調べてみた

 

異世界転生モノを見ると必ず思うのが「俺も異世界行きてえ~」です。

というわけで、せっかく異世界モノを扱ったわけですから、異世界に行ったことある人が実在するかどうかを調べてみました。

「私は金星人です」とか、「宇宙人に連れ去られたことあるんですよっ!!」とか、「未来の世界からやってきたタイムトラベラーです」みたいな人がごまんといるわけですから、異世界に行ったことある人くらいいるでしょ。

早速Googleで「異世界行ったことがある人 実在」という果てしなく知能指数が低い検索ワードを入れて検索してみましたが、ヒットなし・・・。

その後もいろんなワードで異世界に行ったことがある人が実在するかどうかを調べてみましたが、信ぴょう性の高い情報には出会えませんでした。

なのでちょっと視点を変えてみて、異世界ではなく、パラレルワールド的な世界に行ったことがある人を探してみると、いくつかそれっぽい情報がヒットしました。

有名な話なので知っている人も多いかもしれませんが、地底世界に行ったことがあると主張するヤンセン親子の話です。


時は1829年。
ヤンセン親子は漁船に乗ってノルウェー沿岸を北上していたところ、北極圏に入ると海が荒れ始め、数日間暴風雨にさらされていました。
暴風雨が過ぎ去ると、何かいつもと違う変わった風景が広がり、不思議な世界に迷い込んでしまいます。

巨大な船を発見し助けを求めると、なんとそこの乗組員たちは身長が皆4メートルを超えている巨人たちだったのです。

そして、ヤンセン親子は地底世界に迷い込んでしまったことを巨人たちから知らされます。

巨人たちは皆親切で高度な文明を持っており、ヤンセン親子は2年ほどこの世界で過ごし、元の世界に戻ることを決意します。

すると、元の世界に戻るために水のトンネルを抜けると、最初に入った北極の海ではなく、反対側の南極の海だったのです。

参考記事: No.103 地球空洞説(1) 〜 ヤンセン親子がたどり着いた地底の中の巨人王国


地球の内部は空洞だという地球空洞説を唱えている人は多いです。
北極と南極には巨大な穴が開いており、ここが地底世界の入り口になっているらしいです。

ヤンセン親子もこの地底世界に迷い込んでしまったのです。

さしずめ巨人たちは地底人というやつでしょう。

地底世界とは如何にも嘘くさい話ではありますが、暴露野郎でおなじみ、CIA元職員スノーデン氏が以下の発言をしたことで地球空洞説にかなり信ぴょう性が高まっています。

「弾道ミサイル追跡システムと深海ソナーの情報が、国家機密になっている。機密に触れられる国防高等研究計画局の請負業者のほとんどは『地球のマントルに我々よりはるかに知的な生命が存在する』と確信している。」

引用元: CIA元職員スノーデン暴露 米国政府が隠す「高度文明 地底人」正体 vol.2 - ライブドアニュース

スノーデンは地底人がいること、そして地球空洞説について言及しています。
この人が言うと一気に真実味が増しますね。


というわけで、異世界なのかはわからないですが、地底世界は実在するだろうという結論です。

行きたいな地底世界(´・ω・`)

 

まとめ

 

後半かなり話がぶっ飛びましたが、何はともあれブレイブストーリーは大人にこそ見てほしい素敵な作品です。

Amazonプライムビデオで見ることが可能なので、気になる方はAmazonのプライム会員になってチェックしてみてください。

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ではでは。

以上、映画「ブレイブ・ストーリー」あらすじ・感想。運命に翻弄された2人の少年...でした。

 

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

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【ネタバレ有】映画「ハミングバード」あらすじ・感想。いつもと違うステイサムだった

どうも、しんま13です。

主人公が落ちぶれて人生どん底状態で、そこから懸命に努力して這い上がり人生を好転させていく系の話が大好きなのですが、今回見た映画「ハミングバード」もその手の話です。

 

ハミングバード(吹替版)

ハミングバード(吹替版)

 

 

ジェイソン・ステイサム演じる主人公が、過去の失敗から落ちぶれホームレスになり、ひょんなことから裏社会の仕事をし大金を稼ぐようになるというストーリ。
でも、結論から言うとかなりバッドエンディングな映画です。

では早速感想を書いていきましょう。

なお、Amazonプライムビデオで視聴可能なのでよければチェックしてみてください。

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目次

 

映画「ハミングバード」の基本情報・予告編

 


【監督】スティーヴン・ナイト
【脚本】スティーヴン・ナイト
【ジャンル】 アクションスリラー
【公開日】2013年6月28日
【上映時間】100分

 

映画「ハミングバード」主要登場人物・キャスト情報

 

・ ジェイソン・ステイサム: ジョゼフ・スミス/ジョーイ・ジョーンズ役(本記事ではスミスと呼称します)
元特殊部隊の兵士だったが仲間を殺された報復に罪のない民間人を殺してしまったため軍法会議にかけらてしまい、それから身を隠すように路上生活者となった。

・ アガタ・ブゼク: シスター・クリスティナ役
修道院のシスター。過去のある事件から傷を負っている。

・ ヴィクトリア・ビューイック: イザベル役
スミスと共に路上生活をしていた少女。

・ ヴィッキー・マクルア: ドーン役
スミスの妻。アフガニスタンから帰国しても家に帰らなかったスミスに不満を募らせている。

 

映画「ハミングバード」のあらすじ

 

ジョゼフ・スミスはかつては特殊部隊の兵士だったが、仲間を殺された報復に罪のない民間人を殺してしまい軍法会議にかけられ、身を隠すように路上生活者となった。
イザベルという少女と共に路上生活をしていたのだが、ある日ギャングが押しかけてきて、ギャングに追われる中、ある高級住宅の窓が開いておりその中に逃げ込んだ。

家の主がしばらく帰宅しないことを知ると、スミスはこの家をしばらくの寝床にすることに決めた。
スミスはお金を稼ぐために最初は飲食店で働くが、素行の悪い客を追い払う際に見せた格闘能力がボスの目に止まり、裏社会の仕事に足を踏み入れていく。

そんな中、離れ離れとなったイザベルが死体となって発見された事を知る。
その瞬間、スミスは復讐することを決意するのだった。

 

映画「ハミングバード」のネタバレ感想

 

ジェイソン・ステイサムといえば、強靭な肉体を駆使して次々と敵を倒していく最強のハゲの異名を欲しいままにしているアクション俳優というイメージが強いです。

ジェイソン・ステイサム最新作の「メグ・ザ・モンスター」でも、ほぼその身体一つで巨大なサメを倒しています。

参考記事: 【ネタバレあり】映画「MEG ザ・モンスター」のあらすじ・感想。人類の無力さとメガロドンが生存している可能性について - 要件を言おうか

しかし、本作「ハミングバード」ではそういった強いステイサムはあまり見れず、アクションシーンも少なめ。
 
そういう意味でいつものステイサムを期待していると肩透かしを食うことになるでしょう。


あらすじでも書いたとおり、ステイサム演じるスミスは人生のどん底にいました。
過去の失敗から絵に描いたような転落人生を送り、家族にも会わずホームレスとして生活。

そんなスミスに転機が訪れるのは、ギャングから逃げるためにある家に忍び込んだら、その家の主がしばらく帰宅してこないことを知った時です。
スミスは家主が帰ってくるまでの間この家に住むことを決め、人生をやり直すために飲食店で働き、そして次第に裏社会の仕事にも手を染めるようになります。

スミスは裏の仕事で大金を稼ぐと豪遊するのかと思いきや、そのお金を修道院のシスターであるクリスティナに寄付したりするなど、良い人っぽいことをします。
悪事に手を染めていても根は良い人なのでしょう。

その後、ホームレス仲間のイザベルが殺されたことを知ると、スミスは復讐の鬼となり殺した人間の情報を集め始め、犯人の男が投資のパーティーに参加することを突き止めます。

スミスはパーティーに潜入し衆人環視の中、犯人の男をビルから突き通します。
会場は騒然となり、スミスはその場から逃走を図りますが、上空から監視していた無人偵察機ハミングバードに見つかります。

最後、スミスは路上で酒を飲みクリスティナと語り合いエンディングを迎えます。
スミスがその後どうなったのかはわかりませんが、少なくともろくな人生を送っていないことは確かでしょう・・・。


何とも言えない余韻が残る作品でした。

バッドエンドの作品があまり好きではないので、自分の理想のストーリー展開としては、人生どん底のスミスが懸命にもがき、ちゃんと更生し人生を好転させて欲しかったです。

なのに、スミスは次から次へと犯罪行為を繰り返し、やり切れない毎日を送るわけです。

疎遠となった奥さんと娘に対しても、お金を送るだけで積極的に接触しようとしなかったし、できればちゃんと奥さんの元に帰ってほしかったなあ・・・。

やはり、スミスにとってそれほど戦争の経験というのは重いものなのかもしれません。
だって普通の人間が戦場に送り込まれて、仲間が殺されたり、逆に自分が相手を殺したりするわけですから、気が狂ってしまっても無理はありません。

自分に置き換えて考えてみても、戦地に送り込まれたら、仮に生きて帰って来れたとしてもPTSD(心的外傷後ストレス障害)になる未来しか見えません。

 

クリスティナとスミスが結ばれた理由

 

映画「ハミングバード」にてスミスとクリスティナ


如何にも幸薄そうな顔をしているクリスティナ。
クリスティナは人のためにシスターとして働いていますが、そんな彼女が、悪事に手を染めた裏社会のスミスと結ばれるのは実に不思議な話です。

しかし、物語後半でクリスティナの知られざる過去が語られた事により、二人が結ばれた理由がちょっと理解できました。

クリスティナは子供の頃バレリーナを目指していたのですが、その時の体操の先生に17回も性的なイタズラをされていたのです。
そして、先生が18回目性的イタズラをしようとした時クリスティナは隠し持っていた刃物で先生の首をかっ切り殺害してしまいます。
この事件が原因でクリスティナはバレリーナになることはなく、修道院に入れられてしまったのです。

このように、スミスもクリスティナもお互い過去の事件で心に傷を負っているからこそ惹かれ合ったのかもしれません。

 

過去に傷を負った主人公が人生再スタート系の話でおすすめの映画

 

最初にも書きましたが、自分は主人公が過去に傷を負い人生どん底に追いやられ、そこから再起して人生再スタートを踏み出す系のお話が好きです。

自分の人生があまりにもクソすぎるので、ついそういうストーリー設定に惹かれてしまうんですよね。
ただ、「ハミングバード」はバッドエンドだったし、ちょっと自分が求めていたテイストとは違いました。

なので、この手の話で個人的にめちゃくちゃおすすめの映画を紹介しようと思います。

その映画は「セイフ ヘイヴン」。

 

セイフ ヘイヴン (吹替版)

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サスペンス要素が混じった恋愛モノなのですが、これはかなり隠れた名作でした。

主人公の女が過去に傷を負っており、全てを忘れるために、海が綺麗な港町にやってきて、新しく家を借りバイトも始めて人生を再スタートさせていくのです。

主人公の女は過去の辛い経験から最初はあまり人と関わらないようにしていましたが、徐々に住人と打ち解けて行き、雑貨店のアレックスと恋に落ちていくのです。

ストーリーは単純ですが、辛いこと続きでも必死に前を向いて生きようとする主人公に言い知れない感動を覚えます。

自分は基本恋愛モノは嫌いですが、この作品だけはとても感動しました。
ぜひチェックしてほしい一作です。

一応当ブログでも感想記事を書いていますので、よければ合わせてごらんください。

参考記事: 【ネタバレあり】映画「セイフ ヘイヴン」のあらすじ・感想。前を向いて生きることの大切さ

 

まとめ&「ハミングバード」を無料で見る方法

 

いつものステイサムとは打って変わって、アクションシーンも少ないし、終始暗い雰囲気がつきまといますが、映画としてはよくまとまっており結構楽しめました。

時間がある時にぜひチェックしてみてください。
冒頭でも書きましたが、Amazonプライムビデオで無料で見ることができるので、気になる方はどうぞごらんください。

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ではでは。
以上、【ネタバレ有】映画「ハミングバード」あらすじ・感想。いつもと違うステイサムだった...でした。
 

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【ネタバレ有】映画「トレイン・ミッション」あらすじ・感想。リーアム・ニーソンの渋さが光る

どうも、しんま13です。

以前当ブログで「フライト・ゲーム」の感想を書きました。

・ 映画「フライト・ゲーム」あらすじ・ネタバレ感想。孤独に戦うリーアム・ニーソンがカッコいい

落ちぶれた航空保安官が機内の中で「 1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」という脅迫メールを受信し、高度1万メートルの上空で見えない凶悪犯と戦う模様を描いたサスペンスアクションの傑作です。

相変わらずリーアム・ニーソンの渋さがたまらなくかっこよかったです。

そして、今回の「トレイン・ミッション」はいわばフライト・ゲームの電車版といえます。
何故なら主演もリーアム・ニーソンで監督もフライト・ゲームと同様のジャウム・コレット=セラですし、ストーリーもかなり酷似しているからです。
 

トレイン・ミッション DVD

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では「トレイン・ミッション」の感想を書いていきます。

目次

 

映画「トレイン・ミッション」の基本情報・予告編

 


【監督】ジャウム・コレット=セラ
【ジャンル】サスペンス・アクション
【公開日】2018年3月30日
【上映時間】105分

主演のリーアム・ニーソンと監督のジャウム・コレット=セラがタッグを組むのはこれで4度目。
当ブログではそのうちの2作「アンノウン」と「フライト・ゲーム」をレビューしています。

 

映画「トレイン・ミッション」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ リーアム・ニーソン: マイケル・マコーリー役
保険のセールスマンだったがクビになった。元警察官。

・  エリザベス・マクガヴァン: カレン:マコーリー役
マイケルの妻。

・ ディーン=チャールズ・チャップマン: ダニー・マコーリー役
マイケルの息子。

・  ヴェラ・ファーミガ: ジョアンナ役
マイケルにゲームを仕掛ける謎の女

・  パトリック・ウィルソン: アレックス・マーフィー役
マイケルの親友の警察官。

 

映画「トレイン・ミッション」のあらすじ

 

元警官のマイケル・マコーリーは10年間務めていた保険会社をクビにされてしまう。
家のローンも残っている中での突然の解雇だった。

失意の中いつもの通勤電車に乗り帰路につこうとしていたが、電車内で不思議な女が声をかけてくる。

女は言う。「ゲームをしよう」と。

「この電車が終着駅に着くまでに、乗客の中に紛れ込んでいる盗品を持ったある人物を発見できたなら、貴方に10万ドル(着手金2万5千ドルと成功報酬7万5千ドル)を渡す」と言い残し、女はその場を後にした。

マイケルは最初ふざけた冗談だと思っていたが、家族が人質に取られたり、周りの人間が巻き込まれたりするうちに、女の要求に従うしかなくなっていく。

そして、マイケルは大きな陰謀に巻き込まれていくのだった。

 

映画「トレイン・ミッション」のネタバレストーリー解説

 

フライト・ゲーム同様、落ちぶれた男が主人公となるお話。

リーアム・ニーソン演じる主人公のマイケルは、元警察官で現在は保険のセールスマン。
家族のために必死に働くものの、無情にも会社はそんなマイケルに解雇を通告。
仕事を失ったマイケルは失意の中いつもの通勤電車に乗ると、謎の女に謎のゲームへの参加を強要される。

家族を人質に取られたマイケルは渋々ゲームに参加。

こんな感じで物語は始まっていきます。


マイケルは100人以上の乗客の中から、プリンと呼ばれバッグを持ってる人を探せというミッションを課せられるわけですが、ヒントが少なすぎるし謎の女の目的が見えないので、「これ、どういう形でストーリーが収束するのかな〜」と不安になりながら見ていましたが、案外ストーリーは単純でした。


というのも、プリンと呼ばれている女は、ある刑事による殺人事件の目撃者であり、謎の女はその目撃者を消すためにマイケルにプリンを探させているのです。

予告編でも巨大な陰謀が渦巻いてる的な感じでしたが、要するに不祥事もみ消すために謎の組織が動いているというお話です。

「バッグを持っている」「プリンと呼ばれている」

この2つのヒントだけで100人の乗客の中からプリンを探すのはまず無理です。
というか、みんな結構な確率でバッグ持ってると思うし。

そこでマイケルは、長年この電車で通勤しておりほとんどの乗客と顔なじみという点を活かし、顔なじみではない乗客を調べるという方法で見事プリンを見つけ出すのです。

長年同じ電車に乗ってるマイケルだからこそ見つけ出すことができたと言えるでしょう。
このミッションにおいてマイケルは最高の人選だったのかもしれません。

しかし、プリンを見つけ出すものの、何者かが列車のブレーキを壊してしまい、電車は脱線。
すかさず警察が駆けつけますが、マイケルはジャックしている犯人だと思われ、警察とマイケルのにらみ合いが続き、親友かつ警察官のアレックスが説得するため車両に入ってきます。

そこで、殺人を犯した刑事が実はアレックスだと判明します。

アレックスはプリンを殺すミッションを抱えていましたがマイケルが撃退。
最後はマイケルは乗客の皆から英雄扱いをされ、しかもその功績が讃えられたのか
警察官に復帰するのです。

にしても、ヴェラ・ファーミガの笑顔がどことなく不気味でしたなあ・・・。

映画「トレイン・ミッション」に登場するヴェラ・ファーミガ

 

映画「トレイン・ミッション」の感想

 

ストーリーは単純なので気軽に見られる作品でした。
「フライト・ゲーム」同様、主人公のマイケルはジャック犯だと間違えられ、孤独な戦いを強いられます。
でもそこが良い・・・!苦悩しながら懸命に打開策を見出すリーアム・ニーソンが最高に渋くてかっこいいです。

最後はきちんと敵を倒し周りから英雄扱いされハッピーエンドで終わるところが実に痛快です。

正直、サスペンス要素はそこまでないし、そんな凝ったストーリーというわけではないのですが、60歳のおっちゃんが自分の家族と乗客を守るために努力するその姿は必見です。


リーアム・ニーソンと言えばアクション俳優として有名ですが、今回も数々のアクションシーンが出てきます。
その中でも特にお気に入りなのがギターを持った黒人と戦うシーン。

リーアム・ニーソンは高齢なのか、最初は黒人に押され気味でやられそうになるのですが、途中でギターを奪いそのギターで黒人をタコ殴りにするのです。
ギターを容赦なく振り回し黒人を追い詰めて行く様は実に痛快ですw

老いながらも、さすがは96時間シリーズで最強のオヤジと呼ばれただけあって、アクションのキレは全く落ちていません。

アクションシーン、リーアム・ニーソンの魅力、引き込まれるストーリー展開、どこをとっても最高の映画だったので、ぜひチェックしてみてください。

なお、「トレイン・ミッション」は以下のサイトでレンタルできます。

・ ゲオ宅配レンタル

 

「トレイン・ミッション」はアメリカの通勤電車風景を知ることができる

 

作品名にトレインがつくくらいですから、物語はほとんどの電車シーンです。
そこで、アメリカの通勤電車は日本の通勤電車とは全然違うことがわかります。

トレインミッションで気づいたアメリカの通勤電車風景を列挙していきます。

 

1.乗客が皆顔なじみ

乗客同士がほぼ顔なじみで、皆自由に会話を楽しんいるという点で日本とは全然違います。

日本では基本他の乗客に干渉しないし、そもそも顔なじみが乗車している可能性は限りなく低いです。

アメリカに旅行に行った友人が、「アメリカはバスの中でみんなフレンドリーに会話してた」というエピソードを話してくれましたが、日本では考えられないことですね。

そもそも日本は子供の頃に「知らない人と話してはいけません」と教えられているので、そんなアメリカ人みたいなフレンドリーさは身につけていません。

作中で、知らない者同士でポーカーを楽しんでいるシーンもあり驚きましたね。
日本にもこういうフレンドリーさがあれば、もう少し良い国になるのかもしれませんね。

 

2.立っている人が一人もいない

日本の満員電車は世界でも驚かれるほど人がギュウギュウ詰めです。

あまりにも乗る人が多いと電車の扉からはみ出てしまい、それを必死で駅員が押し込めるシーンはもはや日常風景と化しています。

自分は、夜新宿駅から家に帰る際満員電車に巻き込まれるのですが、かなり辛いです。
身体の自由を奪われ、痴漢冤罪になるリスクに怯え、マジで相当な地獄です。

満員電車に乗るたびにサラリーマンじゃなくてよかったと心の底から思います。

そんな中、トレインミッションに出てきた電車の車内は、そこまで乗客が多くなかったし、立ってる人が誰もいませんでした。
皆、ちゃんと座れているのです。

しかも、車内にはトイレも完備されていたので、電車に乗っている間は用を足すことも可能という快適さを兼ね備えています。

羨ましいなあ・・・。

 

3.列車の車掌が切符を確認するというアナログさ

日本では電車に乗るために切符を買いますが、その切符を使うのは改札口のみです。

しかし、トレインミッションの電車では、車掌さんが乗客に対して切符をちゃんと持っているかを確認するのです。

無賃乗車を防ぐためのシステムなのかもしれませんがちょっとアナログすぎません?

確か日本でも昔は車掌が切符を確認していたと思いますが、人工知能だAIだと叫んでるこの昨今に、そんなアナログシステムを採用しているというのは実に不思議な話です。

 

まとめ

 

最近リーアム・ニーソン主演の映画ばかり見ています。

リーアム・ニーソン主演の映画はハズレがないし、何よりアクションシーンが最高にかっこいいので見ごたえがあって楽しいんですよね。

やっぱりリーアム・ニーソン映画で一番面白いのは「96時間」。

・ 【ネタバレ有】映画「96時間」あらすじ・感想。最強のオヤジVS人身売買組織

たった一人で人身売買組織を壊滅させ、全世界に最強にオヤジっぷりを見せつけたこの作品は、自分の中でアクション映画の最高傑作です。

リーアム・ニーソンはもう66歳のおじいちゃんですが、これからもアクション俳優として大暴れしてほしいところです。

ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「トレイン・ミッション」あらすじ・感想。リーアム・ニーソンの渋さが光る...でした。
  

トレイン・ミッション(吹替版)
 

 

映画「フライト・ゲーム」あらすじ・ネタバレ感想。孤独に戦うリーアム・ニーソンがカッコいい

どうも、しんま13です。

映画「96時間」で主演を務めたリーアム・ニーソンがかっこよすぎて、リーアム・ニーソン主演で何かいい映画ないかなと思って見つけたのが「フライト・ゲーム」です。

 

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飛行機の中という密閉され空間で、顔の見えないハイジャック犯との静かな戦いを描いた傑作です。

早速感想を書いていきます。

なお、本作はAmazonプライムビデオで見れるので、気になる方はチェックしてみてください。

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目次

 

映画「フライト・ゲーム」の基本情報・予告編

 


※予告編はかなりネタバレを含みますのでご了承ください。

【監督】 ジャウム・コレット=セラ
【脚本】 ジョン・W・リチャードソン
【ジャンル】サスペンス・アクション
【公開日】 2014年9月6日(日本)
【上映時間】107分

 

映画「フライト・ゲーム」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ リーアム・ニーソン: ビル・マークス役
航空保安官。今回の任務では乗客を装ってビジネスクラスに搭乗していた。
心に傷を抱えておりそのせいでアルコール依存症になっていた。
機内のトイレでタバコを吸うなど素行はよくない。

・ ジュリアン・ムーア: ジェン・サマーズ役
ビジネスクラスの乗客。ビルの隣に座った。ビルのことを信頼し捜査に協力する。

・ アンソン・マウント: ジャック・ハモンド役
ビルと同様航空保安官。今回の任務でビルと一緒の飛行機に乗っている。

・ ミシェル・ドッカリー: ナンシー役
客室乗務員のチーフ。ビルとは顔見知りで、ビルのことを信頼し捜査に協力する。

 

映画「フライト・ゲーム」のあらすじ

 

航空保安官であるビル・マークスは過去のある出来事が原因で心に傷を負っており、酒浸りの毎日を送っていた。

ビルは任務のためNY発ロンドン行きの便に一般客に成りすまし搭乗した。
フライト中ビルの携帯にメッセージが届く。

「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」

脅迫メールだった。
イタズラかと思ったが20分後本当に人が死ぬ。

こうしてビルは高度1万メートルの上空で姿の見えない凶悪犯と戦うことになったのだ。

 

映画「フライト・ゲーム」のネタバレ感想・結末

 

※ネタバレ含みます。

落ちぶれた航空保安官がいつも通り飛行機に搭乗すると、突如届く脅迫メール。

「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」

高度1万メートル上空で起こる密室サスペンス。
姿が見えない凶悪犯と戦うことになったビルは奮闘するものの、乗客たちが「ビル・マークス」こそがハイジャック犯なんじゃないのか?という憶測が広がり、ビルは一人孤立。

犯人はビルの行動を常に把握しているという点から、146人の乗客の中に犯人がいることは確実なのですが、そうなってくると全員が怪しくなっていきます。

個人的に一番怪しいと思っていたのは、「窓際の席に座りたい」という理由で、無理やりビルの隣に座ってきたジェン。
ジェンは親しげにビルに話しかけるし、ビルの捜査にも積極的に協力するのですが、この手の話って大抵意外な人が犯人じゃないですか。

しかも、機長が何らかの毒物で殺害された時、トイレの小窓から吹き矢で毒矢を放って機長が殺害された可能性が浮上した時、その時間にジェンがトイレを使用していたのです。

以上の点から多分ジェンがクロだろう・・・と思ったのですが、結局犯人はジェンではなく教師の「トム・ボーウェン」と黒人プログラマーの「ザック・ホワイト」が犯人でした。

ザックは単純に金目当てでしたが、トムは確固たる理由があって今回のテロを決行したのです。

トムは9.11の同時多発テロで父親を失い、その時航空保安官がちゃんと仕事していればこんなことにならなかったと主張します。
だからこそ、世の中に航空保安官の無能っぷりをアピールするために計画を実行したのです。

そのターゲットとして選ばれたのがビル・マークスだったわけです。

途中、ビルがハイジャックの犯人のように仕立て上げられたのも、無能保安官が犯罪を起こすというストーリーを全世界に知らしめてやりたかったのでしょう。


機内には爆弾が仕掛けられており、トムは最初から乗客全員を殺すつもりで自分が助かろうという考えはなく、純粋に金目当てで計画に協力したザックとは仲たがいになります。
トムはザックを撃ち、ビルも撃ち殺そうとしますが、一瞬のスキを突いてビルはトムを撃ち殺します。

爆弾の被害を最大限少なくするために荷物でバリケードを作ったため、機体は大きく損壊したものに、死者は出ず無事着陸をしました。
乗客の命は守られたのです。

 

1人孤高奮闘するリーアム・ニーソンがカッコいい

 

ビルは子供を失った過去から精神的に追い詰められ、警察官を辞め現在の航空保安官の職に就いたのですが、日々酒にまみれ同僚の男ともソリが合いませんでした。

ハイジャック犯について上司に助けを求めても、日々の素行が悪いせいかまともに取り合ってもらえません。

挙句の果てに自分があたかもハイジャック犯かのように仕立て上げられ、ニュースでもビルが犯人であるかのような放送をされてしまいます。
乗客全員から不信を買っただけでなく、乗客かたリンチにされるシーンもありました。

それでもビルは自分のことを信じ、乗客の命を守るため、凶悪な犯人を捕まえるために全神経を集中させ、航空保安官としての職務を全うしたのです。

最後はビルの行動が称えられ、乗客からはヒーロー扱いされ、上司の男からも見直されます。

ビルの人生にとって最悪な1日だったかもしれませんが、世界中にビルの勇士が伝えられたことを考えれば、ビルの今後の人生は好転するかもしれません。

ビルの孤独な戦いが報われたラストでよかったな~と思いました。

 

映画「フライト・ゲーム」の疑問点①: 何故犯人はビルがタバコを吸っていたことを知っていたのか?

 

ビルは機内のトイレでタバコを吸うという違反行為をします。
その手つきは慣れたもので、センサーをガムテープで塞ぎゆったりとタバコをくゆらせます。

しかし、何故か犯人はビルのこの行動を把握しておりメールにてトイレでタバコを吸う行為を指摘しているのです。

トイレという密閉空間で行われている出来事を把握するのは第三者には不可能です。
一体何故犯人はタバコを吸う行為を把握していたのでしょうか?

考えられる可能性としては、ビルからタバコの煙の臭いがしたことを察知し、「あ、コイツトイレでタバコ吸いやがったな・・・!」と推察したのかもしれません。

さすがにトイレに隠しカメラを設置するのは現実的ではなさそうですしね。

 

映画「フライト・ゲーム」の疑問点②: 最初の犠牲者がハプニング任せという稚拙さ

 

犯人はビルに「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」というメールを送り、最初に死んだのはビルの同僚であるジャック・ハモンド。

しかし、ジャックを殺したのは何を隠そうビルです。

ビルは携帯をいじってるやつが怪しいと考え、ジェンとナンシーに監視カメラで怪しい奴を監視させ、そこでジャックが浮上し、ビルは「ジャックが犯人だったのか!」と思い込み、ビルとジャックはトイレでもみ合いに最終的にビルはジャックを殺してしまうわけですが、これはかなりハプニング要素が強い展開です。

あたかも真犯人であるトムが全ての糸を引いてるかのようでしたが、そもそもビルがジャックを怪しむかを予想することなどできないし、仮にうまくジャックが犯人であるように思わせられたとしても、二人がもみ合いににってビルがジャックを殺すように誘導することなどほぼ不可能です。

場合によっては二人がもみ合いにならず冷静に話し合うかもしれないし、もしくは逆にビルが殺される可能性もあったし、最悪の場合にはお互い銃を携帯しているので同士討ちという可能性もあったわけです。

つまり、最初の犠牲者はかなりハプニング任せというか、計画性の甘さが露呈する結果となっているのです。

 

まとめ

 

本作に対しては正直細かい疑問を上げればキリがないのですが、視聴中は一切気にならずストーリーに没頭してしまうような面白さと、リーアム・ニーソンの魅力が詰まっているので、全力でおすすめできる一作です。

また、「トレイン・ミッション」という作品があるのですが、この作品は本作の続編かと思えるくらいストーリーが酷似してるので、本作を楽しめた方にはおすすめです。
 

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参考記事: 【ネタバレ有】映画「トレイン・ミッション」あらすじ・感想。リーアム・ニーソンの渋さが光る

フライト・ゲーム同様、監督も一緒で主演もリーアム・ニーソン。
いわば、フライト・ゲームの電車版のような作品です。
めちゃくちゃ面白かったのでぜひチェックしてみてください。


冒頭でも書きましたが、Amazonプライムビデオで「フライト・ゲーム」は視聴可能なのでよかったらご覧ください。

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年会費3900円のサービスですが、一カ月のお試し期間中に作品を視聴すれば無料で見れます。

ではでは。

以上、映画「フライト・ゲーム」あらすじ・ネタバレ感想。孤独に戦うリーアム・ニーソンがカッコいい...でした。

 

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【ネタバレ有】映画「96時間/レクイエム」あらすじ・感想。最強のオヤジ、容疑者となる

どうも、しんま13です。

96時間シリーズ三部作「96時間/レクイエム」を見ました。


96時間シリーズは主演のリーアム・ニーソンのアクションが痛快な作品で、特に第一作の「96時間」は、執念の追跡とノンストップアクションが実に最高でした。

本作「96時間/レクイエム」でも、相変わらずリーアム・ニーソンのアクションは健在でした。
では早速感想を書いていきます。

目次

 

映画「96時間/レクイエム」の基本情報・予告編

 


【監督】オリヴィエ・メガトン
【脚本】リュック・ベッソン
【ジャンル】アクション
【公開日】2015年1月9日
【上映時間】109分

 

映画「96時間/レクイエム」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ リーアム・ニーソン: ブライアン・ミルズ役
元CIAの特殊工作員。凄まじい技術と超人的な格闘術を兼ね備えており、娘のキムを溺愛している。
前作の事件以降レノーアと親密になっていたが、自分の部屋でレノーアが殺されていることに気づく。たまたまその場を警察に発見されてしまい殺人事件の容疑者になってしまい、その場から逃走する。

・ ファムケ・ヤンセン: レノーア:セントジョン
ブライアンの元妻。スチュアートと再婚するが、二人の関係は思わしくなく、度々ブライアンに相談をしていた。
だがある日何者かに殺害されてしまう。

・ マギー・グレイス: キム役
ブライアンとレノーアの娘。妊娠が発覚したのだがそれをブライアンに言い出せずにいた。
そんな中、母であるレノーアが殺害されてしまい事件に巻き込まれていく。

・ ダグレイ・スコット: スチュアート:セントジョン役
レノーアの再婚相手。

・  ジョニー・ウェストン: ジミー役
キムの彼氏

・ フォレスト・ウィテカー: フランク・ドッツラー役
ロサンゼルス市警の警部で鋭い洞察力を持つ。
持ち前の捜査能力を活かして容疑者となったブライアンを追い詰めていく。

 

映画「96時間/レクエイム」のあらすじ

 

大学生となったキム。
キムは妊娠したことを知るがそれを父親であるブライアンには言い出せずにいた。
一方、ブライアンは相変わらず娘のキムを溺愛しており度々会っていた。
ブライアンはレノーアとも前作の事件以降親密になり、レノーアのスチュアートに対する愚痴をよく聞いてた。

そんなある日、ブライアンはレノーアに「朝食を一緒に食べよう」と誘われベーグルを買って部屋に向かうと寝室で殺されているレノーアを発見する。
考える間もなく警察が部屋に駆けつけるが、状況的に考えてこのまま捕まれば自分が容疑者となる思い警察官を倒し逃走。

ブライアンは警察の追跡を逃れながらレノーアを殺した犯人を捕まえるために執念の捜査を始めるのだった。

 

映画「96時間/レクエイム」ネタバレ感想

 

前作「96時間/リベンジ」ではスチュアートは登場せず、ただレノーアと不仲になったということだけが伝えられていました。

しかし本作「96時間/レクエイム」ではスチュアートはちゃんと登場します。
スチュアートは相変わらずレノーアと不仲だったのですが、実はこれが本作の重要な伏線だったりします。


冒頭、ブライアンが部屋でレノーアが殺害されているところを発見し考える間もなく警察が駆けつけ、ブライアンはレノーア殺害の容疑者となってしまいます。

ブライアンはレノーアを殺した本当の犯人を探すべくその場から逃走。
ブライアンは元CIA工作員なので、警察の追跡をかわすのもお手の物。
警察の追跡を巧みに逃れながら真犯人を追っていきます。

ブライアンは世の中のシステムを知り尽くしているので、警察は全く歯が立たず、全てにおいてブライアンに一歩先を行かれてしまいます。

さすが史上最強のオヤジ。。。

ブライアン執念の追跡により徐々に事件の全貌が見えてきます。
レノーア殺害の主犯格として浮上したのが、オレグ・マランコフ。

マランコフはロシア系犯罪組織のボスで、スチュアートが借りたお金を返せなかったため見せしめとしてレノーアを殺したという事実が、スチュアートの口から語られます。


ブライアンは主犯格のマランコフに復讐するために仲間の助けを借り、マランコフの住むビルに単身で潜入します。

銃器を携帯した警備員が大量にいるというのに、ハンドガン1丁を片手に単身で襲撃しに行くのは無謀以外の何者でもありませんが、史上最強のオヤジの異名を持つブライアンからすれば民間の警備員など大した相手ではないのかもしれません。

結局たった一人でビルに潜入しビル内にいる人間全員を皆殺しにし、主犯格のマランコフも倒します。
ここでマランコフの口から驚くべき新事実が語られます。

一連の事件の黒幕はスチュアートであると・・・。

スチュアートは借金を返すためにレノーアに1200万ドルの保険金をかけ、しかもブライアンをマランコフにけしかけて、1200万ドルの保険金をせしめるつもりだったのです。

いくら不仲とはいえ、お金のために自分のワイフに手をかけるとはクズすぎる・・・。

自分の悪事がバレたスチュアートはブライアンの仲間であるサムを撃ち、キムを連れて逃走。
飛行機に乗って逃げようとしますが、怒りに燃えたブライアンがポルシェで爆走。
飛行機の機体にポルシェをぶつけて逃走を防ぎます。

飛行機から降りてきたスチュアートは、あろうことかキムに銃を突きつけ人質代わりにします。

映画「96時間/レクイエム」キムに銃を突きつけるスチュアート


血がつながっていないとはいえ自分の娘なのに・・・。

しかしブライアンに一瞬のスキを突かれスチュアートは撃たれてしまいます。

映画「96時間/レクイエム」スチュアートに発砲するブライアン


こうしてキムは無事助かりスチュアートは警察に逮捕されます。

全ての事件が解決し、キムとジミーは「子供を産む。産んだ子にはママの名前をつける」とブライアンに話しエンディングを迎えました。


レノーアが死に、再婚相手だったスチュアートが逮捕され、家族はめちゃくちゃになってしまいましたが、キムのお腹には新たな家族が宿ったことがせめてもの救いかもしれません。


本作は第一作の「96時間」ほどの面白さはないですが、安定した仕上がりとなっており、相変わらずリーアム・ニーソンのアクションが映えるので、96時間ファン、そしてリーアム・ニーソンファンであるならば楽しめる作品です。

96時間シリーズはこれで完結となり、続編が作られることはもうないでしょう。
なんせリーアム・ニーソンもう66歳だし。

 

疑問点: なんでブライアンは逮捕されないの??

 

一応、本作最大の疑問点について触れておきましょう。

ブライアンはレノーアを殺した犯人たちを捕まえるために相変わらず法律をガン無視しまくっています。
列挙すると、

・ スピード違反
・ 器物破損
・ 公務執行妨害
・ 殺人

違法行為のオンパレード。

まあこんなのは今に始まったことではありませんが、そうは言ってもブライアンは真犯人を捕まえるためとはいえ、マレンコフのアジトに潜入し、マレンコフはもちろんのこと警備スタッフを皆殺しにしています。
もはやこれはちょっとしたテロ。

なのに、ドッツラー警部はブライアンの違法行為を咎めることはなくそのまま家に帰してしまうのです。

何、アメリカ合衆国って仇討ちOKな国なの?

これまでは警察と対峙するシーンがなかったためブライアンの違法行為はうやむやにされてきましたが、今回ははっきりと警察と対面し、しかも警察はブライアンの違法行為を全て把握してるのにもかかわらず一切お咎めなしというのは、見てる側としては不思議に感じてしまいます。

保険金殺人を企てたスチュアートは、別に自分でレノーアを殺したわけではないのにちゃんと逮捕されていますが、大量殺戮を繰り広げたブライアンは法の裁きから逃れるのはなんだか不可解ですなあ・・・。

 

まとめ

 

これにて96時間シリーズは完結。

一応Amazonプライムビデオで「96時間」のドラマが配信されていますが、これは主演がリーアム・ニーソンではないので、自分は見ません。

気になる方はAmazonプライム会員に登録しチェックしてみてください。

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また当ブログでは「96時間」「96時間/リベンジ」のレビューも書いていますので、興味があれば合わせてごらんください。

・ 【ネタバレ有】映画「96時間」あらすじ・感想。最強のオヤジVS人身売買組織
・ 【ネタバレ有】映画「96時間/リベンジ」あらすじ・感想。最強のオヤジ再び! 

ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「96時間/レクイエム」あらすじ・感想。最強のオヤジ、容疑者となる...でした。

 

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【ネタバレ有】映画「96時間/リベンジ」あらすじ・感想。最強のオヤジ再び!

どうも、しんま13です。

前回「96時間」の感想を書きましたね。

参考記事: 【ネタバレ有】映画「96時間」あらすじ・感想。最強のオヤジVS人身売買組織 - 要件を言おうか

 


史上最強のオヤジによるノンストップアクション映画。

めちゃくちゃ面白かったし、何よりリーアム・ニーソンがかっこよすぎたので、次回作である「96時間/リベンジ」も見たくなり、Amazonレンタルで借りて見ました。

 

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というわけで今回は「96時間/リベンジ」の感想を書いていきます。

目次

 

映画「96時間/リベンジ」の基本情報・予告編

 


【監督】オリヴィエ・メガトン
【脚本】リュック・ベッソン
【ジャンル】アクション
【公開日】2013年1月11日
【上映時間】91分

 

映画「96時間/リベンジ」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ リーアム・ニーソン: ブライアン・ミルズ役
元CIAの工作員。娘をとても愛しており、前作「96時間」ではさらわれた娘を救うために最強のオヤジっぷりを発揮した。

・ マギー・グレイス: キム役
ブライアンの娘。前作で人身売買組織にさらわれて以来、心に傷を抱えていたが、彼氏を作るなど徐々に元の生活に戻っていった。

・ ファムケ・ヤンセン: レノーア役
ブライアンの元妻。今の夫と仲がよくなく別居中。

・  オリヴィエ・ラブルダン: ジャン=クロード役
ブライアンの元同僚。

・ ルーク・グライムス: ジェイミー役
キムの彼氏。

 

映画「96時間/リベンジ」のあらすじ

 

前作でキムは人身売買組織に拉致されてしまい心に深い傷を負っていたが、徐々に回復し元の生活に戻っていく。

ブライアンは相変わらず娘のことが大好きで、娘を心配するあまり娘の携帯にGPSを入れて常に行動を監視するほどだった。

一方、レノーアは夫との仲に亀裂が生じてしまい別居中。
ブライアンはそんな状況を見かねて、気分転換もかねて仕事先のイスタンブールにキムとレノーアを誘うのだった。
仕事が終わったブライアンは、イスタンブールでキムとレノーアと楽しい時間を過ごす。翌日、ブライアンとレノーアが運転中に誰かに尾行されていることに気づく。

ブライアンはレノーアに逃げるように指示をするが、レノーアは囚われてしまう。
レノーアを人質に取られてしまい、ブライアンは抵抗することができずブライアンも拘束される。

そして、リーダー格の男が言う。これは復讐だと。
実はこのリーダー格の男、前作でブライアンが殺したマルコのせがれだったのだ。

 

映画「96時間」のネタバレ感想

 

最強のオヤジ再び!

前作である「96時間」では娘が人身売買組織に拉致されてしまい、父親であるブライアンが元CIAという知識を最大限活かし、執念の追跡により次々と敵を殺し、最後には娘を救出しました。

ブライアンは愛する娘を救うというその一点のみに全精力を注ぎ、倫理も法律もお構いなしに大暴れ。
人身売買組織もとんでもない奴を敵に回したものです。
なんせたった一人の人間の力によって組織が壊滅してしまうのですから。

そんな、「史上最強のオヤジ」の異名をほしいままにしたブラインが、本作でも再び大暴れします。

映画「96時間/リベンジ」リーアム・ニーソン



舞台はイスタンブール。
あらすじでも書いた通り、ブライアンはイスタンブールにキムとレノーアを招待します。
ここで家族水入らずの時間を過ごすはずが、前作でブライアンが殺したマルコの父親が一家を襲撃。

面白いのが、前回は娘が誘拐されたのですが今回は母と父が誘拐される展開になるところです。
しかも、レノーアとブライアンは拘束されてしまうのですが、ブライアンが電話でキムに助けを求め、キムが二人のために奮闘するという、前作とは立場が逆になっているという点も興味深いです。


倫理も法律も無視し、ただひたすら目的達成のために手段を選ばないブライアンですが、それは本作でも健在で、街中で車を爆走し市民に迷惑をかけたり、大使館に突っ込んだりとやりたい放題。
しかも娘のキムも人の服を勝手にパクるわ、タクシーを無賃乗車するわと、親子そろって迷惑をかけまくります。
まさに大暴れ。まあ人命がかかってるのですから致し方ないのかもしれませんが。


ストーリー全体でちょっと不完全燃焼だなと感じたのは、前作みたいに「愛する娘を救う!」という強烈な動機づけがないため、今一つストーリーにのめり込めず、サスペンス要素も皆無だったので、そこらへんは残念だなと感じました。

やっぱ前作は強烈な動機づけがあったので、視聴者を圧倒するパワーがあったんだと思います。

とはいえ、それでも前作を楽しめたなら本作も楽しめるであろう安定した仕上がりになっています。
ぜひ最強のオヤジ「リーアム・ニーソン」のノンストップアクションを堪能してください。


にしても前作からの疑問でもあるのですが、ブライアンの思考回路には警察に頼るという発想はないのでしょうかね?
ブライアンは拘束されてる時電話で娘に助けを求めるわけですが、娘ではなく警察に助けを求めた方が一番確実です。

まあ、これで警察が出動して警察が大活躍したらストーリが根幹から揺らぐので、その選択肢は最初からないのかもしれませんが・・・。

 

敵がアホすぎる・・・

 

今回の敵役たちはアホすぎるという印象がぬぐえません。

リーダー格の男は復讐するためにレノーアとブライアンを生け捕りにするわけですが、なぜか生け捕りにしたら、その場を後にしてどこかに行ってしまうのです。

いや、復讐したいならその場で拷問するなり殺すなりしようよ・・・

多分、じわじわ苦しめるための方法でも考えてたのかもしれませんが、結局この痛恨のミスプレイがブライアンに逃走するスキを与えることになってしまいます。

しかも手かせが脆いのか、ブライアンに簡単に手かせを外されてしまいます。

また、終盤で敵役の男とブライアンが1対1の肉弾戦を繰り広げるのですが、ブライアンの方が一枚上手でブライアン優勢な展開が続きます。

映画「96時間/リベンジ」対峙する二人

対峙する二人


敵役の男は負けそうになったからか、ナイフを取り出してブライアンに襲い掛かるのですが、ナイフあるなら最初から使えよ・・・!

なんでピンチになってからナイフを使うのでしょう。
最初からナイフで戦っていればもう少し互角の戦いができたかもしれないのに・・・。

こんな感じで敵がアホすぎるので、今一つ緊迫感に欠けるところが本作の欠点かもしれませんね。

 

男は家庭を持つと弱くなる論

 

ここで一つコラム的なものを。

自分が一番大好きな漫画が「ゴルゴ13」なのですが、ゴルゴはこれまで何人もの女を抱いてきました。
中にはゴルゴのお眼鏡にかなう素敵な女性も数人いました。

それでもゴルゴは気に入った女性と結婚して家庭を持つことはせず、ひたすら孤高に生きています。

ゴルゴが家庭を作らない理由は言わずもがな。
家庭を作ってしまうと弱点が増えるからです。

ゴルゴは仕事がら世界中の人間から狙われており、常に命の危険を抱えています。

ある者は愛する人を殺された復讐を。
ある者はゴルゴを倒して名を上げようと。
ある者はゲーム感覚で殺そうと。

誰かしらに狙われているため、24時間365日ゴルゴの気が休まることはありません。
著者のさいとうたかを氏も「こんな人間が現実にいたらストレスで一週間も生きていけないだろう」と語っています。

そんな世界中から狙われているゴルゴが家庭を持ったらどうなるでしょう?
そう、一気に弱点が増えます。

自分の身を守ることはなんとかできても、奥さんと子供を守るとなればいくらゴルゴでも無理。
相手が一人や二人の話ではなく全世界ですから、いかに超人的なゴルゴでも厳しすぎます。

どのエピソードか忘れましたが、協力者が敵に捕まってゴルゴの情報を吐いてしまった時、仲間の女が「なんて奴!見損なったわ!」とブチ切れる中、ゴルゴが「奴には妻がいた。攻めるのは簡単だ」と、フォローするようなことを言ったのです。

この言葉の裏にゴルゴが家庭を作らない理由が集約されているような気がします。

つまり、こういった厳しい世界では男は家庭を持つと弱点が増えて弱くなるんじゃないかということ。

ブライアンも己1人なら今回の敵も倒せたと思いますが、レノーアを人質に取られてしまったが故に拘束され苦戦を強いられることになりました。

家族がいるからこそ頑張れるというモチベーションが湧いてくる反面、時には家族が足かせになってしまうのかもしれません。

 

まとめ

 

前作「96時間」が好きな人、リーアム・ニーソンが好きな人、アクション映画が好きな人は本作を楽しめると思うのでぜひチェックしてみてください。

また、当ブログではリーアム・ニーソン主演の「アンノウン」という作品もレビューしてるので、よければそちらも合わせてごらんください。

参考記事: 【ネタバレ有】映画「アンノウン」あらすじ・感想。悪人が善人に・・・ 

ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「96時間/リベンジ」あらすじ・感想。最強のオヤジ再び!...でした。

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【ネタバレ有】映画「96時間」あらすじ・感想。最強のオヤジVS人身売買組織

どうも、しんま13です。

個人的に面白かった映画ベスト10に入るであろう「96時間」を見直しました。

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「96時間」は、言わずと知れた名優リーアム・ニーソンが大活躍する、ノンストップアクション映画です。

評価が高い映画なだけあって、2周目でもめちゃくちゃ面白かったです。
では早速感想を書いていきます。

目次

 

映画「96時間」の基本情報・予告編

 


【監督】ピエール・モレル
【脚本】リュック・ベッソン
【ジャンル】アクション
【製作国】フランス
【公開日】2009年8月22日
【上映時間】93分

 

映画「96時間」の主要登場人物・キャスト情報

 

・ リーアム・ニーソン: ブライアン・ミルズ役
元CIAの特殊工作員。仕事一筋だったため妻に愛想をつかされて離婚。
引退した現在は仲間の警備の仕事を手伝いながら暮らしている。
とにかく娘のキムが大好き。

・ マギー・グレイス: キム役
ブライアンの娘。17歳の高校生で歌手になることを夢見ている。
再婚相手のスチュアートと母親のレノーアと暮らしているが、今でもブライアンを慕っている。後に旅行中何者かに誘拐されてしまう。

・  ファムケ・ヤンセン: レノーア役
元ブライアンの妻。ブライアンが家庭を顧みない仕事人間だったために離婚し、現在は再婚相手のスチュアートと暮らしている。

・ ザンダー・バークレー: スチュアート役
レノーアの再婚相手。幾つもの会社を経営している大富豪。

・  ケイティ・キャシディ: アマンダ役
キムの友人。キムと一緒に旅行するが、何者かに誘拐されてしまう。

 

映画「96時間」のあらすじ

 

映画「96時間」リーアム・ニーソン


元CIAの特殊工作員だったブライアンは、現役を引退し今は友人の警備の仕事を手伝いながら生活していた。
ブライアンは家庭を顧みない仕事人間だったため、妻のレノーアには愛想を尽かされて離婚となったが、娘のキムのことが大好きで度々会っていた。

ある日、キムがパリに旅行へ行くと言い始め、ブライアンに許可証にサインを求めるように迫った。
ブライアンは細かい性格に加えて過度な心配性のため、「17歳の女の子がパリ旅行なんて危険すぎる!」と拒否。
しかしブライアンはその夜、定期連絡を入れることを条件にパリ行きを許可した。
喜ぶキム。

キムは友人のアマンダとパリに飛ぶ。
パリに着くと知らない男に話しかけられ、親切な男だったため夜に会う約束をするが、実はこの男は人身売買組織の一員だった。

キムとアマンダの住所を手に入れた男は、複数人で家に押し入った。
キムはブライアンに電話をするが、時すでに遅し、キムとアマンダは誘拐されてしまう。

この瞬間、娘を取り返すべく父ブライアンの執念の追跡が始まるのだった。

 

映画「96時間」のネタバレ感想

 

映画界の最強オヤジが二人いるとするならば、一人は「コマンドー」にて、娘を救うべく、己の筋肉一つで問答無用に敵をなぎ倒していく「アーノルド・シュワルツネッガー」
そしてもう一人が本作「96時間」のリーアム・ニーソンでしょう。

リーアム・ニーソン演じる主人公のブライアンは元CIAの特殊工作員という経歴があるにせよ、その強さは常人の比じゃありません。
地球上に彼を止められる人はいないんじゃないかというくらい強いです。

ブライアンは大好きな娘を救うべく、倫理も法律も無視し、ただひたすら愚直に娘をさらった人身売買組織を突き止めるために全力を尽くします。

娘のためならいくらでも鬼になるという覚悟が、彼を無敵の親父にしているのでしょう。

映画「96時間」リーアム・ニーソン



本作は、娘のキムと友人のアマンダが旅行中に、人身売買組織にさらわれるところからストーリーが動き始めます。

その瞬間から父ブライアンの執念の捜索が始まるのです。
ブライアンはまず娘が泊まっていた家に行き組織の痕跡を探ります。

執念の追跡から、人身売買組織の一員であるピーターの居場所を特定。
すぐさまピーターを捕まえて話を聞こうとしますが、ピーターは逃亡した末にトラックに轢かれて死亡。手がかりの糸が途切れてしまいました。

しかし、それでも諦めず、通話中に聞こえた男たちの言葉からアルバニア系の犯行だと突き止め、かつての諜報員仲間だったジャンクロードの手助けもあり、誘拐した娘たちを閉じ込める隠れ家に潜入。

ブライアンは彼らが娘を誘拐した張本人であることを確認すると、容赦なく皆殺しに。
生き残ったマルコを拷問し、マルコはキムのような処女はマーケットで高く売れると言い、パトリス・サンクレアが購入者であることを明かします。

情報を得たブライアンはマルコを電気ショックで殺害。

サンクレア邸のオークションに潜入すると、オークションにかけらているキムを発見します。
ブライアンはアラブ系の男に銃を突きつけ、キムを落札させますが、部屋を出たところで他の仲間に頭を殴られ拘束されてしまいます。

もはやここまでか・・・と思いきや、ブライアンは一瞬のスキを突いて拘束を解き、男たちを全員殺害。
そして、オークションの首謀者と思わしき男から船にキムがいるという情報を聞き出した後に男を殺害。

ブライアンは全速力で船を追いかけ、橋から船に飛び降りて船の中に潜入。

ナイフや銃器を身にまとうボディーガードたちがブライアンに襲い掛かりますが、ブライアンはものともせず全員殺害。
最後、購入者の大富豪の男がキムにナイフを突きつけ「交渉しよう」と訴えかけますが、ブライアンは問答無用で男を銃で撃ち殺します。

こうして、ブライアンは無事娘のキムを救出することができたのです。


本作「96時間」は、ブライアンの追跡が始まったその時から余計なシーンは一切なく、ほぼノンストップで追跡とアクションシーンだけが続き、怒りに燃えたブライアンの無双っぷりが次々と展開されていきます。
その疾走感は半端ではなく、あまりのスピード感につい時間を忘れてしまいます。

あらためて思いましたがやはりこの映画は凄い・・・!
評価が高いだけあります。

作中、ブライアンのアクションシーンが何度も映し出されますが、尋常じゃないくらい強いです。

一人や二人が相手ならほぼ瞬殺。まるでハエを殺すかのような感じで撃退していくのです。

情報を得るために単身で売春宿に潜入した際には、素手で数十人の男たちを全滅させます。
娘を思う父親の怒り半端じゃない・・・。

サンクレア邸で敵に腕を拘束され、絶体絶命の状況に陥った時でさえ、強引な力技で拘束を解除し、銃を持つ相手を全員なぎ倒していくのです。
もはや誰も彼を止められません。


こうして無事キムの救出に成功したブライアンでしたが、それにしてもなぜ彼は警察に頼らなかったのでしょうか?

娘が何者かにさらわれたのであれば、それは立派な犯罪事件なので警察に頼るのが一番得策のはず。
もしかしたら「世の中を知りすぎた」というブライアンの言葉がその理由なのかもしれませんね。

つまり、どうせ警察は頼りにならないし、CIA時代に培った経験こそがキムを助け出す最善の策だと考えたのでしょう。

 

アマンダが不憫だった・・・

 

最強のオヤジのおかげでキムは無事救出されるわけですが、キムと一緒に旅行した友人のアマンダは残念ながら最初の段階で殺されていました。
殺されていたというか、薬物の過剰摂取で死んだのかな?

なんにせよ、アマンダは死んでしまったのです。

なのに、ラストでは特にアマンダの死について触れるシーンはなく、まるで何事もなかったかのようにハッピーエンド的な感じで終わります。

少しくらいアマンダの死について触れるシーンがあってもよかったと思うのですが、ストーリーのテンポが悪くなることを懸念してか一切なし。

ちょっとアマンダが不憫だな~と思いました。

 

オークションに参加しているゲス野郎たちに腹が立つ

 

サンクレア邸にて「若い女」を商品としてオークションが開催されてるシーンがありました。
オークション参加者は、窓越しに女たちを眺め、好みのタイプであれば入札していくシステムのようです。

そしてキムもこのオークションに出品されるのですが、処女という理由からか司会者から「とっておきの一品です」と紹介されます。

正直、マジ胸糞悪いったらないです。

女を商品として扱い、しかも処女には高値が付くというキモさ。

なんだよ、富豪たちはみんなこんな遊びしてるのかよ・・・?

恐らく購入した女は性の対象として奴隷にするのでしょうが、趣味が悪すぎます。

こういうクソみたいな人身売買オークションって実際に開催されているんですかね?
だとしたらさらに胸糞ですよ。

 

96時間の続編

 

「96時間」は大ヒットを受けて、続編が制作されました。
それらを時系列順に紹介していきます。

・ 96時間リベンジ

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【監督】 オリヴィエ・メガトン
【主演】リーアム・ニーソン
【公開日】2013年1月11日
【上映時間】 91分

【ストーリー】
警護の仕事を終え、イスタンブールで休暇を迎えた元CIA秘密工作員のブライアン。彼は、ホテルで元妻のレノーアと娘キムとともに家族水入らずで過ごし絆を取り戻そうとしていた。
ところが、かつて彼に息子を殺されたアルバニア系犯罪組織のボスが密かに復讐計画を実行。
レノーアを誘拐されたブライアンは、敢えて自らも組織に捕えられることを選択する。
一方、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街を彷徨い続ける。果たして、捕らわれの身のブライアンに起死回生の脱出策はあるのか。
そして、捕らわれて重傷を負ったレノーアと、敵に追われるキムを同時救出することは出来るのだろうか……。
家族への愛のため、再び“無敵の父親"へと変貌を遂げていく。

Amazonより引用


当ブログのレビュー: 【ネタバレ有】映画「96時間/リベンジ」あらすじ・感想。最強のオヤジ再び!


・ 96時間レクエイム

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【監督】 オリヴィエ・メガトン
【主演】リーアム・ニーソン
【公開日】2015年1月9日
【上映時間】109分

【ストーリー】
トルコで犯罪組織を壊滅させ、幸せな未来を踏み出そうとしていた元CIA工作員ブライアン。
ある日、自宅へ帰ると元妻レノーアが変わり果てた死体となっていた。
突然の悲劇に動揺した彼は、偶然現れた警官からとっさに逃走してしまい、殺人容疑者として指名手配されることになる。
研ぎすまされた頭脳と肉体、そして変幻自在の“特殊なスキル"を駆使し、卑劣な犯人への復讐のため最後の暴走を始めるのだが、愛娘キムにも再び危機が迫る。
絶体絶命の状況のもと、果たして娘を守り、真犯人に正義の裁きを下すことができるのか……。
Amazonより引用


当ブログのレビュー: 【ネタバレ有】映画「96時間/レクイエム」のあらすじ・感想。最強のオヤジ、容疑者となる - 要件を言おうか



・ 96時間 ザ・シリーズ(映画ではなくドラマ)

陰謀
 

 
【主演】クライブ・スタンデン
【放送日】2017年2月27日。シーズン2は2018年1月12日。

【ストーリー】
『ヴァイキング ~海の覇者たち~』のクライヴ・スタンデンが、映画『96時間』シリーズの印象的な登場人物の若かりし日を熱演。特殊部隊グリーンベレー出身のミルズは、親しい人物を失ったことから復讐に取り憑かれてしまうのだった。Amazonより引用

 

まとめ

 

「96時間」を見てヒットする映画の条件が分かった気がします。

やはり面白い映画というのは、ストーリーが単純で、無駄なシーンが一切なく、何よりテンポがいいです。

「96時間」はとにかく疾走感が半端ないので万人受けする作品と言えるでしょう。
アクション映画の中では屈指の面白さです。

ぜひ皆さんもチェックしてみてください。
ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「96時間」あらすじ・感想。最強のオヤジVS人身売買組織...でした。

 

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【ネタバレ有】映画「アンノウン」あらすじ・感想。悪人が善人に・・・

どうも、しんま13です。

リーアム・ニーソン演じる映画「アンノウン」を見ました。

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「96時間」で最強のオヤジを演じたリーアム・ニーソンがかっこよすぎて、関連作品を探していた時に見つけたのがこの「アンノウン」です。

関連記事: 【ネタバレ有】映画「96時間」あらすじ・感想。最強のオヤジVS人身売買組織 - 要件を言おうか

 

 本作でもリーアム・ニーソンの最強っぷりは健在で、113分たっぷりと楽しませてもらいました。
では早速感想を書いていきたいと思います。

なお、本作「アンノウン」はAmazonプライムビデオで視聴可能なので、見たい方はAmazonのプライム会員に登録してみてください。

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目次

 

映画「アンノウン」基本情報・予告編

 


【監督】 ジャウム・コレット=セラ
【脚本】 『スティーヴン・コーンウェル』『オリヴァー・ブッチャー』
【ジャンル】サスペンス・アクション
【公開日】2011年5月7日(日本)
【上映時間】113分

当ブログでも紹介した映画「エスター」の監督を務めたジャウム氏の次作がこの「アンノウン」です。

参考記事: 【ネタバレあり】映画「エスター」のあらすじと感想。時が止まった女の苦悩 

 
エスターはいわゆるサスペンスホラーで、じわじわと忍び寄る恐怖に加えて、クライマックスではとんでもないどんでん返しが待ち受けている作品です。

このエスター要素は、本作「アンノウン」でも十分盛り込まれており、ラストで一気に伏線が回収されていく爽快感を味わえます。

 

映画「アンノウン」主要登場人物・キャスト情報

 

● リーアム・ニーソン: マーティン・ハリス博士役
植物学者の男。学会に出席するために妻と共にベルリンにやってきたが、タクシーの事故に巻き込まれて記憶を一部失う。目覚めると、妻は自分の事を知らないと言い、見知らぬ男が自分の妻と一緒にいた。

●  ダイアン・クルーガー: ジーナ役
マーティンが乗っていたタクシー運転手の女。事故に遭う。

●  ジャニュアリー・ジョーンズ: エリザベス・ハリス役
マーティンの妻。

● エイダン・クイン: もう一人のマーティンハリス役
マーティンハリスに成りすましている男。その目的は不明。

●  ブルーノ・ガンツ: エルンスト・ユルゲン役
旧東ドイツの秘密警察シュタージのメンバーだった男。
記憶を失ったマーティンに手を貸す。

 

映画「アンノウン」のあらすじ

 

アメリカの植物学者マーティン・ハリスは、バイオテクノロジーの学会に出席するために、妻と共にベルリンに訪れていた。
ホテルに着くと、荷物を一つ空港に忘れてきたことを思い出す。
マーティンは妻を残し、一人タクシーに乗り空港に戻ろうとするが、前のトラックの荷台から荷物が転がり落ちてきたため、タクシーは事故に巻き込まれ車ごと海に突っ込んでしまう。

タクシー運転手ジーナのおかげでなんとかマーティンは一命をとりとめるが、4日間の昏睡の末に目覚めると、妻は自分のことを知らないと言うのだった。
しかも、妻は、謎の男と一緒にいて、その男はマーティンハリスと名乗っていた。

一体どういうことなのか。
自分が誰なのか、なぜ妻は自分のことを知らないと言うのか、そして自分の名前を語る謎の男は誰なのか、マーティンはそれらの謎を探るべく調査を始めるのだった。

 

映画「アンノウン」のネタバレストーリー解説

 

本作はとにかくストーリー展開がすごい・・・!

「次はどうなるんだ・・・!?」「これはどういうことだ」の連続で、グイグイとアンノウンの世界観に引き込まれていきます。

物語は、主人公であるマーティンが事故に巻き込まれ、4日間の昏睡の末に目覚めるところから始まります。

目覚めてみると妻は自分のことを知らないと言い始め、謎の男が自分の名前を名乗って妻と一緒に行動しており、意味不明すぎてマーティンはパニックに陥ります。

しかも、マーティンは自分がマーティン・ハリスであることを証明するものを何も所持していない上に、謎の男はちゃんと身分証明証を持っています。

一体これはどういうことか。

マーティンは自分が何者か、そしてこれはなんの陰謀なのかを調べるために調査を開始します。

この時点で僕は、マーティンが考える通り、何かの陰謀が渦巻いてるんだろうなと思っていましたが事実は違いました。

というか、ジャウム監督がそんな簡単な話にするわけがなかったです。

物語のヒントはマーティンの記憶があくまで一部しか回復していないところにあります。

マーティンは記憶の一部が抜け落ちているために、自分は植物学者のマーティン・ハリスで、エリザベスは自分の妻だと思い込んでいましたが、事実はちょっと違っていて、あるミッションを遂行するためにマーティンとエリザベスは夫婦役を演じていたのです。

実はマーティンの正体は植物学者ではなく、ある機関の殺し屋。

名前もマーティン・ハリスではありません。(便宜上マーティンの呼び名のまま記載します)

妻と一緒にいた男の正体も、マーティンが事故に巻き込まれてしまったために、急遽夫役を任された代役です。

この組織の目的はブレスラー教授の暗殺でした。

ブレスラー教授は「どんな気象でも生長する新種のトウモロコシ」を学会で公開する予定で、これは食品業界に多大なるダメージを与えるため、組織はそれを回避するべくデータを奪った上でブレスラー教授を暗殺する計画を立てていたのでした。

このテロを成功させるために、マーティンはホテルに大量の爆弾を設置していました。

全て思い出したマーティンは、組織の暗殺行為を止めるために、一緒に行動していたタクシー運転手のジーナとホテルに直行。

ホテルの支配人に事情を説明し、警報装置を鳴らし、マーティン・ハリスになりすましていた男を倒し、なんとか暗殺行為を阻止するのでした。

ラストでは、ジーナとマーティンは偽のパスポートを作り夫婦を装い、列車に乗ってドイツを去るという、実に映画的な終わり方でエンディングを迎えます。

マーティンは殺し屋だった自分の過去を捨て、新たな人生を踏み出すのでした。

映画「アンノウン」のラストシーン

 

映画「アンノウン」の感想。なぜ暗殺者の心が変わったのか?

 

本作は、ラストの怒涛の展開と、一気に伏線が回収される爽快感が最高でした。

しかし、それ以上にツッコミどころが多いストーリーでもあります。

まず、事故から回復したマーティンはエリザベスを自分の妻だと思い込んで、会いに行くのですが、エリザベス側からすればマーティンが事故に遭ったことも記憶が一部なくなったことも知らないはずです。

なのに、マーティンと再会したエリザベスはマーティンのことを知らないフリをするのです。まるで全ての事態を察知したかのように。

また、マーティンの記憶の中では、自分ともう一人の男がエリザベスと写真を撮っていました。偽夫婦を演じるための写真でしょう。
そして、そのもう一人の男こそが、代役としてエリザベスの夫役になった男です。

しかし、なぜ写真撮影の段階で二人の男が夫役を演じるために写真を撮っていたのでしょうか?
一人撮れば十分なはずです。

まるで最初からマーティンが事故に遭うことを想定していたかのようです。


そして、本作最大の疑問が、殺し屋としてブレスラー教授の暗殺をしようとしていた実行犯のマーティンが、なぜ記憶が戻ってから暗殺を止める側になったのかということ。

普通に考えれば、記憶が戻った段階で「ごめん、俺全て思い出したから暗殺手伝うわ!」となるはずが、なぜか謎の正義感に燃え、組織の妨害をするのです。

元が善人ならまだしも、マーティンは言い逃れないできないほどの悪人だったはずです。だって人殺しなのですから。

なぜ人殺しのマーティンは記憶が戻って善人になったのでしょうか?
これこそが本作最大の疑問にして最大のツッコミどころです。


と、ストーリー設定にケチを付けまくりましたが、そうは言っても普通に面白かった作品です。

サスペンスとアクションがバランス良く混ざっており、細かいことを気にしなければ最初から最後までノンストップで楽しめるでしょう。

 

まとめ

 

本作はある意味、壮大な自分探しの旅に出た男の物語かもしれませんね。
そして、男は自分の正体を知った時、過去の自分を捨て新しい人生を行くのでした。

ツッコミどころは多いにせよ、気楽に楽しめる作品なので時間がある時にチェックしてみてください。

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ではでは。

以上、【ネタバレ有】映画「アンノウン」あらすじ・感想。悪人が善人に・・・...でした。
 

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【考察】ゴルゴ13とプレデターは戦ったらどっちが強いのか?

どうも、しんま13です。

僕は、自分のハンドルネームに13をつけてしまうほどのゴルゴ13ファンです。
過去、当ブログでゴルゴ13の記事は何本も書いていきました。

・ ゴルゴ13の莫大なる収入。ゴルゴ13の年収や資産額を考察してみました
・ 【ゴルゴ13】個人的に好きなゴルゴの名言ベスト10

ゴルゴ13と言えば、超A級スナイパーで、20世紀最大の謎と言われるくらい謎に包まれている人物です。
請け負った仕事は必ずこなし、どんな困難な依頼にも全力で応えるその姿勢から、世界各国の要人たちから最終兵器として重宝されています。

過去、ゴルゴを倒そうと、様々な人間があの手この手でゴルゴに挑みますが、未だかつてゴルゴを倒したものはいません。


さて、話は変わって今年の9月14日に映画「ザ・プレデター」が公開されました。
・ 【ネタバレあり】映画「ザ・プレデター」のあらすじ・感想。戦闘・グロシーン多めでした

そこで思ったのです。

プレデターとゴルゴを戦わせたら面白いんじゃないか...!?

というわけで今回はゴルゴとプレデターが戦ったらどっちが強いのかを考察していきたいと思います。

まず、プレデターとゴルゴ13のスペックを見ていきましょう。

目次

 

プレデターの基本スペック

 

NECA プレデター 7インチ アクションフィギュア シリーズ14 AVP スカープレデター

 

【名称】プレデター 
【身長】230cm
【体重】200kg
【装備】光学迷彩(姿を消せる)・サーモグラフ・プラズマキャノン・リストコンピューター・リストブレイド、手裏剣


身長は230cmと人間より一回り大きいです。

その身体能力は人間を遥かに上回り、木々の間をまるで猿のように飛び回り、人類を片手で投げ飛ばすという桁外れな腕力を兼ね備えています。

防御力も高く、銃弾を受ければ血は流すものの致命傷にはなりません。

この圧倒的な身体能力だけでも脅威ですが、プレデターは狩りを楽しむことが目的なので多彩な武器を装備しており、熱戦を発するプラズマキャノンや、リストブレイド、爆弾といった、様々な殺傷アイテムを常時携帯しているのです。

その性格は獰猛で凶暴かと思いきや、あくまでプレデターは強い相手を狩ることが目的なので、自分より弱い相手は殺さずスルーすることが多かったりします。

 

ゴルゴ13の基本スペック

 

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出典: https://www.saito-pro.co.jp/works_golgo13.html

【名称】『ゴルゴ13』『デューク東郷』
【年齢】不明
【出身国】不明
【身長】182cm
【体重】80kg
【使用する武器】アーマーライトM-16


名前、年齢、出生、全てが謎に包まれた人物。
職業はスナイパー。
神業とも言える射撃テクニックで世界各国の要人たちから必要とされています。

時には1キロ先のハイジャック犯を狙撃、またある時には宇宙空間での狙撃と、どんなに困難な状況でも確実にターゲットを仕留めるのです。

世界一の射撃テクニックに加えて、その身体能力はオリンピック級で、100メートルを10秒2で、1万メートルを28分以内で走りきります。
格闘技の腕前もトップクラスで、相手が何人だろうと素手の勝負で負けたことはありません。

また、ゴルゴの学習能力や知識量は半端ではなく、世界18ヶ国語を自在に喋ることができ、サバイバルの知識、銃器の知識、医療の知識、などなど膨大な知識をモノにしています。

ゴルゴ最大の強みは、常に冷静沈着な点で、どんな困難な状況に見舞われても、自分より能力が上のスナイパーが敵になろうとも、冷静さを失うことなく打開策を見出すのです。

 

普通に戦えばプレデターが勝つのは明白だけど

 

いくらゴルゴといえど、普通に戦えばプレデターが勝つのは間違いないでしょう。

その理由は言わずもがな、プレデターの身体能力は人間を遥かに超えている上に、テロリスト並に武器を装備しているので、ものの数分でゴルゴは八つ裂きです。

しかも、プレデターのスペックで書いたとおり、プレデターの防御力はそれなりに高いので、仮にゴルゴの放った銃弾がヒットしようと簡単には倒れてくれないし、光学迷彩で姿を消すことができるので、銃弾が当たっても倒せず、視認できないという状況は、普通に考えて人類に勝ち目があるはずがありません。

よって、普通に戦ったら世界最強のスナイパーは銀河系最強の狩人に敗れるという結果に終わるでしょう。

 

ゴルゴの戦い方はとにかく戦略的

 

とはいえ、こんな当たり前の結論で本記事を終わらせたらクソ面白くないので、もう少し掘り下げて見ましょう。


ゴルゴ作品を昔から見てきた自分からすれば、ゴルゴはただ強いからここまで生き残ってきたわけではなく、スーパーコンピューター並に頭が良いからどんな敵でも倒してきたという事実がわかります。

実際、過去ゴルゴより強い敵はこれまで何人も登場してきました。

下記記事では、ゴルゴより優れた刺客達との戦いをまとめた記事です。

参考記事: ゴルゴ強すぎ問題。なぜゴルゴを誰も倒すことができないのか考察してみた

これまでゴルゴより強い敵は何人も登場したのに、ゴルゴを倒した者は未だかつて一人もいません。

その戦い方を分析していくと、ゴルゴは自分が可能な限り有利になる状況を作ることに全力を尽くしていることがわかります。

例えば、国家プロジェクトから誕生した最強の戦闘マシーン「ライリー」と対峙した時、ゴルゴはライリーがドーピングを使ってることを見抜き、逆にそれを利用しライリーの戦闘力を奪って倒しました。

ゴルゴはまるでコンピューターかのように、相手の能力、自分の置かれている状況などを瞬時に分析し、最善の一手を繰り出すのです。

ゴルゴは、並外れた身体能力と射撃テクニックがあったからこそ世界最強のスナイパーになれたのかもしれません。
しかし、それ以上に戦略的に物事を考え、冷静に状況を分析して答えを出す能力こそがゴルゴの本領なのです。

ゴルゴは頭脳戦の勝者なのです。

こういった前提条件があると、銀河系最強の狩人プレデターとはいえ、ゴルゴがそう簡単に負けるとは思えません。

 

ゴルゴがプレデターの能力を把握しているという前提条件なら勝負は?

 

ゴルゴがプレデターの情報を一切知らない状態でプレデターに遭遇したら、異星人の攻撃など予想しようがないので、前述したとおりゴルゴは為す術無く惨殺されるのがオチでしょう。

しかし、もしゴルゴがプレデターの能力を把握してるという前提条件であれば話は変わってきます。

ゴルゴのスーパーコンピューター並に優れた頭脳で、プレデターを倒す作戦を徹底的に考えることでしょう。
プレデターの弱点も見つけることでしょう。
そうなるとゴルゴが勝つ可能性が格段に上がります。

そもそもプレデターは確かに強いと言えば強いのですが、銃で撃てば死なないまでも血を流しますし、爆弾には簡単にふっ飛ばされるし、何だかんだこれまで人類に負けまくってるし、ちょっと頑張れば勝てないことはない相手なのです。

だから、ゴルゴがプレデターの能力を把握しているという前提条件だったら、ゴルゴは余裕でプレデターに勝つと思います。

生身の肉弾戦に持ち込まれたらプレデターの勝利でも、プレデターの能力を把握しているのなら、ゴルゴはその類まれない頭脳で最善の一手を見出し、最終的にゴルゴが勝つことでしょう。

というわけで、前提条件によって勝敗が変わるので、「ゴルゴ13VSプレデター」の結論としては一勝一敗の引き分けですかね。

 

まとめ

 

こういう人気キャラ同士を戦わせたらどっちが勝つのか考察するのは楽しいですね。

とはいえ、先程も書いたとおり、プレデターは確かに強いものの、頑張れば勝てる相手でもあるので、はじめから結論は決まっていたのかもしれませんね。

これがもし「ゴルゴVSゴジラ」とかだったら、どう頑張ってもゴジラが勝つでしょうけど、プレデターは頑張れば勝てる相手ですからね。

ではでは。

以上、【考察】ゴルゴ13とプレデターは戦ったらどっちが強いのか?...でした。

 

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